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IT業界の女王 シェリル・サンドバーグ

2015/02/02
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シェリル・サンドバーグは「Lean In」というベストセラーの書籍を執筆しており、日本でも書籍が平積みにされているので顔を見たことがある方も多いかもしれません。

彼女はフェイスブックのCOO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)として成功し、アメリカのIT業界では知らない人はいないと言っても過言ではないほどビジネス・政治に影響力を持っています。

また、彼女は慈善事業家としても知られており、多くの寄付を行っています。フォーブズ誌の「最もリッチなアメリカ人」の特集では毎年上位にランクインしており、セレブとしての地位を確立しています。

最初はマイスペースという名のソーシャルネットワーキングサイト(ミクシィのようなサイト)で働いていたものの、マイスペースがフェイスブックに追い越され、その後フェイスブックのCEOであるマーク・ザッカ―バーグ氏にヘッドハンティングされました。

そんな彼女ですが、実は政界でも官僚として働いた経験もあるのです。

小さなころから頭脳明晰で成績優秀だったサンドバーグ女史。彼女はそんな自身の才能に甘えることなく、勤勉・勤労で地に足の着いた一面も見せています。

そんなサンドバーグ女史の成功の秘訣を探っていきましょう。

サンドバーグ女史の生い立ち

そんな頭脳明晰な彼女はどのように生まれ育ったのでしょうか。サンドバーグ女史の生い立ちを見ていきましょう。

教育熱心な両親の元に生まれる

シェリル・サンドバーグは1969年に、ワシントンDCのユダヤ教アメリカ人家庭に誕生しました。母親アデルと父親ジョエル・サンドバーグのもとで、三人兄弟の長女として育ちます。

彼女の父親は眼科医で、母親はフランス語の博士号を保有し、サンドバーグ女史が誕生するまではフランス語の教授として大学でフランス語を教えていました。

その後、アデルはサンドバーグ女史が誕生し、子育てに専念するために教授としての仕事を辞め、三人の子供たちを教育熱心に育てました。

サンドバーグ女史の祖母は世界大恐慌の時代に貧しいユダヤ教系アメリカ人の家庭に生まれ、ニューヨークの狭いアパートに家族がぎゅうぎゅうになって育ったにも関わらず、後にUCバークレーを卒業し、家族を経済的崩壊から助けたという、志溢れる人物だったのです。

そんな祖母の血を受け継ぎ、サンドバーグ女史の弟もハーバード大学を卒業しており、マイアミの小児科で神経外科医として活躍しています。

妹のミッシェルも同様ハーバード大学を卒業し、カリフォルニアで小児科医として働いているのです。

文武両道な高校時代

サンドバーグ女史の家族は、彼女が二歳の時に北マイアミビーチに移住し、そこで彼女は北マイアミビーチ高校に通いました。

高校時代、彼女は常にクラスでもトップの成績を維持しており、卒業時には通常4.0が最高のところ、最高を大いに上回る4.6というかなりのハイスコアの成績で卒業。

彼女は生徒会長を務め、「国家名誉会」のメンバーとしても選抜されます。また、エアロビクスを教えるなど、アクティブな高校生活を送りました。

ハーバードでもトップに!

1987年にはハーバード大学に入学し、経済学の修士号を学年でもトップの成績で卒業し、ジョン・ウィリアム賞にも表彰されました。

ハーバード大学在学中は世界的にも有名な経済学の教授であり元世界銀行トップのラリー・サマーズのゼミに所属しており、そこでサマーズ氏はサンドバーグ女史を卒業後、世界銀行での仕事のアシスタントとして働かないかと声をかけます。

そこで彼女はインドのエイズ問題や感染病、盲目などの公共衛星についてのプロジェクトに携わり、一年間ほど働きます。その後、1993年にはハーバードビジネススクールへと進学し、そこで修士号のMBAを取得するのです。

サンドバーグ女史のキャリア

小さい頃から頭脳明晰、成績優秀だったサンドバーグ女史。キャリアも自分の手でどんどんと切り開いていきます。

キャリアの始まり

1995年にハーバード大学ビジネススクールを卒業した後、彼女はマッキンゼー&カンパニーでマネジメントコンサルタントとして約一年間働きます。

その後ラリー・サマーズ教授がトップを務める財務省で、ビル・クリントン政権の下で働きます。

そこで、アジア経済危機で打撃を受けた発展途上国への債務をなしにするようプロジェクトを遂行するのです。その後2001年にはグーグルで国際オンラインセールス部門の副部長を務め、グーグルの広告やセールスオペレーションなどにも携わるのです。

フェイスブックからのヘッドハンティング

2007年には友人のクリスマスパーティーで、フェイスブックの共同創設者の一人であるマーク・ザッカ―バーグ氏と、出会います。

その時ちょうどサンドバーグ女史はグーグルで働きつつも、ワシントンポストから社長のオファーが来ており、検討していた真っ最中だったのです。

ザッカ―バーグ氏は特に形式ばったCOO探しをすることもなく、クリスマスパーティーでサンドバーグ女史に出会い、話をしてすぐにフェイスブックのCOOに適役だと決意を固め、オファーを申し出ます。

その後二人は何回か一緒に世界金融フォーラムなどに出席し、お互いの事をよく知ることになります。そしてついに2008年の三月、フェイスブックはシェリル・サンドバーグ女史をグーグルからヘッドハンティングしたことを発表したのです。

フェイスブックでの重要な役割

フェイスブックに入社してから、サンドバーグ女史はどのようにフェイスブックに利益をもたらすかに日々奔走します。

彼女が入社する前、フェイスブックの主な理念は素晴らしいサイトを作れば、利益は後からついてくるというものでした。

しかし、2010年には、フェイスブックは広告をサイトに掲載することで利益を上げるというサンドバーグ女史の提案に同意し、広告での利益を上げ始めます。

そしてサンドバーグ女史はフェイスブックのセールス・マーケティング、新規開拓、人事、ポリシー、コミュニケーションなどのトップとしてフェイスブックを全般に管理していくのです。

サンドバーグ氏の素顔

そんな素晴らしいキャリアを持つサンドバーグ女史ですが、実は地に足の着いた、飾らない一面も持っているのです。彼女の素顔を探ってみましょう。

サンドバーグ女史の巨額の資産!

