G8という言葉をご存じですか?新聞やニュースによくでてくるので、何となくわかった気になっていても、人に説明するとなると…と思われる方も多いのでは?この機会に「何となく」から「しっかりわかる」になりませんか?
これを読めば、明日からアナタも上司に「こいつ案外できる奴だな」なんていう驚きの目で見てもらえるかも!?
G8とは
G8とは、「主要8か国首脳会議(サミット)」のことです。その歴史は古く、1975年にオイルショックによる世界経済の混乱に対処するためにフランスの提唱で始まったもののようです。
当初は6か国による会議だったようですが、翌年7か国になり、1997年から現在の形となりました。経済・社会問題を中心に国際社会が直面する色々な課題について、各首脳が同卓上で意見交換を行う場として開催されています。
今年の6月17、18日に、39回目となるサミットが英国・北アイルランドのロックアーンで開かれました。今回のテーマは、課税逃れ対策(税=Tax)、自由貿易の促進(貿易=Trade)、途上国でのビジネスや支援の透明性確保(透明性=Transparency)の『三つのT』が主要議題でした。
阿部首相の今回の狙いは、『アベノミクス』について各国首脳にきちんと説明し、日本のスタンスを理解してもらうことだと言われていました。日本の経済政策の一環としての理解を得られず、為替誘導目的と受け取られた場合、今後の株式市場や為替相場に影響を与える可能性もあるためですね。
G8参加国
さて、皆さんはこのG8参加国すべてをご存じですか?筆者は日本、米国、ロシア、ドイツ、フランス、英国の6か国まではすぐに思い浮かんだのですが、残り2か国のイタリアとカナダがなかなか頭に浮かびませんでした。
ちなみに、今回の各国メンバーは安倍首相(日本)、オバマ大統領(米国)、プーチン大統領(ロシア)、メルケル首相(ドイツ)、オランド大統領(フランス)、キャメロン首相(英国)、レッタ首相(イタリア)、ハーパー首相(カナダ)の8名でした。
レッタ首相は今年4月に首相に着任されたばかりの方ですね。キャメロン首相と同じ46歳の若さです。筆者が最も驚いたのはハーパー首相。何と2006年から現職を継続されており、G8出席回数はメルケル首相と同じ8回目とのこと。ベテランですね。
ちなみに、出席最多は御年60歳のプーチン大統領。出席回数は9回目とのことでした。是非マメ知識としてご活用ください。