しまった!お金が足りない、間に合わない!今日明日じゅうになんとかする方法はないだろうか?そんなことになった経験がないのはむしろ幸せな人生を送っているといえるでしょう。
差し迫った状況になるのはすべて自分の計画性がないから、などと責めても何の解決にもなりません。だってお金が必要になることの中には予測ができない場合が結構あります。
そんな状況に陥る前に準備しておける方法が2つあります。ひとつは十分な蓄えをしておくこと。これは言うまでもないでしょう。もうひとつはキャッシングの知識やノウハウをしっかりと身につけておくこと。
これなら、コストも不要、一度準備しておけば一生ものです。今回は緊急時に役立つキャッシングの知識とノウハウに焦点を当てて解説しましょう。
困っているときこそ頼りになる!スピリットある消費者金融
戦後の好景気を背景にお父さんたちサラリーマンと呼ばれた人たちも前述のような急な出費、予定外にお金が必要になる状況に置かれる頻度が高くなった時代があったのです。当時はサラリーマン金融、あるいは単にサラ金・街金と呼ばれた貸金業者はそのような時代に産声をあげた業界なのでした。
今回はそのような歴史的背景を踏まえて、生活を計画的に営むためにキャッシングを健全活用するためのノウハウを取り上げたいと思います。これを読むことで本当に困った時に助けになる貸金業者を見分けることができるようになるでしょう。
普通に生活をしていても、時として思いもしないところで出費が必要になったりします。参加していたツアーの主催者側の不行き届きから予算がオーバーしてしまい、どうしても幾らかの負担が必要になったことがつい先日ありました。もちろんその主催者の責任は大きいです。でもそこでケチるともうチャンスはないでしょう。
その時すぐにまとまったお金が必要になるのです。必要なお金が足りない時にすぐにできる対処が借金ですね。この借金をキャッシングと呼んでいるのです。そして後で分割払いで返済することはローンと呼ぶことになっています。キャッシングをローンで利用するのであれば、キャッシングローンということになります。
ローン商品は銀行が本家?キャッシングとローンとの違い
それが借金だと意識することすらあまりなくなってきたかもしれません。借金することを強い口調でたしなめる人でも住宅ローンを抱えていたりするのです。住宅ローンは長く重宝されてきた借金の一つです。いくらお金持ちだと言っても住宅を現金払いで購入する人はあまりいないでしょう。
このような住宅ローンはほぼ、公社や銀行などから提供されていると考えて問題ありません。銀行は少しでも大きな金額の長期ローンを提供する方が、有利だと知っているのです。そのために住宅ローンであれば、担保も確保できますので、銀行にとっては大変にリーズナブルな商品だということになります。
このように長期ローンを低リスクにしたいということが銀行提供の金融商品に見られる特徴です。少し前ですが友人の一人が少額のキャッシングローンを利用したいと思って銀行に申し込みに行ったら、そんな少額と言われて門前払されたと怒っていましたが、それは銀行を知らなさすぎだということになるのです。
生活のあらゆるシーンで求められる少額のキャッシングローン
生活の場で、駅やスーパーマーケット、あるいは商店街で、担保や保証人を求められた経験を持つ人はまずいないはずです。私たちの生活に担保や保証人を意識することはないでしょう。
しかしそのような生活のあらゆる局面でキャッシングが必要になる可能性があります。つまり担保や保証人がないキャッシングです。
担保や保証人を必要としない少額のキャッシングが生活の空間においては必要であり、これが無担保・無保証人でのキャッシングということになります。貸金業の中でも特に消費者金融業とはこのような無担保・無保証人での少額キャッシングサービスを提供することが中心的な事業なのです。
様々なローンを区別して利用すれば、生活が便利になります
以上のような内容を踏まえて整理するとローンには高額ローンと少額ローンの2種類あることがわかります。主なローン利用をリストにしたものは以下の通りです。
