キャッシングをするにあたって、やはり有利な人、不利な人というのはあります。その中で、主婦だと審査に通るのは難しい、主婦はキャッシング審査に通らない、そう聞いたことはありませんか?
しかし、主婦でも利用できるキャッシング商品は多くあります。キャッシング審査をクリアするためにポイント、主婦がキャッシングをするために押さえておきたいコツ、返済と借入の注意点等、キャッシングの疑問点を徹底解説していきましょう。
キャッシング審査通過のポイント【返済能力】とは
そもそも、キャッシングの審査はどのような目的で行われ、どのようなポイントをクリアすれば審査に通ることが出来るのでしょうか。
キャッシングの審査では、この人にお金を貸して本当に大丈夫かどうかをチェックします。つまり、キャッシング審査に通るためには返済能力の有無がポイントとなってくるのです。
返済能力があるとは、申し込み者が借入したお金を毎月滞りなく返済する力があるということです。返済が遅れる、満額完済してもらえないということは、キャッシング先にとって損失となりますので、そのリスクを避けるために審査を行うわけです。
では、返済能力があるということを判断するポイントを2つご紹介しておきましょう。
- 収入
- 個人信用情報
それぞれのポイントについて、1つずつチェックしていきます。
収入は金額だけじゃない!審査通過に必要な条件は要チェック
キャッシング審査で重要となる収入ですが、別に高額な所得を得ていなければ審査通過は困難であるということではありません。
キャッシング審査に必要な「収入」は金額ではなく、“継続して得られる安定した収入”を指しているのです。
では、継続して得られる安定した収入とはどのようなものなのでしょうか。
- 毎月収入の変動が少ない
- これからも継続して得られるという保証がある
この2点を満たしていれば、収入が安定していると判断できるわけです。毎月収入の変動が少ないというのは、歩合制ではなく給与性が望ましく、パートやアルバイトであれば毎月同じくらいのシフトに入っているということになります。
収入の変動が少ないことが望ましいために、自営業者や日雇い労働者の場合は審査で不利となってしまう要因となるのです。
では、継続して得られるというのはどういうものでしょうか。それは、正規雇用者のようにこれからの雇用が保障されていることが重要です。
しかし、非正規雇用者でも審査に通ることは出来ます。どのように収入の継続をアピールするのか、それには勤続年数が重要なポイントとなってきます。
勤続年数が長くなれば、契約期間が決まっている派遣社員や契約社員、パートやアルバイトといった非正規雇用者でも、簡単に解雇される、辞めてしまうというリスクが低いと判断できます。
ですから、出来るだけ長く働いている、長い勤続年数があるということが審査通過には大切なのです。
審査通過の重要ポイント!知っておきたい個人信用情報
キャッシング先によって、以下の3つの個人信用情報機関があります。
- JICC(日本信用情報機構)
- CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
- 全国銀行個人信用情報センター
個人信用情報には、申し込み者の様々な情報が登録されています。ですから、この個人信用情報をチェックすることで申し込み者に返済能力があるかどうかを判断することが出来るわけです。
では、個人信用情報を見ることで何が分かるのでしょうか。個人信用情報で確認できる情報には、次のものがあります。
- 本人を特定するための情報(氏名・生年月日・住所・勤務先等)
- 契約内容情報(契約の種類、契約金額、貸付日等)
- 返済状況情報(入金日、返済残高、完済日、延滞等)
- 取引情報(債権回収、債務整理、保証履行、破産申立て等)
- 申込情報(申込日、申込商品)
主に、これらの情報が登録されています。審査において、この個人信用情報に問題がないことが、キャッシング審査において重要なポイントとなるのです。
では、個人信用情報に登録されているどのような情報が、キャッシング審査に影響するのでしょうか。
- 延滞情報
- 債務整理情報
- 返済状況
ですから、まずはブラックにならないよう、延滞や債務整理をしないよう注意しておく必要があるわけです。
しかし、延滞や債務整理をしていなくても、月々の返済にたびたび遅れが生じているようであれば、やはり返済能力を不安視される要因となります。
個人信用情報には、クレジットカードやキャッシングの月々の返済状況が登録されています。
1日でも遅れれば、遅延マークが登録されてしまうので、返済日を守る意思があるか、きっちりと返済出来る人物なのかを一目で確認することが出来るのです。
キャッシング審査をクリアするためには、しっかり返済能力があり信用できる人物であるということが求められるのです。
ちなみに、個人信用情報では現在どのくらい借金があるかについても確認することが出来ます。そこで、多額の借金がある、多数の借金があるということになれば、やはり返済能力が不安視される要因となりますよね。
他社借入件数や金額についてはキャッシング先によって審査基準が異なり、件数や金額が少なければ審査に通る場合もあります。しかし、やはり他社借入があることは審査で不利になってしまうのも確かです。そこは忘れないようにしておきたいですね。
キャッシングを申し込みすぎると審査に落ちる!?
