世間では、キャッシングと言うだけで嫌悪感を抱く人がいます。そんな人は身の回りで借金地獄を体験した人がいたのでしょうか、キャッシング=人生の破滅だと思っている人が多い様に感じます。
実際に、キャッシングそのものは悪い事ではないでしょう。問題なのは、そのキャッシングの利用の仕方にあるのではないでしょうか。
キャッシングにはどんな使い方があり、どういった使い道をすると人生の破滅へと繋がっていくのか、取り上げてみたいと思います。
キャッシング=破滅ではない
世間一般では、キャッシングをする事をまるで悪い事のように受けとめる人がいます。借金と言って、毛嫌います。
確かにキャッシングは、言葉を言いかえれば借金です。イメージの問題でしょうが、内容は同じ事には違いありません。同じ内容と考えればローンだって同じです。単純にお金を借りて返す事には違いありません。
しかしよくよく考えてみれば、キャッシング、いわゆる借金そのものは悪い事でしょうか?それが悪いことだったら、住宅ローンだって同じ事です。車だってローンはありますし、教育ローンだってあります。
家を建てるまでお金を貯めようと頑張っても、生活に追われてなかなか貯まらないのが実情でしょう。上手く貯まっても、気付けばすでに老後を迎える、なんて事にもなりかねません。そうやって考えるとお金を貯めてから家を建てるのはよほどの収入がなければ無理でしょう。
車も似たようなものです。車がなければ生活ができない環境の人だっています。教育だって、同じです。必要だと思って(もちろん義務教育は受ける権利があって受けるのですが)学校に行かせたり、習い事や塾に行きます。これら全て悪いように取る人はまずいないでしょう。
ならばなぜ、ローンはよくてキャッシングはいけないのでしょうか。それは、キャッシングは、人生の破滅に繋がると考える人が多いからです。
では、本当にキャッシングは人生の破滅になるのでしょうか。そうではありません。キャッシングで一時でも生活に困った状況を救ってもらっている人も実際にはいます。そんな人は、人生の破滅になっているのでしょうか。
人生の破滅へと進んでいるのは、キャッシングをしている人皆ではなく、キャッシングの使い道を間違えている人達です。
借入金の使い道のいろいろ
キャッシングとローンはお金を借りるという意味では同じものと言いましたが、厳密に言えば違います。また、ローンでも長期返済タイプの住宅ローンなどのようなものから、キャッシングと同じと思われているカードローン、その他にもフリーローンがあります。
同じお金を借りるのでも少しずつ違うローンやキャッシング
では、ローンやキャッシングの違いとはどう違うのでしょうか。比較してみたいと思います。
(長期)ローン | 使い道(目的)が決まっている。住宅ローンならば住宅取得のみに使われる。自動車ローンならば自動車に関わる事のみ使われる。 | フリーローン | 使い道(目的)は自由だが、一旦借り入れすると、後は返済するのみ。(分割での返済) |
---|---|
カードローン | 使い道(目的)は自由。返済も分割の形で行われる。融資額の枠内ならば、完済していなくとも何度でも借り入れが可能なため、人によっては借金がいつまででも減らない。 |
キャッシング | 使い道が決まっていない。ただし、事業的な事には使えないという条件がある場合が多い。元々は一括返済をキャッシングと言ったが、今はカードローン同様に分割での返済が主流で、借り入れも限度額内ならば何度でも可能。 |
キャッシングは基本的にお金の使い方が自由です。
それが住宅ローンや自動車ローンと大きく違う所で、このポイントを見てローンとキャッシングは全くの別物と取る人は多いかもしれません。
カードローンも同じではあるのですが、一般的に銀行は「カードローン」、消費者金融は「キャッシング」というイメージが強いのもあるのかもしれません。
特に消費者金融に対しての良くないイメージがいまだに残っている人も多いのが、キャッシングを毛嫌いする人の理由の1つでもあるでしょう。
使い道が自由だからこそキャッシングはいろんな場面で使える
とはいえ、現実にどうしても急にお金が必要な場面などあります。人によって理由は様々でしょう。とはいえ、大体が似かよったような理由が多かったりします。
主な理由
交際費 | 贈答品 お祝い お見舞い お付き合いでの飲食や旅行 帰省費 | 冠婚葬祭 | 結婚式 葬式 七五三や成人式などの行事 |
---|---|
医療費 | 急な入院 手術 治療費 薬代 |
教育費 | 習い事の支払い 学校の授業料 学校行事に関わる費用 | 生活費 | (急な)家電の買い替え 自動車等の高額な税金 想定額以上の光熱・通信費 |
遊興費・娯楽費 | ギャンブル 趣味の習い事や物品を買う 旅行 買い物 |
誰でも想定外の急な出費はあるものです。
特に冠婚葬祭や医療費など、自分が予想している通りにはいきません。誰だって自分が今病気になるとは思わないでしょうし(年齢的にゆくゆくは、と考えるのとはまた別です。)、考えたくはないけれど家庭に不幸がいつ訪れるのかなんてわからないのです。
