<カードローン>自営業が審査に通るためのポイントを解説

信用情報機関が保管する個人の信用情報というのは、カードローンの借入申込みの際、審査可否を判断する材料ともなる重要なものです。

しかし、実はその他にもあなたの信用を保証してくれるものがあります。それは勤務先です。誰もが名前を知っているような一流企業に勤めていれば、それだけでもあなたの信用度はグンと高まります。役所勤めや教師などの公務員も社会的な信頼度の高い職種で審査に通りやすいと言われています。

それら職種に比べ、やや分が悪いのが自営業者。人気小説家やよくテレビで見かけるタレントであっても、収入が安定しない職種としてカードローン審査に通らないこともあると聞けば、驚きを隠せません。

ここでは、フリーランス(自営業者)がカードローン審査に通りやすくなるためのポイントについて考えていきたいと思います。

審査に通りにくい自営業者でも利用できるカードローンとは?

クレジットカードや、銀行カードローンの申込みをする際、信販会社や銀行は、信用情報機関を通して、あなた個人の信用情報についての調査をします。あなたの個人信用情報に返済の延滞や自己破産などの事故記録(キズ)があると、審査に通ることが難しくなります。

クレジットカードやカードローン審査の障壁となるような返済遅延や自己破産などの事故情報が個人信用情報機関に記載されていることを「ブラック」と言います。通常5年ほど経てば、この「ブラック」の記載は消失し、「ブラック」を理由とする審査不可の状態は脱することができます。

しかし、個人信用情報には一切キズはなく、「ブラック」ではないのに、カードローン審査に通らないということがあるのです。それは一体なぜ?

この場合、すぐに思い当たるのは職種です。企業や団体に属せず、フリーランスとして働いていたり、自身が会社を経営する自営業者・個人事業主であったりする場合、一般的な勤め人よりクレジットカードやカードローン審査に通りにくいということが考えられるのです。

生活費の足しというより会社の資金繰りにお金を借りたい個人事業主

自営業者・個人事業主の場合、生活費が足りないからお金を借りたいというより、仕事の資金繰りのためにお金を借りたいというケースも少なくない気がします。

会社の運営資金としてお金を借りようとするとき、真っ先に思い浮かべるのが政策公庫などの公的融資機関、あるいは銀行などの金融機関だと思います。

自営業者・個人事業主が仕事の運営資金のために政策公庫や銀行に融資を申し込んだ際、審査結果が出るまでに1ヶ月?2ヶ月、あるいはそれ以上の時間を要することもあり得ます。

なぜ、そんなに長い時間がかかってしまうのかと言うと、政策公庫や銀行に事業資金の融資を申し込む際、用意しなければならない書類の数が多く、また、政策公庫や銀行もその確認に時間がかかってしまうというのが大きな理由のひとつではないでしょうか。

消費者金融カードローンに申込みする際、必要な書類は、運転免許証など身分を証明できるもの、源泉徴収票など収入がわかるもの、この2点だけです。高額借入を希望しなければ、源泉徴収票も不要となるケースが多いため、消費者金融の借入は、免許証ひとつで申込めるといっても差し支えないかもしれません。

一転、政策公庫や銀行に事業資金の融資を申込むためには、以下の書類を用意する必要が生じます。

  • 創業計画書
  • 借入申込書
  • 確定申告書
  • 決算書(直近二期分)
  • 法人登記簿謄本
  • 試算表
  • 納税証明書
  • 資金使途資料

借入時、複数の書類を用意するなど個人事業主ならではの苦労がある

書類を揃えるのも一苦労なら、これらをひとつひとつ確認する方もさらに一苦労。かくして無事審査を通過し、実際に融資が受けられるまで二ヶ月以上の日数がかかる安濃性があるというのも大いに納得できる話。

必要書類は多くても2点、あるいは1点のみの用意で済み、申込みから振込まですべてオンラインで手続きできるWEB完結のため、実際に店舗に出向く必要もなく、さらには即日融資にも対応できる消費者金融カードローンの借入申込み。

一方、8点前後の書類を準備しなければならない上、電話ないし窓口に出向き、まずは担当者と対面にて相談。申込みした1?2週間後、再度面談の要請があり、その後、審査結果を待つこと1?2週間。無事審査にパスしていれば、契約書類を受け取ることができ、必要事項を記入した上で提出。さらに2、3日を要してようやく融資…。これが政策公庫や銀行で融資を受ける際の最短コースだというのだから、個人事業主の苦労がしのばれます。

切実に資金繰りに困っていたとしたら、結果が出るまでの二ヶ月間大人しく待つ…なんて、無理な話です。

資金繰りに困っている自営業者・個人事業主が、申し込んだその日のうちに借入審査に通り、融資が受けられたら、どれだけ助かることでしょう!用意する書類も1点か2点と少なくて済み、わざわざ店舗に出向いて面談する必要もないのだとしたら!

しかし、残念ながら、申込み方法がいたってシンプルで、即日融資も可能な消費者金融のカードローンは、会社勤めの人に比べ、フリーランスが審査に通りにくい傾向にあります。

個人事業主専用カードローンに申し込めば、その日のうちに融資も可能!

だからといって、「フリーランスでは消費者金融の借入はできないんだ。やっぱり会社勤めをしておけばよかった…」と悲観にくれる必要はまったくありません!