高額ローンの代表例
- 住宅購入
- 自動車購入
- 入学金・学費
- 結婚式費用
少額ローン:キャッシングの代表例
- 生活資金
- 旅行資金
- 商品購入代金
このようなリストを見ると比較的大きな金額になるローンではキャッシングとは呼ばないようです。これは高額になるため手元で現金を扱わないからかも知れません。しかし少額ローンの場合は、キャッシングと呼びキャッシングローンとして利用することが主流です。
少額のキャッシングローンを得意とするのは銀行ではなく、消費者金融です。キャッシングローンを計画的に普段使いすることで生活は格段に過ごしやすくなります。一度で支払うことで家計を圧迫するような経費でも後から分割することで計画性を持たせることが可能だからです。
問題になるのは実際に貸してくれるかということなのです
銀行・消費者金融業者などからキャッシングを利用することができるとわかっていても、実際は本当に必要な金額を貸してくれるのかということが不安でもあり、心配のネタでしょう。
このような不安や心配を感じることは極めて普通のことです。そしてこの不安や心配を利用する輩もいるので注意しなければなりません。
消費者金融の全てが正規の貸金業者ではないという衝撃の事実
貸金業に含められる業者にはいくつかの種類があります。銀行も貸金業ですし、消費者金融業者も貸金業です。そして街にある質屋も貸金業を兼業している場合があります。クレジットカードにキャッシング枠が付いていれば、そのカードを発行している業者は貸金業者です。
しかし、これらの貸金業者の中には少なからず問題を持っている業者も含まれています。つまり違法業者、俗にいうヤミ金です。彼らは自らヤミ金だと開き直っていたり、消費者金融だと詐称していたりします。確かに貸金業者の仲間ではありますが、法的な登録をしていないということ以上の問題があります。
違法業者であっても貸金業者の一種だという認識は重要です。だから貸金業者を利用する際には、その業者が正規の業者なのかそれとも、違法業者なのかを見分けて、違法業者を避けることが必要なのです。
消費者金融とヤミ金とは別物
消費者金融でキャッシング・ローンを利用するときに生じるもっとも多い混乱は、消費者金融とヤミ金との違いに見られます。消費者金融業者だと自称するヤミ金もあり、実際にキャッシングしてくれるヤミ金すら存在するようです。それだけにヤミ金と消費者金融業者とを、まるで同じ業者だと思っている人もいるくらいですが…。
消費者金融業者はヤミ金業者ではありません。
またヤミ金業者が消費者金融業者であることは不可能なのです。これら二つは全く別物だということになります。このことを知らないとヤミ金の被害に遭ってしまう危険もあるでしょう。
貸金業法登録は消費者金融業者の最低条件です
消費者金融業は貸金業法登録を必要とします。各都道府県知事あるいは内閣総理大臣による登録を受けることが義務付けられており、この登録を受けずに営業することはできないのです。この意味では、貸金業法登録を受けずに貸金業を営んでいる業者はヤミ金だということになります。
お客様を保護する目的の貸金業法登録に同意できないということがどのような意味かを改めて説明する必要もないでしょう。貸金業法登録しないということは実はお客様を保護するということに同意できていないのです。ですから、ヤミ金と関わりを持ってしまうと最悪生活が破綻に追い込まれてしまうということになりかねないのです。
貸金業でなくても!利息制限法は順守することになっています
貸金業法登録を受けているということは、その他の関連法令の制限下にあることをも意味します。この関連法令の一つに『利息制限法』という法律があります。この法律は貸金業者でなくても適用される法律ですから、貸金業者であれば当然遵守していなければなりません。その上限金利の設定は次の通りです。
元本 | 上限金利(年率%) |
---|---|
100,000円未満 | 20 |
100,000円以上1,000,000円未満 | 18 |
