キャッシング先を検討しているときに、サンライフという名前を目にするかもしれません。このサンライフ、どのような商品があるのか、どうすれば利用することが出来るのか、気になることもあるでしょう。
しかし、実は現在サンライフはキャッシング会社としての営業を終了しています。つまり、現在サンライフを利用することは出来ないのです。
サンライフがどのようなキャッシング会社だったのかをご紹介するとともに、キャッシング先を選ぶ際の注意点についてご紹介していきましょう。
サンライフは現在廃業!?取り扱っていたローン商品内容とは
キャッシングのサンライフは、実は平成19年をもって営業を終了しています。
しかし、中堅消費者金融として多くの利用者がいたサンライフの情報が気になる!そんな人もまだいるかもしれません。サンライフが取り扱っていたローン商品情報を、簡単にご紹介しておきましょう。
融資額 | 金利 | 年齢条件 |
---|---|---|
1~50万円 | 25.55~29.20% | 20~70歳 |
融資額は最高でも50万円と少額なもので、金利もかなり高い印象がありますよね。しかも、サンライフはカードローンではなくフリーローンです。
限度額内で何度も借り入れできるというものではなく、必要金額を1度で契約・キャッシングすることになります。一見不便に思えますが、フリーローンにはフリーローンの魅力もあるのです。
- 使いすぎる心配がない
- 返済計画がイメージしやすい
カードローンは手軽にキャッシングしてしまえる分、本当に必要なときではなくても使いすぎてしまうというリスクがあります。また、借入残高によって返済額が決まるカードローンは、自分の返済額がいくらになるか利用を繰り返すうちに分からなくなることもあるわけです。
しかし、フリーローンで一度だけのキャッシングであれば、毎月いくら返済するのか、完済までどのくらいかかるのかが借り入れ時点ではっきり分かっています。
返済時のイメージがしやすいというメリットがあるわけですね。
最高金利29.2%!?貸金業法改正前の金利は高かった!
サンライフの金利情報を見てみると、25.55~29.20%となっています。この金利、かなり高い印象だと思います。実はこの金利は貸金業法改正前の金利であり、グレーゾーン金利と呼ばれるものだったのです。
それは、利息制限法の金利が上限20.0%だったのに対し、出資法の上限金利が29.2%だったためです。貸し付けた金額を「出資」とすれば、29.2%という金利での貸付が可能となっていたわけです。
しかし、これだと利用者の負担が大きくなってしまい、借金で苦しんでしまう人が多くなってしまったのも事実です。
現在は、貸金業法が改正されてキャッシングの上限金利は20.0%と決まっています。
改正貸金業法は平成22年に完全施行されました。ですから、現在は20.0%を超える金利での貸付は出来ません。もし、20.0%を超えた貸付が行われればそれは違法金利となりますので、しっかりと覚えておきましょう。
サンライフはどんなキャッシング会社だった?実態を調査!
サンライフは実際どのようなキャッシング会社だったのか、安心して利用できるキャッシング会社だったのか、そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。
そこで、ここではサンライフがどのようなキャッシング会社だったのか、その実態について迫ってみましょう。
サンライフは、債務整理をしてしまったようないわゆる「信用ブラック」の人でも利用できた実績のあるキャッシング会社だったようです。ブラックと言われる状況は、次のようなものですね。
- 債務整理(自己破産・任意整理・個人民事再生)
- 延滞
- 代位弁済
ブラックとは、キャッシングをした際に返済期日に大きく遅れてしまった、満額完済できなかった状態を指します。この情報は個人信用情報に金融ブラック・金融事故として登録されてしまい、一定期間削除されることはありません。
ブラックになってしまった人は、信用が欠けている状況にありますので新規キャッシング審査を受ける際に大きく不利となってしまいます。
無担保キャッシングは、申し込み者の信用によって借り入れ可能となるものですから、信用に欠けたと判断された人は審査に通ることが出来ないのです。
しかしサンライフは借入することができた、これは利用者にとって嬉しい点だったかもしれません。しかし、誰でも利用できるというわけではなく、基本的な審査が行われるのは一般的な消費者金融と同様です。
東京にあったサンライフは高額保証料が必要だった!?