七五三や成人式などの行事でも、質素にしようと思っていたが、回りに釣られて出費が増える形になる事もありますし、地域によっては質素にいかない場合もあります。
また、ある程度将来がわかっていても思ったように貯金が進まない場合や、冷蔵庫が壊れたなど、必要な物を買わないといけない時期が変わったりと言う事だってありえます。
教育費もある程度見越していたとしても、受験の兼ね合いや、進路が変わったりする事だってあります。想定外にお金が掛かったという事はよるある話です。
お付き合いの場合などは、お金がないからと断るのは恥ずかしいでしょうし、内容によっては相手にも申し訳ない気持ちになる場合もあります。
これらの事も、人によってはキャッシングするまでもないものもあるでしょう。しかし、生活がギリギリの収入でやっている人にとっては、多少なりともまとまったお金が必要となると手元にある分でまかなえるとは限りません。
目的や計画を持っての借金ならば問題はないし、役に立つ!
また、最近の金利を考えるとあまりないでしょうが、一昔の貯蓄だと金利が良かった時があります。金額によってはそんな貯蓄を取り崩すよりも、一時だけキャッシングをした方が、総合的に負担が無い場合だってあります。
きちんと目的があって、多額の出費がずっと継続して続くものでなければ、返済に集中できます。
もちろん、内容によっては1回で済むとは限らないものもありますが、雪だるま式に出費が増えるようなものでなければ、計画を立てやすいはずです。
そんな時はキャッシングを利用する事をおススメします。上手に利用すれば、多額の出費があったとしても家計の負担なく生活していくことができるのです。
しかし、実際に必要になった時に困るのは、ギリギリの収入でやりくりしている人や困窮している人には違いないですね。
特に旅行などの娯楽は兎も角、入院や冠婚葬祭に関することは、「お金がないから止める」というわけにはいかないはず。況してや、家族や親族にお金を借りるなんてことも言い出しにくいし、できないことだってあります。
そんな時には、必要に応じてキャッシングすることも一つの手です。実際にはあらゆる場面で、役に立つことができるのがキャッシングでもあるのです。
何が危険?借入金の危ない使い道とは
上手に活用していけば、生活のやりくりや急な用立てに役に立つキャッシングですが、当然、使い道によっては、負のイメージへと繋がる危険なものへとなります。
その使い道ですが、どんなものがあるのでしょうか。
- ギャンブル
- 依存症などによる買い物
- 借金依存症
- 交際相手に貢いでしまう
- 生活費(普段から不足分の補てん)
- 他社の返済のための借金
ギャンブルも買い物も?意外に多い依存症が原因のもの
ギャンブルは、キャッシングをするしないにしても、お金の使い方として危険な事がすぐにわかると思います。キャッシングを毛嫌いする人は、大抵ここにポイントがあったりします。身内にギャンブルに嵌った人がいれば尚更でしょう。
そもそもキャッシングしてまでギャンブルをやっている場合は危険と思っていいでしょう。ショッピングでもそうですが、依存症になっている場合は特に重大です。これこそすでに破滅に陥っています。金額もかなり膨れ上がっている事が容易に想像できます。
依存症などによる買い物は、ギャンブルと同じで精神疾患の一つになります。(男性はギャンブル、女性はショッピングに走る傾向があります。)買い物も生活に必要な物(例えば冷蔵庫が壊れて、買わないといけなくなった)ならば兎も角、依存症などによる買い物は不要な物ばかりです。
キャッシングまでして不要な物を買う場合は、ギャンブルと同じで破滅するだけになります。
クレジットカードによるショッピングの場合、一見キャッシングと違うように見えるのですが、クレジットも借金をしているのと結局同じことです。
クレジットはリボ払いが通常で金額も毎月一定額で無理な額ではなく、毎月きちんと払えば大丈夫と思っているかもしれません。しかし、依存症による買い物の場合、気づいたらショッピング枠いっぱい使っていた、なんてことにもなりかねません。
まだキャッシングしていなかた人でも、結局ここからキャッシングにも手を出し始めることに繋がっていきます。
交際相手に貢いでしまうパターンは、一般世間の経済感覚から見ると最近は少なくなったと思われます。しかし、中にはまだまだこのような形で借金を重ねてしまう人もいます。
年に一度、クリスマスプレゼントを彼女に、なんて事ならばまだしも、完全に破滅へ向かうパターンとして真っ先に挙げられるのは、キャバ嬢やホストに入れ込んでしまってプレゼントを惜しげもなくあげ続けてしまうパターンです。
相手は商売柄、単なる物品狙いですが、本人は気付いていなかったりします。(薄々気付いている人もいますが、やめられないパターンがほとんどです。)こうなると後は目に見える借金地獄です。
そもそも依存症になったならば借金よりも治療が必要!
