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「キャリアか育児か」未だに選択を迫られる女性達

2015/04/20
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英国放送協会(BBC)がショッキングなタイトルで記事を出していました。

そのタイトルは「日本:ワーキングマザーにとって一番最悪な国?」

この記事の内容はタイトルどおり、日本は女性にとって非常に働きづらい国で、
日本女性の70パーセントは出産後、やむを得ずフルタイムの仕事を辞め子育てに専念する、と言うもの。

そしてその辞める理由については、

  • 長時間労働などの労働条件の過酷さ
  • 旦那様の非協力さ(日本人男性の子供と過ごす時間は一日に15分と紹介されています)
  • 保育園などの子供を預ける場所が整備されていない


と挙げられていました。

しかし、このような問題は程度の差はあれども、日本だけの問題ではないようです。

最近、国連の国際労働機関(ILO)が男女の賃金格差が過去20年間の間に、3パーセントしか改善していない、と毎年3月8日の国際女性デーに先駆けて発表しています。

そして、この賃金格差の最大の理由は、やはり出産と子育て。

今回はこの報告をもう少し詳しく見てみることにしましょう。

出産はキャリアの妨げ!?

ILOは男女の賃金格差は非常にゆっくりとしたペースで縮まっており、このペースで行くと格差がなくなるまでには70年の年月を要する、との結論を出しています。

半世紀ほど前に、多くの国々において男女の賃金の平等が定められたものの、女性は未だに男性の77パーセント程の賃金しか貰っておらず、20年前に比べ、たったの3パーセントしか改善していないのだそうです。

また、女性には“母親になったがための賃金格差”も存在し、子供を出産した後仕事に復帰した女性は、子供を持たない女性に比べて給与が低くなってしまい、子供の数が増えるほどこの格差はさらに広がっていくのだそうです。

2005年の11カ国を比較した調査結果によると、

イギリスの2児の母親の環境が一番悪く、
子供を持たない女性より25パーセント給与がダウン。

ベルギー、オランダ、アイルランド、スペイン、ポルトガルでは
同様に10パーセントダウン。

フランス、イタリア、デンマークでは、
2児の母親の方が子供を持たない女性より少し給与が良い。

と言う結果が出ています。

父親と母親の違い

2010年のマサチューセッツ大学のレポートには非常に面白い結果が載っています。

これによると、子持ちの男性は、子供を持たない男性よりも11パーセント以上も給与が上がると言うのです。

他方、子供を持つ女性の多くは、キャリアの中断を余儀なくされ、仕事と家庭の両立が出来やすいパートタイムの仕事へと移行せざるを得なくなり、より賃金は下がると同時に、昇進のチャンスをも逃がしがちです。

ILOの経済学者は、こういったネガティブな要因が女性労働者への差別や過小評価へと繋がり、育児休暇、労働権利や子育て支援などの政策に影響を与えている。

男性と女性の子育てへの社会や政府の考え方が変わらない限り、男女の賃金の差は存在する、と述べています。

しかし、幾つかの点で改善が見られ、特に一定期間の産休を提供する国の割合は、1995年には38パーセントであったのが、現在では51パーセントまで上がっている、と報告しています。

