消費者金融と言えばどのようなところを思い浮かべますか?
テレビCMなどで放送しているような大手企業…という方も多いかもしれません。そういった金融業者は東京に本社があり、全国各地に支店や窓口がある…という営業スタイルを取っています。
しかし、もちろんその地方ごとにも中小の消費者金融が存在します。
今回は柔軟に対応してくれると評判だった京都の消費者金融、ケンファイナンスについてご紹介しましょう。
(⇒貸金業者でお金を借りたい場合)
京都の消費者金融ケンファイナンス…今は新規受け付け停止中?
京都の中小規模消費者金融・ケンファイナンスは柔軟な対応をしてくれるとして、ネットのクチコミでも話題になっていました。
しかし、現在は申し込みが出来なくなっています。
ケンファイナンスの基本情報を押さえておきましょう
まずはケンファイナンスについての基本情報をご紹介します。
会社名 | ケンファイナンス |
---|---|
所在地 | 京都 |
登録番号 | 現在登録情報なし |
加盟信用登録機関 | 株式会社日本信用情報機構(JICC) |
休業日 | 日曜・祝日 |
ここで、注目すべきは、登録番号がないということです。
ケンファイナンスは京都に所在地を置いていますが、業者登録を調べてみたところ、登録情報はありませんでした。
- 登録番号とは…
消費者金融をはじめとする貸金業を営む業者は、貸金業を始めるときに、都道府県知事または国に許可を得る必要があります。
その際に、登録番号が発行され、営業を行う際には、この番号を明示しておく必要があるのです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
ケンファイナンスは現在AZ株式会社と業務統合に動いている!
ケンファイナンスは、以前はきちんと事業者登録された正規の消費者金融でした。
しかし、今、金融庁の貸金業者の登録番号を確認してみてもケンファイナンスという業者の登録は確認できません。
これは一体どういうことなのか?と不安になるかもしれませんが、ホームページを確認してみると、その答えが分かりました。
ケンファイナンスは現在、AZ株式会社と業務統合に向け準備をしています。
つまり、ケンファイナンス自体が存在しなくなるかもしれないということです。
実際、貸金業者としての登録が終了していますので、消費者金融としてのケンファイナンスは既に存在していないといっていいかもしれません。
そのため、ケンファイナンスでは新規の申し込み受け付けを停止しています。
新規で申し込みをしたい場合はAZ株式会社で受け付けています!
ケンファイナンスではパソコン・携帯電話・FAXなどからキャッシングの申し込みをすることが出来ました。
しかし、現在は申し込みが停止されています。
では、新規に申し込みはもう受け付けていないの?と思われるかもしれませんが、業務統合先となるAZ株式会社で申し込みを受け付けてくれます。
実際に、パソコンから申し込みをしてみようと、ホームページの「申し込み」をクリックすると、AZ株式会社のホームページへの誘導画面になりますので、ケンファイナンスで申し込みをしたい!と思う方はそちらに申し込むことになるのです。
ちなみに、現在利用中の方や、以前利用していて再度キャッシングを申し込みしたいという方は、AZ株式会社ではなくまずはケンファイナンスに電話で連絡をするようにとホームページに記載されていますので、まずはフリーダイヤルに電話してみてください。
ケンファイナンスと業務統合するAZ株式会社はどんなところ?
ケンファイナンスに申し込みをしてみよう!と思った方は、今後はAZ株式会社に申し込みを行うことになります。
では、AZ株式会社とはいったいどのような会社なのでしょうか?
申し込みをする前に…AZ株式会社の基本情報を押さえておこう!
AZ株式会社も、京都に所在地を置いている消費者金融のようです。
会社名 | AZ株式会社 |
---|---|
所在地 | 京都 |
登録番号 | 京都府知事(3)第03407号 |
加盟団体 | 日本貸金業協会会員第005562号 |
加盟信用登録機関 | 株式会社日本信用情報機構(JICC) |
休業日 | 日曜・祝日 |
AZ株式会社は、貸金業者として正規に登録されている消費者金融です。金融庁の登録データベースにも正式に登録されていました。そのため、違法業者ではありませんので、安心して申し込みが行えますね。
そして実は、ケンファイナンスと階は違いますが、同じビルに事務所があります。
教えて!AZ株式会社のローン商品情報が知りたい!
