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海外の住宅ローン事情:イギリス編

2015/01/07
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何年かがむしゃらに働き、その内に良いパートナーにも出会い、気がづけば自分の家族を築き上げる年齢になった時、まず初めに考える事と言えば、自分だけの特別な場所を作ること、つまり、マイホームの購入ではないでしょうか?

家の購入に当たって、多くの方は住宅ローンを組む事だと思います。そして、ローンを組む際にには、何とか退職するまでに返済する事を前提に、話を進めていくのではないでしょうか?

イギリスも以前は例外ではありませんでした。

住宅ローンや、何らかの理由で抱え込んだ借金を退職前に返済し、借金フリーの安定した老後を過ごすのが当たり前でした。しかし、最近ではそう計画通りの返済が出来なくなっているようなのです。

最近の調査によると、40代のイギリス人の3分の2は、退職後も住宅ローンを抱えるか、一生賃貸料を支払って生活する日々を送る事になるだろう、と言う結果が出ています。

この悲観的な報告の詳細を詳しく見てみることにしましょう。

住宅ローン地獄

退職後も住宅ローン/家賃を払うであろうと予期している人の割合

全員

家賃:31%
住宅ローン:20%

40~50才

家賃:42%
住宅ローン:26%

51~55才

家賃:37%
住宅ローン:18%

56~60才

家賃:22%
住宅ローン:15%

61~65才

家賃:21%
住宅ローン:16%

66~70才

家賃:18%
住宅ローン:15%

資料:パートナーシップ

上の表を見てください。40代~50代の世代の人達が最も悲観的になっているのが分かります。この調査結果によると、40代の半数以上の人達が、退職後も住宅ローンを払い続けなければならないか、一生賃貸住宅に住む事を余儀なくされると予想しているのです。

更に年を重ねた66歳から70歳。本来なら退職をしているか、近い将来退職するであろう世代も、未だに住宅関連費用を心配している、という結果も出ています。

この世代では、18パーセントが家賃を支払っており、15パーセントが住宅ローンの支払いに、未だに追われているそうです。この世代では、経済的に非常に厳しい状況となっている事は間違いありません。

英国歳入関税局によると、この世代の平均収入は約1万3000ポンド(約243万円)。

老後資金運用専門会社、パートナーシップの統計では、イギリスの平均的な住宅ローン額は、彼らの収入の47パーセントを占める、月額514ポンド(約9万6000円)、平均家賃額は、収入の37パーセントを占める月399ポンド(約7万5000円)。

他の毎月の支払い、例えば、平均的な地方税115ポンド(約2万1500円)、ガス電気水道代約109ポンド(約2万370円)、家の維持費66ポンド(約1万2300円)などを考慮すると、財政的に非常に厳しいといえざる終えません。

現代イギリスの住宅ローン事情

パートナーシップの商品開発部長のマークさんの分析によると、イギリスでは、大多数の人が決済予定日を退職前に定めるものの、景気の状況により抵当条件を変えたり、何らかの理由で高年になってからの住宅購入になってしまったりしてしまっているそう。

また、ローン返済期間が退職後になってしまうケースが増えているそうなのです。

またここ最近の傾向としては、イギリスでは主流だった25年返済の住宅ローンが、今では30年、35年、もっとすごいもので40年返済の商品に人気が集まっているという事。

英国住宅金融貸付組合は、3人に1人の割合で25年以上の住宅ローンを組んでいる、と今年9月に発表しています。

もう一つ最近人気の商品がインタレスト・オンリーと言われるもの。これは一定の期間だけ金利のみを支払うというもの。

ただ、65歳あたりになって結局全額を払いきれず、マイホームを手放したり、再び抵当条件を変更し、退職する年齢になっても働かざる終えない状況に陥いる人が急増しているそうです。

住宅ローンの期限が延びるという事は、支払額がより低くなるという利点はあるものの、結局は返済期間が延びるということ。

こういった状況に、財政的に恵まれている幸運な人達は、より長く働ける理由として肯定的に受け止めている人もいるようですが、多くの人にとって、特に健康問題を抱えている人達にとっては、とても深刻な問題です。

しかし、健全な高齢者でも高齢で再就職先を探すのは容易な事ではありません。

全英年金基金連合会の報告によると、健全な2百万人もの50~70才の再就職希望者が雇用体制に柔軟性があり、肉体的にきつくない仕事を探してはいるものの大半が職に就けずにいるのだそうです。

【参考URL】http://www.dailymail.co.uk/money/pensions/article-2794194/most-40s-expect-shoulder-mortgage-rent-payments-old-age.html

この記事に対する海外の反応

僕の友達は55歳で抵当条件を変えた途端、カリブ海に旅行は行くわ、新しいベンツを購入したりと贅沢三昧。その結果、経済状況は以前と変わらないまま。

要は、自分の経済能力以上の物を購入するような贅沢な生活をしていると、いつまでたっても住宅ローンは返済できない、って事。自分は、8年もんのベンツに乗ってるけど、住宅ローンは返済済み。

この友達がいつになったら退職できるのか文句を言い出すのも時間の問題だね。

私は46歳。今では住宅ローンを払いながらも、貯金もちゃんとしてる。

1988年に初めてアパートを2万ポンド(約374万円)で購入し、今では27万ポンド(約5046万円)の一戸建てに子供2人と住んでるわ。

私の収入は人よりちょっと良いけれど、ブランドの服を着たり高級な車に乗ってないわ。10年もんのスズキに乗ってる。高級車と変わらないほど乗り心地がいいわよ!

