就職内定おめでとうございます。自分の周りの環境が大きく変わる経験は人生で何度かあると思いますが、学生から社会人になる時もその1つだと思います。
学生ではなく求職中の所に内定をもらったという方は、喜びもひとしおだと思います。中途採用の場合は、仕事を開始する日が迫っているケースも多いと思います。
仕事をスタートする時期に必要そうな項目をあげておきます。
- ひとり暮らしの準備や引っ越し費用など
- 仕事用のスーツや靴・バッグなどの準備
- 職場の人とのランチや飲み会などのお付き合い
このように生活環境が変わる時は何かとお金がかかります。そんな時にお金を借りられる所を覚えておくと役に立ちます。
今回は、就職が内定した人はいつからお金を借りられるのか、実際の申込みはどんな流れなのか、じっくりご紹介していきます。
お金を借りる前に知りたいこと
初めてお金を借りる方も多いと思うので、お金に関する基礎知識を確認しておきましょう。
お金に関する基本用語の確認
業者が個人にお金を貸す事を「カードローン」「キャッシング」などと呼びます。銀行の場合は「カードローン」、消費者金融の場合は「キャッシング」と呼ぶ事が多いです。
お金の貸し借りは、貸す側から見ると「貸付をする」「融資(ゆうし)をする」、借りる側から見ると「借入をする」「融資を受ける」と表現します。
誰でもすぐに借りられるの?
テレビのコマーシャルなどを見ていると、すぐにお金を借りられそうな事を言っています。「あれは本当に誰でも簡単に借りられるの?」と思っている方も多いと思います。
手続きは簡単になっていますが、申込みをしたら「審査」が行われ、誰もが無条件に借りらるわけではありません。
審査は何のためにするの?
貸金業者が一番困るのは、貸したお金が返ってこなくなることです。それを避けるために審査を行います。 申込みをして審査を受けるには最低限の条件を満たしている必要があります。
条件の一例をあげておきます。
- 年齢は20歳以上65歳まで
- 安定した収入がある事
年齢の上限は業者によって様々ですが、下限は20歳のところがほとんどです。
収入に関しては、正社員ではなくアルバイトやパート、派遣社員でも可能な場合が多いです。この他、身分証明書や連絡先(電話など)が必要です。
実際に申込みをすると、この他の条件(勤続年数など)も総合的に判断して審査が行われます。
審査を厳しくすればお金が返ってこなくなる危険は減りますが、審査そのものに通る人が少なくなります。
審査を緩くすれば多くの人が借りられますが、お金が返ってこなくなる危険が増えます。どこで線引きをするかの判断は業者によって異なります。
(⇒キャッシング審査に通る?通らない?緩い?)
「金利」って何のために払うの?
お金を借りる時についてまわるのが金利です。金利というのは、お金を借りた時のお礼のようなもので、利息・利子・年利などと呼ぶことも有ります。
この金利が業者側の収入(儲け)になり、経営の為の費用(家賃や光熱費、宣伝費、人件費など)に使われています。
仮に100万円を年利10%で借りて1年後に返した場合の返済額を計算してみます。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| (a) 始めに借りた金額 | 100万円 |
| (b) 金利 100万円×10% | 10万円 |
| (c) 返済する金額 (a)+(b) | 110万円 |
金利は借りた額と期間に応じて増えていくので、必要な額だけ借りてなるべく早く返すと金利を低く抑える事が出来ます。
金利はどうやって決めているの?
金利が高いほど業者側の儲けが大きくなりますが、金利が高すぎると借りる人が減ってしまいます。それに金利が高すぎて返済額が膨れ上がり返せなくなる・・という可能性があります。
実は金利は業者側が好きな数値を設定できるわけではなく、「利息制限法」という法律により、融資額ごとに上限が定められています。
【利息制限法の上限金利】
| 融資額 | 金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 20% |
| 10万円以上100万円未満 | 18% |
| 100万円以上 | 15% |
このように、融資額が大きくなるほど金利は低くなります。
お金を借りられる所を知りたい
次に、どんな所でお金を借りられるのか確認をしておきましょう。
ここでは、銀行・消費者金融・学生ローンの特徴をご紹介します。銀行と消費者金融はホームページを見ただけでは違いがわかりにくい所もあるので見分けるコツもお伝えします。
銀行の融資、審査は厳しい?
