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成功し続ける俳優、ジョージ・クルーニー

2014/09/15
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はじめに

ちょっとワルな雰囲気、女性を包み込むような優しさ、円熟した演技、ハリウッドスターとして確かな地位を築いているジョージ・クルーニー。

彼も間違いなく、ハリウッドの俳優の中で、最もいい男の中の一人です。

しかも彼は、俳優としてだけでなく、映画監督として、プロデューサーとして、脚本家としても確かな地位を築いています。彼はこれまで、アカデミー賞6部門にノミネートされています。

一生に一度、一つの部門でノミネートされるだけでもすごいことなのに、6部門でそれをやってのけるなんてミラクルです。

今回は、ジョージ・クルーニーについて、語らせていただきたいと思います。

生い立ち

ジョージ・クルーニーは、1961年アメリカ、ケンタッキー州のレキシントンで生まれます。

母親は野外劇の女王と言われた、ニーナ・ワーレン・クルーニーです。お若いころの写真を見ましたが、ホントきれいな方です。

父親は、かつてテレビ局のアナウンサーをしていました。ニック・クルーニーと言うお名前です。

写真でお顔を拝見したところ、温かそうなお人柄のようで目元がジョージ・クルーニーとよく似ています。

彼の叔父はホセ・フェラーと言って、アカデミー賞主演男優賞受賞者です。また、ホセ・フェラーの息子、つまり彼の従兄弟はミゲル・フェラーといい、彼も俳優です。

中学生の時に、彼はベル麻痺を患っており、顔面麻痺の症状に苦しみました。この病気を治るまでに約9か月の期間を要しました。クルーニーにとって、この時期は、最悪だったと言ってます。

その後、両親はケンタッキー州オーガスタへ引っ越します。

クルーニーは、オーガスタ高校へ通います。成績はいつもAかBでした。

また熱心な野球や、バスケットボールの選手でした。1977年にメジャーリーグの球団、シンシナティ・レッズの入団テストを受けます。しかし、そのテストにパスすることはできず、球団からのオファーもありませんでした。

彼はその後、ノーザン・ケンタッキー大学へと進学し、1979年から1981年通います。

そこで、放送ジャーナリズムにについて学びます。そして、とても短い期間ではありますが、シンシナティ大学へも進みます。しかし、どちらの大学も卒業はしていません。

何の計画もなしに大学をやめてしまいます。

彼は大学をやめた後、婦人靴の販売や、保険の訪問販売員、タバコの栽培・・・等様々な仕事をして生計を立てていきます。

タバコの販売をしていた時に、従兄弟のミゲルから電話があり映画のエキストラの仕事をしないかと誘われました。

この仕事をした経験が、彼の演技に対する魂に火をつけたのです。

下積み時代

その後、彼はミゲルの勧めもあって、ロス・アンジェルスへと引っ越します。

彼は、食べていくためにどんな仕事もしました。時には叔母の使い走りをしたり、叔母の車の運転手をしたりもしました。

そして、徐々に仕事が来るようになります。

1985年から1987年にかけて、彼はティーンエイジャーの人気コメディ「The Facts Of Life」に繰り返し出るようになります。

1989年から1991年にかけて彼は、テレビのホームコメディ「Roseanne」にゲスト出演をするようになります。

1992年には短編シリーズの「Bodies of Evidence」に、出演します。

1993年には映画「The Harvest」で、端役を演じます。

クルーニーはハリウッドで着実に仕事をしていましたが、まだブレイクはしていませんでした。

彼は当時、自分がビッグなチャンスをつかむには、困難な状況にあるとわかっていました。

確かに、きちんと仕事はしている。年間2,30万ドルは収入を得ている。だから、食べていくだけの仕事もする必要はなくなった。

でも、もっと大きなことがしたい。と望んでいました。しかし、本当にそんなビッグチャンスがやってくるとは、思ってもみませんでした。

ブレイク

彼は、1994年NBCテレビのドラマ「ER 緊急救命室」の医師、ダグ・ロス役で、ブレイクします。

1994年から、1999年の間、このシリーズに出演します。医師として才覚がありながら問題もおこし、アンバランスな魅力をもっているダグ・ロスを、彼は見事に演じきっています。

