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どこの国も同じ?年金、少子化、高齢化。

2014/10/08
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日本で少子高齢化が叫ばれる様になってどのくらいの年月が経っただろうか?いつか破綻するであろう年金制度が報道される度に、若者は納める価値に疑問を持ち、年金受給者予備軍の中年者は、老後を不安に思う。

産まれてこのかたずーとそれを見てきて、いつ臨界点が来るのだろうと考えてしまう。

でもこの話日本だけに限った話ではないのはご存知だろうか?

実はどこの先進国でも、少子高齢化が進んで同じような状況になっているのである。筆者が住んでいるドイツも同様で、年金が削減されるべきか?それとも若い世代に無理を強いて、年金予算を上げるべきか?という議論が毎年行われているのだ。

毎年、この問題について話し合いが行われるが、各党の御機嫌取りをするかの様に、主要政党とその連盟が掲げる国の方針はしばしば変わってしまうそうだ。いつも予算が下がる、上がるを繰り返し報道される為、ドイツ人はその揺れの中で漂うしかないのである。

以前、国民を69歳の誕生日まで労働させる法案を連邦銀行の専門家が賛成の意を示した所、反響がとても大きく、労働組合、福祉連盟が猛反発し、年齢関わらず国民は騒ぎ立てた。

ちなみにドイツの定年退職者は既に2000万人以上(ちなみに日本は約3200万人)に増え、2005年の時点で、有権者数も3人に一人は年齢が60歳以上を超えており、その割合は年々コンスタントに上昇している。

その結果、全体の有権者数の中で10%以上若い有権者より高齢者が占める数の割合が高くなっており、ドイツの若者は窮地に立たされている。

国ではこの均衡が取れなくなった状態を見て、年金受給者が若者を喰らう気でいる!なんてことも言われている。

選挙で有利な状態である受給者側の有権者達ではあるが、政府のその場だけの御機嫌取りのような声明や政策で、感情を左右させられているのもまた彼らである。というのも2005年に新しい年金額の換算方法のマニュアルと規約と国民に配布した。

しかしこれは、年金財政が減っている事を隠す為に、一時的なごまかしとして配布したと言われており、というのも2008年、2009年になるとすぐにそれらを無かった事にしたそうだ。

そして年金額の見直しで、金額が高くなる予定だったのが、2011年には、結局上がる筈だった予定額の半分になるという事態も起き、高齢者達をただただ混乱させた。

現在ドイツの人口の5人に一人は65歳以上といわれている。さらには2040年には3人に一人になると計算されている。そして加速する少子化により、若者の負担はどんどん増えて行っているのが現状である。

そして、就労者が負う年金保険の額も2010年までは月に90ユーロだったのが、2014年現在は250ユーロにも上がり、社会を背負う労働者も途方に暮れるばかりである。

日本同様、にっちもさっちもいかない状態になっているドイツ。これらの話を受けて海外の反応はどうだろうか?

一部抜粋して海外の声を紹介したいと思う。

【参考URL】http://www.focus.de/finanzen/altersvorsorge/rente/tid-14947/rente-mit-69-wer-rente-will-muss-arbeiten_aid_418673.html

この記事に対する海外の反応

あれは本当に茶番だった。

なんで一般市民の私が沢山の高齢者を補助しなければいけないのかな?

政府は策に溺れたのであろう。

私は30年前にこの壊れたシステムから抜け出しているから、そう思う。

パートアルバイターや契約社員のシステムは、老人にとって状況をよくするものではなかろうに。

まだこのシステム建設中?うまくいかないでしょう?

なんで議員は私たちのお金を沢山受け取れる?

なんで年金システムばかり見られる?こどもの為の予算は?

公務員の年金受給者は、年金を払わず、年金でずっと生活している。

なんだこれは?

低所得者はすぐ死んじゃうよ!

働ける人は、可能な限り働かなければいけない。ただ、高齢者を労働者としてどうやって入れ込めば良いのだ?

私は何十人と採用した事があるが、のろい労働に仕事を割く事は馬鹿げていると思った。

年金を望んでいる限り働かなければいけないな。

高い支払額は、金額の高い年金受給者を産むだけ。これは政治的事実だね。

若者は、どのように老後を迎えるかを考える事すら難しくなってるな。

まじナンセンス!

産まれた時代が違うってだけで、なんだか不平等なあつかいだなぁ。

支払ったお金も、どうせ他の何か新しい事に使われるのかな?

69歳はまだ保証されている年齢だ!地面にきちんと鉄でむすばれているように。

若者は職が少なくなっている上、年寄りに仕事の場所すらもわけなければいけないのだろうか?

40年前からこの問題を察知していなければ、この問題を避ける事は難しいだろう。

これは、年金を払う為の世代間契約を結ばされているようなものだ。

これは元・コール首相の負の遺産だ。だって多くの義務を負ってるじゃん。

まとめ

どっちがいいかと言われると、まだちょっと分からないとしか言えないのが現状。ただ、こんなに年金制度がコロコロ変わるのは、心労が絶えないなと思った。先進国で起きている、世界規模の社会システムの変化の過渡期なんだろう。

ヨーロッパ人はホイホイ移住する事が当たり前になっているけど、日本人はなかなか難しい。

好きなシステムの国を選べないからこそ、ドイツみたいな状況を防ぐ為にも、政府の政策についてもっと反応していかなければいけないなと思った。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    年金は政府が破綻しないと声高に叫んでいるが
    それは国民の税金も投入しているからだ

  2. 日本の名無しさん より:

    高学歴化で相手に対する評価が厳しくなって結婚へのハードルが高くなるからね
    これを政策で解消するのは無理だろうなあ

  3. 日本の名無しさん より:

    多すぎる学校を解体して中卒労働者を増やすしかないね
    移民需要も減らせるし早婚化も進むだろ

  4. 日本の名無しさん より:

    定年を70、75、80って引上げてくしかねーんじゃねーかなぁ

  5. 日本の名無しさん より:

    ドイツの場合は日本と同等の少子高齢化の進行度を受けて労働者移民を受け入れたのが大失敗だったね。
    労働者移民夫婦のおかげで少子化の速度は緩やかにはなったけど、大家族が当たり前の国から労働者移民を受け入れたために労働者移民夫婦の父母や祖父母も一緒に付いて来て高齢化はさらに進行した。
    中間層が増えずに医療費や学費などの国や自治体の負担が大きい子供と高齢者が同時に増えたことで財政への圧迫も強まってしまっている。

  6. 日本の名無しさん より:

    ドイツは日本以上に深刻だな

  7. 日本の名無しさん より:

    高齢化とデフレ化は世界的な傾向なんだな。

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