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株価の流れは自分で予測できる!?トレンド分析に挑戦してみよう!

2013/11/10
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Business man drawing graph

初めて買った銘柄

筆者が初めて買った株の銘柄は小松製作所(銘柄コード:6301)です。当時は証券会社の窓口業務をしていたため、実際に株式を保有していた方がお客様との話も弾むだろうという軽い気持ちで購入を決めました。

ちなみに銘柄をコマツにしたのも、建設重機好きな子供の影響を受けたからでした。そんな軽い気持ちではありましたが、日々値動きを見ながら購入タイミングを見計らっていました。

初投資は散々な結果に…

ある日、いつもより大幅に株価が下落していることを理由に、購入を決意しました。証券会社に勤務している人が株式売買を行う場合、インサイダー取引の関係から会社に申請をする必要があります。

筆者も急いで書類を記入し、担当課長さんに提出に行きました。筆者が提出した書類に目を通した担当課長さんは、「このタイミングでこの銘柄を買うなんて・・・本当にいいの?」と念押ししてきました。

今になって思えば「やめた方がいい」と遠回しに言ってくれていたのでしょうが、すっかり買う気になっていた筆者は満面の笑みで頷いてしまいました。書類は受理され、筆者はその日コマツの株主になりました。2008年9月中旬のことでした。

賢明な皆さんは、筆者がその後どのような末路を辿るか、想像に難くないことでしょう。リーマンショックの影響で為替は歴史的な円高になり、日経平均株価も大幅に下落、その年のコマツの株価は702円の最安値を記録しました。まさに最悪のタイミングで初めての株式投資を行ってしまった筆者です。

トレンド分析のススメ

相場は値動きに大まかな流れがあると言われています。その相場の流れはトレンドと言われ、その方向性を見極めることを目的とした分析手法が『トレンド分析』と呼ばれています。

分析方法はシンプルです。ローソク足チャートで階段状になっている部分に着目します。階段上部の高値と階段下部の高値を線で結び、同様に階段上部の安値と階段下部の安値を線で結びます。

そのように結んだ線を「トレンドライン」と呼び、このラインが右上がりが「上昇トレンド」、右下がりが「下降トレンド」、値動きがあまりなく平らになっているのは「横ばいトレンド」になります。

他の分析方法に比べると、気軽に株の値動きを確かめることができるトレンド分析は初心者の方にもおススメです。トレンドラインを引くのになれてくると、株価のピークも自分で予想できるようになるかもしれませんよ。

ちなみに、2008年9月から10月末までのコマツのローソク足チャートを見ると、まさに下降トレンドまっただ中に筆者は株式を購入したことがわかります。トレンド分析、侮れませんよ。是非ご活用ください。

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