ピクニックにお出かけするのはいいけれど、「食事」でお悩みではありませんか?
キャンプ場でBBQ?カレーでもつくる?面倒くさいし、複雑で繊細な味がお好みのセレブのあなたの舌には合うかどうか・・・衛生面でもいろいろ気になります。
サンドウィッチ持参?悪くないけど、庶民のピクニックと何も変わりません。
そもそも地面の上に敷物を強いて座って食べる・・・潔癖症のお金持のあなたには我慢ならないかもしれません。
街で美術館巡りやショッピング・・・せっかくいい天気なのにレストランの店内に入るのには残念・・・テラス席はすでに満席・・・どこかに大きなマットを敷いてお弁当を食べようにも、そのスペースがありません・・・
大自然の中であろうが、都市部であろうがプライベート空間で贅沢なピクニックを愉しみたい!
超富裕層であるあなたのこのわがままを受け入れられるのは、英国が生んだ高級車, ベントレー ベンテイガ(Bentley Bentayga)しかありません。
この世界一ばかばかしい車(the most ridiculous car)はうなるほどお金をもっているグルメなあなたに最高のピクニックを提供してくれます。
ベントレー初!ラグジュアリーなSUVモデル、ベンテイガ
言わずと知れたベントレーは、ドイツのフォルクスワーゲンが所有する、英国の高級車メーカーです。
ベントレーの全販売台数の4分の1(28%)が米国にあり、米国が巨大な輸出市場となっていますが、むろん世界中のセレブに愛されている車です。
ベンテイガ車は、ベントレー初のラグジュアリーなSUV(スポーツ用多目的車)モデルです。
オフロード性、アクティブ性、実用性、デラックスな優美性を見事に結合と調和をさせました。車の名前である「ベンテイガ」は、複数の言葉の意味をまとめた造語です。
クルー工場で4000人の従業員を雇用している英国の高級車メーカーは、ベンテイガが1つの燃料タンクで672マイルになり、ピクニックのための「どこでもベントレー」になることができると言います。
くらくらするほどの途方もない値段!
ベントレーベンテイガの内装やインテリアの色は、Linen(白)、Hotspur(赤)、 Newmarket Tan(茶)、Beluga(黒) 、Camel(キャメル)そしてMagnolia(薄いピンク)など、あなたの好みで車内の空間に色をつけられることができます。
車に備え付ける時計は、ローズゴールド&ダイヤモンド、もしくはホワイトゴールド&ダイヤモンドのいずれかを購入時に選ぶことができます。
これはダイヤモンドインデックスが8個付いたマザー・オブ・パールまたはエボニー・パール・フェイスになっているため息がでるような代物です。
気になるお値段ですが、この時計一個だけで車本体価格とは別に、110,000ポンド(約15,242,300円)もします。
ベンテイガのファーストエディションの販売開始時値段は229,000ポンド(約31,731,600円)。500台限定生産でした。
次のセカンドエディションのベンテイガは160,200ポンド(約22,198,300円)で販売されました。これはオプションが一切含まれていない、車本体のみの価格です。
時計の値段の約1520万円という数字を聞いた後だと、約2220万円はなんだか「安い車」のような気がしてしまいますが、いやいやとんでもない、立派な超高級車です!
時計以外のオプション料金・・・次に出てくるメインのピクニックハンパー然り・・・どれも目玉が飛び出るような数字ばかりです。
結果、合計金額がそれはもう途方もないものになり、ポルシェの車よりもずっと高くつくことになります。
それでもベントレーの最高経営責任者、Wolfgang Duerheimer氏は、クーペのような4X4を計画していると述べ、2025年までに年間2万台のベンテイガ販売拡大計画を立てています。
ハンパーが売り!至福のデラックスピクニックカー
ベンデイガの最大の売りは、「車」に対する発想を根本的にひっくり返したコンセプトになっていることです。
具体的に何かといいますと、この車には「The Linley Hamper by Mulliner」というハンパー(食べ物などを入れるふたつきの詰めかご)が備え付けられていることです。
このハンパーのデザインをしたのは、女王陛下(もちろんイギリスの)の甥っ子である、Viscount Linley氏。氏はLinley社にて家具作りとデザインを担当しています。
丘や公園に到着したら、車を降り、車から離れてピクニックを楽しむ、という従来の余暇のやり方はもはやセレブスタイルではありません!
ベンテイガではどこを走っていようが、車に乗りながらピクニックを楽しめるのです。まさにピクニックの革命車なのです!