少し余談になってしまうかもしれませんが、そもそも依存症と呼ばれるようなモノは、そのままにしておいていいものではありません。
日常生活に支障をきたすほど状態にまで陥いるほどになっているが、その対象物に対しての執着がやめられないこと。もはや、自分の力だけでは回復は難しく、専門家の元で治療を行うことが推奨されています。
物質への依存 | アルコール依存、薬物依存、ニコチン依存、など |
---|---|
行動での依存 | ギャンブル依存(パチンコ依存も含)、買い物依存、借金依存、窃盗壁、性嗜好障害、恋愛依存、DV・ストーカー、など |
この中で今回のような借金に関係しているのは、すでに何度も出ているギャンブルや買い物になります。アルコールも場合によっては、アルコールを買うことが借金へと繋がっていきますし、上記のように交際相手に貢いでしまう人も状態によっては依存症と判断されることもあり得ます。
また「借金依存症」は、借金をしていないといられない状態で、ギャンブル依存症や買い物依存症と同時に発症していることが多いと言われています。「借金依存症」の場合は、もはや危ない使い道のレベルではないかもしれません。
これらの依存症ですが、自分で「このままではいけない」と思うならばまだいいのですが、本人が気づいていない場合は、家族など周りの人間が対応する必要が出てくるでしょう。今は、治療専門の病院もあります。治療に向けて動くのが先決かもしれません。
生活費は常に赤字?キャッシングで補填ならばもはや問題!
生活費として使う場合も、一時の急な出費の場合はまだなんとかなるでしょう。家族が急に入院した医療費や、子どもの塾の入会金も結構バカにならないのが現実です。(毎月の授業料ですでに支払ができないのならば、話は別ですが)一時的な出費ならば、後はコツコツと返せばなんとかなるでしょう。
問題は毎月の生活費がすでに赤字の場合です。この場合は、キャッシングしても返済の充てがないはずです。キャッシングするよりも、妻もパートで働く、入っている保険を安いものにするなどの生活費を見直すのが先です。返す充てのない借金はそれこそすぐに膨れ上がり、立ち行かなくなるでしょう。
どのパターンにしても、最終的に1社での借り入れ額上限まで借りると次が困ります。そうなると、他社へ借り入れする事になります。特に、2社3社とそれぞれへの返済ができればいいのですが、まずそれは不可能になってきます。
そうなると、新たな借り入れ先を作って、元々の借り入れ先への返済に充てます。これも早々に地獄を見ることになるでしょう。
他にもお金を必要とする依存症はたくさんあるのですが、やはりなかなか自分では治せないもの。専門家の力が必要になってくるかもしれませんね。
他にも生活費ですでに赤字ならば、借金を考えるよりも生活の見直しが先ですね。
キャッシングの使い道としては、常にお金が必要としている状態はやはりいわゆる「借金地獄」へと繋がり、あまりいい使い道ではないのがわかります。
使い道を間違えると破滅へ
先に話した通り一般的な意味合いとして、キャッシングは一括返済、カードローンは分割返済(分割払い、リボルビング払いという意味での分割は別にして)になります。最近は、この言葉の差がわからないぐらい返済方法が同じ様な形になってきています。特にリボルビング払いだと一定額での返済になります。
今はどこも似たような毎月一定額の返済方法が主流
借入金の額によって段階的に返済額が変わるなどいろいろな返済方法があるのですが、詳細は兎も角、毎月一定額の返済方法をとっている消費者金融や銀行が多いため、借り手の負担もさほどないように感じて多くの方がこの返済方法に従っています。
毎月一定額での返済なので安心している方も多いでしょうが、油断をするとすぐに借金が膨らみます。一定額の返済方法は、実際には返済期間が長期にわたります。
そもそも返済額の話以前に、先に上げた危ない使い道をしていると、借りたお金を使ってしまってすぐに足りなくなります。
そうすると、また次々にお金を借りてしまいます。
