キャッシングをするには審査に通らなければいけない、これはみなさん知っていることでしょう。しかし、どうすれば審査に通るのか、そのポイントについてしっかりと把握している人は少ないのでは?
特に、いくら申し込みをしても審査に落ちてしまう、審査に通らない…どうして自分はダメなの!?そんな疑問を持つあなたに、キャッシングの審査基準について詳しくご紹介していきましょう。
この情報をチェックすれば、自分が審査に通るために何が必要なのか、何が足りていないのか分かるはずですよ。
審査基準は“信用できること”!その判断材料をチェック
まず、キャッシングの審査基準についてご紹介していきましょう。キャッシングの審査は、安心してお金を貸すことが出来るかどうかを判断するために行うmのです。
なぜなら、貸したお金を返してもらうことが出来なかったら、キャッシング先は大きな損をする可能性があります。だからこそ、きっちりと返済してくれる人かどうかを見極めなければいけないのです。
細かい審査基準は、キャッシング先によって異なっています。しかし、基本的な基準は同じです。
キャッシング審査に通る最大のポイントは、『申し込み者のことを信用できるかどうか』です。
そこで、信用できるかどうかを判断するポイントを挙げてみましょう。
- 安定した収入がある
- 金融事故者ではない
- 多重債務者ではない
この3点が主なポイントとなってきます。では、それぞれのポイントについて詳しくチェックしていきましょう。
安定した収入は勤続年数がポイント!
安定した収入というのは、正社員として働くこと?給料を多く得ていること?そんなイメージを持つかもしれませんが、そうとは限りません。
安定した収入を判断する上で何よりも大切なのは、継続して一定額の収入を得続ける状態にあるかどうか、ということです。
継続した収入を得ることが出来るか、それを判断する要素としては次の点が挙げられます。
- 雇用形態
- 勤続年数
- 勤務先
雇用形態は、正規雇用であれば契約期間等を気にすることはありませんので、これからも継続した収入を得ることが出来る、安定していると判断することが出来ます。
勤め先も、中小よりも大手の方が業績が安定しており、これからの収入は保証されていると判断されるわけですね。しかし、この2つの不安要素をカバーするポイントとなるのが、勤続年数なのです。
安定した収入がある、そう判断されるためには最低でも1年以上、できれば3年以上の勤続年数があると、ある程度キャッシング会社の審査基準を満たすことが出来るでしょう。
ちなみに、自営業者の場合も収入が不安定であると判断されることが多いので、審査では不利になると言われています。自営業者の場合も、数年以上の営業実績があると比較的信用度が上がりますね。
収入の安定性というのは、キャッシング審査において重要な要素となることは覚えておきましょう。
(こちらもご参考に→キャッシングの審査基準はどうなってる?)
金融事故者は審査通過は不可!?信用度が低くなるその理由とは
キャッシング審査において、審査に通るのが難しくなってしまう最大の要因があります。それが金融事故者であるという点です。
過去のキャッシング、借金、支払いにおいて次のような問題を起こした経験があれば、キャッシング審査に通ることは出来ないと考えてください。
- 延滞
- 任意整理
- 個人民事再生
- 自己破産
- 代位弁済
これらの事故情報を起こしたということは、①返済期日内に完済できなかった、②返済すべき金額を満額返済できなかった、という2つの事実を示しています。
つまり、金融事故者はお金を貸してもしっかりと返済してくれない可能性が高いということで、信用度が著しく低い状態になるわけです。
事故情報は、必ず個人信用情報に登録されます。そして、この個人信用情報はキャッシング審査において必ずチェックされるものでもあるのです。そして、各個人信用情報機関でこの情報は共有されますので、隠すことは出来ないのです。
ただし、金融事故情報は永久に登録されるものではなく、一定期間が経過すれば個人信用情報から削除されるものです。
金融事故を起こしてしまった場合、次のキャッシング審査を申し込むのは事故情報が削除されてからにすると良いでしょう。
多重債務者は返済能力が不安視される要因に!
キャッシング申込時点で複数のキャッシングがある場合も、信用度が低いと判断される要因となります。現在、複数の借金があるということは、複数の返済に追われているとも言えますよね。
返済額が膨らめば、当然月々の返済が滞る可能性も出てきてしまうわけです。特に、銀行キャッシングは審査が厳しいので、多重債務状態であれば審査に通ることは難しくなってしまいます。
消費者金融のキャッシングでも、3件以上の多重債務であれば審査員通る可能性はグッと低くなってしまいます。キャッシングを申し込む際は、キャッシングの借入残高や借り入れ件数は出来るだけ少なくしておくようにしたいですね。
信用度が高くても審査に通らない!?その理由は総量規制かも
安定した収入もあるし個人信用情報にも問題がない、他に借金もないのに審査に通らない…そんな場合もあります。それ、総量規制が関係しているかもしれません。
貸金業法の「総量規制」は、
年収の3分の1を超える貸し付けをしてはいけないと定めたものです。つまり、年収300万円の人がキャッシングできる上限額は、その3分の1である100万円までとなってしまうのです。
もし、キャッシングを申し込む際に総量規制を超える限度額を希望してしまっているのであれば、それは法的に貸付不可ですから審査に通ることは出来ません。
キャッシングを申し込む際は、総量規制によって自分が借り入れ可能な上限額を把握しておくようにしたいですね。
現在、他に借金がある人は特に注意が必要です。すでに総量規制の上限額の借入がある場合は、新たにキャッシングすることが出来ないですからね。
どうしてもキャッシング審査に落ちてしまうという人は、総量規制についてチェックしてみると良いかもしれません。
銀行カードローンは総量規制対象外!収入の3分の1を超える借入も可
総量規制は、個人が借り入れをするすべてのキャッシングが対象になるわけではありません。貸金業法に定めれた総量規制ですから、貸金業者である消費者金融や信販会社が対象となっているのです。
つまり、貸金業者ではない銀行からのキャッシングは総量規制の対象外となるわけですね。
収入が無い専業主婦だけでなく、収入の少ないパートやアルバイトの人でも、審査の結果銀行がOKだと判断すれば希望する限度額のキャッシングが出来る可能性があるのです。
ただし、収入の3分の1という限度額は無理なく返済できる金額ということで考えられたものです。この金額をオーバーするキャッシングは、月々の返済額が大きくなり返済が苦しくなる可能性もあると言えますね。
ですから、キャッシングをする際には月々の返済額がいくらになるのか、無理なく返済できるのか、しっかりとシミュレーションしてから申し込みをするようにしたいですね。
ちなみに、銀行カードローンの審査は消費者金融と比較しても厳しい傾向にあります。少しでも不安要素があれば利用できない可能性が高まるので、その点は把握しておきたいですね。
どのキャッシング先にもある必須条件!年齢制限クリアできてる?
