カードローンに申込む時、一番に申込み条件を確認しますよね。たとえば60歳未満とか65歳まで、と年齢も制限されています。銀行のカードローンと消費者金融のカードローンでは年齢制限にも差があります。
それでは株式会社新生銀行のカードローン「レイク」の申込み条件はどのようになっているのでしょうか。以前は消費者金融会社だったレイクは、株式会社新生銀行のカードローンブランドとなった今どのように変わったのか、こちらでは株式会社新生銀行の「レイク」について詳しくお話ししています。
カードローンキャッシングの申込みを検討していて、「レイク」について知りたい方必見ですよ。最後まで読んで下さい、そして参考にしていただければと思います。
株式会社新生銀行の傘下に入ったレイクはこう変わった!
レイクといえば消費者金融の大手として有名でしたよね。
そのレイクは株式会社新生銀行の傘下に入り2011年から株式会社新生銀行のブランド商品として生まれ変わりました。
株式会社新生銀行のカードローン「レイク」となったのです。
大手消費者金融のレイクから株式会社新生銀行の「レイク」へ変身したレイクにはどのような事が起こったのでしょうか。そしてどのように変わったのかをお話ししていきましょう。
貸金業法の改正がもたらしたもの
消費者金融など貸金業者は貸金業法という法律の上で営業をしています。その貸金業法が2010年に完全に改正施行されたのです。この改正により多くの消費者金融会社は苦境に立たされました。
貸金業法改正で大きく変わったのは利息制限法、そして施行された総量規制です。利息制限法は貸付の際の上限利息を定める法律ですが、実は改正前の上限利息も改正後の上限利息も同じ18%(10万円未満は20%)で変わってはいないのです。
ただ、刑事罰に問われる出資法の上限利息が改正前の29.2%から改正後は18%(10万円未満は20%)に引下げられました。改正前、消費者金融会社はほとんど刑事罰にかかわる出資法の上限利息29.2%での貸付を行っていました。それが18%の上限に変わったのです。
総量規制施行は顧客数貸付額の減少の原因となる
利息制限法の改正により、実質金利引下げとなった消費者金融に追い打ちをかけたのが総量規制施行でした。
総量規制とは年収の3分の1以上の貸付を規制する法律で、これは貸金業者すべての融資枠の総合計が年収の3分の1を超えてはいけないというものです。
今まで複数社で借入していた人は収入証明書の提示を求められ、年収の3分の1以上の借入枠のある人はすべて新たな借入をすることが出来なくなったのです。枠の引き上げなどで高額の貸付を行っていた消費者金融は融資金額、顧客数共に減少という窮地に立たされました。
利息制限法も総量規制も顧客を守り、多重債務による破綻を無くし、業者を守るために施行されたものですが、その貸金業法改正は、ひところの飛ぶ鳥を落とす勢いだった消費者金融の多くが破綻してしまう原因ともなったのです。大手消費者金融はどのように立て直しをはかったのでしょうか。
- 大手銀行との提携によりイメージアップをはかる
- 優良顧客の獲得を目指す
- 顧客の返済能力の有無を見極める
大手消費者金融はこぞって大手銀行と提携し、小口融資のノウハウを提供し、銀行の潤沢な資金と明るいイメージを受けることで経営を立て直していったのです。リスクをかかえない為に優良顧客の獲得や審査の強化も消費者金融の大きな変化といえるでしょう。
レイクは株式会社新生銀行の傘下に入りブランド商品となる
大手消費者金融が銀行と提携し、消費者金融会社のままで経営を続けているのに対し、レイクは消費者金融のまま銀行と提携するのではなく、株式会社新生銀行の傘下にはいり名称を「レイク」とする、カードローンブランド商品として新しく生まれ変わったのです。
名前は「レイク」でもひとり歩きではなく、株式会社新生銀行の中の「レイク」となっているのです。
そう考えると消費者金融の中でレイクが一番大きく変化したのではないでしょうか。
レイクが他の消費者金融と大きく違うところは、銀行のカードローンとなったため、総量規制の対象外となったことでしょう。
このことについては後の項目で詳しくお話ししますね。
レイクの年齢制限が他社よりも柔軟な訳
新生銀行のカードローン「レイク」は銀行のカードローンであるとお話ししてきましたが、それではレイクの特長や貸付条件などはどのようになっているのでしょうか。
申込条件 | 20歳~70歳の国内在住の人 |
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融資額 | 1万~500万円 |
実質年率 | 4.5%~18% |
返済方式 | 残高スライド、元利定額リボルビング方式 |