住宅ローン地獄に陥る人が理解できない。

私は31歳で、今度また家を購入する予定。これで3回目。この住宅が最後の購入だと思ってる。だから、住宅ローンは出来るだけ早く返すつもり。

退職後は楽しく暮らすのが当たり前よ。

今40歳。住宅ローンは42.25歳で返済予定。待てないよ。死に物狂いで働いて、若い時に購入したんだよね。

知り合いなんかはタイやオストラリアで何年も遊んで暮らして、今では共同のアパートなんかに住んでるよ。

住宅ローン返済済み。僕の年齢は42歳。ただ問題なのは、アルコール依存症なんだよね…..。

ちょっと余分に住宅ローンを払える余裕があるんだったら、利子が非常に低いこの時期に払えるだけ払っとくべき。ではないと後で後悔するよ、きっと。

高齢になって、住宅ローン地獄にならない為の一番のポイントは、経済的・精神的に自信が出来たら直ぐに住宅を購入する事。

40歳で住宅ローンフリーだよ。老後が楽しみ!

25年返済の住宅ローンを組んで、払える時は繰り上げ返済した。勿論、新車や高級車なんかは買わなかったよ。

今を楽しんで、老後に苦しむか、それとも今節約して、老後楽しむか。貴方次第だね。

退職までに住宅ローンを返済したいなら、海外旅行、新車、そして、他の贅沢品なんて後回しにすべきだね。

国の年金ではとてもじゃなけど払えないよ。退職して感じるんだけど、住宅ローンが無いって事は、自分の体が健康な事と同じぐらいにありがたい事。

若い時にがんばっててよかったよ。

何で皆、高い家を初めから買うのよ。

出来るだけ安い家を購入して、出来るだけ早く支払いを済ます。そして、その家を売ってより良い家を再度購入する。いきなり大豪邸なんて買える人はそんなにいないわよ。

住宅ローンを出来るだけ早く返す事を最優先にしてがんばってきたの。そのおかげで40代で決算したわ。でもそのために犠牲にしてきた事は勿論あるんだけどね。

私のアドバイスは、少しでも余分に払えるお金があるのなら、繰上げ返済をする事。ちょっとした金額でも長期的に見たらかなりのインパクトあるわよ。

49歳で住宅ローンを返済。やったー!!!

より小さな家に移り住んで住宅ローンを返済。それから住宅価格が下がった時にまた前より大きな家を購入。恐らく自分はラッキーだったんだろけど、50歳までには住宅ローンを返済する予定だよ。

90年代と2000年代には定職があれば誰でも住宅ローンは組めたんだよね。しかも、家の価格以上のローンが組めたから、皆、車買ったり、海外旅行に行ってたよね。

そんな世代の人達が結局、退職までに支払えなくて、今では多くの家が差し押さえられてる。貸し手側にも問題があったんだよ。

僕は差し押さえられた家を、格安で買って大儲けしてます。

皆さん、何でそんなに深刻なの? 明日、心臓発作を起こしたり、ガンだと分かったらどうする?今を楽しむべきだよ。

我が家はマイホームを購入するお金がなかったから未だに賃貸住宅に住んでる。

でも今ではラッキーだと思ってるよ。子供達も家を継がないだろうし、家の維持費もかからないから、ストレスフリーで幸せだよ。

皆、退職時には、住宅ローン無しの優雅な生活を夢見てるようだけど、50歳を過ぎる頃から体は昔のように動かなくなるし、貯蓄に頼る生活になるわけだから、必ずどこかで無駄遣いをしないように意識するようになる。

やっぱり、お金がある時に人生を楽しんでおくべきだよ。

結局は老後をしっかりと考えていなかった、必要以上に大きな家に住んでいる、あるいは、老後も働きたい人達が住宅ローン地獄に陥るんだよ。

退職後に生活のためではなく、ただただ仕事が好きで働き続けるラッキーな高齢者っているよね。

まとめ

自分の家を購入する事は、決して簡単な決断ではないし、多くの人にとっては、人生の中で一番大きな買い物となる事は間違いありません。

小さくても、古くとも“自分だけの城”。その空間を守るために、また、老後を住宅ローン無しの、緊張感の無い生活を送るためにも賢くお金を管理していきたいものですね。

高齢になれば健康な人でもできる仕事が限られてきちゃいそうだしなぁ。老後にもお金の心配をしなくちゃいけないのはちょいと寂しいから、やっぱりそういう面も配慮して購入金額を決めたり、ローンをくんだりしたいね。
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この記事に対するコメント
  1. 名無しさん より:

    友達はリーマンなのに70歳までのローン組んでる(組めた)って言ってたな
    銀行もよく通したなそんなローン。親の資産は長男に行くからあてに出来ないとか言ってたけど

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