プライバシーを大切にしたい!という願いは万人共通でしょう。キャッシングをどのように活用しているのかという話題などもできれば、他人に触れられたくないもののひとつでしょう。
かつて世間を賑わせたキャッシングも現在は極めて積極的な意味を持つようになっているのですが、感覚的に染み付いた感覚はそれに追いついて刷新されてはいないようだということが正直なところでしょう。
不意にやってくる避けられない出費を計画的な出費に置き換えることができるキャッシングの有利さは誰にでも理解できるというのにイメージだけが取り残されているようです。
そのような訳で、キャッシングの利用に際してできれば誰にも相談したくない。とやかく言われたくないという思いがついて回るのです。このような思いはきっと、キャッシングを利用されている方であれば皆さんが共通して抱いている感覚ではないでしょうか。
今回はそのような願いを持つ方々が、スムーズに、そして少しでもお得に、キャッシングを活用することができるためのノウハウを紹介していきたいと思うのです。
キャッシングしたことが知られてしまうのは
ところが実際は、どれほど気をつけて内緒にしようと思っていても、キャッシングしようとしているということが家族や知人に知られてしまう事故が少なくありません。そのように知られてしまうタイミングはだいたい以下の4つだと言われています。
- 1. 自宅への電話確認
- 2. カード・書類が郵便で届く
- 3. 定期的な郵便物の送付
- 4. 滞納してしまって電話連絡が入る
- 電話連絡・郵送物がない
- 待ち時間が最小限になる
- 銀行のキャッシュカードをそのまま利用する
注意していただきたいのは最後の、滞納してしまって電話連絡が入る、という事態はあまりに常識的です。法的に認められている範囲での取り立ての電話を回避するためには、返済支払いを滞納しないことが原則だからです。ですから、今回は対象外です。
とすると、対策しなければならない、内緒にするためのリスクは金融業者からの電話確認と郵送物ということに限られてきます。つまり、これらにうまく対策できればプライバシーを最大限に確保したキャッシングが可能になるわけです。
このようなキャッシング利用を考える上で、主な選択肢は2種類あります。一つは気軽な利用が身上の消費者金融業者の利用です。そしてもう一つは銀行のカードローンの利用ということになります。これらを比較することでより選ぶことが容易になるでしょう。
プライバシーを最大限確保してキャッシングすることができることで有名な金融業者といえば、消費者金融業者の中でも「SMBCモビット」であろうと言われています。それはSMBCモビットが周囲に知られてしまう要素を排除したサービスを提供しているからなのです。
確かに気軽に利用できるとされる消費者金融でのキャッシングが利用できるのであれば、それは良いことでしょう。しかし、実際によく調べてみると思うようにキャッシングすることができなかったという話もあり、この辺りが心配のタネになりそうです。
実際のキャッシング利用は1~5万円
キャッシングは実際どのように利用されているのでしょうか。とある民間業者による【キャッシングする頻度】についてのアンケートを調べてみますと、それぞれ1回あたりのキャッシング額は1万円~5万円だとする人たちが半数以上を占めています。
1万円~5万円という金額は、決して何か高額のものを購入する金額とは言えないでしょう。また海外旅行などに使用した金額とも考えられないと思います。これらの金額の使途は一体どういったものなのでしょうか。
使途では、急な出費のため、生活費のため、などの意見がほとんどとなっています。このことはキャッシングが生活資金を目的としていることを如実に語っているのでしょう。以上からキャッシングは、1万円から5万円程度の生活資金が主流だと考えられるのです。
このような生活資金のための少額キャッシングといえば、消費者金融が専門としているキャッシングです。消費者金融は戦後の高度成長期からサービスが提供され始め、システム・法律などが整備されてきた経緯から、独自のノウハウを蓄積しています。そして実際、
消費者金融業者から代表的な業者を見て、消費者金融業者を利用できる可能性を探ってみましょう。その後、比較することでより明確にポイントが明らかになるはずです。
消費者金融業者を利用するという選択は可能か?