また、男性の育児休暇率も20年前の28パーセントから56パーセントまで上がっており、男性が少しずつ育児の負担を背負うようになっています。

しかし、それでも女性に負担が重く圧し掛かっており、EU諸国では、女性は週26時間子育てに時間を割いているのに対し、男性は9時間だけである、と報告しています。

この記事の海外に対する反応

全ての人が本当に望めば、男女の賃金格差は解決できる問題だと思う。

こういう報告を見て、より伝統的な子育てや男女の関係を求めている人が罪悪感を感じる事がないようにして欲しい。

働きに出るのも、子育てに専念するのも個人の自由で、どちらの権利もしっかり保障してあげるべき。

6~12ヶ月ほどの産休や育休をとった女性の給与が、とらない人に比べて落ちるのはしょうがないと思う。

休みを取っている間に、他の人達は仕事に対する経験と技術を見につけているんだから。もし、両者の給与が同じであるならば、休まずに働いた人間に不公平だよ。

産休を取った人間の給与が下がるのは、男性・女性共に同じ事が言えると思う。男女の差別ではないよ。

全ての事を平等にしたとしても、女性のほうが育児に専念する率は高いと思う。これは生物的な本能だと思うけど。

休みを取った人間の給与が下がるのは当たり前の事。一番の解決策は、パートナー同士が何らかの協力関係を築いて、乗り越えるしかないよ。

これは個人の決断で、仕事に戻るも、家で子育てするの事にも批判はすべきではないよ。

子育てに関係なく、労働環境において女性は差別を受けていると思う。

特に上司とゴルフに行ったり、飲みに行く機会が少ない女性達にとっては、男性が大半を占めている職種などでは女性の昇進は限られていると思う。

子育てに関する環境は未だに女性の領域であって、男性が入りにくい所が沢山あるんだと思う。逆に、男性も子育てに参加し易いような環境を作ってあげるべきでは?

ヒラリー・クリントンさんは、女性職員には男性職員より28パーセント少ない給料を払っていたとか。男性は女性より優秀なの?それとも勤勉って事?

産休をとって復帰しても、職場ではいろんな嫌がらせを受けるし、嫌味も言われる。だから女性は職場復帰せずに、やめる人が多いいのでは?

男性の育児に関わる時間が少なく、子供を持つ男性の方が昇給して給与が上がるのは当たり前。養わなければならない人数が増えたら、その分働かなければならないから。

理想的な解決法は、カップルが計画的に家庭を築いて行く事だと思う。 

女性の賃金が安ければ、企業は女性より男性を好んで雇うわけで、別に悪い話ではないと思うけど。

子供を産むまでは男女の賃金の格差はないわけでしょ?出産後は育てる責任があるわけで、男女の役割分担が明確になっただけじゃないの?

女性に選択の幅が広まって、子供を産まず仕事に専念する、という選択が出来たという事。

子供を持つ選択をした人と、しなかった人とでは仕事の量が違うんだから、給与に差が出てもしょうがないよ。

出産・子育てのために男女にキャリアの差が出るのはやはり不公平。

女性だけが妊娠のために体重が増加し、腰も痛める上に、出産の痛みに耐えないといけないこと自体が不公平!!

女性が女性を責める時代が来たんだ!!

男性と女性の給与が平等になると、多くの企業が破産するだろうね。

だったら男性の給与を下げればいいんだよ、女性に合わせて。

実際に男性の給与は減少傾向だよ、最近。

お金の問題だけじゃなさそう…

ILOのレポートには悲しい報告も載っています。

全世界の女性の3分の1は、肉体的・性的被害を受けており、まともに職場に勤務する事さえままならないそうです。

世界銀行の最新の統計では、7億人の肉体的・性的被害者が存在し、
その内の40パーセントは、中東・アフリカ、43パーセントは東南アジア諸国に住んでいる女性なのだそうです。

世界各国では文化背景や経済発展状況など沢山の要因が異なり、世界的に女性と男性の賃金格差を縮めて行くのは、そう簡単に解決できる問題ではなさそうですね。

【参考URL】http://www.theguardian.com/money/2015/mar/05/gender-pay-gap-remain-70-years-un
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-21880124

働いた分だけきっちりお金払えばいいんじゃないのかな?妊娠、出産して身体が思うように動かなくなったり、子供に時間を取られて充分に働けなかったりするのは、しょうがないことじゃないのかな…。コメントにもあったけど、産まない選択をして働いてる人もいるんだもんね。子供を産んでもキャリアバリバリな人もいるから、そういう企業や個人のやり方がもっとひろまればいいね~。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    以下、男sage、女sage禁止。

  2. 日本の名無しさん より:

