私たちの生活に欠かせないものといえば「お金」です。
どんな生活を送っていてもお金の管理や知るべきことというのはたくさんあります。しかし、お金に関するものは何だか難しいというイメージもあるせいか、敬遠されがちですよね。
それがお金を借りることとなれば尚更です。
そこで今回は「キャッシング」についてご説明したいと思います。
借入を考えてるなら避けられない必須の知識!キャッシングあれこれ
お金を借りる行為である「キャッシング」の知識を得るにはすんなりとはいかないものですよね。
キャッシングについては、まわりには相談しづらいことでもあるために、自分から情報を集めようとしなければ知る機会もあまりありません。
現時点ではお金を借りるなんていうことに縁がないというひとでも「キャッシング」についての知識を身につけておくことは無駄なことではありません。
- カードローンとは
- 返済方法
- 返済期間
上記の3点はお金を借りるために「キャッシング」を利用しようと考えているひとは必ず知っておくべき知識です。
いろんなキャッシングのひとつ!生活に身近な「カードローン」とは?
現代にはさまざまなキャッシング方法があります。その中でも手軽に出来ることで有名なのは「カードローン」です。有名人がCMをしていたりするものも多いので耳にしたことがあるひとも多いはず。
(⇒キャッシングのおすすめ情報はこちら)
カードローンは使い途が限定されないキャッシングシステムです。そのカードローンにも細かく分けるといろいろな種類があります。
特徴を知ることで自身に合った物を選ぶときの基準になります。
コツコツと返す以外にもある!さまざまな返済方法を知っておこう
つぎに重要なのは、返済方法を把握することです。
カードローンを扱っている金融機関によって対応している返済方法には違いがあることがあります。
基本的には一定期間の間に指定された金額をコツコツと返していくことが大事ですが、臨時に返済できる方法などもあるので、それを有効活用していくことはお金を返していく負担を減らすことになります。
できるだけ長期化は避けたい!返済期間に注意せよ
返済には金利が発生するので、返済期間が長くなれば長くなるほど返済総額は大きくなってしまうもの。つまり、返済期間が長期化するとそれだけ負担が大きくなります。
多くのカードローンは返済期間に一年間という決まりを設けていることがほとんどですが、それよりも短期で返せる状況なら、短期で返済していく方向を選びましょう。
- カードローンは使い途が自由である
- 返済方法はコツコツと返していくだけではない
- 返済期間はなるべく短期に抑える
カードローンを利用すると決めたなら、自身で利用期間を設け、しっかりと管理していくことが必要になります。
キャッシングはこんなに種類がある!代表的なカードローン3種
ひとことで「カードローン」と言っても金融機関の数だけ種類があります。
その金融機関によっての違いや特徴を把握しているひとは意外と少ないのではないでしょうか。自身に合ったキャッシングをするためにも、必ず特徴、メリットやデメリットをチェックすることを欠かしてはいけません。
カードローンには以下のような種類があります。
- 銀行カードローン
- 消費者金融系カードローン
- 信販系カードローン
それでは、それぞれのカードローンがどんなものなのか、特徴などをご紹介しましょう。
代表的な金融機関のキャッシングといえば「銀行カードローン」
CMで見掛けることが多いキャッシングと言えば、銀行のカードローンではないでしょうか。
有名人が宣伝をしているというのも信頼できるポイントですが、なによりも扱っているところが金融機関の代表である銀行なので、やはり何かと不安の少ないものであると言えますよね。
銀行が扱うカードローンは主に「銀行カードローン」と呼ばれます。
特徴は金利が低く、融資可能金額が高いという点です。しかし、審査を通過するのに時間が掛かる場合があるという点がデメリットです。
銀行カードローンの利用に向いているのは、大きなお金が必要で尚且つ、返済期間がある程度長くなっても問題なく生活していくことが可能なひとです。
また、それに見合う収入が必要なので多くの場合に年収○○万円以上という条件が設けられています。
審査が早いことで有名!専業系ともいう「消費者金融系カードローン」
銀行よりも審査が早く手軽に使うことが出来るのが「専業系カードローン」です。
専業系って何?と思うかもしれませんが、一般的に消費者金融系と言われているカードローンのことです。こちらも有名なCMがたくさんありますね。
消費者金融カードローンの特徴は、審査が早いという点です。
ただし、金利は銀行と比べても高めであると言えるので、そういったデメリットを良く考慮したうえでの借り入れが大切です。
金利が高い場合、返済期間が長くなると負担が重くなってしまいます。出来るだけ短期間に返済を済ませることが可能なひとに向いています。
