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“僕が君を救ってあげる。”リッチな客から巨額のチップ騒動。

2014/11/29
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海外へ旅行へ出た際、日本のスタイルとは明らかに違う点が『チップ』の文化です。私は30代なので経験したことはありませんが、バブルの頃の日本であれば、そういったものもあったかもしれませんね。

食事に行くとき、部屋を掃除して貰ったときなど…何かしらのサービスを受けた時に発生するのがチップです。ただ、私たち日本人にはまったく無い文化ですので、一体どの程度チップとして渡せば良いのか悩みます。

日本人にとっては、商品とは別に税も取られるのに、更にまた追加でお金を払うの!?…私などはそう思ってしまいますが、どうですか?

チップの相場

ここで、チップの相場を学びましょう。これからお話しする舞台となるアメリカのチップの相場をお話しします。

まず、チップはお店の格によって違ってきます。カジュアルなお店では、支払い額の15〜20%、フォーマルな格上のお店では20%以上を支払うのが普通とされています。

また、格上の店で20%以下のチップを渡した場合、「自分のサービスに落ち度があったのではないか」と店員を不安にさせるようなので、要注意です。結構ナイーブなのね。

このチップは、ランチでもディナーでも基本的には同じで、15ドル(1500円くらい)のランチをした場合は、およそ2ドルをチップとして渡せばよいのです。これに税も掛かりますから、お忘れなく。

さて、そんなチップ事情ですが、先日あるワッフルショップで驚きのチップを受け取った女性がいるんです。その額なんと、1000ドル(約10万円)!

どうしてチップとしての範囲をこれほど大幅に超えているのでしょうか。

こんなサンタクロースみたいな(いや、お金はくれないけど)棚からぼた餅みたいな存在の人物が現れたら、もう…凄く嬉しい!今回は、アナタも、そのワッフルショップで働いている店員さんとして、話を追ってくださいまし。

10万円のチップをもらっちゃった!

舞台は南アメリカ。「ワッフルハウス」と呼ばれる大手チェーンのワッフルショップで働くのは、26歳のシャイナという女性店員。

彼女は、若くして9歳、7歳、1歳の3児の母で、シングルマザー。

子ども達を養うために週58時間、ワッフルショップと図書館でのダブルワークをこなしていました。週58時間と言ったら、一週間丸々8時間以上の労働を毎日、ということになります。

子どもが3人ともなれば、やはり養育費のために働かざるを得ないのでしょう。そう、彼女は「頑張り屋で素敵なかーちゃん」なのです。

こんなに働き詰めで多忙なシャイナですが、それに加え、英語教師になるべく、学生としてオンラインで授業を受けているそうなので頭が下がります。シャイナ、どんだけ偉いんだろうか。

さて、その彼女の状況を知ったジェントルマーンな客が、「母の日」に1000ドルのチップを渡したのです。

母の日に渡すなんて、オシャレな渡し方ですよね。シャイナは大歓喜!

彼女はジェントルマンにより、素敵な母の日を迎えることが出来…るところだったのですが、なんと、このシャイナが受け取ったチップに対して、店側がチップを返還するようシャイナに伝えたのです。

ななな、なんで?!

その理由は、「チップが巨額過ぎる」から。「チップの範囲を超える金額を貰うことは、店のポリシーに反する」と言うのが、店側の主張。結局、彼女はその1000ドルを手にすることは出来ませんでした。

大歓喜からの転落…。シャイナはとてもショックだったと言います。だって、まさか返すことになるなんて思いもしないでしょう。

可哀想なシャイナ。ただ、さすがは「頑張り屋かーちゃん」。神は彼女を見捨てたりはしなかったんです。

ショックだったシャイナは、そのことを知り合いのコラムニスト、ジョシュに話します。ジョシュはすぐに記事に起こし、この話題はあっという間にネットに拡散されました。

ジョシュは加えて、ネットを通して「みんなワッフルハウスに行くんだ!で、シャイナにチップを渡そう!」と呼びかけます。

その話に共感した人々がシャイナの働くワッフルハウスを訪ね、集まった合計なんと約1000ドル!約1ヶ月の時を経て、シャイナは再び1000ドル余りのチップを手に入れることが出来たのです。

今回はさすがに、店側も何も言えなかったようですね。

このドリームストーリーにネットの反応は…。

【参考URL】http://www.today.com/news/waffle-house-waitress-finally-gets-1-000-mothers-day-tip-2D79787394
http://news.yahoo.com/video/waffle-house-waitress-denied-1-101209346.html

この記事に対する海外の反応

店のポリシーって言って、真摯的な態度を見せてるつもりだろうけど、結果、こうしたことが逆に客の反感を買ったね。

私は店の行いは間違ってるとは思わない。で、結果シャイナが1000ドル手に入れられたことも良かったと思う。

他の記事で読んだんだが、1000ドルのチップを渡した男性は、その日の夜、電話で店側からポリシーの説明をされた、とある。

しかも、チップを現金かチェックでシャイナに渡してくれないかと尋ねたところ、多分その男性は何もしなくて、店は結果返金するハメになったんだぞ。

これさ、その客が、シャイナに金を渡す他の方法を考えてあげても良かったんじゃないか。

漠然としたチャリティーなんかじゃなく、こういう風に人を助けるのっていいよね。人は困った時に、沢山の人に助けて貰える。

一見、この店側の対応はいじわるに見えるけど、チップを含め、クレジットカードで客が支払った場合、それに掛かる税は全て店側が持たなきゃならないのなら、この対応は当たり前よ。