それでは、AZ株式会社のローン商品についてご紹介していきましょう。
貸付金額 | 1~1000万円 |
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金利(年率) | 7.0~20.0% |
担保・保証人 | 原則不要 |
返済期間 | 原則契約成立日より3年間 (ただし金額に応じて最長20年) |
返済回数 | 原則最長36回 (ただし金額に応じて最長240回) |
返済方法 | 元利均等分割払い・一括払い |
貸付金額が1万円という気軽に利用できるものから1000万円までと大変幅広く設定されています。
金利の設定や、返済方法はケンファイナンスと同じですが、限度額がケンファイナンスよりも大きく設定されているようです。
ただし、もちろん消費者金融ですから、借り入れ金額には総量規制が関わってきます。
- 総量規制とは…
貸金業者が、申込者に貸し付けを行う場合、申込者の年収の1/3を超える額を貸付してはいけないという決まりです。これは1社だけではなく、貸金業者すべての貸付額が1/3を超えてはいけないということですので注意が必要です。
金利は、借入金額によって異なるようですから、申し込みの際に確認する必要があります。
AZ株式会社に申し込みたい!どうすればいいの?
AZ株式会社に申し込みを行いたい場合、申し込みには次の3つの方法があります。
(こちらもご参考に→キャッシングの申込み方法をチェック!)
- パソコン
- 携帯電話
- 郵送・FAX
それぞれの申し込み方法についてもう少し詳しくご紹介しましょう。
- パソコンから申し込みを行う
AZ株式会社のホームページから申し込みを行うことできます。
申し込み方法をクリックしてください。そして申し込みフォームに必要事項を入力していきます。
- 携帯電話から申し込みを行う
携帯電話用のモバイルサイトから申し込みを行うことができます。
iモード、EZweb、Yahoo!ケータイが申し込みの対象となっています。
パソコンでAZ株式会社のホームページを確認すると、携帯電話用のサイトのQRコードがありますので、そこから申し込むことができるでしょう。
- 郵送・FAXから申し込みを行う
ホームページから申込書をダウンロードを行い、プリントアウトして記入します。記入した申込用紙を郵送またはFAXにて送付し申し込みを行う方法です。
ダウンロードやプリントアウトが出来ない方はフリーダイヤルに連絡すると、申込書を郵送にて送ってもらえます。
申し込みを行う方法は3種類ありますが、その後の融資までの流れについてはどれも同じになります。
- 審査が行われます
申し込みが届いた時点で審査が行われます。審査の内容については公開されていませんが、基本的には、他の金融業者と同様の審査が行われると思っておきましょう。
審査に通るといよいよ契約ですが契約するには2つの方法があります
- 来店して契約を行う
京都在住の方など来店が可能な方の場合、来店して契約を行うことも出来ます。その際には、必要書類を持参しておきましょう。
契約書の記入が終わり書類確認・在籍確認が取れれば融資されます。
- 郵送して契約を行う
契約書類が郵送されてきます。契約書類に必要事項を記入し、所定の確認書類と一緒に返送します。
契約書などが到着後、書類確認・在籍確認が行われ、問題なければ融資されます。
AZ株式会社で契約するときに必要な書類は?
AZ株式会社とローンの契約をするときに必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類
- 収入を証明できる書類
運転免許証・健康保険証・パスポート・在留カード/特別移住者証明書など公的証明書のいずれか
これ以外にも、AZ株式会社が必要書類を指定してくる場合があります。その時は契約までに準備をしておきましょう。
貸し付け条件を見るとほとんど同じですが、融資額が1~1000万円と幅広いのが特徴です。
また、申し込み方法もパソコン・携帯電話・郵送・FAXから選べますので、ご自分に合った方法で申し込みを行いましょう。
自己破産経験者でも借り入れできるって言われていたけどホント?
さて、ケンファイナンスですが、クチコミなどを確認すると、自己破産を経験したけど借り入れ出来た!などの○○だけど融資が受けられた!という情報がいくつかでてきました。
これは一体どういう事だったのでしょうか?
自己破産を経験した人が再び借り入れすることはできるの?