    ・・というよりも、本当に少子化対策してんのかって話。
    自分が子供の頃、子供は今の3倍以上いたわけだが、保育園は入れた。
    待機児童が多くて、お母さんも仕事ができない→給料が減るってどういう事なんだろう?
    何で子供が欲しいけどできない人たちの足元を見たビジネスばかりが横行して、子供や母親に優しくない環境になってるんだろう。。そりゃ産むの迷うよと思う。
    生活環境が変わったというなら、そういった環境の改善もしてほしいよね。

  3.   より:

    男女両方が望んで作った子供の場合でも女の負担が多すぎるんだよ。子供に時間を取られて十分働けないのはいつも女ばかり。
    そのくせ働かないで家事育児だけしてれば旦那にニート扱いされる。
    育児しながら働いていて職場の人間に嫌味を言われるのは母親だけ。
    そりゃ結婚したくないし子供も産みたくなくなるよね。

  4. 日本の名無しさん より:

    保育所など行政が無駄に保護し過ぎだと思うし子供を他人に預けて躾など放棄して
    問題が起きたら人のせいにする事の何が育児だ!と思います
    昭和まではお婆ちゃん子っていたし専業主婦の割合も多かった
    放置子問題も共働き世帯に居たけど今ほど深刻じゃなかった
    女性のキャリアより男性が効率的に働いて女性が補助して経済回す方が
    成長していたし結婚や子の出生など家庭を持ってこそと言う空気もあった
    バブル経済以降、独身に甘い世論が少子化に打撃を与えたと感じている

  5. 日本の名無しさん より:

    女が働いて男を養うのも一つの家庭の形ぐらいにならないと。

    現実は主夫はひもみたいに見られ、男は少しでも高収入であることを何よりも求められてるんだ。

  6. 日本の名無しさん より:

    妊娠したら主夫は働いてくれるのかな
    命懸けの出産にフルタイムの仕事…最悪だな…

  7. 日本の名無しさん より:

    子育てに十分な時間を掛けられるはずの主婦だけど、図々しかったりママ友と遊んでばかりで子供にろくな躾してないのが目立つ

  8. 日本の名無しさん より:

    先進国で少子化が問題になるのも仕方ないよね。
    コメントが全てを物語っている。
    しばらくは解決できないだろうね。

  9. 日本の名無しさん より:

    外国人研修者制度、派遣労働制度があるからね

    1. 日本の名無しさん より:

      かなり的外れ

  10. 日本の名無しさん より:

    まあ、自分達だけ労働してずるいみたいな感じだかんな。

    社会の形の話なのに具体案を考えず、男女対立で終わるようなやりかたしてる。

  11. 日本の名無しさん より:

    結局こういうの決定するのが大御所の爺さん方だから。
    未来より、定年後どれくらい美味しい方法で貯蓄増やすか、コネでどう下っていくかしか考えてないような老害ばっかだもんな。
    そんな奴らはなんとか組合だの基金だの、3年置き位でランダムにいろんなとこの長を務めて、退職金数千万って持っていくのを死ぬ間際まで続けてるんだぜ。
    そういう無駄金を託児所設立や子育て支援にまわして欲しいんだよな。

  12. 日本の名無しさん より:

    人間という動物を辞めでもしない限りは女性しか子供は生むことができない。
    人間がこれから先も存続したければ生物として不自然な部分は少ない方がいい。
    念のためもう一度書くと「少ない」方がいい。無くした方がいいとは言ってない。

  13. 日本の名無しさん より:

    個人の自由を尊重しろ、だが子供増やせ

    無理ー、無理だよー

  14. 日本の名無しさん より:

    男と女は体が違う。考え方も違うんだから、同じように扱うという考えがおかしい。
    何事も適材適所。
    男は仕事に向いてるし、女は育児・家事に向いてるでしょ。
    それの何が悪いの?

    1. 日本の名無しさん より:

      育児、家事してもお金もらえないし
      お金がなければ暮らしていけないからな。

    2. 日本の名無しさん より:

      それじゃ結婚しない女性が生きていけない
      仕事の選択肢もなく金ももらえないんじゃただの家政婦奴隷じゃん
      性差を理由にするならじゃあ男は肉体労働で
      女は管理職にしろっておもう

      1. 日本の名無しさん より:

        That makes sense!