サンドバーグ氏は2011年には給与推定30万ドル(日本円約三千万円)に加え、フェイスブックの株のシェアを三億ドル(日本円約30兆円)保有しています。

その他にも自伝であるリーン・インが全米ベストセラーとなったりするなど、サンドバーグ女史の資産推定は7億九千万ドル(日本円約79兆円)にものぼるのです。

現在フェイスブックの保有株はほとんど売却しており、株として持ち合わせているのは10万ドル程度です。

素顔のサンドバーグ女史

彼女はそのセレブの地位にも関わらず、地に足の着いた性格で、あまり着飾ったり、背伸びをしたりすることはないとサンドバーグ女史を知る人は語ります。

高校時代は家庭が裕福で、学年トップの優秀な生徒だったにも関わらず、エアロビクスのインストラクターとしてのアルバイトをしたり、ファーストフードレストランでのアルバイトをするなど、他の高校生と変わらない高校生活を送っていました。

また、彼女は勤勉・勤労で、どんな仕事も自分の優秀さに甘えず、ひたすら働いて現在の地位まで上り詰めてきました。

まとめ

高校生の頃から家庭が裕福で、自身も成績優秀だったにも関わらず、その環境に甘えることなく勤勉・勤労を実践してきたサンドバーグ女史。

そんな彼女の働きぶりが評判を呼び、社会に出てからも多くの起業からヘッドハンティングの声がかかったのですね。

一時は官僚として働いていた彼女が、今はやりのソーシャルネットワーキングの会社でCOOを務めているという事実も、地に足の着いた、周りの評判を気にしない彼女の性格を表しているのではないでしょうか。

巨額な資産を持ちながらも、まだまだ現役でFacebookのCOOとしても、書籍の著者としても活躍しています。今後のサンドバーグ史の活躍も楽しみですね!

【参考URL】http://www.lifepaths360.com/index.php/biography-sheryl-sandberg-2746/
http://www.bornrich.com/sheryl-sandberg.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Sheryl_Sandberg

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    兆円www
    金持ちすぎww

    ビルゲイツ以上www

    っと草を生やしてみましたが、前もこのドルから円への換算間違ってましたね。ただのケアレスミスならいいのですが。。円はドルに0を2つ加えてください

  2. 日本の名無しさん より:

    間違えんなよwwwwww

  3.    より:

    79兆もあったら、どっかの国買えますやんw

  4. 日本の名無しさん より:

    資産79兆円あったら世界一の資産家ですよ。
    30万ドルが3000万円は合っているのになぜ・・・

  5. CHRISTY 韓永仲 より:

    (アメリカの場合だけど、)ブス・バカ・貧乏人は難関大学へ行くか、実業か投資で大金をゲットでもしない限り、人生逆転は難しいのでは!? アメリカは日本以上に学歴社会だし、個人の属性。例えば、アメリカ人か否か?出身大学はどこか?または高度な専門職か否か?なども、キャリア形成に影響を及ぼすそうだ。
    また地域(特に南部)によっては、白人か非白人か?といった前時代的かつ差別的な選別意識が支配的な場所もある。もちろん、英語もまともに話せないガイジンは、大抵は蚊帳の外扱いで、無視されがちな存在であろうと思う。

  6. CHRISTY 韓永仲 より:

    (5.の続きです。)もう一つは、住んでいる場所と人脈の有無が大きく関わっている事もある。例えば、治安の良いとされる地区、所得や生活環境などの生活水準が高い地域で生活しているか?近隣住民も同様かどうか? (遠い場所であっても)知己・友人・ビジネスパートナーまたは、富裕層、若しくはアッパーミドルに属する人々との付き合いが多いかどうか?……。

    まあ、ぶっちゃけて言えば、「孟母三遷の教え」、「地獄の沙汰も金次第」。のことわざ通り、人間は、環境に支配され易い生き物だということであろう。自由とチャンスの国アメリカ。だが、今や学歴・コネ・キャリアが揃わないと、アメリカン・ドリームをつかむことさえ難しい社会なのは間違いないと思える。

    日本の場合、近頃では懸念されてきているが、将来、経済格差が進んで、(事実上の)階級化社会に変貌していくのでは?……という疑問が世間にはある。それは、日本が、良くも悪くも”アメリカの後追い”社会だからだ!

    ビジネスなどで、一旗挙げて成功したければ、国内よりも海外。特に、高度経済成長期に入った発展途上国でのほうが、チャレンジしがいもあるし、チャンスも多いとおもう。東南アジアなどは、日本人にとっては暮らしやすさもあるため、プチ・シェリル・サンドバーグ位になる事も不可能ではないかもしれない。

    外から日本を眺めるのも、人生の選択肢としては良いのかもしれない。
    ……と思っている。

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