こちらも法律上、年収3分の1までというのが借入の条件になっています。これは申込者が無理な借入をし、返済が困難な状況に陥らないための対策として設けられている決まりです。
クレジットを持っているひとなら身近な存在「信販系カードローン」
こちらもあまり聞き慣れないと感じるかもしれない「信販系カードローン」。
これは社会人なら多くのひとが財布に一枚は入っているであろうクレジットカードで利用可能なローンです。
クレジットカードには買い物などで使えるお馴染みのショッピング枠と、ここで紹介するキャッシング枠というふたつの機能を持っています。
キャッシング枠は必要なければつけないという選択もあるので、クレジットカードを持っていても意外と知らないひともいるかもしれませんね。
ATMやキャッシュディスペンサーが使えるという利便性の高さが特徴です。
自身の持つクレジットカードでキャッシング出来るので、面倒な手続きがありません。返済は指定した口座から引き落としが出来るのも嬉しい点です。
しかし、その利便性の高さがデメリットとも言えるのがこのローンです。
引き出したお金は自身の口座から出て来たお金だと勘違いしやすいものですが、これはあくまでも借りたお金なので必ず返さなければならないものという自覚が必要です。
キャッシング枠で設けられている融資金額は収入によってさまざまですが、大口ではありません。
少しだけ足りないけど、次の引き落としの期日までに口座にお金を入れることが出来るという場合に使える本当に短期間で一時的なキャッシング方法です。
- 銀行カードローンは大口融資も可能で金利も低い
- 消費者金融系カードローンは審査がスピーディー
- 信販系カードローンはクレジットと同様の利便性の高さ
とは言えカードローンを利用したいために自身の生活ペースを無理やり変えたり、審査が早いからといって安易にカードローン選ぶのはやめましょう。
生活ペースに合わせた返済方法を選んで円滑な計画を選ぶべし!
キャッシングにおいて一番大切なポイントであると言っても過言ではないのが借りたお金の返済方法です。
返済もただ借りたお金を毎月返すという単純な作業と思われがちですが、それにもいろいろな方法があるのをご存知でしょうか。
代表的な返済方法が以下の3点です。
- 翌月一括払い
- リボルビング返済
- 残高スライド返済
知っておけば自身の収入や生活スタイルに応じた返済をしていくことが出来ます。
無理の生じたりしない返済計画を立てるということがキャッシングには重要なことです。
収入の中で一度に返せる金額なら!短期の返済には翌月一括払い
まず最初は、借りた金額とそれを返済するまでの期間分の利息を一括で次の月に返済する「翌月一括払い」についてご説明しましょう。
クレジットカードでの支払い方法で「一回で」と答えると、この方法になると言えば分りやすいでしょうか。
カードローンやキャッシングでは「一括返済」と言うほうが多いです。
キャッシングやカードローンで借り入れた金額を一度に全額で返すことを言います。もちろん、返済までの金利を含めた返済になります。
借りたお金が少額で、そのお金が必ず翌月には用意することが出来る場合に向いています。
この方法を使えば返済は一度で済み、返済期間は一番短期間になるので金利が膨らむこともありません。
また返済期間が短いと精神的な負担も軽くなるというメリットがあります。しかし、借入金額と金利を含めた返済の総額が大きい場合には向かない方法と言えるでしょう。
一度に返すのは無理でも分割なら!少額を毎月コツコツのリボ払い
次にご説明するのは「リボルビング返済」です。リボルビング方式とも言いますね。
毎月、決められた一定の金額を支払うのがこの方法です。
「リボ払い」と言ったほうが馴染みがあるかもしれません。クレジットカードでの支払い方法としても有名ですね。
またキャッシングの世界では「元金定額」と呼ばれたりするので覚えておきましょう。
これは、借り入れた金額をいっぺんに返すわけではなく、毎月一定額をコツコツ返していくことが出来る返済方法です。
借りたお金を一度に返すことは出来ないけれど、ある程度期間があれば返済することが出来る場合に利用することが出来るので毎月の返済額が高額にはなりません。
しかし、返済が長く続くという点がデメリットになります。
返済が長引けば金利も膨れることになるので注意が必要です。
元金定額での定例返済額は2000円から10000円ほどの金額が多くのカードローンで設定されています。
その金額を毎月用意出来る収入があるなら、カードローンの利用には問題がないと考えても大丈夫でしょう。
毎月の返済日に返さなければならない一定の金額のこと。
大手銀行でも採用してる方法!残りの返済額で決まる残高スライド返済
長期的な返済はしんどい、しかし一括で返すのも大変というひとには「残高スライド返済」という方法もあります。