自己破産っていうと人生の中でもかなりマイナスな出来事だと思いますよね。
- 自己破産とは…
債務整理の一種です。
過去に借り入れを行っていたが、何らかの事情で返済が困難になり、法的に返済義務を免れた状態です。裁判所に申請を行い、様々な審議・財産の放棄を経て認められます。
自己破産をした場合、金融事故として個人信用情報機関に情報が登録されます。金融事故の情報は5~10年程度保存され、他の業者が閲覧することが可能です。
- 個人信用機関とは…
個人のローンなどのクレジットヒストリー(申し込み状況・借り入れ状況・返済状況など)を登録・保存している機関です。金融業者や銀行が原則何らかの個人信用機関に加盟しており、情報を登録・閲覧しています。
日本では、現在3つの個人信用情報機関があります。
全国銀行個人信用情報センター | 主に銀行が加盟している個人信用情報センターです |
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株式会社シー・アイ・シー | 消費者金融・信販会社などが加盟しています |
日本信用情報機構 | 消費者金融・信販会社などが加盟しています |
これら3つの信用情報機関はCRINで情報共有をしています。消費者金融が審査をする際に必ずチェックするのが、この信用情報機関での与信情報です。
申込額が総量規制を超えていないか、ブラックリストではないかなどをチェックしています。
その時に多くの金融業者が、自己破産の履歴がある人の場合、審査を否決にしているようです。
もちろん、誰だって、一度お金について失敗した人に簡単に貸したりはできないですよね。
しかし、自己破産は犯罪ではありませんし、自己破産者に貸し付けをしてはいけないという法律はありません。
貸付を行うかどうかの判断は金融機関にまかされているのです。
そのため、申し込んだ金融業者が、貸付してもいいですよと言えば、借入することができます。しかし、現実はそこまで甘くなく、ほとんどの業者で、自己破産の記録がある限りは審査に否決になるようです。
審査のときにチェックされるポイントはどんなところ?
審査の時には、様々な点がチェックされますが、大きなポイントはどの業者も同じだと言われています。
それは、属性のチェックです。
- 収入
- 職業
- 雇用形態・勤続年数
- 資産状況
- 他社からの借り入れ状況
どの金融機関でもこれらの項目はチェックされると思っておきましょう。
まず、収入は、やはり大前提です。貸金業法では年収の1/3までしか貸し付けできないことになっていますから、特別な場合を除き、無職の方に貸し付けを行うことはできません。
(⇒無職でもキャッシングはできる?)
つまり、職業を持っているということが大切となってきます。
例えば、仮に潤沢な資産を持っていても、今無職で収入がゼロなら借り入れができないということなのです。
また、職業もやはり公務員など安定性が高い職種の方が、属性が高いと言えます。もちろん、パートよりも正社員の方が評価は高いです。個人事業主の場合は仕事の安定性についてかなり不利な審査になるようです。
そして、出来る限り勤続年数も長い方が収入が安定しているとみなされます。やはり職をコロコロ変える人はいつ無職になるかわからないと思われてしまうようです。
また、賃貸住宅よりも持家でローンが払い済みの方が安定していると言われていますし、月々の支払も少ないですよね。そういった点も見られています。
そして、最も重要なのが他社からの借り入れ状況についてです。
先ほどもご紹介しました通り、総量規制がありますので、それを超えての貸し付けは行えません。また、多重債務の場合は、その分返済について不安が残りますので、3社以上の借り入れは難しいと認識しておきましょう。
AZ株式会社は債務整理をしたことがある場合でも申し込みOK
AZ株式会社のホームページを確認すると、債務整理をしたことがある場合でも、その事実のうえで、現在の申込者の金融状況などを確認して貸し付け審査を行うという旨の記載があります。
大手消費者金融ではなかなか見られない文言かもしれません。
しかし、もちろん審査がありますので、絶対に借り入れできるわけではありません。まずは、申し込みをしてみるか、電話で相談をしてみましょう。
AZ株式会社では債務整理を経験した人でも申し込みは可能となっています。もちろん審査がありますので、キャッシング出来ない可能性も大いにあると理解しておきましょう。
利用中の消費者金融が無くなった!返済はしなくてもいいの?
ケンファイナンスは現在業務統合に向け新規の申し込み受け付けを停止している状況です。
このように、消費者金融の業務統合や廃業などは近年数を増しています。
貸金業法が改正された時に、一気にその数は減る事となりました。その際には、いままでそこを利用していた利用者が混乱してしまうという事態も起こったのです。
利用中の消費者金融がある日突然業務停止したら…その時はどうなるのでしょうか?
