消費者金融アストってどんな会社なんだろう？ 怪しくはないのか気になるし、利用する時に気をつけた方が良いことがあれば知っておきたい。
良く知らない会社を利用する時、事前にチェックをするのは現代人としてしごく当然のことです。アストの評判や利用方法、また利用に際しての注意点が分かっていれば不安も問題も解消できます。
目的に合わせて、アストを便利に使いましょう。
消費者金融のアスト
消費者金融は、日本全国津々浦々に山ほど存在しています。すでに営業を止めてしまい、消滅してしまった貸金業者まで含めればその数は膨大です。
（⇒キャッシング会社一覧はこちら）
昔から存在する消費者金融ですが、今回はその中でも消費者金融のアスト、という会社を紹介しようと思います。皆さんの中には聞き覚えや見覚えのある方もいるかもしれません。
消費者金融のアストは、四国に本店を置く貸金業者の一つです。全国区で活躍する大手消費者金融ほどの知名度はありませんが、長らく四国の各県や九州の一部地域で活動を続けて来ています。
耳慣れない企業名だけに、闇金や、怪しい企業なんじゃないかと不安に思う方もいるかもしれません。しかし、アストは日本貸金業協会に所属しており、四国財務局長の認可を受け、日本信用情報機構に加盟している正式な消費者金融です。
少し詳しく説明すると、日本では貸金業協会に登録していない業者は貸金業を営むことができません。アストはここにきちんと登録をしています。
また、四国財務局長（3）という登録番号から、個人事業主ではなく、法人として登録していることが分かります。
日本信用情報機構、いわゆるJICCは、信用情報機関の一つです。多くの貸金業者は、申込者の実情を把握するため、個々人の金融の利用情報を持っている信用情報機関に加盟しています。
加盟している信用情報機関に申込者の情報を提供すると共に、信用情報機関から申込者がどのような利用歴を持つ人なのかといった情報の提供を受けているのです。
これらのことから、アストが完全に適法な業者として活動をしていることが分かるのです。
アストの評判と安全性
消費者金融のアストは、それほど規模の大きな貸金業者ではありません。それだけに、利用の前には色々と気になって検索してみた、という方もいるでしょう。
多くの貸金業者がそうであるように、アストの評判や噂の中には安全性や信頼性が危ぶまれるのではないか、といったものもゼロではありません。
インターネット上の情報ですから、信頼性はともかくとして、せっかく利用するのであれば安心したいですよね。そこで、アストの評判と、その安全性についてお話をします。
そもそも、多くの消費者金融は2つ3つ悪い評判というものを抱えているものです。どこを探しても全く怪しいところのない貸金業者というのも、それはそれで怪しげに見えてしまうに違いありません。
（⇒キャッシングの口コミ情報を教えて！）
多くの消費者金融に悪評が付いて回る理由は、主に2つです。1つは利用者が個人の状況や悪意をもってそういった話を広めたパターン。もう1つが総量規制前の経営に良くない部分があったパターンです。
前者に関しては、例えば借入の申し込みをしたが断られてしまった人が、その状況をインターネット上に書き込んだりすることで発生するものです。審査がある以上落ちてしまう人もいる訳ですから、これは仕方のないことです。
後者に関しては、貸金業法の改正が行われる前から営業している消費者金融の多くが該当してしまいます。
貸金業法の改正前はグレーゾーン金利といって今よりも高金利での貸し付けが一般的でしたし、多重債務についての規制もなかったので、貸金業会は混沌とした状況でした。
数多くの貸金業者が乱立し、また個人の業者や闇金がいくつも存在する中で生き残るために、グレーな手段、やや黒い手段を取っていた貸金業者は多かったのです。
アストの場合、2008年に金融庁から処分を受けている、という事実があります。業務停止命令と業務改善命令が両方出されていることから、よほど悪どいことをやったのだろう、という印象を持つ人がいるのは避けられません。
ただし、アストが行政からの処分を受けたのは、主に商品券を担保とするローンに対するものです。無担保ローンに関してはその限りではありません。
また、処分を受けた後、会社名を変えるでもなくずっと同じ貸金業者として営業を続けていることから、現在ではしっかりと問題点が改善されていることが分かります。
貸金業法改正前に行政処分を受けた消費者金融の中には、その後業務そのものを取りやめてしまった会社、業者も多かったのです。
貸金業に関するトラブルの中で最もやっかいなのは、法の規制を受けない違法な業者とのやりとりです。法に則って運営している以上、過度なトラブルは発生しようがありませんから、安心という訳です。
借入における注意点
では、アストを利用する上での借入における注意点を知っておきましょう。
これはアストに限った話ではありませんが、キャッシング、カードローンを利用する場合は使いすぎ、借りすぎにはくれぐれも注意するようにした方が良いです。
無茶苦茶な借入をすることは総量規制があるので不可能ですが、返済計画について考えずに借りるだけの生活を始めてしまうと、毎月の返済で首が回らなくなってしまいます。
キャッシングはあくまでも困った時の一助であって、それに振り回されてはならないのです。アストの公式ホームページでは、返済シミュレーション用のページも用意されています。