お金を貸してくれる所で最初に思いつくのは「銀行」という方も多いと思います。
「銀行って個人にも貸してくれるの?」「銀行は審査が厳しくて時間もかかりそう」と思っている方もいるようです。
銀行は以前は会社などへの大口の融資が多かったのですが、最近は個人向けのカードローンに力を入れている所が多いです。
インターネットから申込みが出来る所も増え、早ければ当日中に借入れが出来ます。銀行の特徴をまとめておきます。
| 分類 | 銀行 |
|---|---|
| 元になる法律 | 銀行法 |
| 見分け方 | 金融機関コード(銀行コード) 4ケタを記載 |
| 金融商品名 | ○○銀行のカードローン△△など |
| 金利 | 低め |
| 審査 | 厳しめ |
| その他 | 専業主婦(主夫)も申込み可能 |
最近増えてきた「インターネット銀行」は、店舗の運営費や人件費がかからない分、更に金利が低めです。
消費者金融、金利は高いの?
消費者金融はスピーディーな対応が魅力です。大手の消費者金融は銀行の系列の所が多く、自動(無人)契約機や女性専用ダイヤルを設けている所も有ります。
消費者金融の特徴をまとめておきます。
| 分類 | 消費者金融 |
|---|---|
| 元になる法律 | 貸金業法 |
| 見分け方 | 登録番号:○○財務局長(10)第00000号を記載 |
| 会社名 | ○○銀行系の□□□など |
| 金利 | やや高め(法定範囲内) |
| 審査 | 銀行よりは緩め |
| 貸付上限額 | 年収の3分の1まで |
| その他 | 専業主婦(主夫)は申込み不可 |
貸金業法によって「貸付上限額が年収の3分の1まで」と定められています。制限がないと、複数の業者を周り借金を重ねてしまうことがあるからです。
このような事態を避けるために、ローンやキャッシングの申込み・借入れ・返済は信用情報機関に登録・共有されています。
学生向けの特典はないの?
大学生で内定をもらったという方は、学生ローンを利用することも可能です。「友人と卒業旅行に行きたい!」などという時には心強い味方です。
よく、「お金を借りることは親に知られたくない」という学生さんがいるのですが、親御さんへの連絡をしないという所も多いです。(延滞などトラブルがあると連絡が行きます。)
ただ、「学生ローンは金利も学割価格?」と期待してしまいますが、金利は低くはありません。
学生中心に貸しているということは、返ってこなくなるリスクが大きいので、あまり低い金利を設定できないのです。
金利の低さに注目するなら、消費者金融の「金利ゼロ」といったサービスを利用することをお薦めします。
学生ローンの特徴をまとめておきます。
| 分類 | 学生向け金融業 |
|---|---|
| 元になる法律 | 貸金業法 |
| 見分け方 | 登録番号:○○財務局長(10)第00000号と記載 |
| 会社名 | 学生ローンの□□□など |
| 金利 | やや高め(法定範囲内)金利ゼロのサービスがある場合も |
| 審査 | 学生証で審査可能 |
| その他 | アルバイトをしている事が条件 |
銀行カードローンの申込み方法
銀行には住宅ローンや教育ローンなど目的別のローンがありますが、今回は使い道が自由な「カードローン」の申込み方法をご紹介します。
ここでは、今まで取引のなかった銀行に申し込む場合の流れを書いておきます。(その銀行の口座を持っていると一部の手続きが簡略化される場合が有ります。)
銀行カードローンの申込み
銀行のカードローン申し込みには、以下の様な方法があります。
- インターネット(パソコン・スマートホンなど)
- 電話・FAX
- 郵送(申込み用紙はATMコーナー等に有)
- 窓口
- 店頭契約機
ホームページの場合、「カードローンに申込む」といった項目を選ぶとローン規約や個人情報に関する注意事項が表示され、「同意する」を選ぶと自分の情報を入力する画面になります。
申込みの際の注意点をまとめておきます。
- 間違いがないように記入する
- 他社からの借入れなどで虚偽の申請はしない
銀行カードローンの審査
記入した項目を送信すると、審査が行われます。
インターネット申し込みは24時間受け付けている所が多いのですが、審査を行う時間は限られています。夜中に申込みをした場合、翌日以降に審査が行われ、連絡があります。
連絡は電話の場合とメールの場合があります。その際に下記の項目を伝えられます。
- 融資可能か不可か
- いくらまで貸せるか
- 金利はいくらか
- 契約の方法
銀行カードローンの契約方法
銀行カードローンの契約には以下の様な方法があります。契約の際には身分証明書(運転免許証や健康保険証)が必要になります。また、手続きと並行して職場や自宅に確認の電話が入る事があります。
| インターネット | 身分証明書の写メールを送る、カードは後日郵送 |
|---|---|
| 郵送 | 送られてきた申込書に記入して返送、カードは後日郵送 |
| 店頭契約機 | 身分証明書はスキャナーで取り込み、カードは即日発効 |
この中から希望の方法を選べるところもあれば、「うちは郵送のみです」という所も有ります。急ぎの時は郵送以外の方法があることを確認してから申し込みをしましょう。
時間的に短くて済むのは、インターネット申し込み→審査→店頭契約機という組み合わせです。(店頭契約機は設置していない銀行もあります。)
実際にお金を手にするには
店頭契約機や郵送でカードを受け取ったら、貸付限度額の範囲内で好きな金額を借りる事が出来ます。カードが使える所は銀行ATMや提携ATMなどです。
「急いでいるからカードの郵送なんて待てない!」という場合は、自分の口座に振り込んでもらうことも可能です。
返済のことも忘れないで!
