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闇金?キャッシング詐欺?業者に「スマイル」とついたら用心を!

「スマイル」と名のつく貸金業者を目にしたことはありませんか?「ブラックでもOK」だとか甘い誘い文句ばかりですが、実はその業者、キャッシング詐欺を行う闇金業者かもしれません。

今回は「スマイル」と名のつく貸金業者を装った闇金の特徴、なぜ「スマイル」が悪用されているのかについて解説します。

昔は「スマイル」という正規の貸金業者があった

「スマイル」という名前の貸金業者を、昔から知っている、と感じる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。それは間違いではなく、昔はスマイルの名前を冠した有名な貸金業者がありました。

スマイル消滅の経緯

株式会社信和という会社が経営していたキャッシング業が「スマイル」という名前です。この「スマイル」は当時はそこそこ名の通ったキャッシングでした。
(⇒貸金業者のキャッシング情報

しかしながらこの株式会社信和は、2004年にハッピークレジット株式会社、山陽信販株式会社と合併し、トライト株式会社という会社に変わっています。

この合併により、アイフルの子会社として生まれ変わり、株式会社信和の経営する「スマイル」の名前は2004年になくなったのです

現在の「スマイル」過去とは業者が異なる

さて、2004年に株式会社信和のスマイルは消滅しましたが、現在でも「スマイル」の名を冠し、貸金業の登録を行っているところがあります。

それは佐賀県で個人で貸金を営む「スマイル」です。

この個人経営のスマイルは、2011年に貸金業として登録されており、アイフルの流れに入った株式会社信和のスマイルとは全く別の経営です。

現在の正規の「スマイル」は1箇所だけ

現在は、「スマイル」と名のつく、正式な貸金業登録を行っている業者は、佐賀県の個人経営の「スマイル」のみです/span>。

佐賀県に所在地を置くスマイル以外は、貸金業の登録を行っていない不正な業者か、貸金業の登録を行っていない個人ということになります。

かつての有名な名前を借りた闇金の存在

このように、「スマイル」という名のつく有名な貸金業者が昔あったために、正規業者と勘違いさせるために「スマイル」と名のつく闇金が増えているのです。

繰り返しになりますが、現行で「スマイル」と名のつく貸金業者として登録があるのは、佐賀県の個人で経営している「スマイル」のみなので、それ以外でスマイルとつく業者は全て、闇金だと思いましょう。

闇金としてのスマイル

「キャッシングスマイル」だとか、「スマイルパートナー」といった貸金業者をご存知でしょうか。この二つはいずれも闇金です。スマイルと名のつく闇金がどういったものなのか見ていきましょう。

キャッシングスマイルは「返済実績」を強く勧める

主婦を中心に被害の広がりをみせるのが「キャッシングスマイル」です。スマートフォンのサイトで「専業主婦もOK」「実質年率2%~15%」などと勧誘を行っています。

申し込むと「まずは小額から返済実績を作っていきましょう」などと親切なそぶりを見せながら、数万円の小額を振り込み、数日後に倍以上の金額の返済を求めるという押し貸しです。

もちろんこの金利は、法定の年利18%を大きく上回っており無効なので、キャッシングスマイルは闇金です。

スマイルパートナーは架空の貸金業者番号を詐称する

スマイルパートナーは「他社で断られた人も大丈夫」などとブラックな人でも受け入れるかのような勧誘を行っています。

スマイルパートナーの特徴はサイトのどこを見ても、会社概要や連絡先が記載されていないことです。貸金業番号を都(1)30064と詐称していますが、検索をかけると該当の登録された業者は存在しません。

「スマイル」は登録番号を別の会社のものと詐称している

佐賀県の個人経営のスマイル以外で、「スマイル」という名の闇金も存在します。スマイルは実質年率3.7%~13.5%をうたって勧誘しており、貸金業番号を都(4)26239と詐称しています。

実際にはこの貸金業番号は全くの別の業者が登録されており、表示されている電話番号等も異なります。

スマイルキャッシュは登録番号や住所も詐称する

スマイルキャッシュは貸金業番号を東京都知事(1)第90615号と詐称しています。これはサムライ・キャピタル株式会社の登録番号で、掲示している住所もサムライ・キャピタル株式会社のものを詐称しています。