1,000,000円以上 | 15 |
このような元本=契約金額が定められており、この利率を超えた金利を設定しても違法(無効)なのです。違法業者は当然でしょうが、この法律を守るはずもなく、驚くほど乖離した高金利やわずかに上回った金利などを設定して被害者を待ち構えているのです。
民法による制限を忘れてはならない
もちろん、日本国内におけるすべての契約行為は民法の制限を受けることになります。つまり民法上禁止されている契約を結ぶことはできないのです。そしてキャッシング契約は日本国内の正式な契約の一つになるので、キャッシング利用もまた民法の制限を超えて行うことができないことになっています。
民法が禁止している項目でキャッシング利用に関係する項目としては、年齢制限などを挙げることができるでしょう。特にローン契約でキャッシングをする場合は重要です。それは未成年者がローン契約を締結することができないことが定められているからです。つまり未成年者はキャッシングローンを利用することができません。
資本力が消費者金融業登録を制限する意味は大きい
業者の資本力に関する法律的に直接的な制限としては、純資産が5千万円以上必要ということになっており、実態がない貸金業者はこの条件によって締め出されてしまいます。逆にいえば、登録を受けている貸金業者、消費者金融業者には必ず実態が伴っていると考えることができるのです。
実態が伴っていることは、意外と大きなポイントになります。契約金額と実際のキャッシング利用額とが一致していることは当然のはずですが、実態がなければ契約金額のみ…なんて信じられないことすら起こりかねないのです。簡単にいえばお金を本当に持っている人でなければ、他人に貸せないということになります。
工夫を凝らしているヤミ金の営業手口の数々に注意しよう
しかし、貸金業者の中には登録に必要なさまざまな要件を満たすことができないまま、登録を受けないまま、営業しているところがあり、つまりこれがヤミ金業者だということになります。このヤミ金業者には幾つかのパターンがあります。代表的なものを挙げてみれば次の通りになります。
- 紹介屋
- 高利貸し
- 整理屋
- 090金融
- チケット金融
- 買取屋
- 自動車金融
- 家具リース金融
- パチンコ金融
- 年金担保金融
- カラ貸し
- 押し貸し
- 名義貸し金融
- 信用屋
- 債権買取金融
- キャッシュバック金融
- キャンセル料金屋
ヤミ金はある意味、アイデア勝負ですから営業の手法で分類すればキリがありません。いずれにせよ、これらのヤミ金でキャッシングなどを試みると、よくて高金利、悪ければキャッシングしたことにされて借金だけが手元に残ってしまうという結果になり、行き着く先は社会生活の破綻、家庭生活の崩壊ということになります。
これでどうだ!挑戦し続ける貸金業者魂はここまで来ている
貸金業者のスピリット、少しでも多くの消費者に利用してもらいたいという魂を追求する時、このような罠に陥らないように細心の注意を払うことが必要でしょう。その貸金業者がどのように名乗っていようが、区切り線になっている境目は、正規に登録している消費者金融業者か、それともヤミ金融業者かということです。
そのような区別が顕著に現れる「無◯◯?」キャッシングを挙げて考えてみましょう。具体例を検討することで実際にどのように判断すれば良いかも明確になってくることが期待できるのです。
キャッシング・ローンの最低条件。無審査キャッシングって?
審査を受けるなんて面倒だという心理を巧みについてくる貸金業者があります。「どんな方にでもお貸ししますよ…」などと広告をしている金融業者があるものです。彼らは審査をいちいち受けなければならない、消費者金融業者のキャッシングの不便さを逆手にとって利用者心理に付け入ろうとしているのです。
でも無審査でキャッシングするなんて実は大変なナンセンス。その理由は消費者金融業者が行なう審査内容を考えてみれば一目瞭然のことなのです。審査の項目内容をリストしてみましょう。
(⇒キャッシングの審査基準とは?)
