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ドイツのサッカーチームが多額のスポンサー料を返さなければいけない??

2014/12/27
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ドイツ人は、つくづくくサッカーが好きだなと思う。

サッカーの試合になれば、大体飲み屋街になっている旧市街は、サッカーファン達がレストラン備え付けのテレビを一緒に見て、大騒ぎ。休日よく目にする光景だ。

電車に乗れば、これから観戦に見に行く人達が、もう待ちきれないと言わんばかりにビールを早々と開けて騒いでいる。帰りの電車はもう合唱しているグループがよく居て、駅内では突然イェーイと叫ばれて、びっくりして何ごと!??と驚かされる事もしばしば。

開催中なんかはすごくて、ふだん人がよく通る通りがもう夕方にはガラガラになっていて、ゴーストタウン化していた。おそらく皆でわいわい騒げるスポーツバーか自宅とかではしゃぐ気まんまんで、みんな仕事終わりにはすぐサッカーを見に帰ったんだろう。

お陰で勤めている日本食レストランは、ガラガラで退屈な客席状況になったと事を覚えている。

2014年のワールドカップが優勝した時なんか、閑静な住宅街でも車でぐいんぐいん言わせながら、お祭り騒ぎして夜中でもうるさかった。

そんくらいドイツ人はサッカーが大好き。ビール、ウインナー、サッカーのドイツの代名詞は嘘ではない。この3つがドイツ人の全てを物語っていると思う(笑)

しかしビールとウインナーは大好きでも、残念ながらサッカーに興味持てない私。結果今年のサッカー中継はゼロだった。

サッカーといえども、そんな華やか事だけあるわけじゃないのである。

なんとなく調べものをしていると、深刻そうなニュースを見つけてちょっと読んでしまった。というのもとあるサッカーチームが、巨額のお金をスポンザーに返金しなければいけない騒ぎになったのである。しかもスポンサーが倒産?

なんだか難しそうな話題だったが、サッカー大国ならではという感じがしたので紹介したいと思う。

Bayer Leverkuse(レーバークーゼン)

日本ではバイエル・レーバークーゼンという名で通っているのかな?ドイツの一部リーグで強豪サッカーチーム。

友人曰く昔はリーグ優勝をしていたらしいけど、近年は後ちょっとの所で優勝を逃したり、早い段階で負けたりと、あまり調子のいい所を見せれてない印象があるそう。

本拠地は、ノルトライン・ヴェストライン州のチーム名にもなっているレヴァークーゼンという街が拠点。

デュッセルドルフやケルンなどの近くで、地域全体はドイツの中でも一番発達している地域である。工場地帯と近代的な建物、昔らしいドイツ的な住宅が並ぶ街である。

裁判の内容

ケルンの裁判所の判決によると、このサッカーチームのスポンサーになっていたTelda-Faxという企業が倒産した事に始まり、サッカーチームにスポンサー料として払っていた160億ユーロをTelda-Faxに返還するよう判決を下した。

2009年から2011年までこの企業はバイエル・レーバークーゼンにスポンサー料を払っていたが、2011年以降業績が悪化。2011年の春に起きた倒産では、約700000人の従業員が解雇される。

スポンサー料としてきちんとした手続きで受け取ったお金だし、しかもそんな多額無茶だ!というバイエル・レバークーゼンに対し、破産処理の為にその金額を求めるスポンサー元のTelda-Faxという争いになったが、結果Telda-Fax側の勝利となった。

決め手

スポンサーもとの勝利の決め手となったのは、2009年のスポンサー料が未払いだった事が発覚し、支払い期限の延期を求めたり等、事前に業績の悪化の兆候が現れていた事。

そして支払いの遅れはそれ以外にも何度かあった経緯をふまえて、バイエル・レーバークーゼン側はTelda-Faxの支払い能力に問題視し、このような結果になる前に事前に気付くべき責任があった事が、ケルン裁判所の判決内容である。

Telda-Fax社の倒産はドイツの経済市場の中でも、もっとも大きな倒産として見なされており、いまだその大きすぎる倒産手続きは完了しておらず、現在も続いている。よってこのスポンサー料の返還は、Telda-Fax社の手続きにおいて非常に有り難い結果となった。

