なんでそんなに失業率が上がったの!?バカ高い失業率のワケ
日本の失業率は4~5%で長く推移していますが、世界を見れば「なんでそんなに失業率が上がったの!?」と驚くこともあります。
そこで、バカ高い失業率を記録した経済状況を特集して、「なぜそんなに高くなったのか…?」を紹介していきましょう。
やっぱりギリシャはお笑い国家だ!
何と言ってもギリシャはお笑い国家です。この期に及んで「緊縮財政反対派」が連立与党を組み、EUやIMFからの資金提供に水を差すという、なかなかのドM国家なんですな。
そんなギリシャでは、危機ぼっ発以降の失業率が「約25%」で推移しています。4人に1人が失業しているんですよ…。
ただし!
これはあくまでも「労働人口の全世代における失業率」なのです。どの国でも同じですが、上司はいざとなると部下を守ってくれません。自分の保身に走るのです。
んで、「財政カット」で景気が悪くなり、会社もリストラ策を断行しなければいけません。普通、リストラと言えば「名ばかり上司」が切られますよね?ろくに仕事もせず、机にエラそうに座っているだけで高い給料をもらっている「会社として全く使えない人材」が、リストラのターゲットになるんですよ。
でもギリシャは違います。保身に走った名ばかり上司が、将来のある若者をバンバン切ってしまったのです。
結果、15歳~24歳の若年層の失業率はまさかの60%超え。そりゃあ、あり余ったエネルギーが怒りに変わって暴動も起きますよ…
ここまで失業率が上がった理由は、皆さんもご存知の通りでしょう。一言で言うならば、「バカだから」です。それ以上に言いようがないですな♪
東は西が羨ましいのです!
ドイツは昔、東西に分裂していました。それが1989年11月10日、一般市民による壁の破壊が始まったんですよ。そして1990年に、正式に東西ドイツが統一されました。
でも、統一から20年以上たっても旧東ドイツは疲弊したまま。西側の失業率が約7%であるのに対して、東側はその約2倍。
東西が統一された時、西側は東側の復興を甘く見ていました。「資金さえ援助すれば、4年ほどでこちらの水準に近づくのでは?」と考えていたのですが、東側のフタを開けてみると、あまりにも「ダメじゃん!」という状況が発覚。
そこに加えて、西側にも援助できる資金に限界が見えてきています。
さらにさらに…。
西側の人たちは、「連帯税」と称して取られる税金に、少し怒りを覚えているのです。だってね、東を支援するのに、西側の公共サービスが縮小されたりするんですよ。市民プールが閉館することもあるらしいですね。
まぁ、いまだに失業率約15%になっている旧東ドイツですが、やっぱり西が羨ましいんでしょうな…。
日本にかまって欲しい国がいるのと同じです♪
なんと哀れなマケドニア…
マケドニア共和国ってご存知ですか?旧ユーゴスラビア共和国であり、北にセルビア、西にアルバニア、南にギリシャ、東にブルガリアと隣接する、海のない内陸国です。
以前はヨーロッパの最貧国の1つと言われていましたが、その経緯が泣けます。
まず、北のセルビアが紛争地になっちゃいました。紛争地と貿易をすることは難しいので、隣接する輸出国が1つ減っちゃったんですよ。
次に西のアルバニアです。冷戦を理由に謎の鎖国。また1つ、貿易国が減っちゃいました…。
次に南のギリシャ。以前のマケドニアに領地がまたがっていたこともあり、「マケドニアの呼称はギリシャのものだ!」と、ジャイアンをはるかに上回るワガママっぷりでマケドニアに経済制裁を発動。
最後の東のブルガリアですが、社会主義と冷戦の崩壊によって国内経済がボロボロ。とてもじゃないですがマケドニアの相手をしている暇はありません。
というわけで、隣接する全ての国、つーか、マケドニアを囲んでいる全ての国との貿易がオジャンになったんですね。
結果、失業率は50%以上になりました♪
今では少し回復しましたが、それでも30%超えの自虐っぷり。頭が下がります。ホント…。
韓国のブラックぶりが凄い!
お隣のお笑い国家、韓国も凄いですよ~
韓国と言えば、とにかく「お受験が大好き」というお国柄です。受験当日、猛々しい応援団が受験生を見送っている姿はアレです。また、受験会場に遅刻しそうな生徒がいると、パトカーで送り届けてくれる姿もアレです。
そんな受験戦争が激しい背景には、「とにかく良い大学を出ないと就職が出来ない」という点があります。
韓国では、サムスンやLGなどの大企業は多少恵まれています。しかし中小企業で働く場合、大企業の6割ほどしかお給料がもらえないのです。ハッキリ言って、「自分で生活するのがやっと」という給与水準なんですよ。
しかも、正社員として入社出来る大卒者は、なんと約2割にとどまっています。たとえ大学新卒者でも、その多くが非正規社員として雇用されるしかないんですな。
さらにさらに…。
アルバイトの現状も深刻です。一応、韓国にも最低賃金はあります。しかしさすが韓国ですよ。ほとんどのお店はそれをガン無視。たとえ時給が上がったとしても、「最低賃金未満」しかもらえないのです。
まぁ、そのうち格差なんて縮まるでしょ。底辺の方にね♪