サイクルに陥ったら終わり!「返済できない」が借金地獄へ
当たり前に思う人もいるかもしれませんが、借金地獄への第一歩は「返済ができなくなる」ことです。
借金地獄への一般的な流れ
↓
他社で別に新たに借金をする(複数社からの借り入れの多重債務へと繋がっていく)
↓
正規の消費者金融、銀行からの借り入れができなくなる(総量規制での制限、審査不可による)
↓
闇金に手を出す
↓
ひたすら返済の催促が来る
返済できないのだから他社から借りて、それが増えての悪循環サイクルに陥ります。
最終的に、当然のように闇金に手を出す道しか残っておらず、しかし返済する術がないのは言うまでもありません。返済の催促が毎日のように来ることになります。
本当に借金地獄といえる状況になるでしょう。
どのような流れで借金地獄へ進んでいくのか、これで改めて確認できたはずです。
特にリボ払いは一定額なのでついつい借金の感覚が鈍ってしまうから、後戻りできない所まできて気づくことになってしまうのでしょうね。やはり、使い道を間違えないようにするのが一番でしょう。
借金地獄になったらどうする
借金の取り立てに関しては、誰もが「怖い」というイメージを持っているかもしれません。特に闇金の場合、脅しのような文言を並べ、相手の都合を考えずに執拗にやってきます。近所に言いふらすようなこともありました。最初に話した借金を嫌う人の中には、このイメージがあるのが原因かもしれません。
借金を抱えていようが違法行為は通報することはできる!
しかし、正規の業者ならば当然そこまでしませんし、今は闇金の場合も脅しのようなことはやってはいけないのです。まず取り立てに関しても、法律で厳しく決められている事を知っておくべきです。
違法とされる行為
- 大声をあげたり暴力的な態度をする
- 多人数で訪問してくる
- 正当な理由なく午後9時~午前8時に電話や電報、訪問をする
- 継続して電話、電報、訪問をする
- 張り紙や落書きなどをして回りに借り手のプライバシーを公表する
- 勤務先に訪問して借り手を困らせる
- 支払い義務のない身内に取り立てをする
などがあります。
違法行為が見られたら、警察に連絡する、または監督行政に訴えて行政処分をしてもらう、と対応するといいでしょう。
ちなみに貸金業協会のHPでも相談窓口の案内があります。
間違える前にできることはある!それは知っておくこと
闇金と関わったら後が大変ですが、できればそれ以前に対応できるのが一番です。しかし、ほとんどの人がなんとなくやばいな、と思う程度でそのまま次へのステップに進んでしまうのではないでしょうか。
できれば、道を間違える事になる前に気付くようにしておくのがいいでしょう。
特に悪質業者は、返済に困っている人たちに甘い言葉でもっておびき寄せます。ターゲットとなった多重債務者は、「少しでも返済できるなら」「お金が借りられるならば」と、ついついその甘い誘惑に乗ってしまい、結局さらに困窮してからそれが悪徳業者だと気づくのです。
よくある勧誘内容
- ブラックOK
- 審査なしで借りられる
- 他で借りられない方も融資します など
少しでも他と違って「おかしいな?」と思ったら、しばらく間をおいて様子をみましょう。
悪徳業者の問題以外にも、ここに記されていることを知識として知っておくだけでも、防衛になるはずです。
キャッシングをする前にできることもある!まずはそれから
できれば少しずつでも積み立て金を作っておくといざという時、困らないでしょう。キャッシングをするにしても、負担は減るはずです。
買い物ならば、本当に必要なのか、生活に関わる事柄ならば他に方法がないのか、今一度踏みとどまって考えるようにしましょう。
難しいでしょうが、返済計画をもって借りるのがベスト。また、不要なカードはなるべく整理すると計画も立てやすいのでは?
生活費に困ったら、まず行政に相談をするのがいいでしょう。生活の状況によっては行政の補助金や低金利で融資してもらえる可能性もあります。
(⇒キャッシング金利はどうなってる?)
