日本では、ほとんど知られていないのですが、ロシアに「ミハイフ・フリードマン」という大物がいるんです。
彼の自己資産は、フォーブス誌によると、2014年時点で、およそ1兆7500万円。世界で49番目のお金持ち。そして、ロシアでは、2番目のお金持ちです。
彼は、自らの力で富を築き上げた企業家です。
「彼の生い立ち」と「ミハイフ・フリードマン氏が考える企業家の成功の秘訣」をお伝えしましょう。
ミハイフ・フリードマン氏の生い立ち
ミハイフ・フリードマン氏は、ウクライナ生まれ。1964年生まれなので、まだ50才です。自分の力で富を築き上げてきた彼。50才にしてロシアで2番目にお金持ちなんてすごいですね。
彼はユダヤ教の家庭で育ち、彼自身ユダヤ教です。
そして、彼はモスクワにある鉄鋼・合金大学を卒業します。これを機に、ミハイフ・フリードマン氏は、ロシアでビジネスを繰り広げていくのです。
最初の仕事が、劇のチケット販売
なんと、ロシアで2番目にお金持ちの初めての仕事は、劇のチケット販売でした。彼は、劇のチケットを販売することで、ビジネスをするための資金を得たのです。
アルファ・グループの創設
劇のチケット販売で資金を得た彼は、アルファー・グループという投資会社を立ち上げます。彼が27才の時のことでした。
彼が、多額の富を得ることができたのは、このアルファー・グループのおかげと言えます。このグループは、金融・資源(石油)・通信部門に力を入れ、それぞれで成功しています。
特に金融では、ロシア最大の民間銀行であるアルファー銀行が、アルファー・グループの中で大きな役割を果たしています。
また、石油部門では、ロンドンに資源投資会社「L1エナジー」を設立する予定で、「L1エナジー」を通して、世界中の石油関連プロジェクトに投資することになっています。
まだ、50才の彼。彼のビジネス界での活躍はこれからも続きます。
次に、彼についてよく知られていることを2つご紹介しましょう。
ミハイフ・フリードマン氏は、裁判に勝つ
そうなんです。ミハイフ・フリードマン氏は、裁判に勝つと言われています。実際、イギリスの石油会社ともやりあいましたが、結果は彼の勝利でした。
そして、何よりすごかったのは、ロシア政府のサポートを受けていると言われている会社との訴訟にも勝ったこと。
これはロシア政府の一部の人たちが、彼が持つアルファ銀行とうまくやっていきたいと考え、彼が訴訟に勝つように働きかけたからとも言われています。
数々の名誉ある賞を受賞
ミハイフ・フリードマン氏は、富だけでなく名声も得ています。彼は、数々の名誉ある賞を受賞しているのですが、その幾つかをご紹介しましょう。
第一に、興味深いのが、クリントン前大統領からワシントンで、国際業績賞を受賞したこと。彼が、39才の時でした。
そうです。彼は、39~40才の頃にすでに、世界に認められる実績を出しているのです。
クリントン前大統領から賞を受賞した翌年には、フォーチュン誌で、「ヨーロッパで最も影響力のある男性ベスト25」の一人に選ばれました。
また、ファイナンシャル・タイムズという雑誌では、「2004年の新しいヨーロッパのリーダー」の一人にも選ばれています。
ミハイフ・フリードマン氏がただ者でないことが分かりますね。
ロシアの大富豪になった企業家が語る、成功の秘訣
次に、ロシアで2番目にお金持ちになる程の企業家、ミハイフ・フリードマン氏が語る、企業家の成功の秘訣をご紹介しましょう。
今では、日本でも企業家として働いている人が多くいますが、実際に結果を出している企業家が考える成功の秘訣は、参考になると思います。
企業家が社会で認められるようになった
ミハイフ・フリードマン氏は、言います。「企業家が、社会で認められるようになった」と。
これは、ロシアやウクライナでの事なので、日本での事情は異なるかと思いますが、企業家がかつて、海外でどの様に見られていたのかをお伝えしましょう。
彼によると、特にロシアの主な宗教である、キリスト教の一派、ロシア正教会(オーソドックス)では、企業家は貪欲で悪いイメージがあったというのです。
企業家は、社会に貢献する仕事という言うよりも、お金儲けだけを目的にしているというイメージを持たれていたからです。そして、ロシア正教会では、お金儲けというのは良くないことで、時には罪とまで見なされていました。
