日本人は昔からお金を借りるということに対してあまり良いイメージを持っていませんでした。これはまだ日本社会が経済的に貧しかった中で培われてきた民族性なのでしょう。しかし現在は物質文明などと言われ、お金を借りなければ欲求を満たせない人も多くなりました。
以前であればお金の借り入れは難しく、地域で助け合って生きていくしかありませんでしたが、今ではカードローンのようなものができてお金を借りるハードルが下がり、利用者も増え続けています。しかし根底には依然としてかつてのイメージが残り、ばれては困ると考えがちです。
会社の同僚に知られたくない?借金が分ってしまう可能性とは
このためキャッシングをしていることはあまり知られたくないことと考えている人が非常に多く、特に勤務先では同僚に知られてしまうことを嫌うのが普通です。このため多くの人が金融機関から勤務先である会社のほうに接触してくることを非常に警戒しているのです。
(⇒エポスで借りると会社にバレる?)
しかし、このような金融機関からの接触というものはまったくないとは言えません。接触してくる理由には次のようなものが有ります。
- 在籍確認
- 督促電話
- 郵便物の送付
そしてもしこれ等に下手な対応をしてしまうと会社の同僚などにキャッシングを利用していることが、ばれてしまう可能性は排除できないのです。
申込み後の審査での在籍確認
まず多くの金融機関で避けて通れないのが在籍確認というものです。これはキャッシングの申し込みの段階で勤務先のほうに申込者が在籍しているかどうかを確認するものです。この確認が取れない場合審査には通らないので、通常は避けて通ることはできません。
この在籍確認はキャッシングがばれたくないという理由でほとんどの利用者ができれば避けたいと考えているのですが、金融機関では極一部の場合を除いて継続しているのが実情です。要するにそれだけ金融機関にとっては重要な確認ということです。
では在籍確認は何がそんなに重要なのでしょうか。もちろんこれには申し込み確認や利用意志確認といった面もありますが、重要なのは実はこの在籍確認は本人確認の一環だからなのです。
要するに本人確認のための保険証や免許証などの書類を偽造するか何らかの手段で入手し、その人の名前を騙ってキャッシングを申し込んだとする可能性が有り、書類だけでの確認はそう簡単ではないのです。これらは不正利用を行う際のやり方としての古典的手段なのです。
もしそのまま審査に通してしまえば申し込んでもいない人に対して、返済を迫ることになり信用第一の金融機関にとっては大失態ということになって、社会的も大きな問題になりかねません。
経営的に言っても不正利用分は損失になるので、銀行や消費者金融企業にとってはどうしても避けたいもので、これらの点を踏まえるとこれらの本人確認書類の補足として在籍確認はきわめて重要になってきます。
また申込者が本人であったとしても、審査で良い評価を得るために、在籍していないのに一流企業に在籍しているというような嘘を申し込みの時点で行う人もいます。こういう場合も本人確認として在籍確認を行うことによって排除できるようになるわけです。
返済滞納時の督促電話
次に考えられる金融機関からの接触としては督促電話があります。これは誰でもあるという話ではありませんが、返済が滞ってしまった人には可能性が出てきます。このように返済に支障が出た場合には、まずは自宅のほうに督促状が届きます。
それを無視していると担当が回収担当に移り、通常は自宅のほうに督促電話が入ります。それに誠実に対応していれば会社は関係なく終わります。しかしなかなか自宅のほうの電話で連絡が取れないということになると、いよいよ会社のほうへの督促電話になります。
もしこのような電話が職場にかかってきたら電話ヒヤリングが行われいろいろと返済が遅れている理由を説明しなければなりませんし、氏名やその他の個人情報も確認されるかもしれません。
電話が長くなれば、当然周囲からは不審の目で見られる可能性が高くなってしまいます。ですから出来れば督促電話は自宅での対応までで済ませておくことを勧めます。
もしそれでも督促電話を逃げ回っていた場合には、自宅のほうに回収担当が訪問してくる可能性があります。回収担当は窓口にいる女の子とは違って威圧感のある男性の場合が多く、対応は紳士的ですが、あまり話し相手としては歓迎できないので注意しましょう。
ただし回収担当が職場まで来ることは禁止されていますので、その点は安心してください。以前はこういうことも良く行われていて、業務に支障が出てきてしまい、職場を去らなければならないような人もいたため、法的に規制されることになりました。