気づいたら少しでも早く対応する!借金地獄に陥る前に
少しでもこれはまずいと思ったら、早めに対策を取ることがいいでしょう。その方が精神的にも金銭的にも負担は少ないです。
主な相談窓口
- 法テラス
- 国民生活センター
- 地方自治体開催の無料相談会
- 日本弁護士連合会の法律相談センター「ひまわり相談ネット」
- 警察(違法業者の対応の場合) など
ギャンブルやショッピングなどの依存症を少しでも感じたら早めに治療を開始しましょう。病気に関わる事でしたら、対応も変わってきます。
気になるけどまだ大丈夫かなと思う程度ですと、この先危険です。ネットでも検索すると体験談なども多くみられます。そういった体験談を見るだけでも、危機感が出てくるかも知れません。見るのも一つの手です。
ただ悩むだけでなく自分でできることをやってみる!
借金が大きくなればなるほど、どうしてよいのかわからなくなってきます。そうなると、アルコールに逃げたり生活が荒れるばかりになります。ただただ地獄が深くなっていくだけです。
できれば、借金の金額が大きくなる前に自分でできることからやってみましょう。少しずつでも前向きになり、借金地獄の底から上がっていくことができるようになります。
自分でできる対応
- 消費者金融の担当者に相談する
- 貸金業協会や弁護士などの窓口に相談する
- 身内に立て替えしてもらう
- おまとめローンを組む
- 債務整理をする
主にこれらの方法を使って対応するしかないでしょう。借金をそのままにしていても、いい事は何一つありません。すぐに動く事が一番です。
ただし、身内に立て替えしてもらうのは、実はあまりお勧めできません。誰だって親や親類に迷惑をかけたいと思わないでしょうし、金額によってはその身内に実際に大きな迷惑を掛けてしまう場合が多いからです。
相談を受けた方もかなりショックを受けるでしょう。借金を毛嫌いしている人には、こういう経験をしている場合が多々あります。多額の財産があって頼めそうならば、という所でしょう。
相談するならば、身内よりも先に消費者金融の担当者にする方がずっと話が前向きになれるはずです。担当者の方も、少しでも返済してもらいたいという思いがあるので返済方法を提案してくれます。例えば、「おまとめローン」の提案です。
一般的には、総量規制で年収の1/3までしか借りれません。しかし、このおまとめローンに関しては、総量規制の対象外になります。消費者金融や銀行でもおまとめローンを一つのローンコースとして扱っている所もあります。ただし、審査があるので審査に通ったら、になります。
デメリットはあるが最終手段は債務整理をする
例えばおまとめにするにも審査があるので、誰でもできるとは言えません。闇金に捕まってしまったら、担当者に相談するわけにもいかないでしょう。
どうにもならない所にまで行ってしまった場合の最終的な解決方法として、債務整理があります。債務整理には、3種類あります。
- 任意整理
以前は高かった金利を今の利息制限法の上限金利に引き下げて再計算をし、さらにこれから発生する利息をカットして元金のみを返済することを消費者金融と交渉します。 - 民事再生
住宅ローンは残りますが、それ以外の借金を大幅に減額できるよう手続きすることです。民事再生だと借金そのものをなくすことはできないのですが、財産も手放さなくてすみます。 - 自己破産
必要不可欠なもの以外の財産の処分が必要ですが、メリットとして借金そのものをなくす手続きを行います。
それぞれにメリットデメリットがあります。一昔前に借金が社会問題になった頃には自己破産者が多く出たので、この言葉を聞いた事がある人も多いでしょう。
(⇒キャッシングのメリットとデメリット)
債務整理に関しては、どの方法を取るにしても、自身一人で解決するのは限界があるので、司法書士や弁護士に相談するのが一番でしょう。多少の費用は掛かりますが、借金をそのままにするよりも安く済むのではないでしょうか。
とはいえ、弁護士や司法書士を探すことすら困難な場合は、まずは法テラスに相談に行くのがいいでしょう。
【参考ページはこちら】
キャッシングの口コミ情報をチェック!
しかし、それ以前にそれぞれ前もって知識を得ておくと困らないでしょう。そして、できればキャッシングをする前に、自分が使い道を誤りそうなら踏みとどまる勇気を持つのも大切。
例えもし借金をしてしまっても、気付いた段階で早めに対応すれば、傷は浅くてすむというものです。難しいかもしれないですが、ふと「このままではいけない」と少しでも思ったらすぐに動くようにできるといいですね。
しかし、そんな人だって住宅ローンを組んでいる人もいるはず。そうやって見ると、どんな形であろうともお金を借金しているのに違いないですよね。
キャッシングだって同じと言えば確かにそうですよね。キャッシングすることにより、一時的にしろ助かっている人はいるんですよね。やはり使い方が一番重要なところかもしれないですね。