キャッシングという言葉…一昔前は結構暗いイメージもありましたが、最近ではクリーンなイメージへと変わってきており、より私たちに身近なものになってきましたよね。
急にお金が必要になったけれど手持ちがない!なんていう時にキャッシングは大変便利です。しかし、そんな便利なキャッシングでもきちんと理解していないと意外な落とし穴があったりするんです!
今回は、キャッシングでの注意点やお得にキャッシングする方法などをご紹介します。
(⇒キャッシングの悩みと質問はここで解決!)
知っていましたか?キャッシングの際に手数料がかかる場合があります
キャッシングをするときに最も見逃しがちな落とし穴ってなんだと思いますか?
よく言われる多重債務でしょうか?
たしかにそれも大変恐ろしいですよね。しかし、見逃しがちというよりも、キャッシングの一番怖い部分として注意するよう色々なところで言われています。
また、これに関しては、「うっかりしてた!」なんていうことはなく、ご自分の見通しの甘さが招いてしまう事態でもあります。
では、何かといいますと…それは「手数料」です!
キャッシングを利用するときに借りるのも返すのも手数料がかかる?
キャッシングに手数料がかかるってどういうことなの?ってお思いの方も多いのではないでしょうか?
契約時にかかるの?それとも借りるときにかかるの?返すときに金利以外にもかかるの?と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
ここで、キャッシングにかかる手数料についてまとめてみました。
改正された貸金業法では貸し付けに関する手数料について以下のように決められています。
請求が認められる費用…印紙税をはじめとする公租公課・ATM利用時にかかる手数料(借入額・返済額など利用額が1万円以下の場合は110円、1万円以上の場合は220円)・カード再発行時にかかる費用等
これをみなし利息といいます。
何の意識もなく使用していると、結構な損をしてしまう恐れもあるのです。
ATM手数料を支払うとどうして損をするっていう話になるの?
ATM手数料はもともと支払うべきものなのだから支払って当然…もちろんそうですが、ただでさえ、お金に困ってカードローンを利用しているのに、そこに金利やATM手数料…なんてなるともったいない!と思ってしまうのも人の心理です。
少額を短期で借り入れした場合、ATM手数料を支払うのがばからしくなってしまうかもしれません。
例えば、以下の条件で借り入れしたとします。
- 借入額…5万円
- 金利…18.0%
- 借入日数…7日間
これをATMを利用して、借入・返済を行ったと考えると、それぞれに220円かかることになりますので、ATM手数料は432円です。
返済額にかかる金利は1日25円未満、7日間ですから175円に満たない額ということになります。
つまり、ATM手数料の方が金利の倍以上も支払う必要があるということになるのです。
これだともったいない!と感じてしまう方が多いのも頷けるのではないでしょうか。
不当に手数料を請求してくる業者には注意しましょう!
さて、ここで手数料と金融業者に関する注意点をご紹介しておきます。
キャッシングになれていない人が、それこそ初めて契約を行う…となると、いったいどのような手数料がかかるのかきちんと把握していない場合も多いですよね。
そのため、違法業者や悪質な業者は、貸金業法で定められた費用以外の部分でも手数料を徴収しようとする場合があります。
よく使われる手口としていくつかご紹介するので、覚えておいてくださいね。
- 紹介手数料を要求してくる
「審査の結果うちでは貸し付けすることはできないけれど、アナタのような方にたくさん貸し付け実績のある他の業者を紹介します」というような事をいってきます。そして、紹介する代わりに紹介手数料として数万円要求してくるのです。
また、手数料を支払ったのに、結果紹介先でも審査に落ちてしまうケースがほとんどで、紹介元の業者とも連絡が取れなくなり、紹介料のみ支払う結果となってしまいます。
- 調査料を要求してくる
「審査をしていたらアナタの信用情報に不審な点があった。これはアナタが詐欺の被害に合っているからこちらで調査したい」などと言って、調査料を要求してきます。しかし、その後連絡が途絶えるケースがほとんどです。
- 保証料が必要といってくる
「アナタの場合は、保証人は必要ないけれど別途保証料が必要です」と言われるケースもあります。また、「周りにばれたくないでしょうからこちらで保証人を見つけてきます。その保証人に支払う手数料が必要です」などという手口もあります。
どちらにせよお金を振り込んだ時点で連絡が取れなくなるようです。
これらはすべて闇金といわれる違法業者・悪徳業者です。
こういった業者はまず関わらないことが第一で、万が一関わってしまった場合は速やかに消費生活センターなどしかるべき場所に相談しましょう。
教えて!手数料ゼロでキャッシングをする方法はあるの?