ドイツ経済史上で一番大きな倒産って、そりゃスポンサー料、是非が非でも返して欲しいでしょう。

サッカーチームとスポンサーのなかにも、このような事例があるんだなと興味深かった。本ではあんまりこういうニュース聞かない、というかちょっと世界的に見ても特別なニュースだよね。笑

こんな大きなニュースになるとやはり海外の反応が気になる所。一部コメントを抜粋して紹介したいと思う。

【参考URL】http://www.spiegel.de/wirtschaft/unternehmen/bayer-leverkusen-soll-sponsorengelder-an-teldafax-glaeubiger-zahlen-a-998602.html#js-article-comments-box-pager
http://www.welt.de/newsticker/dpa_nt/infoline_nt/sport_nt/fussball_nt/

この記事に対する海外の反応

たしかに驚いたし、失望したよ、この倒産劇には。

倒産法はすべてに認められるから、このサッカーチームはどうしてもこの事実を認めたく無かったんだろう。

彼らは倒産しているのを知っていたのにも関わらず、広告等を行っていた。その事についての謝罪はなかったのだろうか?

基本的には破産手続きは長い時間かかるし、もっと時間がかかるだろう

不利な債権者が保証される事は素晴らしい事だ

広告収入は支払う必要があるんじゃないか?

もちろん今までの報酬は払わなければいけないよ

クラブは不当に債権者を犠牲にしていたのではないか?何年も前から

全体像は極めて何とも言えない状態になっているよね

私はこのサッカーチームを過度に応援していないけどね

実に合理的な判決内容だと思うよ

このサッカーチームは、倒産するであろう会社からお金を収集している事に気付いていたのではないだろうか?

とても高い返金額だな

裁判所によると、会社は顧客にお金を与える事ができないそうだよ

これは例外的な倒産だよ。

私もこのサッカーチームは事前にこの事を知っていたではないかと思うよ。予兆は確実に現れていたし

私はこのチームがどうなろうと正直興味が無いな

でも契約上は貰えるべきだから、その当時経営が傾いていたとしても、権利を行使すると思うな

16億円は名目上の額で、破産手続きの始まりを象徴していたのではないか?

まさか大企業が倒産するとは思わなかったという訳かな

察知能力が決め手

なかなか難しい話でコメントするのが気が引けるが、以前から兆候が現れていたのであれば、サッカーチームも何らかの対策を施すべきだったんじゃないのかな?と素人見解だがそう思った。

でも実際大企業が倒産するなんて、当時は考えもしなかったのかも知れない。サッカー場以外にも、熾烈なバトルがサッカーチームにはあるという事だ。

他にもこういう話なかったっけ?もうダメだ~っていうのをわかってて、でも黙ってお金もらってたチームの話…。スポーツの世界でこういうことがあると寂しいよね~。他のクラブチームは大丈夫なのか~っ。
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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    未払いの分まで支払わされたの?

    1. 日本の名無しさん より:

      ちゃんと読めよ、地裁の判決が出たところ

  2. 日本の名無しさん より:

    意味がわからん
    チームのスポンサーだって一種の契約だろう
    余興の金ではなくスポンサー側からすればそれは広告費だろう
    契約していた広告会社に会社が倒産したから支払った金を返せと言って
    それは通用する話なのか

  3. 日本の名無しさん より:

    160億ユーロって2兆円以上だろ。
    小国の国家予算超えてるじゃん。

    1. 日本の名無しさん より:

      160ミリオン=160x100万
      今日の為替で230億円強だね・・・

  4. 日本の名無しさん より:

    さすがドイツ、合理的だ
    でもアメリカの影響をどっぷり受けてる日本人には理解できんな
    どうしてもアメリカ的な権利の主張に理を感じてしまう

  5. 日本の名無しさん より:

    一体どこが合理的なんだよ、合理のゴの字の濁点すらも合理性ないよ。
    普通によくあるヨーロッパの異常な地裁判決でしかないわな。

    欧州って、地裁レベルだと元共産のリベラルの巣窟化してるから、
    社会主義的なこういう判決よく出るんだよな。
    で、たまに最後まで通っちゃったり、政府がチャチャ入れて
    妙な和解しちゃったりして、法の運用が物凄いことになってる。

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