キャッシングでお金を借りようと思ったら、審査に落ちるかどうか不安になりますよね。そこでキャッシングに申し込む前に、知っておきたい情報を紹介していきます。
キャッシングに申し込む時に、最初に決めることは借入金額です。借り過ぎを防ぐためにも、いくら必要なのか正確に把握しておきましょう。次に、審査内容を見ていきます。どんな審査があるのか知ることで、対策を練ることができますね。しっかり情報を集めて、本当に申し込むべきかどうかの判断も行いましょう。
最初に決めるコトと言えば、借入希望額
キャッシングをする時に、一番最初に決めなければならないのが、借入希望額ですね。
借入額が決まらなければ、返済方法も決まりません。
借入希望額はいくら?
借入希望額を決める時に、「絶対○○円必要!」という方もいれば、「○○円借りられたら良いな」という方もいますよね。お金を借りる方には、いざという時に備えて借りる方もいますが、「お金が足りなくて、絶対に○○円必要」という方の方が多いですね。
つまり借入希望額は、「○○円必要」という不足分だけを借りるのが良いのです。多めに借入希望額を設定してしまうと、借り過ぎてしまいますし、借り過ぎてしまうと返済が大変になってしまいます。そのため必要な金額だけ借入をするのが丁度良いのです。
年収から借入希望額を考える
年収から借入希望額を考えることも大切です。
「○○円必要!」と思っていても、年収からかけ離れた金額であれば、審査に通ることができませんし、返済計画も立ちません。
特に消費者金融では総量規制という年収の1/3迄の制限がありますので、キャッシングに申し込む本人の年収の1/3を超える金額の借入れはできません。例えば、年収300万円の人は、借入希望額は100万円までとなります。
銀行カードローンでは総量規制はありませんが、各銀行で審査があり年収の1/2~1/3が目安となっていますよ。
既に借金がある場合
既に他社で借金がある場合は、借金の金額も審査対象となります。消費者金融の審査項目には、他社の借入れ件数や借入金額を入力する必要があります。
また、総量規制にあった「借入金額は年収の1/3まで」というのは、「他社借入金額と合わせて年収の1/3まで」となりますので、他社の借金も重要なのですよ。
審査内容もチェック!信用情報機関の役割
キャッシングに申し込みをすると、知っている通り審査があります。審査ですので、状況によっては落ちる方もいるのです。審査に落ちると当然キャッシングはできません。気になる審査では、申込情報をもとに信用情報機関へ申込者の照会を行います。
信用情報機関とは
信用情報機関とは、信用情報を登録しています。国内には3つの信用情報機関があり、金融機関はいずれかの信用情報機関に加盟することが決められています。
信用情報 | 内容 |
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本人特定情報 | 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、運転免許証の番号等 |
契約内容情報 | 契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等 |
返済状況情報 | 入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等 |
取引事実情報 | 債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 |
申込み情報 | 本人を特定する情報、申込日、申込商品種別等 |
信用情報機関に加盟している会員会社同士が、キャッシング申込者の信用情報を照会・登録し、申込者の返済・支払能力を確認しているのです。国内には以下の信用情報機関があります。
- (株)日本信用情報機構(JICC)
- (株)シー・アイ・シー(CIC)
- 全国銀行個人信用情報センター
加盟している信用情報機関では、会員会社同士が情報交換するのですが、他の信用情報機関の信用情報は信用情報機関同士で情報交換を行っています。
CRINとは
CRINとは、国内の3つの信用情報機関JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターが行っている相互交流ネットワークのことで、各信用情報機関が保有する信用情報のうち、延滞などの情報を共有しています。
そのため、一つでも信用情報機関に加盟していれば、CRINによって全ての信用情報機関の延滞等の情報が共有できるのです。
ブラック情報とは
自己破産とは
自己破産とは、返済ができなくなり裁判所に破産申立書を提出し、免責許可を受け、全ての債務の支払義務の免除を受けることです。
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免責許可
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債務の支払義務の免除
自己破産をすることにより、借金がゼロになるのです。
そのため、自己破産をされてしまうと金融機関は債権の回収が出来なくなります。つまり、貸したお金が返ってこなくなるので、過去に自己破産を行ったことがある方は、また自己破産をするかもしれないので、審査に通さないのです。
債務整理とは
先ほど紹介した自己破産も含め、個人再生、任意整理によって債務を整理することを債務整理と言います。
個人再生とは
個人再生では、自宅や自動車等を処分せずに借金の大幅カットを行うことができます。裁判所の監督下で借金の支払を停止し、100万円程度まで借金総額を減らし、3年間かけて分割払いを継続できれば、残りの借金は免除という方法になります。
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借金総額の減額
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3年かけて分割払い
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残りの借金は免除
借金総額によって減額される金額は変わりますが、借金総額300万円の方の場合は100万円程度まで減額されますよ。こちらも金融機関からすれば債権の回収ができませんので、貸したくない人となるのです。
任意整理とは
任意整理では、将来にかかる利息がカットされます。自己破産や個人再生のように裁判所を通さず、司法書士や弁護士が貸金業者と交渉するため、官報に掲載されることもありません。