しかし、彼は言います。ロシアやウクライナでの企業家のイメージは、今では一転していると。今では、企業家は神から得た才能を活かす仕事だと考えられているのです。
誰にでも世界を舞台に企業家になれるチャンスがある
ミハイフ・フリードマン氏は、誰にでも、世界を舞台に企業家なれるチャンスがあると語っています。別の言葉で言うと、企業家は世界を舞台に働きやすいというのです。
実際は、彼の生まれはウクライナ。彼は、ウクライナで企業していたら今の様な成功はなかったと言っています。企業家として、ロシアに投資会社のアルファー・グループを設立したからこそ、ロシアで第2位のお金持ちになれたのです。
また、彼は世界の大富豪であるカルロス・スリム・ヘル氏について言及しています。カルロス・スリム・ヘル氏は、世界の大富豪だけど、メキシコで決して豊かとは言えない国の出身だと指摘しているのです。
彼の様に、たとえ生まれた国が豊かでなくても、企業家には、世界を舞台に成功できる可能性があると述べています。
日本の企業家の方、また企業を考えている人たちには参考になる言葉ですね。
もちろん、日本で企業家として成功できたら、素晴らしいことですが、企業家は、世界を舞台に仕事ができるチャンスを持っているという事を考えると、可能性が広がるのではないでしょうか?
企業家として必要なこと
企業家として大成功のミハイフ・フリードマン氏は、企業家に何が必要かも教えてくれています。
1つ目は、「何かをやろうとしている時に、そのやろうとしているベストな場所と、ベストなタイミングを見抜くようにする。」というアドバイスです。
それぞれに、企業家としてやろうとしていることは違うでしょう。大切なのは、それぞれがやろうと思っていることを成功させるために、いつ、そしてどこで企業するのがいいのかを見極めることだと言うのです。
そのためには、自分がやろうとしていることに熟知していることはもちろんの事、世界の動向を知る必要があります。
「何かをやろうとしている時に、ベストな場所と、ベストなタイミングを見抜くようにする。」は、当たり前のような事かもしれませんが、ベストな場所と、ベストなタイミングを見抜くことは、難しいことと言えます。
そして、もう1つ。ミハイフ・フリードマン氏は、企業家は、右脳と左脳の両方を使うようにとアドバイスしています。
一般的に、右脳は、主に科学的な事い向いていて、分析や、論理的思考などを司っていると言われています。そして、左脳は、創造することに向いています。
ミハイフ・フリードマン氏は、彼の経験から、企業家は、両方の脳を使う必要があるとアドバイスしています。つまり、企業家は、科学的に、そして論理的に、物事を判断していていく必要があるけれど、創造力も持ち合わせる必要があると言うのです。
企業家は、右脳も左脳もどちらも使うという考えには、はっとさせられます。皆さんは、両方の脳を使う派でしょうか?そうであれば、企業家向きの様です。
まとめ
ロシアで2番目にお金持ちのミハイフ・フリードマン氏。彼は、自らの力で富が築き上げてきた企業家ですが、彼が語る企業家の成功の秘訣は、とても参考になりますね。
日本でも彼に続く、世界レベルの企業家が出てきてくれたら、嬉しいです。
【参考URL】http://www.forbes.com/profile/mikhail-fridman/
http://alfabank.com/investor/governance/directors/fridman/
https://www.opendemocracy.net/od-russia/mikhail-fridman/fridman-how-i-became-oligarch
NHKの番組で見た記憶がある
ロシアの財政破綻の時はどうやって資産防衛したのか
ちょうどいい時にソ連崩壊したんだな
ロシアの実業家なんかソ連崩壊のごたごたで
国営企業買い漁ったりして儲けた奴ばっかやんけ
もしかしてユダヤに媚びれば金持ちになれる?
そのうちオリガルヒみたいに粛清されるだろうな
当たり前やけどさ、1億円ってのは、みんなが稼げないから1億円の価値がすごいんだよね。
つまり、みんなが1億円稼げてたら、
その1億円は、今でいう100万円の価値もない。
0.001パーセントの成功にかけるか、
普通に暮らすか、さあどっち?
6、0.001%なら、千回やればいいだけじゃん?