利用明細などの郵便物の送付
もうひとつの接触の契機としては利用明細などの郵便物の送付があります。通常は自宅にしておくので問題はありませんが、家族にも内緒で送付先を会社にしている場合には、何らかの原因でキャッシングの利用がばれてしまう可能性はまったくないとはいえません。
どうするかは申し込み時点でよく考えておくようにしてください。もし自宅にも会社にも郵便物は困るということであれば、契約後利用明細などの送付を止めてしまうことが出来る場合もあるので、忘れずにそのような手続きをしておくようにしましょう。
利用明細の送付を止めたとしても利用明細自体はインターネットを介してパソコンなどで確認できるようになっているのが普通ですから、もし送付をやめてしまった場合には、毎月自分の利用状況の確認を忘れないように行うようにしてください。
ただし自宅も会社も送付は困るということで送付を中止したとしても返済が滞ったときに送付される督促状などについては止める事は出来ませんので、その点はよく覚えておきましょう。会社に来なくても家族にキャッシングの利用が分かってしまうかもしれません。
そもそも隠す必要があるのか
ばれる可能性について考えてきましたが、そもそもの話として、これだけキャッシングというものの利用者が増えてきているのに利用について隠しておく必要があるのかという疑問も出てきます。生活上必要であれば気にする必要は無いと考えられないでしょうか。
ただキャッシングといっても銀行からの場合もあれば消費者金融の場合もあります。銀行は昔から信用第一で、利用してもまったく問題ないと考える人が多いですが、消費者金融は過去のサラ金のイメージが残っており利用を問題視する人もいるので注意は必要です。
あまり気にする必要は無い!審査時の在籍確認
では多くの人の心配の種になっているカードローン申込時の審査時に行われる在籍確認について考えてみましょう。
在籍確認で心配になる点は次の2点だと考えられます。
- キャッシングの利用が周囲にばれないか
- 在籍確認の質問に正しく答えられ、そこから周囲にばれないか
職場に例えば消費者金融の名前で電話があったとして自分が一番先に電話をとることが出来る可能性は極めて低いでしょう。誰かが先に出てしまったらと誰でも考えそうです。
しかも在籍確認では簡単な質問が行われることになっていますから、それにもし答えられなかったら、あるいは質問の答えを周囲に聞かれて不審に思われたらと、いろいろと妄想が膨らんで、更に恐怖が増して行ってしまうのが人間というものです。
消費者金融名は名乗らない
では実際の在籍確認の電話はどのようにかかってくるのでしょうか。まず従業員数人の会社であれば自分が出る可能性はありますが。もう少し大きな会社になってくると自分で出られる可能性はまずありませんので、この点は避けようがありません。
銀行カードローンでも消費者金融キャッシングローンでも、それぞれ銀行や消費者金融業者などの業者による電話確認を受ける必要が有るのです。
しかし金融機関のほうも在籍確認が嫌がられていることは良く知っていますので、対応は検討されたものになっています。まず名乗りですが、銀行の場合には銀行名が使われます。これは特にキャッシングという場合でなくても、様々な電話が考えられるので不信は抱かれません。
問題は消費者金融の場合ですが、消費者金融では消費者金融名は名乗りません。通常は担当者の個人名で申し込み者の知り合い風にかかってきます。こうするとどのような電話なのかは分かりませんので、特にキャッシングと関連付けて考える人はいないでしょう。これでまずは一安心ですね。
在籍確認電話の場合、たまたま不在という可能性もありますが、金融機関によっては不在でも在籍さえ確認できれば良く、再度かけなおしてこない場合もあります。ただ他の人が相手をする事になりますから、やはり在籍確認がある場合には外出は控えたほうが良いでしょう。
派遣社員などの場合でも確認する目的ですから、自分の現在仕事をしている場所の電話番号を明記して在籍確認を受けてください。
在籍確認では何を聞かれるのか
では次の心配に移りましょう。在籍確認ではいったい電話口で何を聞かれるのかという問題です。在籍確認の目的は申込者本人の確認です。したがって質問もそのために行われることになります。答えに窮するような事を聞いても本人確認にはなりません。
そこで質問の土台に何が利用できるのか考えて見ましょう。金融機関に渡っている情報といえば何がありますか。それは申し込み時に提出した申込書、あるいはパソコンからの申し込みであれば入力した申し込み情報ということになります。極めて基本的な情報ですね。