返済回数 | 5年60回 |
上記の貸付条件で、レイクの特徴が見えてきます。まずレイクが銀行のカードローンであることを考えると、実質年率は消費者金融並みで決して低くありません。
融資額も他の消費者金融とほぼ同様と考えて良いでしょう。ひとついえることは、申込み条件が年齢70歳までと、銀行なら65歳未満消費者金融でも69歳以下が大多数の中で年齢の条件が柔軟というところです。この年齢制限にはどのような意味があるのでしょうか。
レイクの貸付条件は新生フィナンシャルに準ずる
レイクは新生銀行の商標として譲渡されましたが、貸付条件などの内容は新生フィナンシャルのカードローンに準じているものと思われます。
そのために、銀行のカードローンでありながら、消費者金融時代とほぼ変わらない貸付条件での融資を行っているといえるでしょう。
新生フィナンシャルは新生銀行カードローン「レイク」の保証会社です。このことから、レイクの貸付条件、特に年齢制限にかんしても、銀行のカードローンではありえない70歳と柔軟な制限となっていると思われます。
またレイクは収入が年金のみであっても申込み可能としています。年金を収入とみなす考え方です。
70歳という年齢は年金収入ということを念頭に入れた年齢設定ともいえるでしょう。年金の収入で生活をされているシニアに対しても間口を広げているということですね。
これは保証会社である新生フィナンシャルのカードローンに準じています。年金を安定収入と見なすかどうかは各カードローン会社により違いますが、レイクでは安定収入であると見なしているということですね。
新生銀行レイクの特徴と他銀行との違い
新生銀行のカードローン「レイク」は、お話ししたように消費者金融の貸付条件を残したまま新生銀行の傘下に入って、新生銀行のカードローンとして生まれ変わりました。一般的な銀行のカードローンと「レイク」はどのような点に相違があるのでしょうか。
- 消費者金融並みの金利設定
- 年齢制限70歳までの受け入れ
- 専業主婦の申込みは原則不可
- 期間限定無利息キャンペーンがある
銀行のカードローンの特長は低金利にありますが、「レイク」は上限18%の実質年率です。年齢についてはすでにお話ししましたが、70歳の人でも申込み可能なのは異例ですよね。
その他に大手消費者金融でよくある利息無料キャンペーンが「レイク」でも行われているというのも、銀行のカードローンには珍しい特典ではないでしょうか。
これは消費者金融としての貸付条件を残したまま銀行のカードローンとして生まれ変わった為、銀行という安心を後ろ盾に現状を維持しているともいえるでしょう。
こんなに簡単!レイクの申込みから融資まで
新生銀行の「レイク」についてその特長などをお話ししてきました。おわかりいただけたでしょうか。続いてレイクへの申込み方法などはどのようになっているのかをお話ししていきましょう。
申込みはインターネット、電話、自動契約機、郵送で行えます。即日融資を希望なら郵送以外の申込みを行って下さい。インターネット、自動契約機で申し込んだ場合のおおまかな流れを確認しましょう。
インターネットで申込み、インターネットでの契約の場合でも申込みの時間帯にもよりますが、自宅にいながら即日振込融資が可能です。自動契約機での契約の場合はその場でカード発行となり、その場でのカード利用が可能なのです。
自動契約機で申込む場合は最短50分でカード発行となります。これは消費者金融だった時の「レイク」の迅速対応の特長をそのまま残しているということですね。電話での申込も契約を自動契約機かインターネットで行えば即日融資が可能となります。
「レイク」は消費者金融の特長を残した銀行のカードローン
いかがですか。新生銀行カードローン「レイク」のこと、わかっていただけたでしょうか。「レイク」は新生銀行のカードローンの商品ブランド名であり、銀行のカードローンでありながら、今なお消費者金融の特長を持つ少し異色なカードローンともいえるのではないでしょうか。
表題の申込み条件の年齢についても、銀行のカードローンではほぼありえない70歳以下という条件も、そういった「レイク」の有り方を物語っていますよね。
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銀行のカードローンであるというイメージ、安心さと消費者金融の持つ迅速な審査対応、即日融資可能という便利さ、年金世代にも対応する柔軟さを兼ね備えたカードローンといってよいでしょう。
貸金業法の改正はレイクのみでなく、すべての消費者金融に大きな変化をもたらしたのですね。経営の立て直しの為に大手消費者金融は大手銀行と提携し、銀行グループとして優良顧客獲得など、イメージアップを図っています。