審査の内容をまとめてみると次の通りになります。
- 本人事項確認
- 社会的事項の確認
- 経済的事項の確認
内容をみれば、ほとんどが法律的な契約条件を満たすことができるかを確認しているだけにすぎません。たとえどこのだれかを確認するだけであってもそれは審査、ですから無審査でキャッシングなどということはそもそも無理のことなのです。そしてそのような錯誤を誘うような広告をしているところは問題があります。
しかしながら、以上の審査事項の中で気になるのは経済的事項の確認でしょうか。例えば、収入があるのかとかを探られることはあまり気持ちが良いことではありませんよね。でも収入とキャッシング利用のバランスも契約上の重要な法的事由なのです。
だれだって審査に落ちるのは嫌なのだ
確かに、誰でも審査に落ちるのは苦い経験です。学校の入試考査に失敗した、運転免許試験に落ちてしまったなどなどと、何かの審査に落ちてしまった不本意な記憶。そのような苦い経験がキャッシングの審査に対しても同様に作用していることは理解できます。しかし、キャッシングの審査は試験ではないのです。
できれば、つまり法的に問題がないのであればキャッシングの希望に応じたいということが消費者金融業者のスピリットなのです。利用希望者と一緒になって、キャッシング条件を検討してくれるという業者も中にはあるようです。このようなスピリットを持っている業者が少なからずあることを忘れないでいただきたいのです。
無利息キャッシングまであるのが消費者金融です
似たようなサービスに「無利息キャッシング」なるものを提供している業者があります。業者によって適用条件は当然異なります。しかし、このように提供されている無利息キャッシングは違法ではないのか、あるいは裏に何かあるのではないかといった不安の声があるのもまた事実なのです。
たしかに上限金利は利息制限法によって定められています。しかし、利息制限法が定めている利息は範囲の利息ではなく上限金利だけです。このことはつまり、消費者金融業者が利息を低く設定することは当の消費者金融業者の自由裁量だということなのです。端的に言えば無利息は法律違反ではありません。
消費者金融業者の事業は銀行などに比較すれば金利を高く設定しています。もちろん、正規の業者であれば法律の範囲内に入っているはずですが、たとえ利息制限法の上限を金利としても儲けは多く出る事業ではないというのが事実なのです。このことはつまり消費者金融業は薄利多売が宿命だということになります。
ですから、なにはともあれ利用してもらうことが何より大切な営業手法だということを意味します。どのようにすれば消費者金融を利用してもらえるかを日夜考えて工夫を加えた結果として無利息キャッシングサービスが生み出されたいうことができるでしょう。
もちろん、有名・大手の消費者金融であっても、無利息キャッシングを無制限に提供できるはずはありません。
無利息キャッシングサービスを提供している業者はそれぞれに条件を設定しています。ですからそれらの条件をしっかりと理解した上での利用が望まれます。以下に無利息キャッシングを提供している代表的な業者とその条件を挙げてみましょう。
無利息キャッシングを提供している業者
業者・商品名 | 条件 |
---|---|
アコム | 不定期のキャンペーン |
プロミス | 新規利用は30日間の無利息サービスあり |
レイク | 初めての利用なら5万円までの借入で180日間無利息 |
ノーローン | 1週間無利息、返済後の翌月以降なんどでも利用可能 |
このような無利息キャッシングサービスは当然ながら経営を強く圧迫します。それにも関わらずこのようなサービスを提供できるのはこれらの業者が十分な資金力を背景に持っているからに他なりません。各業者が独自に資金調達力を増強するために鋭意工夫をした結果として可能になったサービスなのです。
業者・商品名 | グループ |
---|---|
アコム | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
プロミス | 三井住友銀行グループ |
レイク | 新生銀行 |
ノーローン | 新生銀行グループ |
この表を見るといずれの業者も銀行グループに参加していることがわかるというものです。つまり消費者金融業者は銀行と業務提携や資本提携を結ぶことで資金調達経路を確保・増強しているのです。
事実、薄利多売を信条としなければならない消費者金融業界において無利息キャッシングサービスを提供できる業者など限られているには違いない。
しかし、だからこそ無利息キャッシングサービスを提供できない業者がどうでもよいということにはならないのです。何よりも安心できる業者を選ぶということが大切なのでした。