金融機関はそういった情報でなければ、確認のしようがないわけです。
したがって質問の内容としては生年月日であったり、住所であったり、特に考えなくても出てくる情報ばかりで、回答に困るような事は聞かれません。
ですから質問内容について、在籍確認の電話が来る前からあれこれ心配することはまったく無意味なことと言っても良いのです。そんなことを心配する時間があったら、借り入れ後の返済計画でも考えたほうがずっと意味があります。
ばれる可能性にはどんな場合があるか
このようなわけですから、在籍確認が会社のほうに行われたとしても、周囲にキャッシングのことを知られてしまう可能性はかなり低いと考えてよいでしょう。
では、もし知られてしまうとしたらいったいどのような切っ掛けがあるのか考えてみましょう。
(⇒誰にもバレないキャッシング方法)
あるとすれば、電話を取ったのが既に在籍確認を経験したような人である可能性が考えられます。このような人は”これは在籍確認の電話だ”と敏感に感じ取るかもしれません。しかもその直後の会話で生年月日などを答えているところを見れば確信を持つでしょう。
人間というものは経験から学んでいきますから、かつて自分が経験したことが目の前で再現されればピンと来るはずです。現実にこういう経緯で周囲にばれてしまったという例は少ないですがあります。したがって確率は低いですが避けようがないでしょう。
ただし多くの場合にはたとえ分かってしまったとしても、黙っているのが普通です。そうしないと自分が使っていることもばれてしまう可能性があり、またそれが礼儀というものだからです。あなたも申し込み後にそういう場面に遭遇しても黙っていましょう。
ばれる可能性に対する対策を考えてみる
ではもしばれてしまって、その話が無礼にも拡散しそうなときにはどうすればよいでしょうか。その場合も本来は他の人に迷惑がかかるわけでもないので開き直って認めてしまっても一向に問題ではないので、放っておくのも1つの手段です。
しかしキャッシングの利用をどうしても知られたくないという人は、クレジットカードを申し込んだというのも理由になります。クレジットカードは今や生活の必需品と考えている人がほとんどですから、それなら別に誰もおかしいと思うようなことはありません。
逆に拡散元の人に「何でキャッシングだと思ったの?」ぐらい言ってやっても良いのではないでしょうか。礼儀をわきまえない人には遠慮する必要はありません。ただし、やりすぎるとまた再度逆襲される可能性もあるので程々にしておきましょう。
あまり気にしすぎてはいけない
ばれる可能性と、ばれたときの対策について考えてきましたが、ばれるという可能性は極めて低いものです。よく在籍確認が怖くてキャッシングの申し込みが出来ない、という話を聞きますが、それは気にしすぎです。必要であれば胸を張って申し込みましょう。
気を使うのであれば、借り入れをいかに少なく出来るかとか、先ほど言った返済計画をどうするのか、あるいは根本的な問題として本当に借り入れが必要なのかというようなことに使ってください。利用を始めてから返済に支障が出ることのほうがずっと問題です。
どうしても在籍確認というものが受け入れられないというのであれば、極少数で選択肢も限られてしまいますが、後述するカードローンであれば在籍確認をせずにキャッシングを行うことができるものがあります。
また消費者金融系の場合には、そもそも会社名を名乗らず個人名でかかってきますから、周囲には消費者金融からの在籍確認だという事は分りません。
続いて心配されるのが在籍確認で行われる質問ですが、これも利用者が本人なら答えられないような内容ではありませんから心配は無用です。
ただしこの質問への返答を聞いていた人が、キャッシング利用者の場合には経験上在籍確認だという事が分ってしまう場合があるかもしれません。
そういう場合も、無視していれば構いません。もし何か聞かれたらクレジットカードの在籍確認だと言えば、キャッシングだとわかってしまう事はないでしょう。
督促電話は防げる!しっかり返済することが大切
お金を借りたら利息をつけて返さなければなりません。収入が安定していれば返済できそうに見えますので、キャッシングの申込条件には安定収入がある人という項目が必ず入っています。しかし残念ながら安定収入があったとしても必ず返済できる保証はありません。
たとえば、病気をして医療費に大きな出費があったとか、冠婚葬祭が立て続けにあったとかで、自分でも予想できないことが起こるのが人生というものです。しかしそうした場合、手持ちのお金が足りなくなって返済に支障を来たすことも出てきます。
