アメリカ人は、仕事をバリバリこなして
そしてロング・バケーションで家族との余暇もしっかり楽しむ…
なんていう絵に描いたような人ばかりではありません!
「休暇を取りたくてもなかなか取れない」
「有給でないからあくせく働いた方がマシ」
という人も意外と多いアメリカなのです。
意外に働きバチのアメリカ人
旅行サイトSkiftの調べによると、昨年のうち、1日も休暇を取得しなかったというアメリカ人はなんと42%にも達しました。
日本では、有給休暇の完全消化はなかなか難しいと感じる人も多いと思いますが、アメリカ人もまた、皆がそうそう長い休暇をゆったり取れているというわけではないようです。
アメリカは先進国の中では珍しく、国によって有給休暇が保証されていません。
休暇を取れば、基本的にその間は無給扱いなのです。
そのため、時間給で働くパートタイムジョブに従事する人などは、長期休暇をあまり積極的に取得しない傾向にあるとか。少しでも多くの収入を得るため、そして職を失わないように休まず働き続けるのです。
収入による格差
一方で、年収が15万ドル以上の高額所得者たちの場合は、少なくとも年に数日は休暇を取っています。
休暇を取るとなれば、1回に平均で8千ドルも費やし、ヨーロッパに行くなどしてリッチなバケーションをするというアメリカ人。
しかし、現状にはそのようなものには縁の無い家庭も多く存在しています。
一方、ヨーロッパの先進国では
それに対し、年に30日前後の有給休暇が国によって保証されているヨーロッパの多くの国では、年に数回、1、2週間単位で長期休暇を取るのは一般的な傾向となっています。
それらを有効に使い、家族や友人とのんびり過ごしたり、旅行へ出かけて自然を満喫したりと、お金をかけるかけないに関わらず、みなそれぞれに休暇を楽しみます。
ヨーロッパ人は健康的な生活リズムを持っており、ゆえに健康管理に費やす手間は、アメリカ人のそれより少なくて済んでいると言われています。
休暇は労働者の当然の権利であり、遠慮なく消化しようではないか!というわけです。
休まず仕事する=生産的?
その他、アメリカ人があまり休暇を取らない理由としては、仕事に対する考え方というものが影響しているようです。
アメリカ人はヨーロッパ人に比べて、仕事における新たな発見や達成感というものを大変重視し、その中に幸福を見出すと言われており、長い休暇を取ることは生産的でないと考える人も少なくないのです。
アメリカ人の4人に1人は、「貧乏なのは、働きが足りないからだ」と考えていると言われていますが、現実には、多くの低所得者たちは高所得者たちよりもはるかに長時間の労働に従事しています。
彼らは、近年の就職難の時代を経て、職を失う恐怖と日々の生活と現実に向き合って生きている働き者なのです。
このような現状に対し、様々なコメントが寄せられていますので、いくつかご紹介することにしましょう。
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多くの人は休暇を取って、代理の人なんかにポストを取られちゃったら怖いと思っている。職を失いたくないんだよ。
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政治家はみーんなバカンスをしっかり取ってるっていうことは、周知の事実だよね。
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多くのアメリカ人がバケーションの権利が無く、多くても年に2週間程度というのは、他の先進諸国に比べて生活の質が低いということだよね。
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“家族の価値”に重きを置く政党が政治をとっているにもかかわらず、家族と一緒に過ごすためのオフタイムを与えてくれないっていうのはどういうこと?
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↑ “家族の価値”について討論する政党、で “企業の価値”に投票する政党、でしょう?
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↑ 中流階級の家庭の見方だって言っていた政治家もいたよ。中流階級なんて、もう存在しないようなものなのに。
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労働者がバケーションの権利ももらえないなんて、ちょっとショッキングだな。
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パートをしている人たちは、働かない日のことを何と呼ぶのだろう?
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僕らは皆、休暇を楽しむことを妨げる罪の意識に感謝するだけの、心温まるピューリタン精神があるからね。
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ショッピングが良いものとされて、リラックスしたり、仕事から離れて楽しみを持ったりするのが恥ずべきことという考えは奇妙だ。非倫理的だよ。
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企業がもっとできることというのがあるんじゃないかな。1年に1、2週間休業するとか、その間に社員にも休暇を取るように強制するとか。
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企業によっては、休業できない所もあるかもしれないけれど、実際そうやっている会社も多くある。
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会社が閉まっていて強制休暇になってもバカンスに出かけられない人もいるかもしれないけど、少なくとも仕事からは離れることができるね。
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↑ その間、子供は飢えちゃうわけ?
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↑ 会社が休業間を有給にしてあげればいいんじゃない。
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↑ そうかもしれないけど、知る限りでは、工場なんかは2週間の閉鎖期間は有給じゃないよ。有給はゼロだ!
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私は、休暇が減らされたらいいと思っている。
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バケーションを提供してくれるような仕事はどんどん減っていっているけれど、その代わりに、病気休暇と合わせて考えることはできると思う。
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僕の前の職場では、毎年消化しなかった病気休暇をどんどん貯めていって、後に病気や怪我などにそれを充てることができた。
退職の時には、貯まった病気休暇分は支払われることになっている。
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うちの病院では休暇は強制的に消化するように言われている。その分を支払うのを避けたいみたい。
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うちではバケーションは無し。その上残業させられる。
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低賃金労働のことを話すのは難しくて寂しい。彼らはもっと良い教育を受けてしっかり働けば、もっとよい暮らしができるはずなのに。
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現実に、低賃金の仕事というものが多く存在してしまい、それらは必要不可欠なものだからね。
そして、十代がバイトでできるような物ばかりでもなく、訪問看護や介護、ゴミ収集車や除雪車の運転なんかもその類。
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社会の中で、誰かがやらなければならないという仕事が多くあるからね。
仕事は幸福欲につながる?
誰もがそれぞれに仕事上での様々な問題点はあるもの。
自分にとっての満足や幸福というものをしっかり見極めることが大切です。
【参考URL】http://www.cbsnews.com/news/the-united-states-of-no-vacation/
イタリア人の友達は自身の仕事に対して向上心というものがまったくなかったよ。だから休めるときはがっつり休んでたし、がんばって働いてる日本人はもっと力を抜けばいいのに、って鼻歌うたってたな…。有給使いづらい企業は、ぜひとももっとゆる~くなってほしいね。
日本は戦後から米国の真似ばかりするからなあ。
WE法の話とか持ち上がってるし、米国みたいに有給も無くなってしまうのかな。
あーやだやだ。
日本は米型と欧州型の中間タイプ。
どっちに傾倒してもろくな事にはならない。
アメリカにしても業種によるだろ。
組合が強い所はほんと別世界だからな。
旅行サイトSkiftの調べによると、昨年のうち、1日も休暇を取得しなかったというアメリカ人はなんと42%にも達しました。
使ってない有給とか昔は2割欠けぐらいで買い取ってもらうのが普通だったんだけどな
毎年春に10万ぐらいボーナスみたいに貰えるから有給も無理してとらんかったわ