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世界一「アングラマネー」が暗躍する国家とは?

2013/10/24
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ドルと円の紙幣を持った女性

アングラマネーとは、いわゆる表には出てこない「地下経済活動」によって生み出されるお金です。麻薬の売買、違法なギャンブルなど、犯罪に関するお金が多いことも事実です。

日本国内でもアングラマネーは大量に動いていますが(約17兆円)、世界を見れば「アングラすぎてアレな国」もたくさんあります。

そんなアフォな国々の、アングラマネー事情を紹介していきましょう!

やっぱギリシャは最高!

出ました!

世界お笑いランキング上位に常にランクインしている「ギリシャ」です。ギリシャ最大の名物と言えば「脱税」ですね。とにかく、国民1人1人の納税意識が極端に低い国なんですよ。

ある時、ギリシャ政府は「庭にプールがある家は金持ちだ!課税しちゃえ!」なんて、小学生並みの発想で税制改正をやりました。政府は、ヘリコプターを飛ばして各家庭を空から監視し、プールがある家庭を見つければ地上で待機している部隊に通告。その家庭に納税通知書を送るという計画を立てていました。

ところが…

計画内容を知った金持ちたちは、あろうことかプール全面にブルーシートを被せたり、あるいは芝生に見せかけた「ふた」を被せたり、さらにはプールそのものを埋めてしまう家庭も続出したのです。

「何が何でも税金を払うのは嫌!」

というのが、ギリシャ国民に共通するアレな性格なんですな…

しかも国民の4分の1が公務員という公務員大国であり、さらに公務員でありながら就業中に職場を抜け出し、自分の農地で野菜をせっせと作る事なんて当たり前の世界です。もちろん、公務員としての仕事は一切していませんが、猛烈に良い手当と一緒にお給料だけはチャッカリもらっています。

んで、その他のアングラマネーを総合すると、GDP比で「約30%」になる計算ですよ。政府もバカですね~。しっかりと課税制度を作っていれば、もっと税金を取ることもできたのにね♪

でもね、それでも調査対象となった国の中では「マシ」と言った感じです。世界には、「とんでもアングラマネー」を抱える国があるんですよぉ…

もはや立派と言えます!

2007年に、国際機関が世界162カ国を対象にアングラマネーの調査を行いました。上記で紹介したギリシャは、この時の調査では「約100位」だったんですね。もっと低いランキングかと思いきや、意外とギリシャは「マシな方」だったのです。

そして、この調査で最下位を獲得したのは「グルジア」です。国の西が黒海に面しており、北はロシア、南はトルコと国境を接しています。美人が多い国としても知られており、こりゃあ、ぜひとも一度は行ってみたいものです。

そんなグルジアでは、なんとGDP比で「約71%」ものアングラマネーが動いています。2007年当時、グルジアのGDPは「約1兆7000億円」でした。その71%ですから…

ぎゃーっ!

全てのアングラマネーが表に出てきたら、実際のGDPは「約3兆円」ということになります。政府がバカなんですね♪放置しておくから税金を取り損ねるのです。

実際はもっと深刻なんですよ…

さて、2007年に行われた調査は「犯罪に関するアングラマネーは除外」とされています。つまり麻薬の売買などによるマネーは、調査結果には含まれていないのです。

この調査では、「政府が把握していない労働やサービス」が調べられたのです。たとえば、ある会社が正社員を1人雇うと、それを公的機関に通知する義務があります。社会保障や労働関連の法律にも関係してくるからです。

しかし、会社が「保険料を支払いたくない」などの理由で雇用を隠しているとすればどうでしょうか?当然、公的機関は「この会社で1人の従業員が働いている」という事実を把握できません。

結果、その社員に渡されるお給料は「政府に把握されないアングラマネー」となり、労働関連の法律に引っ掛かるリスクも少ないため、「不当に安い賃金で働かされる」という環境が出来あがってしまいます。

そのような労働環境を少しでも改善しようと、この調査は行われたと考えて下さい。

つまりですな…

ギリシャでもグルジアでも、「犯罪に関わるアングラマネー」を足すと、もっと深刻な数字が出てくることになるのです。

実際どうなんでしょうね?ギリシャもグルジアも、もっと政府が犯罪撲滅に取り組み、労働実態を厳しく監視すれば良いのですが…

そうすれば税金だってもっと取れますし、治安だって良くなると思うのですが。

ちなみに日本はどれくらい…?

では、この調査で日本はどれほどのアングラマネーを抱えていたのでしょうか?現在、日本は「年間約17兆円」ものアングラマネーを抱えていると言われています。GDP比では「約3%」です。

アメリカが「約10%」であることを考えれば、非常に低い水準となっていますね。しかも日本の「約3%」は、犯罪に関わるアングラマネーを含んだ数字なんですよ。

したがって上記の調査に当てはめれば、結果はさらに良くなっていたと考えられます。

ふむ。何だかんだ言っても、日本って良い国なんですな♪

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