キャッシングの審査には絶対通りたい!そう考えたとき、いくつか申し込みをすれば1つぐらい審査に通るのでは?と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、キャッシングの複数申し込みは、それだけで審査が不利になってしまう危険なものなのです。
キャッシングの申し込みをすると、申し込んだことが個人信用情報に登録されます。複数のキャッシングに申し込むと、それだけお金に困っている、切迫しているという印象を与えてしまいます。
お金を貸す側にとって、返済が滞る可能性があるというのは最も敬遠したいものです。ですから、とてもお金に困っているであろう申し込み者に対しては融資が慎重になってしまうわけですね。
キャッシングを申し込む場合は、1社だけ申し込むようにしましょう。そして、続けて申し込みをする際は出来るだけ期間を開けるようにしておきましょう。
主婦だとキャッシング不可!?そう言われる要因【総量規制】とは
では、主婦はキャッシングできるかどうかについて解説していきましょう。まず、主婦だからキャッシング出来ないというわけではありません。主婦でも、キャッシングをする方法はあるのです。
それならどうして、主婦はキャッシング出来ないというイメージがあるのでしょうか。それには、絶対キャッシング審査に通ることが出来ない主婦の人たちがいるためなのです。
キャッシングしたくても出来ない、その原因となっているのが総量規制です。
ですから、収入のない専業主婦は法的にキャッシングすることが出来ないということになります。主婦がキャッシングすることが出来ない、そう言われるのは総量規制が原因だと言えるでしょう。
収入や勤務先はごまかせない!申込書は正直に記入を
収入について、自己申告で済むのであれば誤魔化すこともできるのでは?と思うかもしれません。しかし、キャッシングを申し込むと勤務先に電話をして働いているかどうかを確認する在籍確認が行われますので、働いていないのに働いていると嘘をつくことは出来ないのです。
(⇒在籍確認なしのキャッシングをお探しの方へ)
在籍確認について、勤務先にキャッシングがバレるのでは!?と不安視する人もいるかもしれませんが、キャッシング会社名を名乗ることはありませんし、必ず申し込み者本人が対応しなければいけないわけでもありません。
「○○さんいますか?」という電話に対し、「今、席を外しています」「今日は欠勤しています」この返答でも申込者が勤務先で働いているという事実は確認できますので、これで在籍確認は無事終了できるわけですね。
また、収入額をごまかすことはできません。キャッシング先は勤務先や雇用形態によって収入のおおよその目安は把握できますし、収入については収入証明書の提出を求められる場合もあります。
給与明細や源泉徴収票、課税証明書を提出することになれば、収入額はバレてしまいますので虚偽の記載をすることはオススメしません。
担保や保証人不要のキャッシングは、申し込み者の信用のみで貸し付けが行われます。
申込時点で嘘をつくような相手を信用することはできませんから、虚偽記載が判明した時点で審査に通るのが難しくなることもあるということは、しっかりと認識しておきましょう。
収入や勤務先を誤魔化そうとしても、個人信用情報をチェックすればすぐにバレてしまうようです。正直な申告をするようにしたいですね。
主婦でもキャッシング出来る!押さえておきたい3つの方法
総量規制があるということで、収入が無い、収入が極端に少ない主婦がキャッシングをすることは難しいと言えます。しかし、主婦でもキャッシングする方法はあるのです。
主婦がキャッシングする3つの方法は、次の通りです。
- 収入がある
- 総量規制対象外の銀行カードローンを利用する
- 配偶者貸付を利用する
それぞれの方法を詳しく確認していきましょう。
パートやアルバイトでも収入があればキャッシングは可能!