いくら信用があり、総量規制で問題ないと判断されたとしても、キャッシング審査に通らないことがあります。それは、年齢制限に引っかかっている場合です。
全てのキャッシング先では、年齢制限を設けています。どのような制限になっているのかはキャッシング先によって異なっていますが、年齢制限は20歳以上というのが基本です。
上限については、次のようなパターンがあります。
- 60歳未満
- 60歳以下
- 65歳未満
- 65歳以下
- 70歳未満
この他の年齢制限を設けているキャッシング先もありますので、キャッシングの年齢制限については各キャッシング先の条件をしっかりと確認するようにしておきましょう。
(⇒キャッシングの年齢制限についてもっと詳しく)
また、銀行カードローンは総量規制の対象外です。ただし審査が厳しいようですので、どちらのキャッシングを利用するのかよく検討するようにしましょう。
お得に利用するなら利用目的に応じたキャッシングがオススメ
キャッシング審査に通れば、無事にお金を借りることが出来るようになります。しかし、どうせ借りるのであれば出来るだけお得にキャッシングと言っても、その種類は1つではありません。
キャッシングには色々な種類があり、利用目的に応じて選ぶとお得になるケースがあるのです。
個人事業主にオススメ!自営者カードローンとは
キャッシングの審査において、個人事業主は審査で不利だと言われています。それは、収入が不安定であること、一定の収入を得られず月々に変動がある可能性があることが挙げられます。
しかし、それだけではありません。実は、利用目的自由で使い勝手の良いカードローンには、事業目的での利用が出来ないのです。個人事業主の場合は、事業資金目的で利用してしまう可能性もあるのではないかと不安視されることもあるかもしれないわけですね。
自営業者でカードローンを希望する場合は、事業資金目的でも生活費目的でも利用できる、自営者カードローンの利用を検討してみるのも良いでしょう。
他にも、各職業の人専用のカードローンというのはあります。
- 銀行員限定
- 医者限定
職業別のカードローンは、比較的低金利で利用できるものとなっていますので、一度チェックしておくと良いですね。
(⇒様々な職業の方におすすめのキャッシング)
目的別カードローンなら低金利でお得な利用が可能!
キャッシングを検討する際、何らかの目的があるのであれば目的別ローンがオススメです。目的別ローンは、その目的で使用することを条件としてキャッシングをします。
キャッシングの用途と金額が分かる書類を提示し、その金額のみを借り入れする1度きりのローンです。利用目的と利用回数自由のカードローンよりもリスクが少ないため、比較的低金利で利用できるようになっています。
提出する書類としては、次の書類がありますね。
- 請求書
- 見積書
- 納品書
また、目的別ローンにも様々な種類があります。
- 教育資金
- 通院・療養
- 車・バイク購入
- 冠婚葬祭
- カメラ購入
多くの金融機関や消費者金融で、目的別ローンを取り扱っています。利用目的とその金額を示す書類の提出がありますので手間はかかりますが、低金利で利用できるのは間違いなくメリットになるはずです。
利用目的が決まっているのであれば、一度検討してみると良いでしょう。
目的が決まっているローンは低金利で利用できるようになっていますから、自分がキャッシングする金額や目的によってキャッシング商品を選ぶようにしたいですね。
キャッシングの審査基準は信用できるか否か!
キャッシングの審査基準は、各キャッシング先によって異なります。しかし、基本的な審査基準として『信用できること』というものがあります。
安定した収入、問題のない与信があれば、毎月確実に返済してくれる、キャッシングしてもきちんと完済してくれると判断できるわけです。
そして、総量規制の範囲内であるかどうかも重要となります。消費者金融等貸金業者からのキャッシングをする場合は、自身の借入可能額をチェックしておくようにしましょう。
キャッシングをする際には、自分が信用できる人物なのかどうか、不安要素の有無について自身が把握しておくようにしたいですね。
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キャッシングの審査に通るには、信用できること、そして総量規制の対象になるかどうかということについてもチェックし、審査に通らない可能性を1つでも減らしておくようにしましょう。
出来るだけ不安要素をなくすことが、審査通過のポイントとなるのです。