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ジュリア・ロバーツ

2014/07/24
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50歳近くになってもチャーミングで快活で、同性から見ても好印象なハリウッドを代表する女優と言えば、やっぱりジュリア・ロバーツでしょう。色っぽくてセクシーな女優さんもいいけど、私は彼女に一目置いています。

だって、中年のおばさんと言われる年になってもさわやかでかわいいですからね。彼女は!

普通このぐらいの年になってくると、思うようにいかない人生に対してひがみや疲れみたいなものが表情ににじみ出てくるものなんですけど・・・

彼女の場合、それが全く感じられません。若くて澄んだ瞳を持った彼女、とても素敵です。

今回は、ハリウッドを代表するさわやかで美しい女優、ジュリア・ロバーツの成功への軌跡についてお話しさせていただきたいと思います。

ジュリア・ロバーツの生い立ち

両親と、演劇に親しんだ環境

1967年10月28日、アメリカジョーア州スマーナで、母、ベティ・ルーと父、ウォルター・グレーディ・ロバーツの間に彼女は生まれます。彼女の兄はエリック・ロバーツ、妹はリサ・ロバーツ・ギラン、姪はエマ・ロバーツといって皆俳優です。

ロバーツの両親は、ジョージア州アトランタで子供のための演劇学校を経営していました。その頃、母親のベティはジュリアを妊娠していました。

当時、マーティン・ルーサー・キング・Jrとその妻コレッタ・スコット・キングの子どもの演技指導をロバートの父親ウォルターがしていました。キング夫人は、わが子の演技指導をしてくれたお礼にロバーツの出産の費用を払っています。

つらい子供時代

ロバーツの両親は1965年に結婚しますが不仲になり、1972年に離婚します。ロバーツは母親と一緒に住むことになります。同年、母親のベティは、再婚します。

しかし相手の男性は暴力的で、しばしば失業していました。ですので、ロバーツは新しい父親のことを軽蔑していました。

この結婚生活も1983年に終わりを迎えます。もちろん、夫の暴力が原因です。ロバーツの母親は後にこの結婚は、”人生の中で一番の失敗だった。”と語っています。

また、ロバーツのかけがえのない実父ウォルターは、彼女が10歳の時に癌のために亡くなりました。

義理のお父さんがこんな荒れた人だっただけに、実のお父さんが亡くなられた時はとてもつらかったでしょうね。彼女のお兄さんのエリックは、この頃(1997年)までに、努力を重ね、昼ドラの「Another World」に出演するようになっていました。

下積み生活

女優を目指して

高校を卒業して、彼女はジョージア州立大学へ進学します。しかし、大学をやめて、女優になるために、ニューヨークへと引っ越します。

小さい頃から、両親の演劇学校の様子を見ていたことや、お兄さんのエリックの影響もあったのでしょう。

彼女のお兄さんのエリックは、1985年に「暴走機関車」に出演しアカデミー賞にノミネートされました。お兄さんの活躍を見て、ロバーツは自分もこの世界でやっていけるかもしれないという可能性を感じたようです。

初期の活動

ニューヨークで、彼女は、クリック・エージェンシーにモデルとして契約を交わし、また、演劇の学校へと通うようになります。彼女の映画の初出演は1988年の「Satisfaction」です。

また、1987年に兄のエリックと共に「Blood Red」に出演します。この時のセリフは、わずかに2語だけでした。この映画は1989年に公開されました。1988年に彼女は映画「ミスティック・ピザ」に出演して一躍有名になります。

ブレイク

プリティ・ウーマン

1990年に公開された映画「プリティ・ウーマン」で、ロバーツは、世界的に有名な映画スターとなります。この映画でロバーツは、主人公のコールガール”ビビアン”を演じます。相手役のリチャード・ギアは裕福な実業家”エドワード“を演じます。

”エドワード”と”ビビアン”、コールガールと裕福な実業家ですから、住む世界が全く違うように思っていた二人でしたがやがて次第に惹かれあい、最後は結ばれるという現代版シンデレラストーリーです。

この映画の中のジュリア・ロバーツ、快活な素振り、自由でとらわれない性格、いささか育ちの悪さのあるビビアンの役を見事に演じています。

そして、ビビアンの欠点もひっくるめて包み込むエドワードの優しさ、相性ピッタリの二人にジーンと胸が熱くなりました。ジュリア・ロバーツと、リチャード・ギアの演技がかみ合っていて本当に良かったです。

この映画は、全世界で大ヒットして、興行収入は4億6340万ドルを記録しました。ロバーツの出世作とも言えます。アカデミー賞にもノミネートされました。

エリン・ブロコピッチ

続いて、2001年に公開された「エリン・ブロコピッチ」に注目したいと思います。エリン・ブロコビッチは実在するアメリカ人女性で、大手企業PG&Eから史上最高額の和解金を勝ち取った女性です。映画では彼女の半生が描かれています。

*PG&E・・・パシフィック・ガス&エレクトリック・カンパニー社は、カルフォルニア州北部の天然ガス、電力供給を行う会社で、高濃度の6価クロム溶液を工場の敷地内に流し、地域の地下水を汚染したとして、1993年に訴訟を起こされました。

この映画に出てくるジュリア・ロバーツは、とにかく馬力のあるやり手のおばさんを演じています。「このままにしておくものか!」と、格闘する彼女の一面が表現されています。この映画でロバーツは、アカデミー賞、主演女優賞を受賞します。

オーシャンズ11

さて、続いて「オーシャンズ11」(2001年)です。この映画は犯罪アクション映画で、ハリウッドを代表するスター、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マッド・ディモン・・・等のいい男たちがそろって出演しています。

これだけイケメンだらけだったら、女優さんの存在感が薄れてくると思うのですが、彼女は粋に自分の役をこなしています。さすがロバーツです。華があってかっこいいです。この映画は、全世界で4億5071万円余りの興行収入を記録します。

最近の活動】

2013年、「8月の家族たち」に出演して、アカデミー賞、助演女優賞部門でノミネートされました。これが、彼女にとって4度目のアカデミー賞のノミネートでした。

収入

これだけの数々の輝かしい経歴の持ち主の彼女の年収ですが、2011年は、2000万ドル、2012年は、1600万ドル、2013年は、1100万ドルと言われています。

日本円に換算すると、1ドル=100円として、それぞれ、20億円、16億円、11億円となります。すごいですよね。

まとめ

彼女の魅力

彼女が成功し続けている”理由”は?そうですね。うーん、小さい頃から両親が演劇学校を経営されていて、演技に慣れ親しんでいた。確かにその影響もあると思います。

でも何より私は、つらい子供時代の経験、様々な苦労を味わってもそれを光に変えるような、希望やさわやかさを彼女から感じます。粋できれいで格好良くて、自然で押しつけがましくない彼女の演技、本当に惹かれます。

ここまで来るのに彼女は、様々な苦労を体験してきたことでしょう。苦労を押しつけるようなおばさんではなく、自らさわやかな光を放つ女性、それがジュリア・ロバーツだと思います。

その彼女の魅力に全世界の映画ファンが惹かれているのでしょう。これからも、さわやかで、素敵な女優さんでいてください。今後の活躍を楽しみにしています。

【参考URL】http://en.wikipedia.org/wiki/Julia_Roberts
http://www.thebiographychannel.co.uk/biographies/julia-roberts.html
http://www.therichest.com/celebnetworth/celeb/actress/julia-roberts-net-worth/

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