ATM手数料は支払うべき正規の費用ですが、これは貸金業者が絶対にATM手数料を利用者から徴収しなくてはならないという義務ではありません。
そのため、ATM手数料を徴収するのかどうかというのは貸金業者の判断に任されています。
とはいえ、多くの消費者金融では、カードローンのATM利用時に手数料を設定しているようです。
知っておこう…ATM手数料ゼロのキャッシングはココ!
それでは、皆さんが日ごろテレビCMなどで一度は聞いたことがあるであろう消費者金融のカードローンでATM利用時にかかる手数料についてみていきましょう。
業者名 | 自社ATM手数料 | 提携ATM手数料 | 備 考 |
---|---|---|---|
アコム株式会社 | 無料 | 1万円以下 110円 1万円超 220円 |
・提携ATMの場合は借入、返済ともに手数料がかかる ・契約状況によってはATM手数料が無料になる ・手数料は返済時の返済金額から充当される |
アイフル株式会社 | 無料 | 1万円以下 110円 1万円超 220円 |
・提携ATMの場合は借入、返済ともに手数料がかかる ・契約状況によってはATM手数料が無料になる ・手数料は返済時の返済金額から充当される |
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス (プロミス) |
無料 | 1万円以下 110円 1万円超 220円 |
・提携ATMの場合は借入、返済ともに手数料がかかる ※ただし、返済時ローソン・ミニストップのLoppi、ファミリーマートのFamiポートを利用して返済する場合、返済手数料は無料(借り入れは不可) ・三井住友銀行ATMは手数料が無料になる ・手数料は返済時の返済金額から充当される |
SMBCグループの株式会社SMBCモビット | ATMなし | 1万円以下 110円 1万円超 220円 |
・借入、返済ともに手数料がかかる ・三井住友銀行ATMは手数料が無料になる ・手数料は返済時の返済金額から充当される |
こうしてみると、自社ATMを持たないSMBCグループの株式会社SMBCモビット以外、自社ATMでは借り入れも返済も手数料がゼロということが分かります。
しかし、自社ATMを使用しているところを人に見られると「キャッシングをしているのかな?と思われるので出来ればあまり利用したくないという方もいらっしゃるかもしれません。
条件によっては、提携ATMでも手数料が無料になるケースがあるようです。SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)やSMBCグループの株式会社SMBCモビットは三井住友銀行ATMでは手数料が無料となりますので、ATMを利用するなら三井住友銀行のATMを探してみましょう。
そのほかの業者の提携ATM無料の詳しい条件につきましては、業者ごとに異なるようですが詳細についての記載がありませんでした。気になる方はコールセンターに問い合わせてみてくださいね。
コンビニのATMって大変便利ですし、このおかげでカードローンの利用がしやすくなったとも言われています。しかし、手数料がかかるケースが多いので、利用の際にはチェックしてみましょう。
ただ、自社ATMや手数料ゼロのATMが近くにない場合もありますよね。その場合、車でその場所まで行ったり、交通機関を利用すると、手数料とは別のコストがかかることになります。
手数料を節約したいからと交通費を掛けると逆に高くつくこともあるので、手数料だけにとらわれず相対的に判断するようにしてくださいね。
借入・返済の際に銀行振り込みや口座振替を利用するとお得!
結局多くの消費者金融で、提携ATMでは手数料がかかることが分かりました。
しかし、手数料を絶対に払いたくないんだけど!という方も中にはいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、キャッシングの際にATMではなく、業者に直接銀行振り込みをしてもらうという方法を取るとよいでしょう。
銀行振り込みで融資をしてもらう場合、振込手数料を業者が負担してくれるケースが多いです。
手数料もかかりませんので、返済日を忘れそう…手数料も嫌だという方にオススメです。
例えばSMBCモビットなどは、「WEB完結申込み」サービスを行っています。この場合は一定条件を満たすと、カードの発行もなく、振込も返済も口座を介して行われますので、キャッシングに関してATM手数料はかかりません。
インターネットバンキングを利用したネット返済も可能なところがあります。このサービスも手数料無料の所が多いので、日ごろからインターネットバンキングを利用している方にはオススメといえます。
しかし、こういった借入・返済方法はすべての貸金業者が対応しているわけではないので利用を申し込む前に確認しておきましょう。
絶対に手数料を払いたくない場合はそういったところを選んだり、ATM以外の方法で利用することを検討してみましょう。
手数料ゼロが良いなら…銀行カードローンを利用するのもオススメ!
