道路に面した土地に「狭い空きスペース」があれば、そこに自動販売機を設置することも可能です。
住宅街を歩いていても、自宅の玄関先のスペースに置かれる方もおられますね。素人感覚では、「良いなぁ~、自販機を置けるスペースがあって…」と思ってしまいそうです。
しかし、はたして自販機の商売は本当に儲かるのでしょうか?
色々と調べているうちに、「条件次第では、お小遣い程度に儲かる」ということが分かってきたのです。
電気代は誰が払う?
商品が売れるor売れないに関わらず、「電気代」はかかります。「その電気代を支払うのは誰か?」という点ですが、「業者によって異なる」と言えそうですよ。
たとえば玄関先に自販機を設置する場合、業者によっては「電気代は負担して頂きます」というケースもあります。つまりこちらが100%負担するということですね。
一方、業者によっては「月額、上限○○円まで負担いたします」というケースもあるようです。
したがって、「自販機を設置して儲けたい」と考えるなら、こちらの負担を減らす目的で、「業者も一部の電気代を支払ってもらう」というプランを選んでおきましょう!
バックマージンはいくら?
自販機が置かれている土地所有者には、「商品が1本売れるたびに入ってくるマージン」があります。一般的な150円のペットボトルのドリンクの場合、「1本あたり10円~20円」が相場です。
しか~し!マージンの金額も業者によって異なります。売り上げ本数は「通行人の数」や「設置場所」によって大きく異なりますが、やはり1本あたりの単価を大きくした方が良いに決まっています。
したがって自販機を設置する場合は、「1本あたりのマージンはいくら?」を複数の業者で比較するようにしておきましょう!
そうそう。土地所有者が商品の充填をする必要はありませんよ。その辺りの管理に関しては、業者が全てやってくれます。
ショバ代をもらうべし!
もう1つ、「儲かるための重要ポイント」を紹介します。自販機の設置に関しては、以下の2パターンが考えられます。
2. 業者から設置の打診がある場合
この2つですね。じつは、「自販機を設置できる場所を探すアルバイト」があることをご存知でしょうか?サラリーマンの方でも、外回りが多い方なら副業としてやっておられる方も多いのです。
そのようなアルバイトの皆さんは、街を歩いて自販機が設置できそうな場所を見つけ、それを業者に報告します。そして後日、担当者があなたの自宅にやって来て、「設置しても良いか?」などの交渉をすることになるんですね。
このように、向こうから打診があった場合は、「ショバ代(場所代)」を受け取ることが可能になります。なにせ、向こうからお願いしてきているため、「ならば場所代はもらいますよ!」と言えるのです。こっちの方が立場は上ですからね。
一方、こちらから打診する場合は、今度は向こうの方が立場は上です。なので、ショバ代が発生しないケースが多いのです。
したがって、「向こうからの打診を待つ」という戦法に出た方が、「儲かりやすくなる」と言えるでしょう。
儲かる方法はこれだ!
では最後に、自販機で「ちゃんと儲かる方法」をおさらいしてみましょう。まず、業者の方やアルバイトの人に、「ここに自販機を設置できる場所がある」と見つけてもらう必要があります。ショバ代をもらうためですね。
そこで…自販機を設置したい場所に、「自販機設置できます!場所代は相談可!」という貼り紙でもしておきましょう。ショバ代は、金額は小さなものですが、そこに設置されている限り「確実に入ってくるお金」なのです。したがって、「確実にショバ代がもらえる方法」で始めなければいけません。そのための「貼り紙」なんですよ。(←ちょっとセコイかな…)
んで、次に「電気代」です。こちらが払う分が多くなれば、経費増で利益は縮小されます。したがって、「こちらが100%負担」という業者には「NO!」を突き付けておきましょう。「先方が100%負担」というプランはありませんが、出来れば「折半」が可能な業者が好ましいですね。
最後に「商品1本あたりのマージン」を比較して下さい。1本あたりの差額はわずかですが、「チリ積も」を考えれば1円でも大きい方が良いのです。
そうしておけば、お小遣い程度に稼ぐことは可能でしょう。(←たぶんね…)