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高くてもロマンチックなバカンスを求める観光客で溢れるヴェネツィア - ゴンドラと船頭の稼ぎの話

2014/10/02
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奥深い文化と歴史のあるイタリア北東にあるロマンチックな街、ヴェネツィア。

道路の役割を果たしている運河は網の目のように入り組み、そこを優雅に黒いゴンドラが観光客を乗せて走ります。類を見ない風情ある光景に、観光客たちのバカンス気分も最高潮に達します。

ヴェネツィアのシンボルともいえるこのゴンドラ。乗船料は正規には40分で80ユーロ、20分追加ごとに40ユーロとされています。しかし現実にはより高額の代金を要求されることもしばしばあるようです。

1時間以下の乗船で400ユーロ?!

2012年のある日、ヴェネツィアを訪れたロシア人カップルは、50分のゴンドラ乗船でなんと400ユーロを船頭から請求されました。その場ではしかたなく支払ったものの納得がいかず、ヴェネツィアに在住する同郷の知り合いに相談。

その在住ロシア人はロシア大使館や地元新聞社にその事実を伝え、事は社会的議論に発展。ゴンドラ協会はこの観光客たちに対して謝罪の意を表明しました。

メディアも調査に乗り出す

この出来事の後、イタリアのあるテレビ番組は独自に、ゴンドラ料金の実態を調査しようと乗り出しました。観光客を装ったロシア人女性2人とイタリア人男性1人は、早速ゴンドラに乗り観光。

5回乗船した内3回は、30分の周遊で100ユーロを要求されました。これは基本40分で80ユーロという既定料金の25%増しになります。

また4、5回目の乗船では、それぞれ40分で120ユーロ、80分で300ユーロと、更なる高額料金を要求されたという結果に終わりました。

番組中では、ここで偽のロシア大使が現れ、不届き者のゴンドラ船頭に注意を促し、囮観光客と苦い笑顔の船頭が記念写真を一緒に撮って終了となりました。

ゴンドラ船頭の稼ぎは一体どのくらい?

ヴェネツィアのある船頭に関する話。

彼は過去の確定申告で課税対象年収入額を1万1400ユーロと申告しました。ところが思いもよらないことに、離婚した元妻からその不正申告を訴えられることとなったのです。

この船頭の元妻は、離婚調停で決められた子供2人の月々の養育費700ユーロを支払ってくれない元夫を不満に思っていました。

ある日偶然見つけた元夫の手帳を何気なくめくっていると、そこに驚くべき事実を発見。それは過去何年間にも渡る、毎日の収入額が事細かく書き込まれていた手帳だったのです。

なんとなく電卓でその合計額を足していくと、その結果元夫が申告していた収入額の他に、毎年5万ユーロもの大金を自分の懐に隠し入れていたことがわかりました。何年間も同様のことを繰り返し、この事実を彼女に隠した上で養育費支払を拒否していたのです。

元妻は弁護士に相談した後、問題の手帳を税務局へ提出。これにより元夫は10万3千ユーロの罰金を受けてしまいました。

ゴンドラ船頭はこの様な”手帳”をつけている人が多いそうで、前述の船頭のような不正直者もいれば、全額申告する正直者もいるということです。どちらにせよ、船頭の収入は決して低くはなさそうです。

ゴンドラについては、イタリア人も様々な意見をネット掲示板に投稿しています。

【参考URL】https://it.answers.yahoo.com/question/index?qid=20130402023146AAhacer
https://it.answers.yahoo.com/question/index?qid=20090503125754AANM2E7
http://www.ilgazzettino.it/NORDEST/VENEZIA/quot_creste_quot_sui_prezzi_ai_turisti._striscia_fa_un_giro_in_gondola_300_euro_all_ora_video/notizie/198560.shtml
http://www.veneziatoday.it/cronaca/servizio-gondolieri-venezia-striscia-notizia-13-febbraio-2013.html
http://nuovavenezia.gelocal.it/regione/2009/03/10/news/guadagni-in-nero-nella-causa-per-gli-alimenti-spunta-l-evasione-del-gondoliere-1.1333520

この記事に対する海外の反応

乗船料はとっても高いよね。

6人乗りで料金は時間制だから、なるべく大勢で乗ったほうが一人当たり割安になる。

出発するときにちゃんと時刻を確認しておいたほうがいい。そうしないと後で争いの元になることがある。

周遊には決まったコースが定められています。他のコースには行かないので、そういう追加料金を請求されることはないはずです。

2013年には「サマーツアー」というのがありました。4月1日から10月31日まで、サンマルコ広場ヴァッラレッソから出発し、同場所に戻ってくるというもの。

35分間のガイド付きツアーで料金は一人28ユーロです。

公式料金は設定されていても、個人的に交渉して決めるという習慣があるので注意。

高いから、乗らずに歩いて観光したほうがいいんじゃない?

ヴェネツィアに行ったとき、乗ろうと思って料金を聞いたとたんに退散した。

私の外国人の友達のために、私がヴェネツィア方言をしゃべって料金交渉してあげたことがあります。

私自身がヴェネツィアに行くと、ゴンドラには乗らずに公共フェリーしか乗りませんけど。

イタリア人でも外国人でも料金は同じのはず。外国人の場合は騙されないように。

船頭によって違うことを言ってくるので、乗船する前に必ず時間と値段を交渉したほうがいいよ。

時間を常にチェックするのも忘れずに。

時間になっても告げてくれない船頭だと、そのまま船に揺られ続けて料金はアップしていく…

何年も前の話ですが、ゴンドラでカナル・グランデを横切るだけというサービスがありました。

10分間でたったの1ユーロでした!

ゴンドラは高すぎる!でも水面から見るヴェネツィアの街はとても素敵。

私はヴェネツィアに住んでいるので、自家用ボートで移動しています。

この10年間で料金が何倍に跳ね上がったことか。

確かにヴェネツィアは美しい街だけど、でも高い…

夕方遅くなると、夜間料金というのが発生するとか。

私は彼氏とこの間行ってきました。

割と長いコースで120ユーロ払ったけど、ゴンドラから見るヴェネツィアの街は素晴らしかった!

高くてもそれだけの価値があるし、一生に一度くらいはいい経験だと思う。

私たちは80ユーロ払ったけど、時間は30分弱だったと思う…

船頭によっては歌を歌ってくれる人もいるけど、追加料金なのでしょうか?

私はどちらかというとガイドやおしゃべりをしてくれる方がいいですが。

夜の周遊が素敵です。音楽をかけてくれたり歌を歌ってくれたり…スプマンテを船上で飲めばもう最高!

まとめ

ロマンチックなら多少の出費は構わない人、高すぎるからパスする人。あなたはどっち派?

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    資格制で観光の目玉でもあるゴンドラも管理できないのかよイタリア人・・・

  2. 日本の名無しさん より:

    最初に時間と値段の確認。心配なら最初っからビデオカメラ回しておく(ふりでも)といいよね。
    協会が値段を決めればいいのに。パンフレットや観光本とかでも日本ではちゃんと料金載せてたりするよね。

  3. 日本の名無しさん より:

    所詮はイタリア人である。

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