さて、ここまで消費者金融をはじめとする貸金業者のATM手数料についてみていきましたが、銀行カードローンも案外お得に利用できます。
自社ATM手数料 | 提携ATM手数料 | |
---|---|---|
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
無料 | 無料 |
オリックス銀行カードローン | 自社ATMなし | 無料 |
消費者金融の場合、コンビニATMだと手数料がかかるケースが多いのですが、銀行カードローンの場合は自社だけでなく、提携ATM手数料がかからないケースがほとんどです。そして、そういったATMなら、傍から見れば、キャッシングなのか、自分の口座からお金をおろしているだけなのかわかりませんよね。
もちろん、すべての銀行カードローンで手数料がかからないというわけではないので、利用前には確認するようにしてください。
また、銀行カードローンには、それ以外にもお得な点が複数あります。
専業主婦もOK?高額もOK?なぜなら総量規制が対象外だから!
銀行カードローンと、消費者金融をはじめとする貸金業者のカードローンの一番の違いは、遵守している法律の違いです。
貸金業者は貸金業法、銀行は銀行法に則って営業をしています。そのため、一口に「カードローン」と言っても様々な相違点があるのです。
この相違点の中で最も注目したいのが「総量規制」でしょう。
- 総量規制とは…
改正された貸金業法に定められた決まりで、貸金業者は融資をする際に、申込者の年収の1/3以上の額を貸付してはいけないという決まりです。1社からではなく、貸金業者すべての業者からの総額ということになります。
そのため、年収300万円の人は消費者金融から100万円以上借り入れすることはできません。
また、年収が0である専業主婦(夫)の場合は、原則借り入れができないということになるのです。
しかし、銀行法ではこういった縛りはありませんので、総量規制にとらわれない独自の商品展開を行っています。
そのため、専業主婦の方でもOKというカードローンや、限度額1000万円までなんていう高額な商品も存在しているのです。
金利も銀行の方が低い傾向にある?
手数料ももちろん重要なポイントですが、返済期間が長くなると気になってくるのが金利ですよね。
借入してから10日くらいで返済するなら数十円程度の問題ですが、これが5年などの長期的返済になってくると最終的には金利だけで数万円違う…なんていうことにもなりかねないのです。
以前から金利は断然銀行の方が低いと言われてきました。そしてそれは今でも健在です。
消費者金融も少しずつ金利が低くなっていると言われていますが、それでも銀行の方が低い傾向にあります。
しかし、借入金額によっては銀行も消費者金融も大して変わらない場合も大いにあるので、金利については借入金額と照らし合わせてきちんと確認しておきましょう。
また、総量規制も関係ないため、高額を借入したい場合や、専業主婦(夫)の方が借り入れしたい場合などでも強い味方です。
金利も低い傾向にあるので、どこでキャッシング使用か迷ったら銀行カードローンを選択するのも悪くないでしょう。
意外なお得情報!金利ゼロ期間があるキャッシングが存在する?
さて、いままで、ATM利用手数料についての話をしてきましたが、実は更にお得な情報があるのです!
それは、「金利ゼロ期間」があるキャッシングが存在する!ということです。
もちろん一定の条件があるのですが、大変お得なサービスですので知っておいて損はないでしょう。
無利息キャンペーンについて把握しておきましょう!
無利息キャンペーンとは、その名の通り、キャンペーン中は金利がゼロになりますよというサービスです。
つまり、通常1万円借り入れしたら、1万円に返済日までの利息を付けて返済する必要がありますが、無利息キャンペーン中なら1万円借り入れしたら、そのまま1万円を返済すればOKというサービスなのです。
これって、大変お得なサービスですよね。
借りた分だけを返せばいいので、こちらには全くのマイナスになりません。
本当にこんなサービスが存在するの?悪徳業者なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことはなく、実際大手消費者金融と呼ばれる業者の多くが、無利息キャンペーンを行っています。
ただし、その業者を利用することが初めてで、かつ無利息期間に日数が決まっているなど一定条件があるケースがほとんどです。
必見…無利息キャンペーンをしている金融業者はココ!