登録番号を検索すると、住所などが一致しているため、一瞬信じそうになりますが、闇金なので絶対に利用してはいけません。

闇金によくあるのは押し貸しと詐欺

キャッシングスマイルのように、闇金は申込むと、返済実績を迫り、小額を貸して多額の返済を迫る押し貸しや、携帯電話を買えなどと迫り、先に入金をさせ、商品は渡さないなどの詐欺行為を行います。

過払い金は取り戻せますし、闇金の場合は支払い義務がないとはいえ、関わりあいになるとトラブルは避けられませんから、利用の際には必ず正規の業者かどうか気をつけて調べましょうね。

闇金かどうか判断する方法

スマイルと名のつく業者は、佐賀県に拠点を置く個人業以外は闇金と思ってかまいません。スマイル以外でも、闇金はとてもたくさんあります。闇金の特徴をいくつか確認してみましょう。

貸金業番号がなければ要注意

勧誘サイトなどに住所や会社名などが書かれていても、貸金業登録番号が記載されていなければ、正規の貸金業者でないと疑ってまず間違いありません。

また、もし貸金業登録番号が記載されていた場合でも、他の会社や、架空の番号を詐称している場合もあります。貸金業登録番号が表示されている場合でも、必ず登録が間違いないか確認しましょう。

正式な業者かどうか確認するには、財務省のデータベースなどで登録を確認することができます。

会社情報がない業者は問題外

近頃はWEBサイトを作るのが容易になってきていることもあり、闇金のサイトが乱立しています。そういった闇金のサイトの中には、会社情報が、代表者の名前はおろか、住所、電話番号など一切記載されていない場合もあります。

サイトにあるのは申込みフォームだけで、下手すると連絡先のメールアドレスすら記載されていない場合もあります。

こういったサイトは、信用以前の問題ですので、闇金か、もしくは不正に個人情報を収集しようとするサイトと見て間違いありませんので、無視しましょう。

低すぎる金利は怪しい

お金を借りるのであれば、できるだけ利息は少なく済ませたい…そう願うのは当たり前のことですが、そこにつけこんだのが、金利を異常に安く表示して勧誘を行う業者です。

本当にとても金利が安くて良い業者であれば、有名になっているはずですが、名前を聞かないのであればそれはやはり闇金だからなのです

金利が安すぎる場合は、まず闇金である可能性を疑って、会社情報等も問題ないかどうか念入りにチェックしてくださいね。

総量規制はオーバーできない

貸金業法に定められた、全ての消費者金融での借り入れが年収の3分の1までに制限された「総量規制」。

もしも「総量規制にひっかかる人でも大丈夫!」なんて誘い文句があれば、それは「違法だけど貸します!」と言っているようなものなので、間違いなく闇金です。うっかりでも申込みは絶対にしないでください。

クレジットカード現金化もNG

スマイルと名のつく業者で、クレジットカード現金化をうたい、闇金ではないと主張する会社もあります。

クレジットカード現金化自体はグレーゾーンだとされてきましたが、2011年の東京地裁でクレジットカードの現金化が違法だと判決が下った例があります。

クレジットカードで買い物をして、その代金の一部をキャッシュバックとして返金していた例で、その商品代金とキャッシュバックの金額との差額が違法に高い利息であると判断されたため、現金化を行った業者が罰せられました。

クレジットカード会社でも、クレジットカードのショッピング枠の現金化は禁止しているところが多くなってきています。

利用する側は違法性を問われずとも、クレジットカード会社の規約に違反する可能性があり、クレジットカード現金化は闇金に手を出すのと同等であると考えた方が良いでしょう。

闇金ではないとはいえ、クレジットカード現金化をうたう業者も避けた方が懸命です。

安易に闇金・詐欺にひっかからないために

スマイルと名前がつくものは佐賀県の個人業以外では、現在は全て闇金であると判断しましょう。安すぎる金利や、甘い誘い文句のものは、大抵闇金だと思って間違いありません。

どんなにお金に困っているときでも、申込み前のほんの少しの注意だけで、闇金を関わるのを避けることができます。闇金にお金を借りることは百害あって一利なしですから、スマイルに限らず、闇金には関わらないように気をつけていきたいですね。

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