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子育てにお金を惜しまないドイツのお母さん方

2014/10/24
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少子化は何処の国でも叫ばれていて、私たちの国である日本でもそう、そしてヨーロッパの国でも同じ状況である。

平均して何処の家庭でも1人または2人の子供を持つ家庭が多い。私が今住んでいるドイツでも同様。昔と比べて一家庭における子供の数は減ったが、反比例する様に子供にかけるお金は増えているそうだ。

何処の国でもやはり愛しい我が子に、惜しげも無く投資をしたくなるものだ。そこで今回は、ドイツで加熱している子育てにかける投資について紹介してみたいと思う。

ドイツの子育て

ドイツと日本の家庭事情は、結構似ている背景を持っている。

私たちの親世代(50~60代)は一家庭に3~5人兄弟なのが当たり前だったのが、現在では1~2人ほどに減ってしまった。共働きだったり、その数十年間で家庭が負担する必要経費も増えていった事が原因だろう。

親にとっての子育て

子供が減った事に反比例する様に、教育費は上がったようだ。ドイツの中流家庭での平均的な教育費の支出は600ユーロ(約8万5千円)。ちなみにドイツでは教育費が無料なので、学校以外の部分でこの額を使う事になる。

中流家庭の中には、自分たちの時間を子育てに費やす事が出来るよう、両親共にパートタイム勤務に就いている夫婦もいるそうだ。彼らは子育ての為に、子育ての為の環境を勉強したり、教育入門書などに手を出す事をしばしば。

そこで、つねに子供の為に、どんな食事が良いかとか、この間の習い事の無いようだとかばかり議論して、政治に無頓着になっている事に警告している専門家もいるくらいだ。

マーケットが受けた恩恵

加熱している事により、子育てのマーケットではここ5年間で230万ユーロから270万ユーロ(33億円から37億円)の売り上げ成長が起きた。

また子育てに有効なグッズが流行ると、それをみな求めたり、子供が成長すれば、新しい子育てクッズを購入しに来たりといった現象が継続的に起きているため、このマーケットは多くの恩恵を受けているようだ。

ドイツの教育機関

ドイツは教育費がかからない国として有名で、高校まで全ての国民が授業料なしで学校に通える。また大学も授業料が半年6万円程度といった具合に、日本と比べて家庭の財政を教育費が逼迫するなんて事は稀である。

さらには子供の養育費が国から支給されるため、子供を育てるには天国のような国である。

私立校の台頭

ここ数年で、ドイツ国内で私立校に子供を通わせる親が増えてきているそう。というのも移民の多い国であるのと、授業料なしで通えるというメリットがある故、公立校では、地域毎に学習進捗に差が生まれているという社会問題がある。

ただ私立校と言っても支払う金額は月に3~4万円程の金額である。

例えばベルリンでは10年前と比べて、生徒全体のの私立学校へ通っている割合は4.7%から9.3%まで上昇し、公立校から私立校へどんどん人が流れて行っているそうだ。

そんな事もあって、親は頼れる学校を期待し探し、お金の用意をして、きたる子供の入学を待つ。日本とことなる教育環境だから、驚きを持つ方が多いと思うが、実際外国人の方々はどう思っているのだろうか?

コメントを一部抜粋して紹介したいと思う。

【参考URL】
http://www.tagesspiegel.de/meinung/mittelschichtkinder-neue-eltern-hat-das-land/10696824.html

この記事に対する海外の反応

なんて素敵な親達なんだ!

悪い親達だな。申し訳ないが、こういった親達は私にとって悪い印象しか無い。

私の回りの恵まれた人達は疑わしいんだよね、子供にかかりっきりになっちゃって。

私の1歳の赤ちゃんが来年幼稚園に行くんだけど、早すぎるかどうか不安なんだよね。

私からのアドバイスだけど、ちゃんと学校見学した?

体験入学のイベントの時の見学だと実態がつかめないから、ちゃんと普通の日に見に行った方が良いよ。

ベルリンではドイツ語が話せない子供が小学校に入学する現実。

ちょっとエクストリームな感じだな。

いい経歴をもつには、親の経済環境にも影響しちゃうもんだしな。

私は以前、保護者が運営する私立の幼稚園の保父だった。月になん百万円稼ぐような人が子供を預けていたな。

子供は音楽の授業必須なのにもかかわらず、個人がその金額を負担しなければ行けないことがあるそうだ。市にお金がないからだって。

両親はどのように月額の授業料を、どこの学校に払うかどうかを議論するのは健全な事だ。

とはいっても、あくまでこれは高給取りの家庭の話だろ?議論しようがないだろう。

そもそも下流、中流、上流って誰をどのように差しているんだよ。

でも公立の学校じゃ移民の貧しい家庭の子供達が、学級崩壊を起こしているっていうしね!

どんな平均収入でこの議論に加入出来るんだよ!夢の話。

でも200ユーロなら私立に入れるな。私なら。

それにしても子供の数が少ない事に目がいくな。両親の年齢は上がり、子供の数も随分と減った。

理想の教育と現場の教育の差が、公立校には確かにあるよ。

私立だと少人数性で個別の教育フォームが整っているって言うしな。

子供の頃は私は親から鍵を貰って時間になるまで、外で遊んでたけど、今はだいぶ変わったね。

どうやって子供を育てるかは、どんな仕事について働いてるかという所からすべてが変わって来るな。

まとめ

コメントを読むと、いろんな層からの意見が集まっている様に思えた。

確かに公立では、十分な教育を受ける事が出来ない学校が、大きな街にはよくあるらしく、教育熱心な親は真剣になる。

とくに公立校では貧困な移民家族の子供が多く通っており、学級問題やドイツ語を話せないまま入学する上、満足な教育が受けれないといった事情もある。

となると仮にドイツで家庭を築いたとすると、私は私立かな・・・?と考えた。何処の国で自分の子供を育てるかというのは、難しい問題だなと思った。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    ドイツで将来総合大学進学を目指したいのに、成績不振で途中ででふるいにかけられて道を閉ざされたら、もう私立校に入学させる以外無理

  2. 日本の名無しさん より:

    言葉すら知らない移民の子が多数なら学校毎で教育が偏るのはしょうがない
    >月になん百万円稼ぐような人が子供を預けていたな。
    コレが一番意味分からなかった、金持ちは預けたらおかしいのか?

  3. 名無し より:

    公立校か私立校を選ぶという以前に、ドイツの子供は10才でギムナジウム、レアルシューレ、ハウプトシューレのどのコースを選ぶか決めなければいけない。ハウプトシューレに進んだ子供はパン職人や時計職人になるが、大学には進めない。ギムナジウムに進んだ子供は大学進学が保証されている。ドイツの抱えている問題はここの論点とぜんぜん違うと思う。10分ぐらいネットで調べてみてください。

  4. 日本の名無しさん より:

    ※3
    >ギムナジウムに進んだ子供は大学進学が保証されている。
    そんなに甘くない。
    成績が悪ければ、中等教育課程終了(中卒)で高等教育課程(高校)に進学できない。
    高等教育課程修了で大学資格検定アビトゥア受験資格認めてもらえない場合は、高卒資格で終了。
    大学国家資格アビトゥア受験も2回(次年度再受験のみ)までの制限付き。
    アビトゥア合格者のみ大学進学できる。

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