有名大手ともなれば、消費者金融業界においても老舗に分類される業者が多くあり、、利用者も安心して申し込み・利用ができるのですね。特にインターネットを利用したサービスに力を入れている業者が多く、それが高い評価を得ているようです。
銀行グループの消費者金融業者なら
多くの消費者金融業者の公式ホームページには同社の情報が掲載されています。この情報を金融庁が公開している「登録貸金業者情報検索」サイトで確認して掲載しておきます。
商号・名称 | 株式会社◯◯◯◯ |
---|---|
本店 | 東京都新宿区… |
登録番号 | 関東財務局長(5)第00000号 |
登録番号(5)が示しているのは同社が15年以上の営業実績を持つ事業者であるということです。一般にこの
このようなインターネットを利用したキャッシングサービスは業界内でも革新的だということができます。そしてプライベートを最大限守りたいという希望に最も適応したサービスとして利用することができるに違いありません。しかし、ここに落とし穴があります。
WEB完結にはカード申し込み時以外の利用条件以外にも利用条件があるのです。
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行に普通口座が必要
- 全国健康保険協会発行の保険証または組合保険証が必要
これらが意味していることは、三井住友銀行・三菱UFJ銀行に普通口座を開設しているサラリーマン、または公務員が利用可能であるということになるのです。このように消費者金融業者によるキャッシングでありながら条件が比較的厳しいといえるでしょう。
本人収入があれば、相当程度プライバシーを尊重して消費者金融業者を利用することは可能でしょう。また、WEB完結サービスを利用できるのであれば、心配せずにすみそうです。しかし、本人収入がない専業主婦などの場合は消費者金融は利用できないのです。
そこで、消費者金融業者以外の金融業者が提供しているキャッシングローンサービスが必要になってくるわけです。消費者金融業者以外の金融業者とは言っても決してヤミ金のような違法業者ではありません。むしろ安心度が高い銀行です。
銀行は貸金業法の対象外です。つまり総量規制の制限を受けることなくキャッシングサービスを提供できるのです。それでも本人収入がない専業主婦などということが条件あれば決して選択肢が多いとは言えないのですが、探せばいくつか見つけることができます。
その中でも、今回は、特に例としてみずほ銀行によるカードローンを紹介したいと思います。
みずほ銀行ってどんな銀行?
みずほフィナンシャルグループの都市銀行です。銀行のルーツは第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行といったかつての大銀行が合併・分割することで創業しました。現在では三菱UFJなどとともに4大メガバンクの一つとして全国に展開しています。
消費者金融に対しては「消費者金融との提携効果は期待できない」という立場から、クレディセゾン、オリコと保証業務を中心とした業務提携のみで事業展開をしています。従って、「みずほ銀行系キャッシング」のようなサービスは存在しないということになります。
このようなみずほ銀行が提供しているカードローンのスペックはどのようになっているのでしょうか。
みずほ銀行カードローン
金利 | 4.0%~14.0% |
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限度額 | 最高1000万円 |
返済方式 | 残高スライド方式 |
このカードローンスペックには条件が付記されており次のようになっています。
- 10万円、20万円、30万円、50万円、100万円~1000万円(100万円単位)
- インターネットで申込みの場合50万円単位の申込み可
このように整理するとカードローンの申し込みのときの一つの目安が50万円を上限にしていることがわかると思います。これは消費者金融でも同様で、キャッシングの申し込みが50万円を超えると慎重審査と呼ばれる審査を行うことになっているのです。
既にみずほ銀行で口座を持っている人であればお金を出すのも新たなカードが必要ありません。現在持っているキャッシュカードを使ってお金を引き出すことが出来るので、カードが送られてきたり新しいカードがあることで家族に知られる心配がないのです。
また実際にお金を引き出す際も、みずほ銀行のATMでキャッシング出来るので、周囲の人から見て銀行口座からお金を引き出すのとなんら変わりがなく、お金を借りていることを人に知られる心配ありません。これなら確かに安心して利用できますね。
このように銀行のキャッシュカードにキャッシングローンの機能を持たせる方法には、様々なメリットが利用者にあると考えられます。まとめると以下のようになるでしょう。
- キャッシングカードの郵送がない
- 通常の銀行ATMを使用することと変わりがない
- 銀行から連絡があってもキャッシングだとはわからない
- 返済支払い口座を別に用意しなくてもよい
みずほ銀行カードローンの特徴
それでは、みずほ銀行カードローンはどのような特徴を持っているのでしょうか。みずほ銀行の公式ホームページによる解説によれば、以下の4点を挙げることができそうです。
- WEB完結申込みが可能
- 最短即日利用可能
- 来店・郵送不要
- 限度額200万円までは収入証明書不要
この特徴には付記が用意されており、本人に収入がない場合、配偶者に安定かつ継続した収入がある方は、利用限度額30万円を上限に申込み可能だということになっています。つまり本人に収入がなくても、所帯収入があれば利用することができるのです。
消費者金融業者では本人収入が必要条件でしたが、みずほ銀行のような銀行では本人収入でなくても世帯収入によってキャッシングを提供することができるのです。
