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人間と動物の共存は不可能?絶える事の無い象牙売買

2015/07/12
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世界中には多くの動物が存在します。

理想的には、人間と動物が上手く共存し合える環境を築いていくのが本来の姿なのですが、何せコミュニケーションが取れない人間と動物。

気がつけば人間である私達が利便さを追求しすぎて、結果的に多くの野生生物たちが絶滅の危機にあります。

「レッドリスト」と呼ばれる調査書を知っていますか?これは、自然保護NGO団体、国際自然保護連合(IUCN)が、世界中で絶滅する恐れのある動物を調べ、リストにまとめた物。

このリストによると、今現在、絶滅寸前の野生生物は2万2000種。

勿論、リストに載っている野生生物は今現在確認されている生物に関するものであって、未確認の動物を考慮するとさらに多くの野生生物が危険な状態にさらされている可能性があります。

動物が絶滅の状態に陥っている主な原因は、無謀な開発を行なった人間による環境破壊があげられますが、それ以外にも最近大きな問題となっているのが、国際的な犯罪組織によって行なわれる密猟。

特に密猟の標的となっているのが、

  • サイ
  • トラ
  • ゾウ

 
サイは角、トラはほぼ全身、ゾウは牙が魔よけなどのまじないや装飾品、そして漢方薬として利用される非常に希少価値の高い物なのです。

しかし、密猟が危機的なレベルまで達し、3種の動物の絶滅さえ懸念される現在では、ワシントン条約で商取引は完全に禁止されています。

しかし、法の抜け道を利用し取引を行なう悪徳業者や法と秩序が整っていない国々では、政治家や関税職員などが取引に関わっている事もあり、現在でも密猟は盛んに行なわれています。

511本の象牙の総額はなんと7億円!

アフリカからアジアへの象牙の密輸経路としてよく利用されている国の一つがタイ。

タイ政府の取締りの甘さから、各国政府や世界自然保護基金(WWF)などの国際的NGOから批判を受け、今後、タイ政府の密猟に対する取締りの強化が見られなければ、国際的制裁が科せられる事が決定しています。

これが功をきしたのか、今年の4月にタイの港で大量の象牙が発見されたのです。

今回見つかった象牙は全部で511本。この牙の取引総額は600万ドル(約7億2084万円)に上ると考えられています。

全ての牙は、ケニヤから茶の葉に隠されて密輸されており、タイ経由でラオスに輸送される途中でした。しかし実のところ、今回の発見は今年に入って発見された象牙の数としては2番目に多いもの。

今回の発見より一週間前にも、タイでは最大数となる象牙を発見していたのです。

タイの税関長によると、ラオスから内部情報を入手する事に成功し、その後、ケニヤから輸出されたこのコンテイナーを検索及び調査したところ、

3月24日にケニヤの港を出発し、スリランカ、マレーシア、シンガーポールを経由して、タイに輸送される事を確認したのだとか。

象牙は誰の手に?最大最終消費国はタイと中国

今回タイで発見された象牙は、ラオスへ到着後、中国に拠点を置く買い手の元に分配される予定であったと考えられています。

中国では、風水で象牙には不幸と悪霊を追い払う効果があると信じられているため、象牙は非常に需要の高い一品なのです。

また贈答文化が根強いく残っている中国では、象牙がプレゼントの一つとして選ばれる事も多いいとあり、中国国内での象牙の価格は上昇し続けています。

しかし、そんな象牙に対する購買意欲が、国際社会からの非常に強い批判にさらされたのを受けて、中国政府は1年間の象牙の輸入を禁じると同時に、国民の象牙への高い消費意欲に対しても強く批判する声明を出しています。

2008年には、アフリカでの象の密猟を防ぐのが目的で、アフリカの4カ国

  • ナミビア
  • ジンバブエ
  • 南アフリカ
  • ボツワナ

 
に対して、彼らが既に保存している象牙・・・価格にして1500万ドル(約18億210万円)を日本と中国に販売する特例が出ていました。

しかし、多くの専門家は違法に象牙を入手する事は非常に簡単であり、中国で販売されている多くの象牙は密輸された物である可能性がある、と指摘しています。

これを裏付けるかのように、国際動物福祉基金(IFAW)の2011年の調査では、

  • 北京
  • 上海
  • 福州
  • 広州

 
にある158の象牙販売店の内、101店舗は政府より許可を得ていない無免許店だったそうです。

この記事の海外に対する反応

500本の牙って事は、250頭のゾウが殺されたという事だよね。酷すぎる。

象牙が見つかって本当に良かった。でも殺された象が生き返るわけでもないんだけどね。

イ政府の努力は認めるべきだね。制裁処置へのプレッシャーが伝わってくる。

タイ政府の取り締まり強化の成果ではなくて、犯罪組織がタイの税関職員に賄賂を渡すのを忘れただけじゃないの?

絶対にタイの税関職員が密輸に関わってるよ。

全世界の国々が密猟の深刻さに気付くべき。象、サイ、トラは絶滅の危機に瀕してる。

中国が何らかの対策を採らないのであれば、中国にも制裁をかけるべき。

違法だから値が張る。麻薬と同じだよ。違法だから象牙も高値で売れるし、高値だから密猟が盛んに行なわれるようになる。

中国政府はもっと取締りを強化すべき。美しい動物を彼らの欲の為に殺害するなんて残忍すぎる。

風水で魔よけになるからって、象牙を家に飾る?本当に魔よけになるんだったら、みんなが持ってるよ。

一年間だけの輸入禁止なんてパフォーマンスに過ぎないよ。生涯全面禁止になぜ出来ないわけ?