当たり前ですが、借りたものは返すことになります。各銀行のホームページでは、「○円借りて○ヶ月で完済するには、これくらいの額になります。」といった返済のシミュレーションを行うことが出来ます。借りる前にしっかり確認しておきましょう。
返済の方法には以下の様なものがあります。
- 自動引き落とし
- ATMからの返済
- 振り込みによる返済
余裕のある時に多めに返す、一括返済するなどの方法もあります。また、返済日を忘れない様にメールで知らせてくれるサービスもあります。
カードローン申込み方法まとめ
銀行のカードローンの流れをまとめておきます。
| (1) | 申込み | インターネット・店頭契約機など |
|---|---|---|
| (2) | 審査 | 電話かメールで貸付額などの連絡がくる |
| (3) | 契約 | 契約書に記入、身分証明書が必要 |
| (4) | 借入れ | ATM・口座振込など |
| (5) | 返済 | 自動引き落としなど。早めに返すことも可能 |
消費者金融の手続き方法とは?
次に消費者金融の申し込み方法をご紹介します。
消費者金融はコワい所じゃないの?という心配を耳にする事があります。確かに、ヤミ金と言われる違法な営業をしている業者も存在します。心配な方は、テレビなどでコマーシャルをしている大手の所を選ぶと安心です。
自分が借りられるかどうか心配・・という方は申込み前にホームページから簡易診断をしてみると目安が分かります。
消費者金融の申込み方法
消費者金融のキャッシング申し込みの流れは銀行と似ています。銀行と違う点をあげておきます。
- 契約書を郵送してくる所は少ない
- 自動(無人)契約機を用意している所が多い
- 契約の際、職場に在籍確認の電話が入る(個人名でかけてきます)
- 収入がない人は申し込みが出来ない(専業主婦(主夫)の人は不可)
銀行は「確認のために自宅や職場に電話をすることがある」という姿勢ですが、 消費者金融は職場の在籍確認ができないと契約が出来ません。注意しましょう。
消費者金融の場合、手続きが早く出来るのは、インターネット申し込み→審査→自動(無人)契約機という組み合わせです。
学生ローンの手続き方法とは?
学生ローンは銀行や消費者金融と少し違う手続きになります。学生ローン申込みの基本的な流れをあげておきます。
| (1) | 申込み | インターネット・電話・来店など |
|---|---|---|
| (2) | 電話 | インターネット申込みの場合、確認電話が必須 |
| (3) | 本人確認 | 身分証明書は学生証でも可 |
| (4) | 審査 | 必要な書類の確認と審査 |
| (5) | 借入れ | 指定口座への振込 |
| (6) | 契約 | 郵送された契約書に記入して返送 |
| (7) | 返済 | 銀行振り込み・来店など |
このように、(2)の電話確認という項目が増え、(6)の契約の前に、(5)で現金を振り込んでくれます。
「学生」という身分を信用してくれているのと、貸付額が少額なのでこのような対応になるのだと思われます。信用を裏切る事のないように、きちんと返済をしましょう。
内定者が借りられるタイミングは
ここまで、お金を借りられる業者とその手続き方法について解説をしてきました。
内定が決まった皆さんが実際にお金を借りられるのはいつからでしょうか?
学生で内定が決まった方は、卒業までは身分は「学生」です。求職中で内定が決まった方は、働き始める日までは身分は「無職」「家事手伝い」もしくは「アルバイト」などになります。
安定した収入とは何を指す?