それでは、実際に無利息キャンペーンを行っている業者とその内容についていくつか簡単にご紹介していきましょう。
- アコム株式会社
契約日の翌日から30日間金利が0円となります。
【利用条件】
- 初めて利用する方
- 返済期日を35日ごとに設定
利用日の翌日ではなく契約日の翌日なので、今すぐ利用するつもりはないけれど、とりあえずカードローンを申し込んでみようかなという方は注意しましょう。
- SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
初回利用から完済後も30日以内であれば再度借り入れした分も無利息の対象となります。
【利用条件】
- 初めて利用する方
- Eメールアドレスの登録
- Web明細の利用
初回借入日の翌日から30日間が無利息の対象となっています。
- レイクALSA
無利息パターンが2つあり、200万円以下ならどちらにするか選ぶことができます。療法は選択できません。
【180日間5万円まで無利息】
契約金額が1~200万円までの場合、そのうちの5万円を契約日の翌日から180日間利息0円とするサービスです。(200万円を超える場合は選択できません)
【30日間無利息】
金額にかかわらず全額、契約日の翌日から30日間利息0円とするサービスです。
【利用条件】
- 初めて利用する方
- 無利息期間中に返済日がある
長期返済なら180日間5万円まで無利息、短期で返済する予定なら30日間無利息を選択するなど、ライフスタイルに合わせて選べるので大変便利です。
(こちらもご参考に→レイクALSAのカードローンを使いたい方におすすめ)
そのほかにも複数の業者が無利息キャンペーンを実施していますので、ご自分に合うものを探してみてくださいね。
初めての方限定だったり、日数の指定等利用するための制限はありますが、条件に合えば大変お得なサービスですので、是非活用したいものですね。
手数料を払って自分のお金をおろすよりもキャッシングの方がお得?
土日や夜間に急にお金が必要になって、自分の口座からお金をおろそうと思いコンビニATMによると、自分のお金なのに時間外手数料を取られてしまった!なんていうことがあるかもしれません。
これって大変もったいないですよね。
実は、銀行からお金をおろすよりもキャッシングのほうがお得になるケースが存在するのです!
銀行の時間外手数料よりもキャッシングの方がお得ってホント?
銀行のATMも、平日の夕方くらいまでなら大体ATM手数料は無料で利用できますよね。しかし、土日だったり、夜間になると、途端に自分のお金をおろすのですら時間外手数料が発生する銀行が多くあります。
この手数料も大体100~200円前後ですが、毎回だとやはりバカにできない金額です。
ここで、今までご紹介してきたキャッシングのお得な利用方法について思い出してみてください。
そう、ATM手数料無料のカードローンと無利息キャンペーンを活用するのです。
例えば急に5万円必要となったとします。
土曜日だったため、銀行ATMを利用して自分の口座からお金を引き出したら手数料に220円取られました。
この時カードローンを利用したらどうなるでしょうか?
5万円必要だったので、当日融資もできる消費者金融A社を利用して5万円を借入しました。借入するときは自社ATMを利用したので手数料はかかっていません。そして、A社は無利息キャンペーンをしていて、対象だったので、30日間無利息キャンペーンの利用もできました。
その5万円を使って無事乗り切り、平日となった3日後、時間内に自分の銀行口座から5万円をおろして、また自社ATMを利用して5万円返済しました。
いかがでしょうか?
これだと、時間外手数料を払って自分の口座からお金をおろすよりも、借入する方がお得ということになるのです。
もちろんカードローンに申し込む手間や、返済に行く手間などもかかりますが、費用だけで見るとカードローンの方が良いということになります。
そして、無利息キャンペーンの多くが初めて利用する場合ですので、あまり何度も利用できる手ではありませんが、とっさの時には検討してみるのもよいかもしれませんね。
ぞれぞれのカードローンの特徴を知って上手に活用しましょう
カードローンの意外な落とし穴であるATM手数料についてや、お得に利用できる方法についてご紹介してきました。
カードローンはどれも同じでしょ?と思っていた方も多いのではないでしょうか?
しかしそれぞれの金融機関ごとでカードローンごとに様々な特徴があります。この特徴をきちんと把握し、自分に合ったカードローンを選ぶことが何よりも重要になってきます。
もちろん、言うまでもなくカードローンで借り入れしたお金は借金です。ですから必ず返済しなくてはいけません。
しかし、上手に利用すれば大変便利なものですから、返済計画をしっかり練って賢く突き立っていきましょう。
【参考ページはこちら】
キャッシング会社一覧はここでチェック!
どこも同じだと思ってカードローンを利用していると案外落とし穴があることが分かったのではないでしょうか?
キャッシングの際にATM手数料ゼロのところがよいのか、無利息キャンペーンを行っているところが良いのか、自分の家に近い所が良いのか…など様々な条件を照らし合わせて、ご自分に最も合ったカードローンを選ぶようにしましょう。
また、法律で決められている手数料以外を請求してくる業者には注意しましょう。闇金をはじめとする悪徳な違法業者かもしれません。