    3. 日本の名無しさん より:

      同じように扱うなって点と適材適所で人材を使うということには同意する
      しかし職業選択の自由があるし、個人差もあるので男女ということのみで分けるのはおかしい
      そして性役割を押し付けられながら育って女性性男性性を身に着ける部分も大きい
      同性同士だって考え方も違う人が居るのは当然で、クローンの集団で社会は成り立ってない。つまり男女にかかわらず、個人個人の人生の一部である仕事場で個々に配慮が必要なのは当然だし、それが柔軟な企業・職場のほうが人間的でいいと思うしそうあるべきだと思う。
      家庭に入るのは経済的に余裕があれば、全然悪くないと思うが、現実問題できない家庭も多い
      それに個人差もあるし必ずしも向いてるからといって好きだというわけでもないでしょう
      つまり性別のみで向き不向き適所を決めつけるのは変。主夫だって少なからずいるんだし

  15. 日本の名無しさん より:

    もてないからキャリアに邁進するしかないぜ
    今まで生きていきて告白とかされたこともないしみんなどうやって結婚まで
    こぎつけてるのか謎。
    そもそも誰かと親しくしたり結婚してる自分が上手く想像出来ない。

  16. 日本の名無しさん より:

    つーか、男女かかわらず仕事量や内容に応じての給料にすれば文句はないわけで。
    家庭内の男女の役割なんて会社の利益とは直接関係ないし。

    ただ、途中離脱されると都合の悪い職種もあるだろうから単純な話ではないし、育児休暇によって振り分けられる周りの負担も覚悟しなきゃならないけどね。

    いずれにせよ男が一人で家族を養えず、尚且つ家事育児を殆ど女性に任せるならば、収入の大小にかかわらず女性の負担はかなり大きい。
    旦那の収入によっては365日一日24h満足に休まる暇も無い人もいるし、子供が手を離れるまでに息切れするかもしれない。
    まだまだ給与額で男女不平等な業種があるし、悪循環だよ。

    1. 日本の名無しさん より:

      簡潔な正論とおもう。

  17. 日本の名無しさん より:

    三つ子の魂百までもって言うから育休産休と別に長期休暇とかじゃなくてもっと軽く働ける場所が欲しい気がするwこれは男性にも父親として育児の参加の機会になるから親子休暇とかいって増やせばいいなって思う
    なにより、イクメンとかいう言葉自体ない方がいいと思う、それが当たり前な国にはそんな特別扱いする言葉なんてないんだから
    根底にあるのは男女の問題より、日本の会社で休暇の取リずらいことなんじゃないかな
    育児なので働く時間が減る人よりフルタイムで働く人のほうが給料がいいのは当たり前と言えば当たり前だが、少子化という問題がある以上、それに対しての緩和策が必要なのかも
    たとえば、何歳以上で子供を持ってない所得のある人には税金加算されるとか、それを子供手当とか保育所や介護施設などの労働状況改善につかわれるとか
    子供を欲しがらない家庭の多くは経済的な理由を上げているから共働きのワーキングプアだけは避けねばならないと思う・・・

  18. 日本の名無しさん より:

    極端な統計を一緒にしても、何もわからないよ

  19. 日本の名無しさん より:

    私どう考えても家事・育児に向いてない自信あるわ

  20. 日本の名無しさん より:

    管理人の言うとおり
    妊娠や出産や子育てでキャリア死ぬ人多いよなぁ
    どうしても夫の収入に依存してしまう、寄生虫言われる
    その反面選択できる分、子供産まないって選択する人もいるわけで
    そしてそのせいで少子化するわけだから
    それはそれで叩かれるという

    家事育児を移民の女性にやらせるっていうのもあるけど
    単純に女性がやってた仕事をアウトソースしてるだけで結局はやらなきゃいけないモノ

  21. 日本の名無しさん より:

    育児しててもキャリアに影響しないようにしたら?
    ずるいと思う人は産めばいいんだから
    不妊は届出を出せばokにして

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