なんで象牙が欲しいわけ?象に付いているから美しい訳で、牙だけ見てもしょうがないでしょう・・・

象は知的で、忠実、そして哀れみ深い動物。密猟者よりもより価値のある動物達。密猟者には死刑を適用すべき。

人間って、本当に欲深くて、自分勝手で、哀れな動物だよ。

タイで麻薬を所持すると死刑になるんだから、ワシントン条約で禁じられている動物を密輸する人間も死刑にすべき。どうやら、タイ政府は動物の事はどうでもいいようだね。

人権すら守れない政府に、動物の権利を守れと主張してもしょうがないよ。

人間ほど醜い動物はいないよ。生存のためではなく、欲の為に他の動物を殺す。人間には知性があるはずなのに・・・

象牙を富やファッションのシンボルにする限り需要は耐えることなく、象が絶滅するまで密猟は続く。密猟者と犯罪組織の取締りを強化すると同時に、買い手への教育も必要だと思う。

禁じられてるからこそ人は欲しくなるもの。密輸で発見された物は政府監視の下で販売し、その利益は象牙の取締りの為に使用すべき。

密猟を行なっている貧しいアフリカ市民にも支援が必要なのでは? 

中国での衰えぬ象牙需要

アメリカとアジア諸国の国際協力チームが行なった、通称“コブラ2”作戦で、中国政府は昨年の2月に初めて、象牙密輸グループの主犯であった中国人男性をケニアで逮捕し、中国に送還しました。

象牙の世界需要の70パーセントは中国から発生し、年間176億ドル(約2兆1148億円)の取引が中国国内だけで生じているだけに、国際的プレッシャーにようやく重い腰を上げた中国。

しかし、現在では既に絶滅してしまったマンモスの牙が中国で流行しているのだとか・・・。

人間の欲深さの為に失われていく尊い命。人間の残酷さや醜さばかりがニュースになるここ最近。人間同士が殺しあう現代では、動物の命を尊重し、共存する事は不可能な時代になってしまったのでしょうか?

【参考URL】http://www.dailymail.co.uk/news/article-3056987/Thailand-seizes-3-tons-elephant-tusks-smuggled-Kenya.html
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/10628900/Beijings-elephant-graveyard-how-China-still-drives-world-ivory-market.html
http://www.iucn.org/about/work/programmes/species/our_work/the_iucn_red_list/

ゾウさぁん!象牙だけうまいこと取れないの?って思ったけどどうも無理みたいね・・・密猟者も必死かよ。象牙っていまだに高額でやり取りされてるけど、ほんとになにがいいんだ?風水とかふ~ん派だからわからん。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    中国は赤珊瑚といいそういった縁起がいいものや金持ちのステータスを示すものに関して凄い貪欲だよね 文化的にも豪華絢爛贅沢が好まれるし 習近平の贅沢禁止みたいなのは一般市民たは関係ないのか?

  2. 日本の名無しさん より:

    日本の象牙細工は明治から戦前にかけて重要な輸出品であり、現在も根付の材料であり、海外からの日本の職人への技術の評価は高い。
    だが絶滅しては元も子もないため、現在ではマンモス牙やイッカク牙、セイウチ牙などによる代用も行われている。

  3. 日本の名無しさん より:

    猿とかイルカとか猫とかも嬲って遊ぶ目的で自分より弱い動物を殺すよ
    外人は動物に夢見すぎ

  4. 日本の名無しさん より:

    漢方の需要が高すぎるんだよ。病気の人間は藁でもすがるからね。

    世界広しといえど、漢方を医療レベルで研究してるのはほぼ日本だけ、
    どこの国も漢方を”スピリチュアル”に分類して本気で研究していない。
    その結果、中韓では、西洋医学を信じるか、漢方医を信じるかという2択なんだけど、
    日本ではどこの病院へ行っても漢方や西洋薬を組み合わせた治療を受けられる。
    これは真面目に製薬会社が漢方の臨床試験を行い科学的に効用が認められたことが大きい
    (一時は日本の医療界も漢方を追放しようという動きもあった)
    竜骨(化石)や象牙の主成分はカルシウムであり、医学的な効用はないことは明らかだが、
    未だに中国では「気の流れを整える」などと妄言を吐いている漢方医が一定の信頼を
    得ているという現実はある程度理解しないといけない。
    そのために重要なのは医療体制の拡充と、西洋東洋と啀み合っている医療のゆうわである。

  5. 日本の名無しさん より:

    日本の名前を並記することで中国からのダメージの盾にするという海外の発信方にいつも狡賢さ、卑怯さを感じる。

  6. 日本の名無しさん より:

    全てはお金のためさ

  7. 日本の名無しさん より:

    クジラより中国による象牙の密漁が深刻だろ。
    なんでSSは黙ってんの?
    もはや曖昧になった判子文化をなくす様に欧米から圧力でもかけたら?
    全くどいつもこいつも都合が宜しい事で。

  8. 日本の名無しさん より:

    日本も一昔前までは象牙の印鑑を持つことがステータスとされてた

  9. 日本の名無しさん より:

    西欧だって高級宝飾品や高級工芸品として象牙を珍重してきた歴史があるんだけどね
    日本より価格が馬鹿高く王侯貴族様や富豪向けだけど
    1920年代にはアールデコのおかげで一般人もアクセサリーとして楽しんでた
    ハンティングで象・ライオン・虎を殺しまくったのは西欧人なんだけど

  10. 日本の名無しさん より:

    自分達の欲望のせいでゾウやトラ、サイなどの命を簡単に奪うような人の神経が私は
    分かりません。動物は人間より長くは生きられない。だからこそ動物の命は大切に、しなければいけないと私は思います。

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