消費者金融業の利用は、業界当初からあまり変化をしていません。つまり少額のキャッシングであり、また金利が高めになっているということに基づいている利用だからなのです。このことは必然的に消費者金融を利用するときのスマートな方法を示唆しているということができます。
金利が高めであっても、必要なキャッシングだからといって際限なく利息を支払う利用の仕方が賢いとは誰も思わないでしょう。どうせ利用するならばできるだけ利息の支払いを抑えるように工夫したいものです。金利が高いとしても、支払い利息を低く抑えることを考えることが大切でしょう。
利息の計算は以下の通りになります。
この式から支払い利息が求められます。よく見れば金利は期間費用ということがお分かりいただけるでしょう。期間費用ですから、長期にわたる利用は支払い利息を増大させるのです。
もう一つ、自分で決めることができる数値が式に含まれています。それが元本です。つまりどれくらいのキャッシングを利用するかという金額は自分で決められる数値なのです。
このことから、消費者金融でのスマートなキャッシングは少額・短期のキャッシングが最もスマートであるということになるのです。
ブラック経験者に対しても柔軟さで対応する中堅・中小業者
インターネット検索で表示された情報を眺めていると、「ブラック」でも融資しますということを標榜している業者が数多くあることに気づきます。ブラックとは過去に延滞などを繰り返したり、債務整理などの法的手続きなどをした経歴を指している言葉なのです。そのような経歴でもキャッシングが必要なことは当然あります。
見過ごせない!中堅・中小の消費者金融業者の展開が価値大
このようなブラック状態の人が有名大手の消費者金融業者に申し込みをしても、十中八九審査で落ちてしまいます。
大手の消費者金融業者では比較的高額のキャッシングローンをカードローン形式で提供することが主流でありカードローン形式では長期間にわたる信用状況が良好であることが求められるのです。
それに対して、日本全国に点在する地元の消費者金融業者も数多くあります。これらの中堅・中小の消費者金融業者にも優秀な業者は数多くあり、中には一定の評判を獲得しているようなスピリットに溢れた業者もいることが報告されているのです。
本当に資金が必要な人と借りることができる人とは異なる
本当に資金が必要だという状況があります。密かに育んできた愛が花を咲かせる結婚式は確かに本人たちにとってはその通りなのでしょうが、直前に知らされた友人にとっては寝耳に水の出費となり大迷惑ということにもなりかねません。
このような出費を惜しんで生涯の友を失うわけにはいかないのです。
このように必要となった金額は決して大したものではないし惜しむような金額ではないでしょう。しかし、彼らの友人としては資金調達が難しい状況に陥っているかもしれません。つまり資金が本当に必要なのは友人であって、しかもキャッシングが難しいという状況は十分に考えられるのです。
真のスピリット:本当はどんな人にでもキャッシングしたい
前述したようにどんな人にでもキャッシングしたいというのが消費者金融業者の偽らざる本音であり、またなくすべからざるスピリットなのです。しかし、事業として成立継続させる為にはすべての人を対象にすることはできないのであり、そこには必然的に条件が伴うことになります。
これは難しい?明らかな生活困窮者が取るべき道
もしすでにさまざまな消費者金融業者からキャッシングを利用して現在はローンの返済支払いで生活に困窮している人が新たにキャッシングを申請してきたとしたならば、その人にキャッシングを提供することは果たしてスピリットに叶うことなのでしょうか。
明らかにそのような状況でのキャッシング利用は自殺行為でしょう。返済しきれないことが明らかだからです。貸金業法では総量規制としてキャッシング利用を年収の三分の一に定めています。つまりキャッシング利用の総額が年収の3分の1を超えることができないのです。
生活が困窮している状況を解決する方策を得ることが何よりも先にこなければいけません。
もちろん、たとえ就職先を見つけ定職を得たとしても直ちに生活が安定するものではないでしょう。しかし、これで条件がガラリと変化するのです。
本当は、消費者金融を利用できない人は限られています
その他にも貸金業者のスピリットが越えてはならない、越えることができない種類の人たちがあります。それをリストしてみると概ね次の通りになります。
- 利用資格がない人
- 返済する意思のない人
利用資格は例えば、法的に定められている年齢制限を越えて消費者金融業者はキャッシングを提供することができません。そしてもう一つの返済する意思がない人にキャッシングを提供することは資本主義社会において倫理的悪とされる行為になります。しかし、これがブラック経験者を指すのではないことは明らかでしょう。
ブラック経験者全てが悪人ではないことは業者の常識です