「The Linley Hamper by Mullinerは英国の有名デザイナー、Linleyと共同でデザイン、造り上げられた車です。
車に乗りピクニック場所に向かう、ではなく、車イコール高級ピクニック、という発想です。
贅沢な食器、カトラリー、ガラス製品は、 素晴らしいディテールへのこだわりを持つ絶妙な職人技によるものです。」
ピクニックハンパー「The Linley Hamper by Mulliner」そのものの値段は22,000ポンド(約3,048,450円)。
約300万円・・・さきほどの時計の価格同様、このピクニックバスケットは一般的なファミリーカーよりも、ずっと高額です。
蛇足ながら、ピクニックハンパーそのものの価格の22,000ポンドでほかに何が買えるかといいますと、
- フォルクスワーゲンゴルフ1.4TSI-20,900ポンド(約2,896,030円)
- アウディA3 1.2 TFSI-20,965ポンド(約2,905,040円)
- Skoda Superb 1.6 TFi CR SEビジネス-21,590ポンド(約2,991,640円)
- フォードモンデオ1.5エコブースト-21,460ポンド(約2,973,630円)
22,000ポンド・・・300万円以上もするピクニックバスケットを一体誰が購入するのか・・・
と思いきや、昨年の2016年に発売した直後に100名以上もの予約者が殺到しました。大衆は巾着袋や風呂敷でお弁当を持ってピクニックに出かけるというのに・・・!
三部構成のピクニックハンパー
ハンパーは三つのコンパートメントスタイルに分かれています。
これらはSU-VIPと呼ばれる贅沢なスポーツユーティリティー車のブーツに組み込まれています。三つともテールゲートの端まで引き上げることができるので、簡単にアクセスして車両から取り外すことができます。
ひとつめのコンパートメントには、Linleyブランドの陶磁器、銀食器、クリスタルグラスのセットなども設置ができるよう、特別仕様につくられました。
プレート、カップ、ソーサーは、有名なフランスの磁器メーカー、HavillandのSublime Collectionから調達しています。 白磁の輝きと繊細な装飾をエレガントに組み合わせたモダンなコレクションといえます。
受賞歴を誇るアルタ・ロブとバリング・シルバー・カトラリーの4セットには、この美しいセットを完成させるために美しく仕立てられたクロム仕上げのベントレーフライングBボトルストッパーがついています。
ふたつめのコンパートメントは照明付き冷蔵ボックスになっており、シャンパンやグラスがおさめられています。
シャンパングラスの底はベントレーの車輪の形になっており、シャンパンボトルにもベントレーのロゴの‘Flying B’がデザインされています。
そしてみっつめのコンパートメントには食料やカシミヤのピクニック用ラグが収納されています。
これらすべてのコンパートメントの外装は、Belugaの隠れ家のMullinerの経験豊富な職人による手加工で、ダイヤモンドが埋められたレザーキルティングがあつらえられています。
さらに熟練された職人により、あなたの家紋や名前、ロゴ、イニシャルなどの刺繍もハンパーに美しく縫い付けられます。
また、 ピクニックを楽しんでいる間にテイクゲートを持ち上げてピクニックを楽しむことができる「イベントシート」があります。
近い将来、フライフィッシャーとシューティング愛好家のための特注のパッケージ(安全なロック可能なリア付)も予定されているといいます。
女王陛下もベンテイガがお気に入り
具体的にどういう面々がベンテイガを購入したのでしょうか?
もちろん、超富裕層たちがお客なのですが、そのひとりが世界一お金持だといわれるエリザベス女王です。
2015年に販売になり、最初に購入予約をいれたのは、このエリザベス女王でした。
女王は2002年以降、ジャガーやベントレーにも乗っており、現在でもまだ自身で運転をしています。
ピクニックバスケットには最高の料理を!
ベンテイガのハンパーに、では具体的にどのメニューを収納しましょう?せっかくだから、この高級ピクニックカーにふさわしい、グルメメニューを運びたいもの。
その願いに応えてくれるのが、「Daylesford organic」です。
「Daylesford organic」はイギリスのコッツウォルズで25年以上むかしに誕生した、オーガニックのファームブランドです。
同ファームはベンテイガのピクニックに協力希望を受け入れ、ベンテイガの所有者が望むならば、Daylesford organic のエグゼクティブシェフ、Gaven Fuller氏などによる、季節の野菜を取り入れた五つ星クラスのピクニック特製の饗宴メニューを披露してくれます。
一例としては、季節の緑のケール(キャベツの一種)と新鮮な採れたてのりんごをミックスしたかぼちゃパイ、クリスピーベーコン、焼き上げた団子、そしてはちみつとマスタードのドレッシング。
または野生のきのこ、トリュフとグルュイエール チーズの中身のライスコロッケ、ペースト状にしたかぼちゃとスライスした赤い玉ねぎとバルサミコのタルト、栗とヒヨコ豆のケーキ。
デザートにはバタークリームを添えたラズベリーのマカロンに、プラリネ(チョコレート)、そしてレモンとラズベリーのケーキ・・・
どうです?五つ星レストランに負けないレベルのメニューではありませんか?
しなれたサンドウィッチやコンビニで購入したマズイ弁当とは大違い!公園や森の鳥たちも、ベンテイガの高級ピクニックランチを狙ってくることでしょう。
メニュー価格は、毎回異なるのでその度に要確認です・・・もっともこの超高級車を購入したあなたには、ピクニックメニューの食費などまったく気にならないでしょうが・・・
セレブしか体験できないゴージャスピクニック
リムジンやクラシックカーでピクニックに出かけるのも粋でしょう。草原までゴージャスな空間で移動できるのですから。
しかしせっかくならば、高級車に見合ったレベルの食事も味わいたいものです。美味しい料理を最高の状態で、貴重なシャンパンを完璧な冷温で運び、地べたに座らなくても車の後部に特別にあつらえられたシートに腰をかけ、ベントレーのロゴ入りのグラスで乾杯!