返済するべく残りの金額によって、そのたびの返済額が変わるという返済方法で、残っている返済額が少ないほど支払う額が少なくなるので毎月の負担が軽くなるというシステムになっています。
銀行カードローンでもよく返済方法としてサイトなどに掲載されている方法です。ただし、こちらの方法も返済が長期になってしまうと負担は大きくなるので利用には注意が必要です。
- 一回の収入で返せる場合には一括返済
- 毎月決まった金額を払って返済するなら元金定額
- 借入残金に応じて返済を進めたいときは残高スライド返済
毎月コツコツと返済していくことが基本ではありますが、上手に返済していくには可能ならば一括返済などを使って返済期間を短くするなど、自身の知識と努力が必要です。
実際にキャッシングが必要になったら気をつけたいポイント
どうしてもお金が必要だけども誰も頼れない、そんなひともいるでしょう。
ここでは、いざキャッシングを利用せざるを得ないという状況になったときのために気をつけていきたい重要点をご説明したいと思います。
- 融資限度額と借入限度額
- 金利(利息)
- 在籍確認
金融機関の融資限度額と契約者の借入限度額はイコールではない
銀行や信用金庫などの金融機関が貸し付けてくれるお金のことを融資額、そして融資してくれる限界の金額を「融資限度額」といいます。
多くの金融機関が500万円から800万円ほどの融資を限度額としています。中には1000万円の融資が可能な銀行もあります。
しかし、実際の借り入れではそんなに大きな金額を借りるのは出来ないと考えましょう。
契約者本人の限度額のことは借入限度額といい、契約者それぞれの収入に応じて決められています。
また、高い融資額のことを大口融資といいますが、大口融資のローンであっても、その逆の小口融資にももちろん対応しています。
低い金利には理由がある!飛びつく前にじっくり考えたい金利システム
誰だって高い金利(利息とも言いますね)のカードローンやキャッシングは敬遠してしまうものですが、低金利なカードローンだからと言って、何も考えずに契約してしまうのは浅はかです。
低い利率で貸し付けるローンである場合には、そのローンの金利が固定金利か変動金利かを確かめましょう。
もちろん低い金利でなくても確かめるべきですが、低金利のローンは変動金利である場合があります。
金利には「固定金利」と「変動金利」というふたつの種類があります。
固定金利は契約したときに発生すると決められた利率が変わることなく返済をしていくことになる金利です。
一方の変動金利は、一定の期間で利率が変わってしまう金利です。変化するが故に元々の利率が低く設定されていることが多いので、よく確認することがよいでしょう。
実はあわてる必要はない「在籍確認」と「保証人」
契約のための審査のひとつに「在籍確認」というものがあります。
在籍確認は契約者の名前や住所など契約内容の確認と、所属していると申請した会社に契約者が籍を置いているかを確認するためにしているものです。
キャッシングのことが会社に伝わってしまうのではないかと心配するひとが多いのですが、在籍確認を担当する者が電話口で契約者以外の人間に契約内容などを話してしまうことは一切ありません。
在籍確認は審査の一環でもあり必要なものなので、キャッシングをしたいと思うなら避けようと考えるのはやめましょう。
また、近年のキャッシングでは保証人はあえて用意しなくてもよいものになっています。担保も同様です。
何も知らないままでのキャッシングは危険!利用するなら知識を
キャッシングやカードローンは金融機関などで扱われている商品のひとつです。
お金を家族や友人から借りられないというひとが困ったときに利用できるものですし、住宅ローンや教育ローンなども多く利用されているように、キャッシング自体に問題はありません。
問題なのは無知であったが故に借り入れたお金を返済することが出来なくなることなのです。
どんなひとでも何も知らずに新しいことに手を出すのは無謀と言われるのと同じように、キャッシングをするときも全く何も知らないままでは苦しい思いをしてしまう可能性があります。
自身に合ったキャッシングシステムを知ることや返済方法を選ぶことは、キャッシングを便利に利用するために大事なことなのです。
【参考ページはこちら】
キャッシングの悩みとよくある質問はここで解決
お金は日々の生活を営んでいくためにも欠かせないものであり、それを金融機関などから借りなければならない場合には最低限の金額に留めておくことも大事です。
そしてキャッシングをする際には、それ相応の知識を身につけることは必須であると考えましょう。
その中でも利用目的が定められていないのがカードローンで、借入額も少ない額で済ませたい場合に向いているローンです。
契約期間は一年更新ですが、できるだけ短期間で返済していくほうが負担を最低限にできるので短期間での返済を心がけましょう!