決してブラックリストという存在があるのではなく、数箇所ある個人信用情報機関が保存している利用履歴の記録状態が思わしくない状態になっていることを指します。
ブラックリスト入りは決して終身刑ではありません。
一般に5年?10年程度の期間を経て個人信用情報機関の記録から参照不可能になります。つまり黙っていても一定の期間を過ぎると、新規として初回融資の枠で申し込む利用希望者と同じ扱いになるのです。
利用金額をできるだけ小さくすることによって可能性が高まる
ブラック経験者であっても、本当にキャッシングを必要とする場合は当然あるのです。そしてこのような人たちが大手に対応してもらえなくても、中堅・中小の消費者金融業者の中には様々な工夫をすることでキャッシングを可能にするという努力をしています。
収入の額面が低くても、返済能力がある場合があります。総量規制は収入に対して制限を加えていますからこれを超えることはできませんが、返済能力を評価してキャッシングに応じることは原理的に可能なことなのです。
一度に100万円を利用したいというキャッシング希望が通過する消費者金融業者はまずないと言えます。しかし、多少なりとも収入があるのであれば、例えば3万円のキャッシング審査に落としてしまう消費者金融業者もまずありません。問題は収入・条件に見合った利用期間額がいくらなのかということなのです。
利用期間を短くすることで審査の通過条件は大きく変化します
前述の利用金額との関係が強いのですが、利用期間を短くすることは消費者金融業者にとっても利用者にとっても両者にとって大変な利益になります。なによりも利用者の信用を積み上げるという効果が期待できるのです。従って利用金額を低く抑えることで利用期間を短くすることができれば、キャッシングの可能性は高まります。
このようにしてキャッシング条件を調整することで、ほとんどの人はキャッシングを利用することができるようになるはずです。このようにキャッシング条件の調整は申し込みに際して担当者と相談して決定されることになります。担当者と対面しながらいくらのキャッシングが可能かを相談するわけですね。
ほとんどの消費者金融業者では即日あるいは翌日のキャッシング実行を目指しています。目指しているというのはどうしても確認に時間が取られてしまう場合もあるからです。ここは利用者側の心がけが求められる側面であり、例えば審査が難しい金額を避け、早い時間のうちに利用申し込みをする必要があるのです。
押えておきたい!中堅中小の消費者金融の利用と利便性
そしてこのようなきめ細かい調整は大手の消費者金融業者では難しいということになります。ですから中堅・中小の消費者金融は対面審査を採用してこれらの対応を可能にしているのです。
これらの業者では、利用希望者との対面審査を中心にして審査と調整を進め積極的な結論を導くように工夫をしているのです。
全国にある中堅・中小の消費者金融業者を利用するためには、どうしても店頭に出向く必要があります。それは柔軟で積極的な審査結果を出すためなのです。対面で詳しく相談できるという利便性があると考えられますね。
また、これらの業者ではフリーローンタイプであることが多く、利用金額を申し込んでその金額を審査するのですが、キャッシング条件を調整する役割を果たすことをも含みます。
こうすれば見つかる!金融ブラックでも融資可能な業者
金融ブラックでも利用できる消費者金融業者を見つけ出すための手順は次の通りです。
- 中小の金融業者を探す
- 正規の登録業者であることを確認する
- 個人信用情報機関に加盟していない業者を選ぶ
- 電話で融資希望していることを伝えて相談する
- 店頭に出向きキャッシングローンを申し込む
- 対面審査を受ける
- キャッシングを受ける
- 返済を続けて完済する
中小の金融業者は電話帳やインターネットを利用して探すことができるでしょう。商店街や街角を見れば、いわゆる街金と呼ばれる業者が営業しているはずです。街金とは街々に密着して営業している金融業者のことです。
次に金融庁が公開している「登録貸金業者情報検索」ページを利用して業者の登録状況を確認します。業者の正式名称を検索して情報を得られないのであれば、残念ですがその業者は未登録のヤミ金業者だということになります。
日本には個人信用情報を扱う機関が3箇所ありますが、その中で消費者金融業者が利用している機関は以下の2箇所になります。
- CIC(シー・アイ・シー)
- 株式会社日本信用情報機構
どちらの信用情報機関も加盟している業者のリストを公開しています。それぞれのホームページから業者のリストを参照して消費者金融業者の名称を探して確認しましょう。
会社員であることが消費者金融の利用の条件だと勘違いしている人もいるようですが、決してそのようなことはありません。個人営業であっても一定の収入があれば、消費者金融は対応することが可能です。ただし一定の収入がどれくらいなのかは、業者によって様々ですから、事前に電話を入れて確認しておきましょう。
