新しい働き方
自宅に居ながら仕事をするSOHO(ソーホー)と言われる新しい働き方を選んでいるひとが増えています。少し前は、在宅ワークと呼ばれる副業には、少々怪しい響きがありましたが、今ではそのイメージも変わってきているようです。
そもそもSOHOとはどんな働き方のことなのでしょう。インターネットの普及の拡大に伴うように、SOHOスタイルも確立しているようです。SOHOの今後の可能性について考えてみました。
SOHOって何?
SOHO(ソーホー)とは、「Small Offce Home Offce」の略称で、小さな事務所や自宅を仕事場にするという意味があります。一般的には、情報通信を利用した10人以下の規模の事業者となっていますが、インターネットを利用した在宅ワークを仕事としている人を指す場合が多いようです。自宅に居ながら、仕事をしている人をSOHOワーカーと呼んでいます。
SOHOの職種は、クリエイターやフリーランサー、データ入力からWEBライターまで様々あります。通常の会社勤めと違って、雇用されずに自由に仕事をするスタイルとして人気が高くなっています。大きなメリットとして、年齢や性別を問わず誰でもSOHOに参加できるという事です。小さな子供のいる主婦や、仕事を退職した人でも、SOHOなら自由に仕事をすることができます。自宅で行う仕事なので、時間を気にせず仕事ができるのです。
インターネット環境の進歩により、SOHOを対象とした職種も多くなりました。大量のデータの送付や、リアルタイムな打ち合わせが場所を問わず行うことが出来るのもSOHOの拡大に拍車をかけているのでしょう。
SOHOに必要なもの
自宅を利用してSOHOスタイルの仕事を行うためには、パソコンとインターネットの接続環境さえあれば始められます。データのやり取りはメールで行うことがほとんどなので、プリンターなどの付属設備は必要ありません。
WEB上には多くのSOHOサイトがあります。登録することで仕事を探すことができます。もちろん、登録費用などは必要ありません。自分のスキルに合わせた仕事を探せばよいのです。また、最近ではクラウドソーシングといった仲介サイトにも人気があります。報酬に対して一定の手数料が必要ですが、多くの案件があるので、便利に活用することができます。
SOHOとして仕事をしていると、様々なトラブルが発生することがありますが、仲介サイトを利用することでトラブルの軽減の効果もあります。さらにSOHOをする上で一番必要なものは、仕事に対する責任感です。自由に仕事ができるからといって、その仕事に最後まで責任を持つことは必須です。責任を意識することで、信頼も生まれます。長期的にSOHOを行うなら、信頼される仕事をすることが大切なのです。
SOHOの心得
SOHOと言えども、れっきとした個人事業主ということになります。所得に対して所轄の税務署に届け出が必要となります。継続した収入が見込めるようなら、「個人事業主開業届」を提出しましょう。在宅ワークとはいえ、必要とする手続きについて知っておくことが大切です。
また、SOHOで仕事をしながら、スキルを高める努力を惜しまないようにしましょう。スキルが上がることで、仕事の範囲も広がります。ネットで仕事ができるSOHOですが、必要最低限の心得は身に付けて行くことが重要なのではないでしょうか。