今までは、四国にあったキャッシング会社であるサンライフについてご紹介してきました。しかし、サンライフというキャッシング会社は東京にもありました。
こちらのサンライフでは、融資をする際に高額の保証金を必要としたこともあり、利用者の評判はあまり良いものではありませんでした。ただし、保証料を支払ってでも利用したい、他社の審査は落ちてしまったからどうしても利用したい、そう思う人にとっては救いだったかもしれません。
中小の消費者金融は、審査ハードルは大手消費者金融よりも低くなっており、借りやすい特徴があります。しかし、保証料が必要だったり金利が割高だったりと、利用条件が決して良いとは限りません。
中小消費者金融利用時には、利用条件についてしっかりとチェックしておくようにしましょう。
東京で営業をしていた別のサンライフというキャッシング先では、貸し付けをする際に保証金を支払う必要があったようです。借りやすい一方で、そのようなリスク・デメリットがあるキャッシング先もあるということは覚えておきたいですね。
安心できるキャッシング先を探すのは情報収集が大切
キャッシング先を検討する際には、利用を考えているキャッシング会社の情報をできるだけ細かく、詳しくチェックする必要があります。
(⇒貸金業者でお金を借りたい場合)
なぜなら、知名度の低い消費者金融、審査が甘い貸金業者は、違法業者や悪徳業者である可能性もあるのです。
悪徳業者とは、どのようなキャッシング先を言うのでしょうか。
- 違法金利
- 強引で違法な取り立て行為
- 正式な許可を得ていない非正規の貸金業者
先ほど紹介した通り、貸金業法によって金利の上限は最高でも20.0%と決められています。それなのに、20.0%を超える金利で貸付を行う業者が存在しているのです。
この業者の厄介なところは、「年率何%」という表記ではなく、「○日何円」といった表記にしてパッと見では違法だと分かりづらくなっているケースがあるということですね。違法金利でないかどうか、しっかりと計算して確認するようにしましょう。
悪徳業者の怖いところは、違法な取り立て行為をしてくるという点です。
- 契約者以外への取り立て(家族、知人)
- 勤務先や自宅への取り立て
- 夜間・早朝の取り立て
これらの取り立ては、法律によって禁止されている行為です。借金の取り立てと言えば、このようないイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、これは違法行為であり正規のキャッシング先であればこのような取り立てを行うことはありませんので安心してください。
正規の貸金業者は貸金業登録で判断可能!データベースを要チェック
ここで、違法ではない正規の貸金業者を判断する方法をご紹介しておきましょう。
- 貸金業者登録番号がある
- 固定電話番号の表記がある
最低限この2つを確認しておくようにしたいですね。お金を貸す事業を行う貸金業者は、必ず貸金業者を行う必要があります。
しかし、違法金利での貸付や強引な取り立てを行う悪質な消費者金融は、貸金業登録を行わずに隠れて営業をしていることが多いのです。
つまり、貸金業登録を行っていない消費者金融は、確実に違法業者であると言えるのです。
ですから、安心できる正規の貸金業者を見極めるのであれば、貸金業登録の有無を確認するのが良いわけですね。貸金業登録をしていれば、広告に必ず貸金業登録番号が表記されています。
そして、貸金業登録を行うには固定電話の設置も義務となっていますので、携帯電話番号のみの消費者金融は違法業者であると考えることもできるのです。
また、正規の貸金業者は金融庁ホームページにある「登録貸金業者情報検索入力ページ」に登録されています。こちらで社名や電話番号を検索してヒットしなければ、違法業者であると簡単に知ることが出来ます。
銀行のキャッシングであれば、騙されるのではないか、違法なのではないか、といった心配をする必要はありません。しかし、初めて消費者金融を利用するとなれば特に、利用するにあたっての不安は出てきますよね。
登録貸金業者情報検索入力ページは、インターネットで検索すれば簡単に見つけることが出来ます。誰でも無料で、いつでも利用できますので、是非チェックしてみてくださいね。
あまり有名ではないキャッシング先は、ホームページ等も整備されておらず情報を得にくくなっています。それなのに、ブラックでもOK、即融資可能、といった甘い宣伝文句があるために、何も調べることなく利用してしまう人がいるのです。
悪徳業者を利用しないためにも、キャッシング先検討時には貸金業登録の有無を確認することを忘れないようにしておきましょう。
サンライフは廃業!中小消費者金融を探す際は情報集めを!
キャッシングのサンライフは、平成19年で廃業しているために現在利用することはできません。しかし、他にも利用可能な中小キャッシング会社は多くあります。
数あるキャッシング先の中から、どうやって利用先を見つけるのか。それは、情報収集が大切となります。ヤミ金ではないか、悪質な業者ではないか、しっかりと見極める必要があるのです。
安心して利用できるキャッシング先を探すために、安易に甘い宣伝文句に飛びつくことなく、しっかりと利用先を検討するようにしたいですね。
【参考ページはこちら】
キャッシングのエイワがおすすめされる理由
中小のキャッシング先を選ぶ際には甘い宣伝文句に飛びつくのではなく、違法業者かどうかをしっかりと見極め、安心できるキャッシング先を選ぶようにしたいですね。
金利が高いものに思えるのは、貸金業法の改正によって現在は当時よりも上限金利が引き下げられているためなのですね。法律の改正でキャッシング状況が変わるというのは気を付けなければいけないですね。