池田泉州銀行は大阪市北区に本店をおく地方銀行です。2010年5月に池田銀行と泉州銀行が合併して現在の経営体制になりました。
銀行の合併の場合、本店の場所はどちらか一方の本店だったところを引き継ぐことが多いのですが、池田泉州銀行は本店の場所をまったく新しい場所に構えました。このことによって、より飛躍する決意を示しています。
変えるところは思い切って変える一面、代々、宝塚歌劇団のスターをイメージキャラクターに起用する伝統は大切にしています。現在のイメージキャラクターは怜美(れいみ)うららさんです。
生まれかわった泉州池田銀行は各種ローンも充実させました。今回はそんな池田泉州銀行のカードローンを紹介しましょう。
カードローン【パッとサッと】の概要と魅力
利用限度額の上限は10万円と30万円の二つのコースに分かれています。金利は両コースともに年14.0%(保証料込変動金利)です。
このカードローンの特徴は公共料金などの引落としで、預金口座の残高が不足しても、不足分を自動的に融資がなされます。
手軽に素早く、利用できるという意味をもっています。平日は23時まで利用できるところも利便性を感じさせます。池田泉州銀行はこのPatSatの幹事行を務めています。
池田泉州銀行のカードローンはこのPatSatを利用して借り入れ、返済をすることができます。(カードローン【パッとサッと】以外も同様です)
「キャシュカード一体型カードローン」の魅力
利用限度額の上限は300万円、金利は一律で年14.5%(保証料込固定金利)というカードローンです。他銀行などのカードローンでは利用限度額が200万円程になると収入証明書の提出が必要になるケースが多いのですが、こちらの商品の場合は収入証明書の提出は不要です。
契約時の年齢は満20歳以上満70歳未満、専業主婦の方も申し込みが可能です。このように、条件をあらかじめ明示することは、また、池田泉州銀行の営業エリアに居住していることが融資条件になります。
(⇒キャッシングの審査基準をチェック!)
なお、東京支店、インターネット支店、ダイレクト支店ではこちらの商品の取り扱いはありません。それというのも、この商品はカードローン専用のカードを発行する形式ではなく、同行普通預金のキャッシュカードにカードローン機能を付加する方法がとられているからです。
返済については返済用普通貯金口座からの自動引き落としになります。約定返済日(契約時に提示された返済を行う日)は毎月2日(銀行休業日の場合は翌営業日)に設定されていています。その前日の借り入れ残高によって返済額が変わってきます。
キャシュカード一体型カードローンはキャンペーン対象商品になっていて、2015年1月19日から2015年3月31日の間に契約を行い、かつ3月末の時点でインターネットバンキングの契約がなされている人を対象にして同行のポイントが1,000ポイント進呈されます。
このようなキャンペーンはまた別の期間にも行われることもありますので、同期間にあたらなかった方も何か期待ができるでしょう。
「マックスファイブ」の概要と魅力はこちら
利用限度額の上限は500万円、金利は一律で年5.95%(保証料込変動金利)です。なんといってもマックスファイブの魅力はその金利でしょう。池田泉州銀行が、日頃同行を利用している方のために用意した限定商品です。
契約時の年齢が満20歳以上満60歳未満であることの他に以下の条項が申し込み条件になっています。
- 住宅ローンや給与振り込み、定期預金など同行と2年以上の取引があること
- 税込年収が400万円以上
- 現在の勤務先に2年以上在籍していること
- 池田泉州銀行の営業エリアに居住していること
なお、マックスファイブにはキャシュカード一体型カードローンと同じ内容でポイント進呈のキャンペーン商品になっています。
池田泉州SMBCモビットキャッシングの魅力
池田泉州銀行の営業エリアに居住している方を対象にしています。利用限度額の上限は30万円、50万円、70万円、100万円、150万円、200万円、250万円、300万円の8つのコースに設定されています。
ただし、250万円と300万円のコースは、既に本商品を利用している方のみ申込みできることになっています。金利は年14.7%(保証料込固定金利)に設定されています。専用の申し込みダイヤルが用意されていたり、ネット申し込みが可能であるなど、利便性が高い商品です。
なお、株式会社SMBCモビットとこちらの商品の関連については、池田泉州銀行の保証会社の項目もご参照ください。(こちらもご参考に→SMBCモビットのキャッシング情報をチェック!)
保証料についてはこちらで説明いたしまします
ここでご紹介した各種ローンで保証料という用語がでてきました。ちょっと耳慣れない用語なので、確認しておきましょう。
金融機関の各種のローンにおいてこの保証料が派生するのはカードローンだけではなく、他のローンでも同様です。融資元である金融機関が保証人や担保をとらない時、かわりに保証機関(保証会社)をたてます。
この際の手数料です。保証料は内枠方式と外枠方式があります。内枠方式は年金利のなかにあらかじめ保険料が含まれている方式です。外枠方式は年金利とは別に保証料を請求する方式です。池田泉州銀行の場合は前者ということになります。
保証機関は融資可能かどうかの審査をするとともに、返済が一定限度以上滞った場合にローン利用者にかわって保証機関(保証会社)が代わって、金融機関に返済を行います。これを代弁返済といいます。
ただし、そのような状況になっても返済責任がなくなるわけではありません。ローンの返済先が金融機関から保証機関(保証会社)に移行しているわけです。
ちなみに、約定返済日に遅れた回数が多くはない場合は代弁返済にはなりませんが、遅延損害金が発生します。(池田泉州銀行の場合は19.9%)
池田泉州銀行の保証会社も確認しておきましょう
池田泉州銀行では商品ごとによって保証会社が異なります。
- カードローン【パッとサッと】:株式会社池田泉州JCB
- キャシュカード一体型カードローン:新生フィナンシャル株式会社
- マックスファイブ:株式会社池田泉州JCBまたは株式会社オリエントコーポレーション(どちらにするかは池田泉州銀行で決定されます)
- 池田泉州SMBCモビットキャッシング:エム・ユー信用保証株式会社
池田泉州SMBCモビットキャッシングは以前、株式会社SMBCモビットが保証会社を務めていました。カードローンの名称はそのことに因むものです。池田泉州銀行は株式会社SMBCモビットから商標の再使用の許諾を受けて、この名称を使用しています。
もう一つ固定金利と変動金利の違いも確認しましょう
固定金利は借り入れ当初の金利が返済終了までかわりません。一方、変動金利は一定期間ごとに金利が変わります。一般的にもともと低めに金利が設定されている場合は変動金利制がとられる傾向があります。
池田泉州銀行の場合、年2回、4月1日および10月1日の同行の変動金利型住宅ローン基準金利を基準として金利を見直し、5月および11月返済分より見直し後の金利を適用します。
自由な発想の土地が育てた銀行
カードローンは事業性資金としての利用以外は使い道が自由だということからフリーローンと云われることがあります。池田泉州銀行にはその名もずばりフリーローンという名称の商品があります。
池田泉州銀行の地盤である池田市や堺市は昔からダイハツなど自由な発想をする企業が育っています。こんな池田泉州銀行、マイバンクに指名してみてみたら、きっと良いことがあるのではないでしょうか。末永いお付き合いができますよ。
【参考ページはこちら】
りそな銀行カードローンを徹底分析!