お金を借りる時に最も気にしておかないといけないのは利息です。
というのも、利息と言うのは、会社によって違いますし、借入額が大きければ大きいほど、1%程度の利息でも、返済総額が大きく変わってしまうことがあるからです。
今回は、いろんなキャッシング会社の利息を比べながら、利息がいくらくらいのものなのかを検証してみたいと思います。(こちらもご参考に→キャッシング金利についてもっと詳しく)
知っておこう。利息に付いての法律
利息に付いての知識があると、闇金を見分けることが可能になります。もし、間違えて闇金で借り入れてしまうと、とても面倒なことになりかねませんので、しっかり、法律にのっとった利息の在り方を覚えておいてくださいね。
法外な利息を取る闇金
利息を語るうえで、一番大切なのは【法律】です。キャッシング業界の中には、残念なことに、悪質な闇金と言う存在が紛れ込んでいます。
闇金とは、法律に従わず、違法に営業している貸金業者のことを指します。毎年、闇金でお金を借りてしまったために法外な利息を請求され、返済に窮してしまい、困ってしまった人たちが消費者金融などに相談に来るのですが、そもそも闇金で借り入れること自体が違法であるため、相談を受け付けてもらえないケースも少なくなく、激しい取り立てに疲れ切ってしまう人も後を絶ちません。
闇金の取り立て方法も、恫喝に近いものであったり、違法か、違法すれすれのやり方であったりすることなどから、最初から関わらないのが一番です。
そんな闇金から借り入れてしまわないようにするためには、自分自身が正しい知識を身に着け、少しでも怪しいと感じたところとは契約しないことが大切です。
利息をチェックして闇金を見分けよう
闇金を見分ける方法の一つに、利息に関する知識があると書きました。その理由は【利息は法律で上限が決まっているから】です。
利息は一定のパーセンテージ以上で貸し付けてはいけません。しかし、闇金はこの法律をまるっと無視しているのです。
ですので、法律で決められた利率を知っておくだけで、それ以上の貸し付けをしているところは闇金だなと見分けることができるのです。
ちなみに、闇金が法定利率通りの貸し付けをしてくれている場合は?と言われれば、あり得ないことはないですが、まれなケースだと思っておいてください。
そもそも、法定利率通りの貸し付けができるのであれば、違法営業などする必要ないのですから。
社会問題にもなったグレーゾーン金利
皆さんはグレーゾーン金利って聞いたことないですか?グレーゾーン金利とは、個人で借り入れる額と会社が借り入れる時の利息の上限金額が違った事でできた金額の差のことを指します。
この差を利用して高い金利を設定していた会社が昔はたくさんあったので、実際に払わなくてはいけない額よりも、ずっと大きな額を返済し続けた人がたくさんいます。
その違法性に気づいた人たちが、訴訟を起こし、今、過払い請求が進んでいる所なのですが、それこそ、知識があったからできたことで、知らない人ばかりだった場合は今もまだ、グレーゾーン金利についての問題は発生せず、知らないままに余分な金額まで返済し続ける人がまだまだ増え続けていたことでしょう。
ですので、法律はきちんと知っておくべきなのです。法を知ることこそ、自分の身を守ることですよ!
法律で設定された利息ってどれくらい?
これは明確に決まっています。
10万円未満 | 10万円以上 | 100万円以上 |
---|---|---|
20% | 18% | 15% |
大きな金額を借り入れるほど利息は低くなっていますね。この利息上限を超えなければ、どれくらいの利息にするかは会社によって好きに決められますので、たくさんの会社を回って納得のいく利息で貸してくれるところを見つけるのが望ましいでしょう。
貸金業体による利息の違い
貸金業体によって利息が違うことがあります。まずは、業態による違いから見て行きましょう。
利息が低いのはどのタイプの消費者金融?
お金を借りる時、一般的には【銀行】【銀行系消費者金融】【消費者金融】のいずれかで借り入れることになるケースが普通だと思われます。
・まずは銀行。大体2%~12,3%くらいのところが一般的のようです。(消費者金融と並べて書いていますが、銀行は消費者金融とは全く違う金融会社になります)
銀行は一番利息が低いと言われていますので、利息だけで見ると、一番おすすめの借入先と言えるでしょう。(こちらもご参考に→銀行でキャッシングしたい方におすすめ)
・続いて銀行系消費者金融
ここも割と低いです。大体3%~13,4%くらいでしょうか?消費者金融と銀行の良いところを併せ持った消費者金融ですので、筆者的には、借り入れるならここが一番いいのではないかと思っています。
・大手の消費者金融は、銀行系と同じかそれよりちょっと高いくらいの利息であることが多いよう。しかし、中小タイプの消費者金融になると利息はぐんと上がって、法律で許される率、ぎりぎりまで設定されているところが多いですね。
3万円借り入れた場合の利息
最近は大口融資よりも小口融資のほうが多いようで、2,3万円~5万円くらいまでの貸し付けが増えているようです。
ですので、ここでは3万円借りた場合のシミュレートをしてみましょう。
3万円ですから、当然、年率は高いものになります。
年率 | 12% | 15% | 20% |
---|---|---|---|
利息額 | 3600円 | 4500円 | 6000円 |
支払い総額 | 33,600円 | 34,500円 | 36,000円 |
こうなるわけです。ただ、この表は一括で支払った場合の物です。分割すればそれだけ支払総額は増えます。
年率 | 12% | 15% | 20% |
---|---|---|---|
支払い回数 | 4回 | 4回 | 5回 |
支払い総額 | 38,103円 | 42,536円 | 5,233円 |
一括で払ったときに比べ、分割にすればするほど、年率が高い方がより、大きな利息を支払わないといけなくなっているのがよくわかると思います。(返済金額は月1万円としました)
よく、「1%でも低い利率で借りたい」と言う話を聞くと思いますが、それにはこんな理由があるからなんです。利率が低ければ、それだけ、返済総額は減ります。金額が大きければ大きいほど、返済回数が多ければ多いほど、その数%が大きな違いとなってくるでしょう。金銭面で困っている場合は、ほんの数%の差が苦しく感じることもありますので、借入前に必ず返済シミュレーションを行い、この利率でお金を借りて大丈夫か?きちんと返済できるか?と言う点を確認するようにしましょう。
お勧め消費者金融の年率
最後に、お勧め消費者金融の利息がどれくらいのものなのか、ちょっとご紹介しちゃいます。これを見れば、消費者金融の平均がどんなものかわかりますよ!
銀行
みずほ銀行 【実質年率】4%~14.0%
オリックス銀行【実質年率】3%~17.8%
三菱UFJ銀行【実質年率】4.6%~14.6%
銀行系消費者金融
プロミス 【実質年率】4.5%~17.8%
アコム 【実質年率】3.0%~18.0%
レイク 【実質年率】4.5%~18.0%
SMBCモビット 【実質年率】3.0%~18.0%
消費者金融
スカイ 【実質年率】15%~20%
アレックス 【実質年率】15%~20%
ニコス 【実質年率】14.9%~17.1%
やはり、銀行<銀行系消費者金融<消費者金融となっていますね。特に小口融資を受ける際には最大年率が関わってきますので、最大年率のチェックをするようにしてください。
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