つまり引き落とし日に契約者の口座から返済金額の支払ができない状況が発生してしまうというわけです。
もし返済日に返済できなければ、督促状が来ます。そこですぐに入金できれば問題はありませんが、入金できないままにしておくと説明した通り回収担当から自宅のほうに電話があり、それでも対応しなければ職場にも電話がかかる可能性があります。
通常では考えにくい
ただし、職場への督促電話というのは可能性があるというだけで、通常はあまり考えられないことです。
最近の取立てというのは消費者金融であっても以前のような厳しい取立ては法律違反になり、回収担当といえども対応は極めて紳士的です。
したがって、多くは自宅での対応で済む話になっていて、職場にまで電話をかけざるを得ないというような場合には、借りた側の問題も非常に大きいと言わざるを得ません。返済できなかったからといって金融機関の接触には早い段階からしっかり対応してください。
こういう場合、逃げ回るのは得策とはいえません。もし逃げてしまっている場合、金融機関のほうの印象はどんどん悪い方向になって行きます。職場への電話くらいで済めばよいですが、金融機関によっては即解約で全額返済しろと言ってくる可能性もあります。
さらにこういった状況に至ると、滞納という情報が信用情報に書込みが行われるため、以後の金融取引ではブラック扱いになってしまいます。
また法的な手続きを進めて、差し押さえなどに至るケースも考えられます。そうなったら職場への電話がどうのこうのと言っている場合ではありません。ですから、返済できないにしても誠意のある対応をすることが重要になってくるのです。
返済が滞らなければ問題なし
この督促電話というのは返済が滞るという言わばキャッシングにおける異常事態が発生した場合のみの問題ということになりますから、このような異常事態にならなければ督促電話というもの自体を問題視する必要は無いということです。
ですから常に自分はお金を借りているという意識を持って、急な出費の場合でもそれに対応できるように日頃から備えをしておくことが重要です。お金がないから借りるんだという人もいるでしょうが、ある程度の備えというものは常に必要なのです。
ただし、それでも出来ればそういったお金に手をつけなくても返済していけることが大切です。そのために行っておくべきことを考えて見ましょう。例えば返済日を給料日直後に設定できるようなところを選べば返済はできるでしょう。
しかしそれではのちのちお金が足りないという事になるかもしれない訳ですから、こういったことも考えると役に立つのはしっかりした返済計画というものです。借り入れ前にはこれを必ず作っておいてください。
実は返済計画はどんなローンであっても必要なものなのですが、キャッシングのように通常は非常に小額の借り入れでは、いちいちそんなものは作らないという人がほとんどです。
しかしこの返済計画というのはたとえ借り入れが1万円であっても極めて重要なのです。
では返済計画はどのように作ればよいのでしょうか。まず必要なのは自分の収支を知ることです。収入が非常に大きくても支出も非常に大きければ返済できる余裕は小さくなります。したがって完済までの月ごとに収支を予想します。家計簿があればバッチリですね。
この収支が赤字や黒字でも小幅に留まっている場合には返済は難しいでしょう。返済するためには月々の返済額と収支の関係が次のようになっている必要が有ります。
この式が成り立っていない場合、借り入れするには返済できるだけの黒字を作るために何を支出から削ればよいのかを考えなければなりません。要するに支出のうちどの部分を節約できるのかを考えるわけです。
節約の見通しが立ったら借り入れしても大丈夫でしょう。もし途中で急な出費があった場合でも返済計画を見直せば削れる部分がないかはっきりしますから、計画がないよりもずっと早く判断できるでしょう。ここでどうしても無理だという場合には備えを使います。
重要なのは返済計画は計画であって実態とは離れていく可能性があるということです。ですからあまりかけ離れないようにするために、何もなくても月に一度、大きな出費があった場合にはその都度、返済計画を見直して常に返済できる計画にしておくことが重要です。
借り入れで返済してはいけない
絶対にしてはいけないことは返済できないからといって、別からの借り入れを返済にまわすということです。現在では他の金融機関からの借り入れを嫌って2件目以降の借り入れは審査に落とすところがある反面、4件目程度までは審査に通す金融機関も存在します。