借りていた消費者金融は無くなったのに返済義務はあるの?
利用していた消費者金融が無くなった場合、借りていたお金を返す先がなくなったのだから返済しなくてもよくなったんじゃないの!と喜ぶ方もいらっしゃいます。
しかし、実はそうではないのです。
利用していた消費者金融がなくなった場合でも、その借金がなくなったことにはなりませんので注意しましょう。
なんで?と思うかもしれませんが、多くの消費者金融の場合、倒産や廃業、別の業者と統合するときに、今の債権(貸しているお金を回収する権利)はそのまま譲渡されるのです。
つまり、A社がなくなったとしても、A社の債権などがB社へと引き継がれ、B社が債権を回収することになります。
倒産や廃業の場合も、債権の回収だけは残すというケースも多いようです。
この時、金利などの条件はそのまま引き継がれることになりますが、返済先が変わりますので、返済方法は変更となる場合があります。
変更される返済方法などは新しい返済先に相談しよう
例えば今まで来店して返済していた場合、新しい返済先が来店できないような場所にあると困りますよね。
返済方法については必ず新しい返済先と相談するようにしましょう。
また、金利や毎月の返済金額についても相談に応じてくれる場合があります。
返済先の変更の連絡があった時点で相談してみるようにしましょう。
新しい返済先で借り入れしたかったら再度申し込みが必要
カードローンの場合は、借入したり返済したりが適時行えるので便利ですよね。
しかし、利用していたカードローン先が別の消費者金融になったなどの場合は、もうそのカードローンで借り入れできなくなるケースがあります。
その場合は、再度新しい返済先へ申し込みを行い審査を受ける必要があるのです。
審査に通れば、また利用できる場合もありますが、多くの場合は、そのカードローンをそのまま利用するのではなく、新しい商品を利用するというケースになるようです。
返済方法などについては新しい返済先に相談し出来るだけ負担の無いようにしたいものですね。
安心して長期利用をしたいなら…大手の消費者金融の方が良い?
ケンファイナンスをご紹介しようと調べていると、現在業務統合の準備の為、新規受け付けを停止している状態ということが分かりました。
また、現状ではいつ業務統合が完了するのかなどの記載もないため、ケンファイナンスで新規に利用するのは難しいと考えざるを得ません。
中小の消費者金融は移り変わりが激しいのが現実です
貸金業法が改正されたり、グレーゾーン金利の撤廃、過払い金返還請求の活発化などにより、一時期、多くの消費者金融が苦境に立たされました。
いくつかの大手消費者金融も廃業に追い込まれましたが、その時に力尽きてしまったのが、多くの中小消費者金融です。
その苦境は現在も続いており、経営統合や、廃業などをするところも後を絶ちません。
規模の小さな消費者金融はどんどん淘汰されていっています。
借入先の安定性を見越して選ぶというのも重要なポイント
借りる側からすれば、返済先がコロコロと変わるというのは嫌なものですよね。
貸す側が、返済能力の安定した人に貸したいように、借りる側だって、安心安定したところから借り入れしたいですよね。
そのような場合、やはり中小の消費者金融よりも、大手の消費者金融の方が安心ができます。
特に銀行の傘下に入っている消費者金融の場合は、今すぐに経営が悪化してどうこう…なんていうことにはなかなかなりません。
もちろん、中小の消費者金融だっていいところはありますし、安心して利用できるところもあるでしょう。
しかし、キャッシングになれていない方や、企業の安定性で選ぶなら、テレビCMなどでもよく見る、大手の消費者金融が安心と言えるのではないでしょうか?
借入先を選ぶ時に、そのような視点から見ていくことも重要だと言えるのです。
お金に関わることですから出来るだけ安心して付き合っていけるところを選びましょう。
【参考ページはこちら】
キャッシング利用する前に知っておきたいポイント
中小消費者金融の場合は、このように突然利用できなくなるという事態になりかねませんので、安定感を求めている方は、大手消費者金融からキャッシングする方が安心かもしれませんね。
AZ株式会社と業務統合をする準備をしている為で、今後新規借り入れ希望の場合はAZ株式会社へと申し込みを行うことになります。