働き通しだったシャイナに与えられたギフトよ。もうそっとしておいてあげて。

店のポリシーとか、どうでもいいんだよ!彼女が貰ったもんは彼女のモノだ。

アメリカ人が、色の抜けたパンケーキを食べなくなる理由が出来たな。

店側に賛成。客がチップをクレジットでなく現金とかでやれば良かっただけだろ。

それぞれの小さな善意が、大きなギフトに変わったな。最初のチップと同額になるなんてね。彼女も心おきなく勉強できる。

どのレストランも、クレジットの支払いに対する税を考えるもんよ。客は現金でチップを払いなさいね。

チップを渡した男性がクレジットで支払ったのが大きな間違い。

ワッフルハウスが税を払うとか言うことじゃなくて、シャイナに税金を払って貰えば良かったじゃない。店はもっと考えられたはず。

シャイナも1000ドル貰ってラッキーだな。「ミルク代がー」とか言ってまた客に話すんじゃね?

店がやったことは正しいよ。

仮にその男性客が、後日「店から詐欺にあったー!」とか言ってくるような奴だったら、店は売り上げよりも大きい1000ドルを返さなきゃいけなくなるんだぞ?

神は彼女に無駄使いなんてさせないさ。

チップは、客と店員の間で成り立っているもの。店側は何も言う資格はないわ。

店がクレジットカードでの1000ドルのチップを認めてみろ。そこに掛かる税は45ドルもあんだぞ。

俺たちは店への闘いに勝ったな。

大体こういうことする客は酔っぱらいに決まってる。

かつて、その酷いナントカハウスで働いてた者だ。毎日店で朝食をとっていたが、もう二度と食いたくない。

まとめ

ちょっとびっくりです。まず、同じチップにしても、クレジットカードやデビットカードで支払いをした時は、店側に税が掛かるわけですね。

反応の中にもありましたが、45ドルの税を店が支払うとすると…完璧に赤字ですね。ワッフルハウスで5000円位の食事をする人なんて居ないでしょうし、そうなると、この記事の見方も変わりますよ。

一人のあるジェントルマンが起こした善意から大事件に発展したワケですが、その男性客が非難される声も多々ありました。これはちょっと可哀想。

でも結果、シャイナも、店側も損失無くハッピーな結末で良かったんじゃないでしょうか?人は一生懸命働くものですね。これは私も誠心誠意!働かないとね。

はじめはなんで彼女のものにならないんだ?と思ったけど、なるほどクレジットで税がかかってしまうなら店側の言い分もわかるね。結果彼女に寄付が集まったのはステキな出来事だったね。世の中捨てたもんじゃない!
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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    凄く下品な話に思えるんだけどね
    26という若さで考えなしに3人の子供を産んだのも
    それに対して10万という高額のチップ・・・というか金を他人が渡すのも
    それを店が渡さないのも(税金の話はなるほど)
    それを記事にするのも、読んだ人が「かわいそう」と施し目当てで来店するのも
    全部下品で安易な行為に思えてならないんだけど・・・文化の違いか?

  2. 日本の名無しさん より:

    海外では給料が安くてチップで稼ぐってスタイルの所もあるからね!
    日本人が海外に行ったらスマートなチップの渡し方出来ない人も居る。
    何故かホテルで枕の下にチップ置く人も居るよね。

    でも、日本でも旅館の仲居さんの心づけ渡したりするし、うちも水商売のバイトしてた時はタクシー代とかチップで月30万以上貰った事もあるよ!
    バブルな頃はチップは1人1万が普通やったし。

  3. 名無し より:

    離婚するまでは計画も考えもあったんでしょ?
    応援した殆どの人が気持ちでやったんだから問題ないでしょ?
    文化の違いか?って・・チップそのものが日本に無いから違うでしょ?w
    日本人の心情から言えば、現金か何かでコッソリ渡して欲しかった所だ、しかし、この客はスッゲーと皆に思われたかったんだろうと推測する、日本人だと下心を勘ぐられそうなのでコッソリ渡しただろう、貰う側も店からは受け取りにくいだろう・・

  4. 日本の名無しさん より:

    三つ子ならともかく貧乏なのに3人も生むなよ・・・

  5. 日本の名無しさん より:

    チップ制にすることで安い時給でこき使ってるのに
    その額に制限を設けるのって何かモヤモヤするな

  6. 日本の名無しさん より:

    夫は3人目産まれてから離婚したのかな? 養育費払わない駄目男だったのか、 詳しい状況分からんけど亡くなったりしてたら計画もくそもないな

  7. 日本の名無しさん より:

    ※3
    チップで稼ぐのと同情で稼ぐのは別でしょ?
    ジェントルマンとやらは彼女の「ワッフルショップでのウェイトレスの仕事ぶり」に10万渡した訳じゃないでしょ
    チップ自体が下品なんじゃなく本来の仕事の対価以外で貰った「同情の金」に対する揉め事って所が下品に見えるんだよ
    それに店側からしたら「店内でウェイトレスの仕事以外の方法で金を稼ぐなよ」って事にもなるからね
    そしてそのコラムニストの友人の行為がさらに下品、可哀想な自分の友達の働く店に行ってチップをあげようって言ってるだけだよコレ
    正直美談になる要素なんか全く無いと思うんだけど?

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