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最大手シティバンクのキャッシングはどう使う?そのメリットとは

シティバンクは、世界有数のグローバル銀行です。その顧客口座数は2億とも言われており、多くの人がシティバンクを利用しているということが分かります。

日本でもシティバンクを個人が利用することが出来ました。しかし、現在シティバンクの個人リテール事業は全て譲渡されており、シティバンクのキャッシングを利用することは出来なくなってしまったのです。

しかし、シティのキャッシングを利用する方法がなくなったわけではありません。ここでは、シティのキャッシングをどのように利用するのか、その利用条件はどうなっているのかについて、ご紹介していきましょう。

シティバンクはすでに個人向け事業が譲渡!?その現状をチェック

シティバンクは世界中に多くの顧客を持つ巨大な銀行であるわけですが、日本でも日本法人として2007年に開業しています。日本での名前はシティバンク銀行となっており、多くの顧客を持っていました。

日本国内に32店舗を持つなど着実に拠点を増やしていたのですが、本人確認手続きに不備がある等の指摘を金融庁から受け、結果として3度の行政処分を受けてしまったのです。

また、想定した収益を確保できなかったということから2015年には個人部門(リテールバンク事業)を完全に他行へ譲渡することとなってしまいました。

ですから、現在シティバンク銀行を個人で利用することは出来ないわけですね。

ただし、シティバンク銀行がなくなってしまったわけではありません。現在も法人向けの金融業務を行っているのです。

シティバンク銀行のリテールバンク事業の譲渡先は、SMBC信託銀行です。シティバンクの個人部門は、SMBC信託銀行プレスティア事業部門として業務が引き継が獲れたわけですね。

プレスティア事業で利用できる個人のキャッシング商品とは

SMBC信託銀行プレスティア事業部門は、シティバンクのリテールバンク事業を引き継いでいます。つまり、シティバンクで個人が利用できたサービスをプレスティア事業部門で利用できるわけですね。

通常の銀行と同様に、口座開設、送金、振替、振込、定期振込等を行うことが出来るわけですね。では、キャッシング商品としてはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 住宅ローン
  • セカンドハウスローン
  • 不動産投資ローン
  • 不動産活用ローン
  • プレスティア マルチマネークレジット

プレスティア事業部門では、不動産ローンが主なキャッシング商品となっており、一般的なカードローンやフリーローンの取り扱いは行っていません。
(⇒銀行のキャッシング情報はこちら

プレスティアで一時的な資金目的で利用するのであれば、マルチマネークレジットというキャッシング商品があります。

マルチマネークレジットとは

預金担保貸越のことであり、借入ごとに資金使途を伝える必要があります。

プレスティア マルチマネー口座の担保となる預金通貨の80%を上限として借り入れが可能となります。

マルチマネークレジットは、借り入れの通貨が色々と選択できるようになっています。

  • 日本円
  • 米ドル
  • 豪ドル
  • ニュージーランドドル
  • 英ポンド
  • カナダドル
  • スイスフラン
  • ユーロ

日本円の場合はそのまま預金の80%が借り入れ可能上限となりますが、外貨の場合はそのときのレートで換算した預金の80%が上限となりますね。

気になる金利ですが、通貨によって異なります。

通貨 金利
日本円 3.0%
米ドル 4.375%
豪ドル 5.875%
ニュージーランドドル 6.25%
英ポンド
カナダドル 4.375%
スイスフラン 3.0%
ユーロ 3.5%

こちらの金利は変動金利ですので、マルチマネークレジットを利用する際にはそのときの金利をしっかりと確認するようにしておきましょう。

返済期間は決められていませんが、返済する際にはその都度SMBCの担当部門へ連絡をしなければいけません。

やはり、SMBC信託銀行プレスティア事業部門では一般的なカードローン、フリーローンとして利用できるようなキャッシング商品の取り扱いがあるわけでは無いようですね。

シティバンクは日本でも事業展開していたようですが、個人事業部門については現在SMBC信託銀行へと譲渡してしまったのですね。

譲渡されたSMBC信託銀行プレスティア事業部門で利用できる個人キャッシングは不動産ローンが主であり、カードローン等の無担保キャッシングの取り扱いは無いということは知っておきましょう。