いまだかつて、こんなに贅沢なピクニックは存在したでしょうか?セレブにしか実現しない、究極の粋狂ピクニックだといえましょう。
ただし車を停めてトイレに行っている間に、時計やハンパーに埋め込まれた数多いダイヤモンドを盗まれないように、Bのロゴの入ったシャンパングラスを落として割らないように気を付けたいものです。
でもこれも超富裕層ならば、全然気にもしない?
ネットでは主にイギリス人たちが様々なコメントを載せていますが、さすがイギリス人・・・肝心のピクニックハンパーそのものよりも、ベンテイガの外装デザインにコメントが集中。
「車として見た目がサイアク」という意見が多かったのは意外でもない?
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ベントレーはドイツのフォルクスワーゲンの傘下に入ってから、よく売れるようになったよね。でもこのままイギリス人の従業員は使い続けて欲しい。
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このベントレーのピクニックカーは全然エレガントでもクールでもない。ただ名前がベントレーだから売れるんだろう。
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すっげぇダサいデザインだな!
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ベントレーの車はどれもかっこいい外観なのに、このピクニックカーだけはサイアクの見た目だ。
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レンジローバーよりぶざまなデザインだな。
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俺もそう思う、このピクニックカーは醜いデザインだ。でもベッカムは欲しがると思うよ。
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え?この車でピクニック?勘弁してくれ!
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かっこいいと思うよ、内装はね。
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ピクニックに行くのに特注車である必要はないと思うわ。
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ピクニックにはもっと小さな車の方がいいんじゃないかな。
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シルバーのフォークやナイフ、皿を積んだ車に、兄弟喧嘩ばかりする子どもだけ乗せて駐車場で待たせることはできないわねえ。
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オレならこのバカ高いピクニックカーを買う代わりに、普通の車に執事か子守りをひとり乗せてピクニックに出かけるね。その方がよほどいろいろ助かるよ。
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外装はサイアクだが、内装は美しいと思うよ。僕の好みではないが、内装に惹かれる購入者はいるだろうな。
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なんともはや、くだらない車だ・・・
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私はこの車、欲しいよ。
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10年後にはこのピクニックカーの中古車がごまんと出回っているだろうよ。こんな車、誰も手元に長く置いておきたいと思わないだろう。早々に邪魔になるだけだ。
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外見はダメだけど、中身はいかしている・・・非常に珍しい車だ。
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素晴らしい車だ。この車の悪口を言う奴こそ、センスがない。
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ゴールドのトイレとキッチンもあったら、完璧だったな。
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実家のガレージに長年放置していた、オレのオンボロ車を思い出した。見た目がよく似ているんだ!
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全世界の車業界へ・・・僕たち消費者が求めている車は、ドイツの技術により造られ、イギリスのデザインが入り、イタリアの車体細工が用いられているものなんだ。
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このピクニックカーはベントレーの黒歴史になったな。
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パッと見ただけじゃあ、到底数千万円もする高級車には見えないな。
【参照URL】https://www.bentleymedia.com/ja/newsitem/672
http://www.bentleymotors.com/en/world-of-bentley/mulliner/mulliner-features/mulliner-picnic-hamper.html
http://www.thisismoney.co.uk/money/cars/article-3425502/If-t-quite-stretch-new-Bentley-bespoke-picnic-hamper-costs-family-car.html
https://www.bentleymedia.com/en/newsitem/727
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2375073/Inside-new-150-000-Bentley-4×4-comes-space-picnic-set-create-1-000-jobs-Britain-built.html
https://www.youtube.com/watch?v=zH3L9_4FxcY
https://www.youtube.com/watch?v=gIU1CmKzPFs
https://www.youtube.com/watch?v=NGigAAF0D8M
https://www.youtube.com/watch?v=KOXLjl6w6Uw
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3449985/Is-ridiculous-mod-New-160-000-Bentley-comes-option-solid-gold-Breitling-clock-dashboard-extra-110-000.html
http://jaguarautoauction.com/blog/view/id/239/The-first-Bentley-Bentayga-reserved-for-Queen-Elizabeth
突然のベッカム批判に思わず草。
富裕層相手の商売なら「ベントレーオーナー専門」のドライブインレストランを作った方が良いと思う。
高級レストランならドレスコードがあるけど、ベントレーオーナーの専門店なら普段着のノーネクタイでもドライブがてら気軽に食事を楽しめる空間の方が贅沢だと思う。
日本では飲酒運転の問題があるから難しいか。
なぜわざわざSUV?
そういう用途なら、もっと荷室の広いステーションワゴンの方が良いと思うけどね
小市民には分かりません・・・
これシャンパン飲んだ後どうする気?w
ショーファーが運転するんであって、オーナーは運転しないよ。
これはマジでうなるほど金持ってないと買えないなw
宝くじ当たった程度では持て余してしまうw
金持ちなら億単位のキャンピングカーの方がいいだろう…