さらに電話を入れて自分の状況を相談してみることで、業者側の対応を確認することが大切です。電話対応の如何は、融資申し込みの時の対応と同じことのはずです。電話での相談ならば、個人情報を守れることが大きいポイントになり、その後安心して利用することが可能になります。
電話での、気になる時の確認事項をここにまとめておきましょう。
- 必要書類
- 自営業などの社会的身分への対応
- 利用希望額の確認
- 過去の事故者に対する対応
消費者金融スピリッツは本当にスピリットを持っているか
スピリットを持つということで大阪で人気の消費者金融、その名もスピリッツという業者があります。この業者について、これまで説明してきたことがどのように当てはまるのかを簡単に検討してみましょう。
スピリッツは決して規模が大きい消費者金融業者ではありませんが、大阪では10年以上の事業実績を持っている企業です。金融庁のサイトで確認をしてもしっかりと登録がされていることがわかります。まずは、正規の登録業者なので安心です。
スピリッツの貸付条件は
利用限度額 | 5万円〜300万円 |
---|---|
実質年利 | 15.0から20.0% |
利用対象 | 満20歳以上で収入がある方 |
返済方法 | 銀行振込・店頭支払い |
個人信用情報機関への加盟状況を調べてみるとJICC日本信用情報機構に加盟しており、信用状況を参照できる業者であることがわかります。ただし他の機関での登録が即時に反映されて、この業者が把握できるかは未詳です。
スピリッツでは振込融資に対応しているため、店頭に出向かなくても利用できてメリットが大きいでしょう。つまり大阪の地元ではなくても利用することが可能なのです。このことは中堅・中小の業者では見かけることが多くありませんね。便利です。
独自の基準で審査しているので、可決の可能性が高いという点は大手に見られないポイントをしっかりと押さえている業者だと言えそうです。実際、ネット上でも可決の可能性が高いことがあちこちで報告されています。
特に審査に関係する点として、在籍確認の方法を選べることを挙げておくべきでしょう。自宅もしくは勤務先のどちらかを選んで審査を受けることができるのは特に自営業者が申し込む時にありがたいことでしょう。
ポイントをまとめると、
- 少額利用に向いている
- 振り込み融資・振り込み返済に対応
- 独自の審査を実施している
- 在籍確認の電話を選べる
- 過去の利用事故経歴を確認する
- 可決に対して積極的である
ということになります。どうやら、スピリッツは、消費者金融業者のスピリットをしっかり持った金融業者のひとつであると考えられます。この業者は利用希望者の過去経歴を確認できる業者ですので、いきなり申し込みをするのではなく、相談するという段取りが重要なポイントになるでしょう。
キャッシングしてから始まるキャッシングローン。完済までが大切
様々な申し込み方法に対応しているのが消費者金融のトレンドになっています。郵便で申し込みを受け付けたり、電話で受け付けるという案内も見られます。しかし、正当なキャッシングローンである以上、店頭に出向いて、融資申し込みと審査を受けなければなりません。
必要書類を揃えて出向き、相談しながら審査を進めることになるでしょう。これは唯一大手の消費者金融に比べて不便を感じることかもしれません。
この時点で注意すべきは融資額をどれくらいにするかということになってきます。融資額はできるかぎり少額に抑えましょう。融資額が小さいほど多くのメリットを受けることができるからです。
中小のキャッシングローンは審査に通過するとその場でキャッシングしてもらえることがほとんどのようです。振込融資に対応している業者も少なくありませんが、契約時に店頭に出向くことを考えれば、初回利用の際にはそれほどのメリットはありません。
キャッシングローンに応じてもそしてそれを分割して毎月返済することになります。毎月の返済額や返済の方法も契約の際にしっかり確認しましょう。店頭まで出向く、現金書留、そして銀行振込みなどの方法が用意されています。これらの中では銀行振込が検討する価値を持っているはずです。
銀行によっては月ごとに数回分、手数料を無料で振込が利用できる場合があります。振込手数料も利用者負担であり、支払いの一部として考えれば大きなメリットを受けることになります。そしてしっかりと完済しましょう。
完済を続けることで、信用度・ロイヤリティーが高くなり、審査が簡単になったりなどというメリットが出てきます。特に中小の消費者金融業者の場合は業者に対する個別の信頼度が重要視される傾向が高いことに十分留意してください。
【参考ページはこちら】
キャッシングの信用情報に傷をつけない方法