そこで返済が難しくなった場合、苦肉の策あるいは良く考えないで2件目のキャッシングを契約してそちらからの借り入れを返済にまわす人がいるのです。確かにその月は返済が出来るでしょう。しかし翌月は返済が2箇所に増えるわけですからさらに苦しくなります。
どうしても返済できなくなったら
ではどうしても返済できなくなってしまった時にはどうすればよいのでしょうか。まず返済できないという事は、金融機関のほうは返済されなくなった時点でしか知りようがありませんが、借り手のほうは自分のお金ですから返済できなくなることは予め分かる筈です。
ですから、返済日の前に借り手のほうから金融機関に対して返済日の返済が難しいということについて連絡を入れましょう。
そのほうが金融機関の受ける印象はかなり良くなります。そのとき重要なことは返済できない理由と返済の目処を示すことです。
返済できない理由が納得のいくものであれば金融機関のほうでも厳しい態度が取り難くなりますし、返済の目処が立っているのであれば、融資したお金は回収したいですから取敢えず待ってくれる場合もあります。金融機関によってはその月の返済額を減らしてくれたり利息だけにしてくれたりします。
また遅れ分の返済が完了するまでは、金融機関にはこまめに連絡を入れて状況を説明することも必要です。返済が遅れることは金融機関にとっては迷惑な話ですので、借り手の方も迷惑をかけているという意識を持って、返済する意思のあることを示しましょう。
どうしても返済の目処が立たないし今後もその状態が続きそうだということになると、次の手段は債務整理です。金融機関と話し合って返済条件を変えたり最悪の場合には裁判所に判断を仰いで自己破産の手続きを進めることになるわけです。
この場合は自分で交渉するよりも金融の知識のある弁護士を立てて金融機関側と話を進めたほうが、素人が交渉するよりも有利な条件にできる可能性が高くなります。お金はかかりますが弁護士に相談して、交渉を進めてもらうようにしてください。
そこで必要なのが確実に返済するための返済計画です。借りる前に自分の収支を予想して、返済して行けるのかを確かめ、問題が有ればどうすれば良いかを事前に考えて計画を練り、毎月計画通りに進んでいるかを監視します。
どうしても返済が難しい場合には、それが分かった時点で自分から金融機関に連絡を入れ、相談して返済額を一時的に少なくしてもらうなどの対応を取りましょう。そうしておけば督促電話が入るようなことは有りません。
在籍確認が気になってしょうがない!避ける方法はあるか
最後に在籍確認を避ける方法について考える事にします。考えるといっても各金融機関の審査項目の中に在籍確認が含まれていますので含まれていない金融機関を探す他に在籍確認を避ける方法はありません。難しいことを要求しているのだという認識を持ちましょう。
そこで探してみると大手消費者金融の中には、条件次第では在籍確認なしで審査を終了するところが出てきています。もしどうしても在籍確認を避けたいという人の場合にはこれらの消費者金融を狙ってみても良いですが、これは審査が緩くなるという事ではありませんので注意してください。
プロミスのカードローン
まずもっとも在籍確認なしによる制約が少ないものとしてプロミスが挙げられます。プロミスは法令違反で一時業務停止に追い込まれ経営危機に陥っていて、現在再建途中でいろいろと利用者を増やすべく利用者の好むカードローンを提供しているようです。
そのなかで在籍確認なしというカードローンも出てきたのではないかと思われます。このプロミスのカードローンでは在籍確認の代わりになるものとして、指定されている在籍証明書などの書類を提出することによってその代わりにしています。詳細はホームページで確認してください。
SMBCモビットのWEB完結
次はやはり大手消費者金融のSMBCモビットです。SMBCモビットも基本は在籍確認ありなのですが、申し込みから利用まですべてWEB上で行う場合に限ってWEB完結なら電話連絡なしで申し込むことが出来ます。これをSMBCモビットではWEB完結といっています。
このWEB完結の電話連絡なしの条件は三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかに口座を持っていることとなっています。
ただし利用方法がWEB上からの振込依頼に限定されていますから、ATMでの利用を前提にしている場合には利用できませんので要注意。
レイクALSAも避けられる可能性は有る