フリーランスという形態で働いていても、毎月安定したに入を得ていれば、カードローン審査に通ることはけっして難しいことではないからです。

フリーランスや自営業者・個人事業主にこそ最適なカードローンがあります。それは、「個人事業主のみを対象としたカードローン」です。大手消費者金融でも、通常のカードローンの他、個人事業主対象のカードローンを別途、取り扱っているケースがあります。

たとえば、プロミスの「自営者ローン」や、アコムの「ビジネスサポートカードローン」は、個人事業主対象のカードローンです。そのどちらも通常のカードローン同様、即日融資に対応しているとのことなので見逃せません!

審査の通りにくさを回避するには個人事業主専用カードがオススメ!

同世代と比べれば高収入の方で、借入希望金額も無理なく返済できる範囲内。今まで築いてきたクレジットヒストリー(個人信用情報)には、事故情報の記載は一切なく、いわゆる「ブラック」ではないため、審査に通らない理由など何もないはず。なのに、自分と同じくらいの年収か、自分より年収の低い会社員は審査に通っているのに、フリーランスの自分は審査オチして借入できない…。いくらなんでも納得いきませんよね。

個人事業主を対象とした専用カードローンなら話は別。会社勤めの人に比べて審査が厳しすぎるなんてモヤモヤする必要もなく、スムーズに審査に通れる可能性がグンと高まります。個人事業主にとって嬉しいサービスも充実しているのでありがたい!

総量規制に縛られない借入が可能!個人事業主専用カードローン

プロミス、アコムなど大手の消費者金融でも、個人事業主専用カードローンを扱っていることをお伝えしましたが、信販会社大手クレディセゾングループのセゾンファンデックスが扱う個人事業主専用カードローンもぜひオススメしたい!

通常、貸金業者のカードローンでは、利用者の借りすぎ防止のため、総量規制が適用され、年収の三分の一を超える金額を借りることができないのですが、このセゾンファンデックスの個人事業主専用カードローンでは、一定の条件を満たすことで、年収(事業所得)の三分の一を超える金額でも貸付が可能になるのです。

セゾンファンデックスの個人事業主専用カードローンで、年収の三分の一を超える貸付が可能となるのは以下の3つの条件を満たしたときに限ります。

  • 借入金の用途が事業資金であること
  • 指定の用紙に「事業・収支・資金」の計画を記載
  • 借入金が返済能力を超えないことの証明

セゾンファンデックス 個人事業主専用カードローンの金利、借入限度額については以下の表を参照してください。

項目 詳細
金利 6.5?17.8%
借入限度額 1万?500万円

通常のカードローンとはひと味違う!ビジネスサポートカードローン

大手消費者金融アコムの個人事業主対象のビジネスサポートカードローンは、アコムの通常のカードローン同様、即日融資に対応している上、個人事業主対象のカードローンならではの嬉しいメリットがあるんです。

それは、セゾンファンデックス 個人事業主専用カードローン同様、総量規制の適用となる消費者金融でありながら、事業資金としての用途なら、年収の三分の一を超える貸付も可能となること。また、すでにアコムのカードローンを利用している人は、ビジネスサポートカードローンへの切り替えも可能です。

このふたつの適用に関しては、別途審査があるため、詳しくは直接アコムの公式ホームページからお問い合わせください。

アコムの公式ホームページはこちら。
https://www.acom.co.jp/lineup/business/

アコムのビジネスサポートカードローン借入の際の金利、借入限度額は以下の通りです。参考にしてみてください。

項目 詳細
金利 12.0?18.0%
借入限度額 1万?300万円

プロミスの自営者カードローンは事業資金以外の使い道もOK!

個人事業主対象のカードローンでは、用途を事業資金に限定するものが多いのですが、プロミスの自営者カードローンは、プライベートな使い道でもOKとなっているのがありがたい。

プロミスの自営者ローンもアコムのビジネスサポートカードローン同様、即日融資に対応しています。そして、プロミスの通常カードローン同様、自営者ローンでも30日間無金利サービスを実施。

プロミス 自営者カードローンの金利、借入限度額については以下の表を参考にしてください。

項目 詳細
金利 16.3?17.8%
借入限度額 300万円まで

個人事業主専用カードローン利用で資金繰りがよりスムーズに!

同世代に比べて年収が高く、「ブラック」でもないのに、会社勤めの人に比べてカードローン審査に通りにくいとされる自営業者・個人事業主。

しかし、自営業者・個人事業主を対象とした専用カードローンに申込むことで、借入審査が厳しすぎるという事態から脱せます。自営業者がスムーズに借入できるポイントのひとつとして、覚えておいてください。

自営業者・個人事業主対象カードローンを利用することのメリットとして、セゾンファンデックス 個人事業主専用カードローン、アコムのビジネスサポートカードローンの場合は、総量規制の適用を受けない、条件を満たせば年収の三分の一を超える金額でも借入できること、また、プロミスの自営者カードローンなら、借入金の用途が事業資金に限定されず、プライヴェートの流用も可能なことをお伝えしました。

自営業者・個人事業主、フリーランスのみなさん。ぜひご自身のライフスタイルにあったカードローンを見つけてくださいね。

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