バラエティに富んだ食卓の裏には調味食品にアリ!
スーパーに行くと、今や調味食品はさまざまな形で見ることが出来ます。レトルト系の鍋だし、ビン詰の食べるラー油などなど、一世を風靡して品切れになった調味食品も数々あります。
しかし、これらの調味食材。ただ私たちのグルメな欲求を満たしてくれるだけでなく、なんとこの調味食品の傾向を見ると、実は私たちの食生活への意識の変化や、経済の傾向も見ることが出来ます。
今回は、調味食品の歴史を見ながら、最近の私たちの食への関心について考えてみたいと思います。
近年の調味食品
最近の調味食品として先取りブームになったのは、「食べるラー油」「鍋だし」それに「塩麹」といったあたりでしょう。
食べるラー油は、特に辛い物好きな人に大人気でスーパーでは品切れが続出しました。マイ食べるラー油なるものを自分で作ったり、色々なメーカーのものを食べ比べたりと、これだけで立派な食が出来上がっていました。
不況になると自宅で食事をする傾向が高まり、その為、家で手軽に美味しくできる調味食品が人気になります。「鍋だし」は今やスーパーでもきちんと売り場が確保されているような人気商品で、味も定番の味噌、醤油から、鶏ガラ、トマト、塩だし、韓国風などなどバラエティ豊かになりました。
冬の鍋だしかき入れ時にもなると、店内の一等地(!?)に堂々のコーナーを張り、お店の売り上げに大きく貢献しています。
最新の調味食品
最新では、より健康を重視した調味食品が人気です。前出の塩麹は、発酵食品として健康ブームの先陣を切った調味食品と言えますが、今回注目したいのは「から揚げ粉」です。
巷にはたくさんのから揚げ粉が販売されていて、カリッとジューシーに揚がるから揚げ粉や、少量の油で揚げ焼きできるから揚げ粉など、各社特徴のある製品を販売しています。
その中でも「揚げずにできるから揚げ粉」は調理方法も簡単なうえ、気になるカロリーも抑えられるということで大変重宝されています。
さらに、お手軽にかさ増しして薄切り肉でトンカツを作れる調味食品も登場したりと、益々お財布に優しい食事の為に、今後も調味食品は進化していくようですね。
調味食品を上手に利用すれば、自宅でリーズナブルに美味しいご飯が食べられます。あなたも是非、活用してみてください。