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他人名義で申込み、審査通過してもキャッシングできない訳とは?

どうしてもお金を借りたいのに、金融機関のローン・キャッシングの審査になかなか通らない…。審査のゆるい、と言われるところを次々申し込んではみるのだけれど、それでも融資を受けられない。

そんなとき、ふと脳裏をよぎる悪魔のささやき声…。「自分以外の人の名前でなら、問題なくお金が借りられるんじゃないか」。

もし、身近にあなたを信頼する家族、親戚、親切な友だちがいて、「名義を貸してくれ」というあなたの願いを快く引き受けてくれそうだとしても、他人名義でのローン・キャッシングの申込みは絶対にしてはいけません。

それは何故か?その理由をこれからじっくり、お教えしていきたいと思います。

他人名義でカードはつくれる?

まずは、「他人の名義をつかってカードローン・キャッシングを申し込んだり、クレジットカードをつくることはできるの?」という素朴な疑問にお答えするところから始めましょうか。

答えは、「YES」。

そう、たとえ自分自身の 本名でなくとも、カードローンやキャッシングを申し込むことはできるし、必要な書類さえ揃えられれば、クレジットカードを発行することだってできてしまいます。

同居中なら簡単に申し込める!

実際に住居を共にしている家族であり、あまつさえ名字が一緒であったりすれば、さらにキャッシング・カードローン、クレジットカードの申込みが簡単にできてしまう可能性が高いのです。

「家族が勝手に名義を使用する!?そんなまさか…」と驚かれる方もいらっしゃるでしょうが、子どもが親の名義で、親が子どもの名義でお金を借りる…、というのは、そう珍しいことでもないんですよ!

同居中の家族が、いとも簡単にキャッシングやカードローン、クレジットカードの申込みが出来てしまう理由のひとつとして、書類記入する際などに利用する、〝印鑑〟のことが挙げられそうです。

国内でも数少ない珍しい名字ならば、いざ知らず、ごくありふれた名字でありさえすれば、昨今、100円均一ショップなどでもいとも容易くに印鑑を入手することができますからね。

また、同居中の家族なら、勤務先、勤務形態、収入など、お金を借りる際必要な情報を詳しく知り得ることも可能でしょう。
(⇒家族に内緒でキャッシングもできる?

他人名義のカード使用は犯罪行為

しかし、ここできちんと覚えておいて欲しいのは、 他人の名義のカードを利用することは、紛れもない犯罪行為だということです。

他人名義のカードを不正に使用した人はもちろん、名義貸しした人も、罪に問われてしまうのです。

もし、あなたが、カードローン・キャッシング、クレジットカード等の申込みをしてもまったく審査に通らず、「名義を貸して欲しい」と家族や友人に泣きついたとき、あなたのことを気の毒に思った家族や、友人が、親切にも自身の名義を貸してくれた、とします。

その時点ですでに、あなたは、家族なり、友人に多大な迷惑をかけてしまっているわけです。

さらに、あなたが、キャッシングやカードローンで借りた お金の返済ができなかったとしたら、返済義務は、実際にお金を借りたあなたでなく、カードの名義人に生じてしまいます。

つまり、名義を貸してくれた人には、二重の迷惑をかけることになります。

審査に通らない理由を考える

ここで、振り返ってぜひ、考えて欲しいのは、他人に名義を借りることになってしまった理由。つまり、「なぜ、審査に通らないのか」ということです。

もっともシンプルな答えとしては、あなたが、その申込みをした 貸金業者から、「返済能力が低いと判断された」ということになるでしょう。

自分にとって正当な理由でも

「いや、実際に返済能力がないというわけではなくて、フリーランスで、それなりに収入はあるけれど、毎月決まった日に、決まった額が銀行に振り込まれる、というわけじゃないから、融資に通らなかったんだ」。

など、当人的には「融資に通らないのは絶対的におかしい」と考えるような、ごく真っ当な理由があったにせよ、実際にお金を融資し、その金利で収入を得る、貸金業者の判断はシビアです。

「フリーランスなら、ギャラの支払いが遅れて期日までに返済できない可能性があるかも…」。

「長期の返済を組んでしまうと、仕事の依頼がなくなったとき、お金が返ってこなくなるかもしれないな」。

このような判断をされてしまうというようなことも、けっして想像に難くありません。

プロの判断は正しい

貸金業者、つまりお金の貸し借りに対してのプロが、「この人にはお金を貸すべきではない」と判断したにも関わらず、一般人であるところの、あなたの近親者が、名義を貸すという行為はいかがなものでしょう?