シティカードならキャッシングも可能!そのメリットをご紹介

では、シティグループの無担保キャッシングを利用することは出来ないのでしょうか。そうではありません。シティバンクではありませんが、同じシティグループのシティカードであれば、クレジットカードのキャッシング枠を利用することが可能です。

ただし、シティカードジャパンは現在「三井住友トラストクラブ(株)」と変更されています。今まではシティカードすべてに表示されていたcitiマークがついたクレジットカードは、現在発行されなくなってしまったのです。

しかし、三井住友トラストクラブでもクレジットカードは発行していますし、もちろんキャッシング機能を利用することもできます。

クレジットカードを使ったキャッシングのメリットには、次の点が挙げられます。

  • 1枚のカードでショッピング利用とキャッシング利用が可能
  • 海外キャッシングにも対応
  • キャッシングサービス利用分をあとからカードローンに変更することが可能

カード管理が1枚でショッピング、キャッシング共に利用できる、無担保で使うタイミングや利用する金額が自由、これは使い勝手が良いですよね。

そして、やはりクレジットカードを使ったキャッシング最大のメリットは、海外キャッシングも利用可能であるという点です。

三井住友トラストクラブが発行しているクレジットカード、「SuMi TRUST CLUBカード」のキャッシング利用条件、海外キャッシングについて、詳しくご紹介しておきましょう。

海外キャッシングも可能!クレジットカードのキャッシング枠とは

SuMi TRUST CLUBカードのキャッシングは、日本国内はもちろん海外で利用することも可能です。海外で利用できるのは、Visa、MasterCard等、カードブランドの提携金融機関窓口やATMです。

では、気になるキャッシングの概要をチェックしていきましょう。

限度額 金利 返済方法
300万円を超えない範囲
学生の場合は3万円を上限
15.0~18.0% 元金1回
利息2回

海外旅行をしているとき、予想外の出費があった、手持ちの現地通貨が不足してしまったという場合には、現地でのキャッシングを検討することもあるでしょう。

現地で現金を得る方法としては、両替もあります。しかし、両替は両替所を探さなければいけないこと、意外と高額な手数料を取られてしまうというリスクもあります。

キャッシングは一括返済が基本で、1か月程度の金利しか発生しません。しかし、キャッシングは繰り上げ返済も可能ですから、帰国してすぐに返済すればその分発生する金利手数料を最小限に抑えることが可能なのです。

繰り上げ返済は、コールセンターへ電話をすることで可能となります。

ただし、電話するタイミングによっては繰り上げ返済することが出来ないケースもあります。まずは電話をして確認してみると良いですね。

キャッシング利用分を後からカードローンへ変更可能!

SuMi TRUST CLUBカードでは、キャッシング利用分をカードローンへ変更することが可能です。カードローン扱いにするメリットは、毎月定額での返済が可能となる点ですね。

カードローン扱いに変更する方法は、次の2通りあります。

  • クラブオンライン(SuMi TRUST CLUBカード会員ページ)
  • 電話

ただし、カードローン扱いにするには締切日があります。カードローン払いにしたいと思ったら、すぐに手続きをするようにしたいですね。

SuMi TRUST CLUBカードならキャッシング枠を利用することが出来るのですね。最高300万円という限度額は魅力ですが、一括での返済となる点には注意が必要です。

クレジットカードのキャッシング枠は海外でも使用することが出来るというのが魅力です。海外旅行へ行く際には、あらかじめ利用可能枠の設定を行うようにしておくと良いでしょう。

SuMi TRUST CLUBカードのカードローンなら返済は毎月一定額

また、SuMi TRUST CLUBカードでは個人が利用出来るキャッシングとして、クレジットカードのキャッシング以外にも次の方法があります。

  • カードローン
  • 教育ローン
  • 多目的ローン

カードローンは、決められた限度額内で自由にキャッシングが出来るというものですから、クレジットカードのキャッシングとあまり変わらないように思えます。

しかし、カードローン最大の魅力は返済が毎月一定額となっており負担が少なく利用できるという点です。

では、カードローンの基本情報をチェックしてみましょう。

限度額 金利 返済方法
300万円を超えない範囲 15.0~18.0% 定額コース(毎月元金定額)
定額コース(ボーナス併用返済)

