日本では野球が一番人気のスポーツですが、世界的にはサッカーが最も人気のあるスポーツでしょう。とくに貧しい国の子供たちには大人気ですね。野球と違って、ボールさえあればどこでも出来るので、「将来、有名選手になって金持ちになってやる!」と子供たちも必死なのです。
さて、サッカーと言えば多くの国内・国際大会が開催されています。もちろん名誉のために戦うのですが、優秀な成績を残せば多額の賞金が出ます。
そこで、世界や日本国内の主要大会の賞金を紹介していきましょう!
J1とJ2の賞金の差は…?
選手全員が違うユニフォームを持ってきてしまい、サポーターからレプリカを借りて試合に臨んだサンフレッチェ広島。
PKを槙野が蹴ると見せかけて、佐藤が突っ込んでシュート。「決まった!」と判定されたが、後に反則扱いで得点をフイにしてしまったサンフレッチェ広島。
チェアマン杯を破壊してしまったサンフレッチェ広島。
ゴール後の「釣りパフォーマンス」に、笑いのセンスが感じられないサンフレッチェ広島。
そんなサンフレッ…、いや…、J1では、優勝すると2億円の賞金がもらえます。けっこうもらえるんですね。それに、2位以下のチームにも次の賞金が出るのです。
2位:賞金1億円
3位:賞金8000万円
4位:賞金6000万円
5位:賞金4000万円
6位:賞金2000万円
7位:賞金1000万円
でも、これはあくまでも「J1」の話です。J2になれば待遇は一気に悪化して、以下の賞金しかもらえないんですね…。
2位:賞金1000万円
3位:賞金500万円
シーズン終盤になって、J1&2の入れ替え戦に大きな注目が集まるのも納得です。J2に落ちたら、お給料だって一気に下がりそうですから…。
天皇杯
1921年に開始されたサッカーのトーナメントカップ戦です。Jリーグが始まるはるか以前に創設された大会であり、日本3大サッカータイトルの1つなんですね~。
要するに、「日本で一番強いチームはどこか?」が競われる大会であり、高校生や大学生、社会人チームからプロまでの「ごっちゃ混ぜ大会」です。年齢やリーグの壁はなく、「どんなチームでも参加OK!強かったら日本一!」という、非常に分かりやすい大会ですな。
日程の関係でズレることもありますが、基本的に決勝戦は元旦に行われており、「お正月のサッカー風物詩」として楽しみにしている方も多いでしょう。
もちろん、成績優秀チームには賞金が出ます。
準優勝: 5000万円
ベスト4 :2000万円
うむ♪正月早々、景気の良い話じゃ!
TOYOTAクラブW杯
TOYOTAカップと聞けば、岩手県のアユ釣り大会が思い起こされます(←マニアック…)。岩手県内にあるTOYOTA9社が共同でスポンサーとなり、優勝者には車1台がプレゼントされるのです。あくまでも「アユ釣り大会」ですが…。
でも、サッカーのクラブWカップともなれば賞金はすごいんですね。
準優勝 :約3億800万円
3位 :約2億2000万円
4位 :約1億7600万円
5位 :約1億3200万円
6位 :約8800万円
7位 :約4400万円
外貨で賞金が出されるので、為替レートによって日本円での賞金額は変わります。それにしても優勝で「約4億円」はスゴイですな…。
スタッフと山分けしても、かなりの額がもらえます。こうなったら、スタッフとして「強いチーム」に就職して、「賞金でウッハウハ♪」の生活を送るのも悪くなさそうです…。
UEFAチャンピオンズリーグ
さてさて、上記の大会やリーグでも多額の賞金が出されますが、「賞金の金額」という点では「UEFAチャンピオンズリーグ」に勝る大会はありません。
とりあえず、成績上位チームに与えられる賞金を見ていきましょう。
準優勝:約13億0800万円
ベスト4:約8億2200万円
ベスト8:約4億7200万円
ベスト16:約2億1600万円
うはっ!J1で優勝するより、UEFAでベスト16に入った方が賞金は上です。しかも優勝チームには「21億円以上」の賞金が出るんですよ…。
そりゃあ、目の色変えて選手もプレーしますね。準優勝との差が8億円以上もあるため、たった1つの順位の違いがゼニ儲けに大きく影響してきます。
しかもですな…成績優秀チームだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグでは「出場するだけ」でも多額のお金が出るのです。
まず、グループステージに出るだけで「約5億円」のお金がもらえます。さらにグループステージで1試合出れば、「約7000万円」のファイトマネーが出るんですよ。良いですか!勝つことが条件ではありません。「1試合出るだけ」で約7000万円なのです。
さらにその試合に勝てば、「約1億円」の報奨金が出ます。引き分けでも「約5000万円」の「頑張ったで賞」ですからね…そりゃあ、死に物狂いでも出たくなりますし、死に物狂いで勝ちに行きますよ。
日本人の感覚で「卑怯なプレーだな…」と思っても、それをしてでも「勝ちに行く価値」があるんですなぁ…。
そう考えれば、J2の優勝賞金「2000万円」が小銭に思えてしまうのが不思議です。