２０代は自分への投資をしてみましょう。仕事に直結しない教養や知識の習得は、若い時だけでなく一生だれにとっても必要なものです。そして、友達付き合いも大切です。それも、読書した本の内容を討論できるような友達が必要です。

今まで政治とかに関心がなかったら新聞くらいは読んでみましょう。仕事に直結した資格取得や外国語の習得などは、こうした教養があって活きてくるものです。投資家で有名なウォーレン・ヴァフェットは、投資先の国の新聞を原文のまま自分で読みこなしていたそうです。

しかし、自分への投資や人付き合いも大切ですが、そのために貯金ができないのでは、困ります。最低でも、手取りの２割くらい貯金できる工夫をしてみましょう。

お昼は外食せずに手製の弁当を持参する。平日などお仕事のある日の晩御飯は作れなくても、休日家で過ごすときは自炊してついでにストックのおかずも作ってしまう。工夫次第で食費は結構減らせます。

友達と古い２ＤＫのアパートをシェアするのも合理的です。服も今はそこそこの品質のものが安い価格で手に入ります。

仕事と自己投資と貯金をしつつ、是非お勧めしたいのは、お金の投資の勉強です。私がまだ若い皆さんにお勧めしたい投資は、バーチャル投資です。いきなり本当に投資しない方がいいでしょう。

仮に３００万円あったら自分はどの商品にどれだけ投資するか？というシミュレーションをしてみるのです。３００万円というと２０代にとっては大金ですが、これくらいあれば分散投資が可能になります。

ネット証券など無料で口座開設できるところが多いので口座を開設してどんな商品があるかチェックできます。あなたが「今が買い時！」と思った時に株でも債権でも外貨でもその時の時価をEXCELなどに記録して、その価格推移をグラフにしてウォッチングしてみます。

案外予想通りにはいかないことや、新聞を毎日読んでいると、政治家の発言や外国の異常気象などが株価や為替や債券にも影響があるのがわかります。

マネーゲームに過ぎないですが、続けることで経済的なセンスも磨かれます。仕事の場面でも有利になるかもしれませんし、将来本当に投資に回せるくらいのお金が貯蓄できたときには、全くの初心者で始めるよりはずっと分がいいはずです。

この３つのことを楽しんでやっていくと、３０代になって社会をサバイブする力の基礎ができているので、きっと上手く人生を自分の物にできるでしょう。