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中国では謝礼金の額によって医者の態度が変わる?

2014/10/24
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中国では2014年5月1日より、大きい病院では謝礼金を受け取らないことの同意書を発行しなければならなくなりました。

医者を始め、多くの役人が受け取っていた謝礼金や賄賂もどきによって社会全体が腐敗していることが懸念されていた中国で、なんとかしようという政府の一つの動きです。実際はどの程度有効なのかは、現在のところわかりません。

そういった状況のもと、謝礼金についての、ある大病院の医者へのインタービューと、それに対する反応をご紹介します。

「謝礼金は私も受け取ったことがある」とその医者は言った。そして、医者が謝礼金を受け取るかどうかは状況によるというのだ。

手術に問題がないと思えば受け取り、自信がなければ受け取らない。しかも金持ちからしか受け取らない。それに患者も医者の技術によって謝礼金の額を決めてくる。技術の高い医者には、多くの謝礼金を持ってくる。

そして、ある市民は謝礼金について自分の経験を話してくれた。

主人が2度大病院に、そして子供が1度入院した。3度ともコネで探した医者だったので、全部で2千元(日本円で3万5千円弱)ほど謝礼金を渡した。

医者も、コネだとわかっていたので安心して受け取った。今回は手術ではなかったので謝礼金はそれほど多くない。でも、手術となれば何百元から何千元、ある人は何万元と渡す。

これらは、入院している人たちから聞いた話だ。そして、入院する人はまず周りに、謝礼金を払ったかどうか聞いて回る。そして払ったのなら、その土地ではどのくらい払うのが妥当か聞いて回るという。

そして彼女がいうには、謝礼金を払わないと医者はとても冷淡な態度でいろいろ聞いても教えてくれない。でも謝礼金を払うと、すぐに笑みをうかべ病人にも優しく接してくれる。

こういった状況は、みんなとても嫌がっているけれども、だれも謝礼金を渡した証拠を残さないし、だれも訴えることもしない。それいには医者が要求したことではなく、患者からしたことだから。

そして先ほどの医者いう。謝礼金はそれほど多くはない。

ある時は手術がとても長引いて、食事の事を考える余裕がない。患者の家族が時にはご飯を買ってきてくれる。

患者の家族の中には、手術室の前で待っていてくれる人もいるし、病室で渡してくれる人もいる。それから、手術後の検査の時に田舎の特産品を持ってきてくれる人もいる。医者は、治療を通して患者と友達関係みたいになるのだ。

またその医者が言うには、患者はその医者の技術、手術の難易度によって謝礼金が違うという。心臓の手術のような大手術では、3千、5千、時には何万元という謝礼金の時もあるという。

そしてある患者が言う。

執刀医に謝礼金を渡すだけでなく、麻酔科医にも渡すことが少なくない。私は、執刀医に2千元、麻酔科医に千元渡した。それらの謝礼金は手術代よりも高くついた。

【参考URL】http://bbs.tianya.cn/post-304-65338-1.shtml

この記事に対する海外の反応

すべての医者が謝礼金を受け取るわけではない。

先月私の父が関節置換手術を受けたとき、執刀医に謝礼金を渡そうとした。だれもいない時を探して3度渡そうとしたが、すべて断ってきた。そして、その医者の態度はずっととてもよかった。

退院後もメールであることを聞くと、すぐに返してくれた。でも数年前同じ病院で姉が耳の手術をしたとき、その医者は謝礼金を受け取った。

そんないい医者はめったにいないよ。よかったね。

去年親戚が大病院で手術したとき、謝礼金を渡さなかった。手術も成功した。

医者と患者のもめごとは、謝礼金とは関係ない。

ちょうど謝礼金を渡そうかどうか迷っていた。

だれもこんなもの渡したくない。でも社会の雰囲気がそれを許さない。

私は広東省だけれども、知っている病院では謝礼金を渡す人もいるけどとても少ない。

でも果物や特産品をあげる人は多い。

親戚がガンの手術をしたとき、主治医に2千元渡した。でも態度はやはり悪かった。何を聞いてもまともに答えてくれなかった。

全部患者のせいだ。優越感や優先権を得るためにこんなことをする。

石をわざわざ持ってきて、自分の足に落とすようなものだ。そして足が痛いからと叫んで何の意味がある?

医者は謝礼金をもらうおうがもらわないだろうが、どの手術も全力を尽くすものだ。なぜなら今は患者と医者の関係はとても緊迫しているから。

私の主人は執刀医だ。毎日昼は手術、夜は宿直、なかなか家に帰って寝られない。そして患者もよく電話をしていろいろ聞いてくるから、なかなか落ち着かない。

時には私が横で聞いていても、彼の態度はよくない時もある。謝礼金の件だが、私は彼と一緒になって4年になるが謝礼金を受けとってはいないように思う。

でも受け取らないのも、気まずいときがある。受け取らないということは、手術に自信がないと思う人もいるからだ。

医者は収入が少ないと文句を言っているやつは誰だ!

私のおじさんとおじいさんは去年同時に大病院でお世話になった。謝礼金は渡さなかったけど態度はよかった。

むやみに高い薬を使われることもなく、お金を節約できた。

貧しい人からは謝礼金をもらわないって、貧しい人は、そんな大病院に行けない!

私は医者だ。8年になる。一度も謝礼金をもらったことはない。私の科の他の人ももらったことがないと思う。

ある時は1日中超忙しい。休みの時にふと思う。医者をして何年、多くの患者の命を救い、自分の健康を犠牲にしてきた。時には危篤の重病人を救うのは、自分が一度死ぬのと同じくらい大変だ。

でも患者からありがとうの言葉もない。病室から出てきた時、心からのありがとう、お疲れ様の一言が欲しい。

去年子供が骨折して手術を受けた。友達が主任の医者を紹介してくれた。私も謝礼金を渡したら、その医者は何も言わずに受け取った。

でも手術が終わったあと看護師が領収書を持ってきた。そのお金は入院費の保証金に充てられていた。

当時謝礼金を受け取ったのは、私たちを安心させるため。とっても感謝!

まとめ

入院したり手術をしたりすることになると、今までも謝礼金を渡すべきかどうか悩む人も少なくなかったようです。そしてその額も少なくありませんでした。

これからはどのようになっていくのかわかりませんが、中国国民の多くがこの謝礼金をなんとかしてほしいと思っていたことは確かです。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    日本も金ですよ
    「心遣い」という悪習が未だに続いている

  2. 日本の名無しさん より:

    ※1
    それを言うなら「心付け」「付け届け」じゃない?
    本当に日本人かな?

    1. 日本の名無しさん より:

      これくらいの間違いで即「日本人かな?」ってどういう頭をしてるんでしょ

  3. 名無し より:

    中国は金がすべてなんだから当然だ

  4. 日本の名無しさん より:

    「病院へ行こう」って映画で主人公の真田広之が手術室で執刀医に金を握らせるシーンがあったな
    病院に縁がない人生を送ってきたのでわからないが、日本でもあるんだろうね

  5. 日本の名無しさん より:

    日本人医者は高学歴だから言って不当な扱いをされた事がありました。結局弱肉強食ですかね

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