任意整理は裁判所を通さないため、強制的な借金の免除があるわけではありませんが、貸金業者との話し合いによって、借金の減額をする手続きになります。こちらも全ての債権の回収ができる訳ではありませんので、新たなキャッシング審査に通ることはありませんよ。
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将来にかかる利息の免除や借金の減額交渉
延滞も否決の原因
自己破産などの債務整理が無くても、延滞情報が信用情報機関に登録されていれば、審査に通ることはありません。延滞も信用を無くす行為なのです。
つまり、過去に自己破産等の債務整理を行っており、ブラックとして信用情報機関に登録されている場合は、審査に通ることはありません。
そのため、ブラックの経験があって審査に落ちるか不安なのであれば、申込むのはやめましょう。
信用情報機関では、申込者が過去に借入れを行っていれば、その時に契約日、利用額、返済状況、取引事実等が載っています。
その時に、自己破産等の債務整理を行っていれば審査に落ちます。
延滞情報もブラックとなりますので、延滞を一度でもしたことがあれば、審査に通ることはありません。
意外に知らない!クレジットカードの利用履歴も重要
意外なのが、クレジットカードの利用履歴も審査に関係してきます。特に携帯電話の料金を滞納している場合は、審査に通りません。携帯電話の端末が割賦販売となっていますので、携帯電話料金の滞納も信用情報機関へ登録されるのです。
中には、「端末はサポート割で実質0円で購入しているから割賦販売ではない」と思っている方もいますよね。実は、このサポートの金額は通話料金を差し引いており、端末の料金は請求されているのです。
「端末を一括で支払った」という方は、割賦販売となっていませんので携帯電話料金を万一滞納してしまっても、キャッシングの審査に影響することはありません。けれど、分割購入している場合は注意が必要ですね。
クレジットカード
先に携帯電話について紹介しましたが、クレジットカードの支払いを延滞している場合も信用情報機関に登録されます。
先ほど、端末を一括で購入している方は、携帯電話料金を滞納してもキャッシング審査に影響しないことを紹介しましたが、携帯電話料金をクレジットカード払いにしている場合は、延滞すると審査に通りませんよ。
携帯電話の端末を分割払いにしている場合も該当します。サポート割などで端末は実質0円となっている場合でも、端末は割賦販売となっています。サポート割の金額は通話料金等から差し引かれていますので、端末には充当していないのです。
携帯電話料金やクレジットカードの支払いも延滞・滞納せずに支払いをしていなければ、キャッシング審査に落ちるのです。
キャッシング審査に落ちるのが不安なら、申し込まないのも一つの手
ここまでを見て、「過去にブラック経験がある」「クレジットカードの支払に遅れたことがある」等、キャッシング審査に落ちる要因がある人もいますよね。そんな時には、申し込まないのが一番なのです。
実は、キャッシング審査に申し込むだけで信用情報機関には登録されてしまいます。そして、審査に通っても落ちても、申込むだけで6ヶ月間申込み情報が登録されるのです。
情報 | 登録期間 |
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申込みに関する情報 | 申込日から6ヶ月を超えない期間 |
審査に通った場合は、その後借り入れ情報等が追加されていきますが、審査に落ちた場合は情報の更新がありません。
そのため、審査結果は信用情報機関に載りませんが、追加情報が無いだけで審査に落ちたことは分かるのです。それなのに、申込みを続けていると「お金に困っている人」アピールをし続けていることになるのです。これではいつまで経っても審査に通りません。
登録は最長5年
情報 | 登録期間 |
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返済状況に関する情報 | 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間 |
取引事実に関する情報 | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 |
ただし、裁判所を通す手続きである自己破産や個人再生は、官報に10年載ります。そのためブラックの内容によっては、新たな申し込みまで10年間待つ必要がありますよ。
申込みができない間に、安定継続した収入の職に就いたり、勤続年数を長くしたり、審査に有利になる行動をしていると、属性が上がって新たなキャッシングの申し込み時に審査に通りやすくなります。
過去に借入履歴ナシ!
過去に借入履歴がなく、はじめての申込みで審査に落ちるか不安だというなら、継続安定した収入があるかどうかがポイントになります。
アルバイトやパートで働いているなら、アルバイトやパートでも申し込めるところに申し込む、専業主婦であるなら専業主婦でも申込可能な銀行カードローンに申し込む等、自分の状況に合うところに申し込むのが大切です。
すぐにお金が必要だから、明日までにお金が欲しいという場合なら、即日融資対応のところに申し込むなど、商品の詳細もチェックしておくと安心して申し込めますよ。
(⇒キャッシングで即日融資を受けたい場合)
【参考ページはこちら】
キャッシングの悩みとよくある質問
初めての借入れの場合は、自分の状況にあった借入先に申し込むことで安心して申し込みができます。
例えば、専業主婦なら専業主婦でも申込可能が銀行カードローンに申し込むなどです。
そうではなく、過去にブラック情報があって審査に落ちるか不安な場合は、信用情報機関に登録情報が無くなるまでは申し込まないのが一つの手段です。
ブラック情報があるのに申込みをしていては、いつまでたっても審査に通りません。
それよりは、登録情報が無くなるのを待ってから審査に申し込むと、通る可能性が出てきます。
実は、借り過ぎを防止することを考えるとピッタリ借りるのが安心です。
また、消費者金融で借り入れするには総量規制がありますので、借入希望額が年収の1/3以内となっているのかもポイントになります。
他社から借入れをしている場合は、他社からの借入金額と合わせて年収の1/3までとなりますので、借入れできる金額は少なくなるのです。
銀行カードローンでは、総量規制はありませんので、各銀行の基準によりますが、だいたい年収の1/2~1/3が目安となります。