レイクALSAも絶対ではありませんが書類の提出で在籍確認が避けられるケースがあるようです。ただし審査状況によっては書類を提出したとしても在籍確認が行われているようですから、どうしても在籍確認は避けたいという人は利用しないほうが良いかもしれません。
レイクALSAは現在消費者金融ではなく新生銀行のカードローンになっていますので審査では消費者金融よりも多少厳しくなっているかもしれません。不安があるのであれば申し込み前に直接問い合わせて詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
選択肢が狭まってしまう
現在確認できる在籍確認なしのところというのはこのように数えるほどしかありません。ですから、選ぶにしても非常に選択肢の狭い状態で選ばなければなりません。この状態でよいところを選べというほうが無理があると思えてくるのですがいかがでしょうか。
例えば在籍確認は絶対避けたいしATMで利用したいということになるとプロミスしか選択肢がありません。このプロミスが利用できるATMがもし自分の生活圏になかったら利用する度に遠くまで行かなければなりません。人によっては使い勝手が悪いわけです。
また金利も消費者金融よりも銀行のカードローンのほうが低い設定ですが、在籍確認を避けるためにその点も犠牲にしなければなりません。長期間利用していれば、かなりの損をすることになってしまう可能性もないとはいえないのです。
したがって、僅か数分で終わる在籍確認を嫌がって、選択肢を狭めてしまうよりもやはり在籍確認を受け入れて、自分の利用するキャッシングですから、もっと広い視野にたって選択肢を増やして自分に合ったものを選ぶほうがずっと良い選び方だと考えられます。
自分の使い勝手で選ぶべき
そうはいっても在籍確認を受け入れたとして、良いものをどうやって選んだらよいのか分からないという人もいるでしょう。そういう場合には、最も自分の使い勝手が良いところを選べばよいのです。言い換えれば最も自分の欲求を満たすところということになります。
そこでまず自分の生活圏にあっていつでも利用できる金融機関を調べておきます。大手金融機関以外にも地方銀行や信用金庫、信用組合というようなものも並べておきましょう。ただし街金といわれるような小さなところは闇金との見極めが難しいので外しておきます。
次に自分がキャッシングに何を望んでいるのかを挙げていきます。例えばATMが近くにあるとか、金利が何%以下とかです。望むものが多くてもかまいませんが、全てを満たしてくれる金融機関は無いかも知れないと言うことは予め承知しておかなくてはなりません。
この一覧が出来たら望んでいる条件毎に重みをつけます。例えばATMの位置が最優先なら5とか、次に金利が重要なら4とかというような調子で全部の条件に重みを付けたら金融機関と条件でマトリックスを作ってください。後は重みで採点してみましょう。
最も点数が高かった金融機関があなたが望む金融機関に最も近いということになります。在籍確認がないところを選んだ場合にどのように条件が違うかを見てみるのも面白いかもしれませんね。
気を付けなければいけないのは、安易に借り入れを考えず、まずは遣り繰りできないかというところから考える必要があることです。どうしても借り入れが必要という場合だけ、しっかり返済計画を立てたうえで申込みましょう。
【参考ページはこちら】
主婦も家族に内緒で借入できるの?
在籍確認は職場では誰が電話に出るかわかりませんが、銀行業界では銀行名を名乗りますし、消費者金融業界では個人名で行われるため、電話に出てもわかってしまうことはまず有りません。
督促電話はそもそも返済をしっかり行えば、掛ってくることは無いわけですから、借入れ前にしっかり返済計画を立て、その通りに返済しておくことが大切です。借入れはたとえ1万円でも問題になる場合が有るので返済計画の策定は非常に重要です。
どうしても在籍確認が気になる場合には、少数の消費者金融が在籍確認無しで申込める手段を提供しています。しかしこれに拘ると選択肢が狭まってしまい、思うように選べなくなるので要注意です。
在籍確認は申し込み者本人の確認の一環で行われるため、金融機関の方でも嫌がられていることは分かっていても、なかなか無くしてしまうことはできないようです。
督促電話の場合は、そもそも返済を滞納しているわけですから、もともとは自分に非が有るわけで、金融機関も商売として返済されなければ損失になってしまいますから、滞納を続けていれば避けては通れません。
利用明細はもし必要が無ければ、郵送を止めて、インターネット上から確認できるものが多くなっているので、予め手続きをしておけば防ぐことができます。