商店街や住宅街にある布団屋さん。皆さんは利用したことはありますか?私はありませんね。布団は通販で買いますし、ブランケット類はデパートで買っちゃいます。
ところで街の布団屋さんって、あんまりお客が入らないんですね~。時として、1日の来客数が「ゼロ」なんてこともあるんだとか。というか、布団屋さんにジャンジャンお客さんが入っていたのは、とっくの昔に終わったことなんですね~。
なのに、街の布団屋さんは「ムカつくほど儲かっている」こともあるようです。どうやって儲けているのでしょうか?白い綿に混じって「白い粉」でも入っているのでしょうか(←それはない…たぶん)。
どう考えても儲かってなさそうな布団屋さんの、儲かるカラクリを紹介していきましょう。
売れなくてもイイ~んです!
街の布団屋さんの本音としては、「えっ?客が来ない?別に良いッス。気にしないッス♪」という感じです。たしかに、積極的に客引きをしている布団屋さんは見かけませんね。
「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!どうよ!この布団!フカフカだよ!」なんて声掛けをしても、マジで迷惑です。つーか、ムカつきます。
今の布団屋さんの収入の多くを占めるサービスは、販売ではないんですよ。じつは「レンタルサービス」が活況を極めているんですね。
お店にもよりますが、都市圏で布団一式をレンタルした場合、一晩で「約3,000円」が相場となっています。
たとえば遠くの親せきが自宅に遊びに来る場合、布団が足りなくなるケースもありますよね?また、押し入れに眠っている布団が「ペラペラの煎餅布団」になっていることもあります。そんな布団に遊びに来た旦那のご両親を寝かせようものなら…。
「まっ!なんて嫁なの!ミツ子さん!ここホコリが溜まってますわよ!プン!」
という結末になりかねません。大切なお客様を自宅に泊める場合、ちょっと高級な布団をレンタルされる方も多いのです。
また、布団レンタルサービスで言うなら、「合宿や修学旅行」の時期は超・稼ぎ時です。どうせチ○コの皮も剥けていないクソガキ連中ですから、安物の煎餅蒲団を一晩3,000円で30人分レンタルすると、それだけで大きく儲かるんですな。
布団一式が一晩で3,000円、クソガキ学級が30人だとすれば、たった一晩で「9万円」も売り上げる計算です。夏休みになるとこのような大口注文が多く入るため、月の売り上げが余裕で「100万円以上」になることも珍しくないのです…(羨)
意外な業者とタッグを組んでいる
街の布団屋さんは、ちょっと意外な業者とタッグを組んで儲けています。それが「葬儀屋」なんですね。
お通夜に来られた方、とくに遠方から来られた方の場合、自宅に泊まってもらうこともあります。自宅が狭ければビジネスホテルなどを予約することもありますが、一軒家の場合はそのまま泊まってもらうことも多いんですね。
その時、ペランペランの煎餅蒲団で良いのでしょうか?ダメですよね?そこでちょっと高級な布団を事前にレンタルしておくのです。それにお通夜は1年を通して行われるので、これも街の布団屋さんの立派な収入源になっているんですなぁ。
それにしても、お葬式の最初の挨拶、アレは苦手ですね~
「どうも…、この度は…、突然のことで…、大変ご愁傷さまでございます…。モゴモゴ…」
この挨拶、もっと気楽に出来ないもんですかね?
「いやぁ~、死んじゃいましたね♪」
とか言えたら、こっちも気が楽なのに…(←不謹慎です!)。
打ち直しブーム到来!
やっぱり、「普段から使っている布団」の方がよく眠れます。また、最近では高級布団を購入される方も多く、長く使っているうちに愛着が湧くこともあるんですよ。
そんな時、愛着のある布団をさっさと捨てて新しい布団を買うでしょうか?そうされる方もいるでしょうが、最近では「愛着のある布団を打ち直しに出す」というケースも多いのです。
「新しい布団を買った方が良いんじゃないの?」と思われるでしょうが、打ち直しを利用したことがある友人に話を聞くと、「新品以上に良い!」だそうです。
詳しく話を聞くと、新品同然にフカフカするのはもちろんのこと、やはり使い慣れた布団なので寝心地は昔のままです。皆さんも、普段の布団を天日干しにすると気持ち良いですよね?打ち直しは、それ以上に心地良いらしいのです。
以前は高齢者の利用が多かった布団の打ち直しですが、そのレベルの高さから今では若い世代の方も利用されるようです。
しかも新品の布団を購入するより安くつきますし、お財布にも優しく、なおかつ新品よりも気持ち良いとなれば、たしかに利用する価値はあるかもしれません。私もやってみようかな…?完全に煎餅蒲団だし…。