限度額と金利は、SuMi TRUST CLUBカードのキャッシングと変わりません。返済方法は2つのコースから選択することが出来ますが、いずれも一定額の返済が出来るという点は同じです。

返済できる金額は自分で設定できますが、毎月の返済が少額になれば返済が長期になるために支払金利総額が膨らんでしまいます。

金利は、1日ごとにかかるものです。1日でも早く返済した方が返済総額を抑えられるので、余裕があれば繰り上げ返済を利用するなどして出来るだけ早く完済するようにしましょう。

繰り上げ返済は、キャッシングの繰り上げ返済と同様にコールセンターへの事前連絡が必須です。連絡なしに振り込み等で繰り上げ返済することはできませんので、注意してください。

ATMでカードローン利用時には選択ボタンに注意!

SuMi TRUST CLUBカードのカードローンは、ATMや自身の銀行口座への振込で利用することが出来るようになっています。

ただし、ATM利用時には必ずローン、分割、リボルビング等の選択ボタンを押さなければいけません。

選択ボタンを押さなければ、キャッシング扱いとなって一括返済をしなければいけません。

この点には注意しておきたいですね。また、SuMi TRUST CLUBカードのカードローンは銀行カードローンではありません。

クレジットカードのキャッシングはもちろんですが、カードローンも総量規制の対象となります。年収の3分の1を超える

教育ローンと多目的ローンは新規受け付け中止!?

SuMi TRUST CLUBカードで利用できるキャッシング・ローンには、教育ローンと多目的ローンもあります。しかし、この2つの分割払いローンは2017年3月31日の申し込み受け付け分をもって、受付が終了してしまうのです。

つまり、SuMi TRUST CLUBカードの教育ローン、多目的ローンを利用したい場合は、2017年3月31日までに申し込みをしなければいけないわけですね。その点をふまえた上で、この2つのローンの商品概要を見ていきましょう。

ローン商品名 融資金額 金利
教育ローン 10万円~600万円 6.6%
8.1%
*カードの種類によって異なる
多目的ローン 50万円~500万円
10万円~300万円
*カード種類によって異なる
8.1%
9.9%
*カード種類によって異なる

Sumi TRUST CLUBカードには、いくつもの種類があります。そのカードによって金利や融資金額が異なっていますので注意しておきましょう。

こちらの教育ローン、多目的ローンを利用する際には、資金使途および金額を証明する書類が必要となります。

  • 見積書
  • 領収書
  • 請求書

これらの書類を用意してから申し込むようにしましょう。そして、取扱いが終了となってしまう前に、申し込みをするように気を付けておきたいですね。

Sumi TRUST CLUBのカードローンは、毎月一定額の返済を行うことが出来るので高額借り入れをした際にも無理なく返済することが可能となっていますね。

ただし、返済期間が長引けば支払金利総額が膨らんでしまいます。繰り上げ返済を活用するなどして、出来るだけ早く完済するよう心がけておきたいものです。

SuMi TRUST CLUBカードのキャッシングは使い分けが大切

シティバンクが行っていた個人向け事業は全てSMBC信託銀行へ譲渡され、シティカードジャパンは三井住友トラストクラブへ社名が変更されました。

三井住友トラストクラブが扱っているSumi TRUST CLUBカードであれば、クレジットカードのキャッシング枠やカードローンを使ってのキャッシングが可能です。

キャッシングは一括返済のみとなり、カードローンであれば毎月定額返済が出来ます。ですから、利用する金額に応じて使い分けをして、上手にキャッシングを利用していきたいですね。

【参考ページはこちら】
セブン銀行のカードローン審査は緩いの?

現在シティバンクでの個人向けキャッシングを利用することは出来ないようですが、譲渡されたSMBC信託銀行での不動産ローン、シティカードから社名を変更した三井住友トラストクラブのクレジットカードやカードローンは利用可能です。

クレジットカードキャッシング、カードローンそれぞれのメリット、デメリットをしっかりと把握し、上手に使い分けるようにしていきましょう。

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