私、このダグ・ロスを見て、”男って弱い生き物なのね。”と思ったことを覚えています。かっこいいけど、弱い部分も併せ持っているそんなキャラクターを演じるって複雑で難しそうですが、彼はそれをこなしています。

また、その強烈なキャラクターが主役の医師グリーンと対照的で、見ていてますますはまっていったのを覚えています。

ジョージ・クルーニーの出演した映画で忘れてはならないのが「オーシャン11」です。2011年に公開された、この映画は世界的に大ヒットして、全世界で4億5071万ドルの興行収入を得ました。

また、シリーズ化され2004年に「オーシャンズ12」が、2007年に「オーシャンズ13」が公開されました。

マッド・ディモンやブラッド・ピットなどイケメンぞろいの中でもクルーニーの存在感は、かっこよくて味があって本当に素敵です。ちょっとワルな雰囲気が彼の真骨頂だと思うのですが、そう思うのは私だけでしょうか?

次は、俳優としてではなく、監督としての活躍に着目したいと思います。

2005年の映画「グッドナイ&・グッドラック」は、彼が監督、脚本、出演した映画です。この映画は1「赤狩り」が猛威を振るった1950年代のアメリカが舞台となっています。

真実の報道のために、尽力した実在のニュースキャスター、エドワード・R・マローと、CBSの番組スタッフ達のノンフィクションドラマです。

こういう事実に基づいた映画って、最も難しいと思うんです。製作する側も、演じる方も・・だってすごい人物の功績を演じる時、本当に嘘のない演技を自然とできるかと言うと、かなり難しいですからね。

しかし、こうした映画の脚本を書き、監督をするなんて、さすがクルーニーです。ハリウッドのスター、いい男の枠だけにはおさまらない知性とスケールのでかさを感じますね。

この映画は、アカデミ賞6部門でノミネートされます。監督賞、脚本賞に、クルーニーもノミネートされます。

この映画は演じるのではなく、役者の中の正義を掘り起こすものだと思います。だから人間として良心のない人には、主役エドワード・R・マローの役を演じることは無理でしょうね。

真実を掘り下げようとこの映画を製作したクルーニーの感受性と努力に、賞賛の拍手を送りたいと思います。

2013年の「アルゴ」で、彼はプロデュサーとして映画の製作をします。そして、アカデミー賞作品賞を受賞します。

収入

さて、気になる収入の方ですが、2010年9月の経済誌「Forbs」によると、彼の年間収入は、約1900万ドルです。1ドル=100円で、計算すると日本円では約19億円ということになります。

また、総資産は、1億8000万ドルと言われています。

終わりに

彼が成功したわけ、単に見た目がかっこよくて、雰囲気があるからというだけはでなく、彼はすごく高尚な知性と感受性の持ち主です。

「グッドナイト&グッドラック」や「アルゴ」の映画から、何か核心をついたスケールの大きなものを感じ取ることができます。

こうした、このままでは、満足しない、という彼の中にある真実を見極めようとする心が、彼を成功へと導いていることに違いありません。今後も、彼はさらに成功し続けていくでしょう。

【参考URL】http://www.paywizard.org/main/salary/vip-check/george-clooney
http://www.celebritynetworth.com/richest-celebrities/actors/george-clooney-net-worth/
http://en.wikipedia.org/wiki/George_Clooney
http://www.biography.com/people/george-clooney-9251385#awesm=~oIiJ18uL9SVCPu
http://forest-cat.com/boxoffice/series01.php

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    原作者はその20~50分の1程度なんだよな映画の振り分け基準はよくわからん

  2. 日本の名無しさん より:

    ローズマリークルーニーに触れてないのはなぜ?

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