『株式取引はしたことがないがちょっと興味がある』
『株式取引の方法を知りたい』
『将来のために資産運用を始めたい』
今のあなたは上のどれかに当てはまるでしょうか?だとしたら、株式取引の基本を学んでおいて損はありません。と言うよりも、株式取引で利益を上げる方法を、是非学んでおくべきです!
そこで、株式取引でなぜ利益が発生するのか、その基本と要点をこちらでマスターしておきましょう。
株式取引って何?
そもそも株式取引ってなんだと思いますか?これから分かりやすく株のしくみを説明していきますので、一緒に見ていきましょう。
株とは各会社が発行するもので、株を買って保有する人を「株主」と言い、株を買うことを「株式取引」と言います。なぜ各会社は株を発行すると思いますか?理由は簡単で、株を買ってもらって、売買代金を会社経営のために活用するのです。
例えば、「マネースクール株式会社」と言う名の株式会社があるとしましょう。マネースクール株式会社の株価は1株10,000円だとします。発行株式が1万株だとすると、株式発行によって総額1億円の資金を得られることになります。
【ポイント1:会社運営資金のために発行するのが株】
ただし、どの会社でも株券を発行するわけではなく、基本的に株式会社が自社株を発行しています。そして、私たち個人投資家または投資会社が自由に売買できる株は、証券取引所で公開されている株のみと思って下さい。
例外はありますが、例えば、ネット証券などを活用して売買できる株はすべて上場している株です。うちの隣に○○株式会社があって、応援を兼ねて株を買おう!と思っても、上場している株式会社でなければその会社の株は購入できません。
ちなみに、日本には幾つかの証券取引所がありますが、日本で最大の証券取引所は「東京証券取引所」です。
東京証券取引所のHPはコチラ⇒http://www.tse.or.jp/
【ポイント2:証券取引所に上場している株式のみ売買できる】
株を買った株主にとってのメリットは、株式売買による利益を得ること、そして株式会社の配当金による収益となります。
え?株式取引では2通り利益を上げる方法があるの…?と感じた方がおられるかもしれません。そうなんです、株式取引では、基本的に2通りの方法で利益を上げられますので、次にその点を詳しく見ていきましょう。
株式取引で利益を上げる2つの方法
株式取引で利益を上げる方法は以下のように2通りあります。
■インカムゲイン(income gain)
インカムゲインは日本語で配当金となりますが、これは「各会社が決めた時期に一定の金額を株主に配給するもの」を指しています。
「株を買ってくれてありがとう!あなたが投資してくれた資金を活用して、会社の利益向上のためにこれからも邁進します。これはほんのお礼の気持ちです。」
各会社が株主に配給する配当金には、経営者のこんな気持ちが込められていると思って下さい。この配当金は各会社が金額や配給時期を設定しますが、多くの株式会社は、毎年3月末時点で自社株を保有している株主に対して配当金を配給します。
この配当金が高ければ高いほど株主にとってお得なのは言うまでもありませんが、投資した金額に見合った配当金額でなければならないことに注意が必要です。
1万円と2万円の配当金であれば2万円の配当金の方が高額ですが、10万円投資して配当金1万円貰えるのと、同じ10万円を投資して2万円貰えるのでは2倍の差がでますね。
専門用語で言うと「配当利回り」という言葉を使いますが、配当金がいくらかと言うよりも配当利回りが何パーセントか、この観点で見ていけばインカムゲインでより高い収益を上げることができますよ。
■キャピタルゲイン(capital gain)
キャピタルゲインとは、日本語では「資本利益」と訳すことができますが、「売買差益」の方がよりわかりやすいかもしれません。平たく説明すると、「買った株をより高い値段で売ることで得る利益」のことをキャピタルゲインと言います。
例えば、架空会社ではありますが「マネースクール株式会社」の株価10,000円の時に10株購入、株価15,000円の時にすべて売却したとすると、キャピタルゲインによる利益はいくらになるでしょうか?
売却価格15万円(15,000円×10株) - 購入価格10万円(10,000円×10株)=50,000円
50,000円の利益を得られる計算になりますね(売買手数料・税金含まず)。これが株式取引の魅力、キャピタルゲインです。多くの投資家が夢見て株式取引する大きな理由がここにあるのです。
魅力的な株式取引、さっそくトライしてみよう
さて、株って何だろう?という素朴な疑問の答えが分かっただけでなく、株式取引でどのように利益を上げられるのか、その方法まで理解することが出来ましたね。
株式取引は資産運用のために非常に有効な方法で、日本のみならず世界中の人が利用する投資方法です。株式取引に対してさらなる理解を含め、さっそく株式取引に挑戦してみるのはいかがでしょうか?