利用条件を確認してみよう
みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行の口座を持っていることが前提だと考えたほうがスッキリと利用できるようです。
確かに「みずほダイレクトをご利用の方またはお手元に通帳をご用意いただける方は、ご利用限度額が200万円以下の場合、原則、書類提出はございません」と記載があり、世帯収入によってカードローンを利用するのであれば、利用限度額30万円で、書類提出を避けたほうが得策ではないでしょうか。
みずほ銀行の口座のカードが郵送されてくるのであれば、誰に怪しまれることがないというのに、カードローンを申し込みして、周囲に知られず利用しようと試みていながら、自宅に余分なカードが送られてくるというのは勿体ないことでしょう。
なおカードローン口座開設後、「キャッシュカード兼用型」を選択の方すると「契約内容確認書」を郵送することになっているようです。カードローンの申し込みのシーケンスを間違ってしまうと元も子もなくなってしまうので注意しましょう。
保証会社を押さえておこう
昨今、銀行のカードローンの審査は銀行自体が行わないようになっているようです。銀行は保証業務を他業者に委託することで、事業の損失を担保するわけです。そして保証業務を委託することで、保証会社がカードローンの申し込み審査をすることになるのです。
消費者金融に関するノウハウの蓄積といえば、銀行にはない実績を持つ消費者金融の世界ですから、そのような消費者金融業者に審査を委託することで、銀行が提供するカードローンも利用者に馴染みやすく、進歩を遂げることができたといえるでしょう。
株式会社オリエントコーポレーション
そのようなみずほ銀行の保証会社は、株式会社オリエントコーポレーションが受託しています。この会社は信販会社オリコとして馴染まれてきた審判業界大手です。この会社は信販会社でしたが、貸金業登録を行い消費者金融業に展開するようになったのです。
商号・名称 | 株式会社オリエントコーポレーション |
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本店 | 東京都千代田区麹町5-2-1 |
登録番号 | 関東財務局長(11)第00139号 |
登録番号が示しているように、オリエントコーポレーションは長い営業実績を持っていますので、信販などで培った審査ノウハウを活用した安心できる対応が期待できるものと思われます。
みずほダイレクトの利用のメリット
このように評価をしてくるとみずほ銀行カードローンを利用するために、みずほ銀行の口座のみならず、みずほダイレクトの利用を一括して利用することでさらに、メリットを享受できるようです。
みずほダイレクトはインターネットバンキング、モバイルバンキング、テレホンバンキングを可能にするサービスです。このみずほダイレクトを利用することでこのようなサービスを利用できるのみではなく、各種の手数料などが割引になるそうです。
スマートフォン向けバンキングのサービス
例えばスマートフォン向けバンキングサービスの一覧をまとめてみると以下のように多岐にわたることがわかります。
- 残高照会
- 入出金明細照会
- 会員制サービスの特典内容照会
- 振込・振替
- 定期預金・積立定期預金の口座開設、預け入れ、解約予約など
- 投資信託の取引、照会
- カードローンの借入・返済
- 税金・料金払込サービス
- ネット振替決定サービス
- ネット口座振替受付サービス
- モバイルSuica銀行口座チャージ
- 宝くじの購入・各種紹介
いかがでしょうか?このようなサービスを提供してもらえるのはかなりお得だと言えそうです。またこのようなサービスをキャッシングサービスに付加することは消費者金融ではあり得ませんので銀行ならではということになります。
みずほ銀行カードローンのスイングサービス
さらに銀行ならではのサービスが期待できます。それはスイングサービスと呼ばれるものです。みずほ銀行のスイングサービスには以下の2種類が含まれます。
自動融資サービス
公共料金の自動支払いやクレジットカードの決済等で、みずほ銀行の返済用普通預金口座の残高が不足する場合、ご利用限度額内で不足額を自動的にご融資するサービス。ただし預金の払い戻しやカードローンのご返済等の対象外があるのでこの点には注意しましょう。
自動振替サービス
カードローン口座へのカードによる入金時に入金後の残高がプラスとなる場合に、プラス部分を返済用普通預金口座に振り替えるサービス。キャッシュカード兼用型には、自動振替サービスのみ自動的に付加されます。セブン銀行ATMでは利用できないようです。
消費者金融業者とみずほ銀行との比較を整理すると
WEB完結とみずほ銀行カードローンとを比較することで、それぞれのメリット・デメリットが明確になったように思います。それらをケースに分けて整理してみると以下のようになるでしょう。
WEB完結サービスの利用ができる場合
- 本人が正社員または公務員等である
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行に普通口座がある
みずほ銀行カードローンの利用を考える場合
- 世帯収入はあるが本人収入がない
- みずほ銀行に口座を用意する
- みずほダイレクトを利用する
どちらの利用も「生活資金キャッシングの原則」に従って利用することがお得な活用するためにおすすめです。カードローンの申し込みに際して、また利用に際して生活資金キャッシングの原則に従うことでより健全な生活設計が可能になると思われるからです。
生活資金キャッシンクグの原則
- 利用申し込みの上限を30万円までにする
- キャッシングは必要最少限度に抑える
- できる限り短期に返済を完了する
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