総量規制があっても、年収の3分の1までのキャッシングは法的にOKとなっています。
つまり、パートやアルバイトで収入があれば、主婦でもキャッシング出来る可能性は十分あるのです。
パートやアルバイト等で働いているとは言っても、その収入は正社員と比較すると不安定なものです。しかし、それは先ほど紹介した通り勤続年数が一定期間以上あればそこまで不安視することは無いでしょう。
出来れば3年以上の勤続年数があると、審査での不安要素を解消することが出来ます。
銀行カードローンなら総量規制対象外!専業主婦でも可能性アリ!
収入が無い専業主婦は総量規制があるためにキャッシングできない、そう紹介しましたが、実は専業主婦でもキャッシングできる方法はあります。
総量規制とは、貸金業法の中に規制されたものです。貸金業者とは、消費者金融や
つまり、総量来背は貸金業者のみを対象としているので、貸金業者ではない銀行は総量規制の対象外となるわけですね。
銀行のキャッシングであれば、専業主婦でも利用できるものはいくつかあります。専業主婦の場合は借入限度額が少額となってしまうこともありますが、借入できるというだけでもありがたいですよね。
専業主婦がキャッシングをする際には、配偶者の収入からの返済を前提としています。ですから、配偶者の与信に問題があれば審査に通ることは出来ないのです。ただし、配偶者の同意が必要というわけではなく、配偶者にキャッシングの申し込みがバレてしまう恐れはありません。
専業主婦でも問題なくキャッシングするためには、申し込み者自身の信用だけでなく、配偶者の信用も必要となるという点は覚えておきたいですね。
主婦でもOK!オススメ銀行カードローンをご紹介
ここで、パートやアルバイトをしている主婦、専業主婦でも利用可能な銀行カードローンをいくつかピックアップしてご紹介していきましょう。
銀行名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
三井住友銀行 カードローン |
最高800万円 | 4.0~14.5% |
楽天銀行 カードローン |
最高800万円 専業主婦は最大50万円 |
1.9~14.5% 専業主婦は金利14.5% |
イオン銀行 カードローンBIG |
最大800万円 専業主婦は上限50万円 |
3.8~13.8% |
オリックス銀行 カードローン |
最高800万円 | 1.7~17.8% |
銀行カードローンは、低金利で高額借り入れが可能というメリットがあります。ただし、気をつけなければいけないのは適用金利は限度額に応じて決まることが多いという点です。
限度額が低くなれば最高金利が適用されるのが一般的です。ですから、銀行カードローンはもちろんですがキャッシング先を検討する際は、最高金利を比較して検討すると良いでしょう。
配偶者貸付なら自身に収入が無くても借り入れ可能!?
実は、貸金業からでも専業主婦がキャッシングする方法はあります。それが、配偶者貸付という制度を利用する方法です。配偶者貸付とは、申し込み者だけでなくその配偶者も含めた収入、世帯収入の3分の1を上限とする貸し付けを認めるというものです。
つまり、自分の収入が無い専業主婦でも配偶者貸付を利用すれば、配偶者の収入の3分の1までのキャッシングが法的に可能となるのです。配偶者貸付は、あくまでも申し込み者の名義での借り入れとなります。
配偶者である夫名義のキャッシングにはなりません。ただし、配偶者貸付を利用するのであれば配偶者の同意が必須となります。配偶者に内緒でキャッシングすることはできませんので、その点は注意しておきたいですね。
配偶者貸付という制度もあるようですから、自分がどのキャッシング先であれば利用できるのか、どの方法なら利用することが出来るのか、しっかりとチェックしておきましょう。
主婦でも大丈夫!ポイントを押さえてキャッシングを上手く使おう
主婦でも、パート等で安定した収入を得ていれば消費者金融等のキャッシングが可能となります。しかし、その際には総量規制に注意が必要です。年収の3分の1を上限とした借り入れしか出来なければ、利用可能な限度額が少ないものになってしまう場合もありますからね。
しかし、総量規制対象外の銀行カードローンであれば信用に応じた限度額設定が可能となりますし、配偶者貸付制度を利用すれば配偶者との収入合算の3分の1を超えない金額のキャッシングも可能です。
ただし、いくら希望額のキャッシングができても返済で苦しむことになれば意味がありません。キャッシングをする際には、返済時のことを考えて計画的な利用をするようにしましょう。
【参考ページはこちら】
キャッシングの悩みと質問を解決!
また、せっかくキャッシング出来ても返済が出来ないとなれば困ります。計画的な利用を心がけることが大切だということは忘れないようにしておきたいですね。
ですから、個人信用情報に問題がないこと、返済できるだけの収入があることが必須条件となってくるのでしょう。