ここで問題になるのが「安定した収入」とは何を指すのか、どれくらいの稼ぎがあればいいのか?という点です。
実は、収入の目安をホームページなどに明記している業者はありません。また、問い合わせても明確な金額は答えてもらえず、「総合的に判断します」といった返答になります。
内定=安定した収入と思ってくれる業者は少ないです。業者側がチェックするのは将来の収入ではなく現在の収入なのです。
更に、職場の在籍確認が必要な消費者金融は、仕事をスタートしてからでないと契約に進む事が出来ません。
今すぐ借りる方法はコレ!
せっかく期待してここまで読んだのにがっかり・・と思わないでください。内定が決まった会社の仕事がスタートする前に借りられる方もいます。申込み可能になる条件ををあげておきます。
- 学生の方はアルバイトをしていれば申込みが可能
- 求職中の方はアルバイト・パート・派遣で申込み可能
- 専業主婦(主夫)は銀行のカードローンに申込み可能
ということになります。
現在の条件で借りられる額は大きくないと思いますが、内定をもらった会社で働きだした時に増額の申込みをする事が可能です。
学生の方で仕事のスタートまで期間がある方は、アルバイトを始めれば申込みをすることが可能です。また、今は申込みを保留にしておいて、働きだした時点で申込みをすることも可能です。
お金を借りる際に注意することは
最後に、カードローンやキャッシングの際に気をつけたいことをまとめておきます。
お金を借りたら内定に響く?
時折、学生さんに下記の様な質問をされる事があります。
- お金を借りている事が内定先に知られることはあるのか?
- 借金があると内定を取り消されることはあるのか?
銀行や消費者金融でお金を借りると信用情報機関のリストに登録されます。ただ、この情報は登録金融機関しか見る事が出来ません。金融機関以外の企業が情報を得ることは不可能です。
では、もし、金融機関への就職を希望していたらどうなるのでしょうか?
この事から、「お金を借りても内定に響く事はありません。」と答えています。ただし、下記の様なケースで知られてしまう可能性はあります。
クレジットカードと借金の関係
内定をもらった企業から、指定のクレジットカードなどを作るように指示を受ける事があります。
他社から多額の借入れがあったり、過去に金融トラブルがある場合、そのクレジットカードの審査がスムーズにいかず、不審に思われて問い合わせがある可能性があります。(それが内定にどう響くかはその企業の判断です。)
それから、面接などで「あなたはクレジットカードを作れますか?」と、遠回しに借金の状態を聞かれることもあるので覚えておきましょう。
複数申込みは逆効果
内定した方に限りませんが「審査に通るか心配だから、いくつも申込んでおこう」という方がいます。でも、これは逆効果になります。
実際にお金を借りなくても、申込みをした時点で信用情報に記録されます。短い期間に複数の申込みをすると、慌ててお金を集めている=返せなくなるかもしれないと思われて不利になる可能性があります。
申込みをするときは、1ヶ所にしぼり、次に申込むのは1ヶ月程度の間隔をあけてからにしましょう。
ヤミ金業者には近づかない!
まだ仕事をスタートしていない、いわば不利な立場でお金を借りようとする時に注意したいことの1つに「ヤミ金」があります。
ヤミ金はインターネットで検索をしていくうちにみつけたり、街角にチラシが貼ってあったりするケースが多いです。
闇で営業している業者なので登録もしていませんし、法律も守っていません。法外な利息を請求したり、強引な取り立てをすることがあります。
「無職でも貸せます」といった誘い文句につられて足を運んだり、連絡をとったりしないで下さい。
ヤミ金の見分け方として、掲載された電話番号を「登録貸金業者情報検索入力ページ」で検索する方法が有効です。(登録番号は偽装している可能性があるので、必ず電話番号で検索してください。)
ブラックリストにも気をつけて!
もう1つ気をつけたい事があります。それが「ブラックリスト」です。
本当にこんな名前のリストがあるわではなく、信用情報に金融事故の情報が載った状態のことを指します。金融事故とは、下記の様な状態です。
- 長期の延滞
- 任意整理
- 自己破産
このような記録あると5~10年程度は借入れが出来ず、新たな審査にも通らなくなります。更に、自己破産は官報に載るので、その記録はずっとついてまわります。
ブラックリストに載らないために気をつけるポイントをあげておきます。
- 返済期限を守る
- 遅れた場合は、すぐに業者に連絡し早めに返済する
- トラブルがあったら公的機関や法律事務所に相談する
- 計画的に利用して返せなくなるほど借りない
このような点に気をつけて使えば、カードローンやキャッシングはとても便利なものです。これから始まる新しい生活を多いに楽しんで下さい。
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キャッシングのanyはブラックでも借りられる?