実際の借入を行う前に、必ず返済について考えるようにしましょう。
また、アスト独自の注意点として、利用方法について知っておくべき、というものがあります。一般的な消費者金融等では、インターネットでの申し込み、郵送、FAX、無人機を使った申し込みなど複数の加入方法が用意されています。
極端な話、北海道に本店を置く貸金業者から、沖縄の人が借入をする、なんてことも可能となっているのです。
ただ、アストの場合は申し込み方法が限定されてしまっています。新規の加入に関しては、フリーダイアルを利用した電話申し込み、ないしは店頭での申し込みしか受け付けていません。
事実上、アストの支店、本店がある四国や九州の一部以外では借入をすることが難しいのです。この辺りの事情もあって、中々評判や口コミを探しづらいのです。
アストローンでは、金利が高めに設定されているのも要注意ポイントです。年利14.9285％から17.9215％というのは、銀行系のキャッシング、消費者金融系のキャッシングの中でもかなり高金利になっています。
金利が高いということは、返済に時間がかかればかかるほど返済しなければならない元金と利子の総額が増えてしまうということです。アストのキャッシングを利用する場合は、できるだけ短い期間で完済することを目指した方が良いでしょう。
キャッシングを利用しよう
アストのキャッシングは、実際どのようにして利用するのでしょうか。ここでは、キャッシングを利用するにあたっての方法をお伝えします。
消費者金融のアストを利用する場合、申し込み方法は電話か、店頭での手続きとなります。結局は対面、店頭窓口での申し込みを利用するシーンが多いかと思いますので、そちらを簡単に解説しましょう。
アストで利用できる通常タイプのキャッシングは、アストローンの一種類です。融資可能額は5万円から100万円なので、その中で希望額を決め、店頭にて申込書類に記載を行います。
住所氏名や電話番号、年収、職業といった基本情報を記載し、必要書類も提出しましょう。絶対に必要となるのは、本人確認に利用できる書類です。
運転免許証やパスポート、健康保険証等、公的に通用する身分証明証を持参しておきましょう。申し込み書類に記載した住所と現住所が異なる場合は、現住所に住んでいることが証明できる書類が必要です。公共料金の領収書があれば良いです。
なお、現在他の貸金業者からも借入を行っており、アストでの借入を含めた総額が100万円を越えてしまう場合、アストにて50万円以上の利用限度額を希望する場合は、源泉徴収票等の収入を証明できる書類も必要となります。
これらの書類を提出すると、審査が行われます。審査の可否は、電話もしくは店頭で伝えられることとなります。審査に通っていれば、晴れてアストでの借入が解禁です。
最初に与えられた利用限度額の中で、好きな時に借入を行いましょう。
アストローンはフリーローンなので、事業に使う以外の用途であれば使い道は制限されません。返済日は好きな日に設定できますので、借入を行った後は毎月返済を行うだけです。
担保ローンを利用しよう
アストの特徴として、消費者金融にも関わらず担保ローンを提供している、というものがあります。
担保ローンとは、借入の際担保となるものを提示することによって、より大きな金額の借入を行うことができる、というものです。
担保にすることができるのは、土地、建物等の不動産です。担保の評価額やご自身の収入等によって、最低50万円から最大5000万円まで借入をすることができます。
借入の条件としては、満20歳以上で安定した収入さえあれば良いので、無職や専業主婦でない限り大抵の方が審査に通る可能性を持っていると言えますね。
不動産担保ローンの金利は実質年利で5.849％から17.9215％となっており、アストローンに比べて借入の可能金額が大きい分金利も低く抑えられています。
担保ローンは、資金力等の問題から銀行以外が提供していることは珍しく、担保にできるものがあり、なおかつ手軽に大きな金額の融資を受けたいという場合に便利なローンとなっています。
借入の際の手順はアストローンと変わりませんが、担保にする不動産が自身のものであることを証明するため、登記簿が必要となりますので事前に準備しておきましょう。
その他ローンを利用しよう
アストには、フリーローンである使い勝手の良いアストローン、手軽に大金を借りることのできる不動産担保ローン以外にもいくつかのローンがあります。
自動車を購入するための自動車ローン、事業に使うことのできる個人事業者ローン、そして不動産リフォームローンです。
これらのローンはそれぞれ借入をする目的が決められており、通常のキャッシングではなく特定の目的でお金が必要な時に力を発揮してくれるプランになっています。
いち消費者金融でありながら、様々なニーズに対応できるプランを用意しているのが、アストの魅力の一つです。特に、自宅、実家のリフォームを検討されている方にとっては、不動産リフォームローンは実に便利な存在です。
消費者金融のアストは、通常利用を考えるとやや金利が高いですが、不動産担保ローンやリフォームローンなど、目的をもってキャッシングをしたい時には最適な貸金業者なのです。
【参考ページはこちら】
キャッシングを貸金業者で利用する場合