お金に困っているあなたに、いま必要としている金額分だけのお金を貸すというのなら、まだしも、この先、
限度額いっぱいまで、いくらお金を借りようと自由というカードローン等の名義を貸すのは危険な行為
と断言できます。

やはり、金貸しのプロの取る、「返済の見込みが極めて低い。融資不可」と下した判断は正しいと言うほかないのでしょう。

名義は他人に貸さない!

あなたが、もし、お金に困ってカードローンやキャッシングの申込みをしても、審査に通らなかった。そんなときも、絶対に他人名義で申込みをしてはいけません。

逆も同様。「自分がキャッシングやカードローンの申込みをして審査に通らなかったら、他人の名義を借りたい。だから、名義を貸して欲しいと頼まれたら、快く貸してあげよう」なんて考えるのは、もってのほか!

親切に名義を貸してあげた人が、もし、借りたお金を返済しなかった場合、返済義務はあなたに課せられてしまいます。

「お金を借りたのは自分ではない! 自分は名義を貸しただけだ!」と言っても、他人に名義を貸すこと自体が法律で禁じられているのですから、返済義務から免れることはできません。

安易に名義を借りてもいけないし、貸してもいけないという理由、分かっていただけたでしょうか。

勝手に名義を使われたら…

では、同居の家族や、友人、内縁関係の恋人などに、勝手に名義を使われてしまった場合はどうなるのでしょう?

自分以外の人に名義を使われてしまったことがまったくの不可抗力、自分のあずかり知らぬところで行われたことであれば、借金返済の義務は一切ありません。

ただ、自身の名義を使った人が、あなたと身近な関係性であればあるだけ、「本当に知らなかったのか?」という疑問を貸金業者に生じさせ、厳しい追及を避けられない可能性が高い、ということは確かです。

勝手に名義を使われないために

では、勝手に名義を使われないためにはどうしたらいいのでしょう?

次の二点に気をつけるようにすれば、かなりの頻度で被害は防げますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

  • 銀行の申込み印は、100円均一で簡単に買えるようなものではなく、特別のものにする
  • 銀行の申込み印は、人目につく場所には絶対に置かず、自身で保管・管理する

今後、必ず審査に通るために…

さて、最後に、他人の名義に頼らずとも、今後、自身の名義を使ってキャッシングやカードローンの申込みをし、審査に通るための秘伝をお教えいたしましょう。

申込むローンとの相性を考える

それは、

自身の属性、つまり、収入や年齢、立場、今までの経歴などをひっくるめたことを言いますが、その属性と、申込みをしたいと思っているキャッシング・カードローンがマッチングしているかどうか、ということ。

どんなに評判のいいカードでも、「フリーランスは不可」という絶対的な条件の存在しているカードに、フリーランス稼業の人が申し込んで審査に通るワケがないですよね?

たとえ自身に収入がなくても、同居している家族に収入があれば、審査に通る、というカードローンを扱う銀行もあります。

65歳以上の場合、ローン・キャッシングを組めないことがほとんどですが、65歳以上にでも貸付を行う貸金業者もあります。(こちらもご参考に→65歳以上のキャッシングは無理?

それら、情報をよく吟味して再度申込みをしてみましょう。周囲の「審査に通りやすい」というようなあやふやな口コミ情報を鵜呑みにするより、グッと審査に通りやすくなること、請け合いですよ!

申し込む際参考にしたい金融機関

以下に、消費者金融、銀行のカードローンの簡単な特色をまとめてみました。借入先を決める際の参考にして下さい。

特色 金融機関
限度額が高い(1,000万) みずほ銀行
年利が低い(3.5%?) りそな銀行
180日間無利息期間アリ 新生レイク
パート・アルバイトOK 三井住友銀行
専業主婦OK セブン銀行

【参考ページはこちら】
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