みなさんは普段どのような乗り物を使用しているだろうか?
都市部に住んでいると電車が主な交通手段だろう。
私は6年間東京に住んでいたが、移動はもっぱら電車だった。まあそのうち4年間は学生だったから、電車がメインの交通手段になるのは当然だけれど。
ちなみ私の故郷は東北のど田舎。移動はうってかわって車だ。
電車はあるけれど、東京の様に細かな地域まで路線が張り巡らされていないし、そもそも一時間に1本しか電車が走らないから、利便性が無いのだ。出勤だったら車の方が便利である。
そして現在住んでいる土地はドイツになるが、こちらはまたまたうってかわってバスがメインの交通機関になる。
ドイツの都市はまんべんなく国中に点在していて、どの町も大きくも無く小さくも無く、いい感じの規模に栄えている都市がいっぱいある。ほどよい大きさの町だからこそ、どの地域にもバスが整備されていて非常に便利だ。
隣の町に行くときはさすがに車の方が便利だが、町中はやはりバスが便利。
という風に住む町によって、生活で使用する交通手段は大きく変わる。
それを人は車社会とか電車社会とか言う。
まあもともと言葉は知っているけれど、他の地域に住んで改めて肌でその違いを感じた後は、旅行等の際にその差異を比べたりするのが面白くなっていく。
車社会といえばアメリカ。広大な土地を駆け巡るには車がもってこい。
とくにアメリカで車で有名な都市と聞くと、デトロイトをあげる人は少なく無いのではないだろうか?
昔からこの都市には自動車工場が沢山あり、自動車の製造業で発達した地域である。
そんな車で有名な都市だが、最近はちょっとした変化が訪れているようだ。
「カーマゲドン」デトロイト自動車産業の危機
車で有名なデトロイトだが、もはやそれは過去のイメージと言われている。
この6年間でアメリカの自動車産業は危機を迎えており、巷では「カーマゲドン」と揶揄される程落ちぶれている。
ピークだった60年代だった時にくらべ150万人の住人を失った。
デトロイト郊外は、空き家が目立ちギャングのたまり場になっているという。空き家に放火がされるが、警察は無干渉状態。そんな事が起きるほど危険な地域もある。
復活を目指す地域
没落している地域がデトロイト市内には目立つと言われるが、地域によっては状況は大きく変わるそうだ。車で15分ほど進んだWoodward Avenueは以前ニューヨークの5番街より美しいと言われており、いまだ現役の製造業の屋台骨である。
そこでは復活の兆しが芽生えている。
復活の鍵は自転車
その街の復活の鍵となるのはデトロイトのお家芸の自動車ではなく、自転車だと言うのだ。
去年だけで6社以上の自転車を扱う企業が出来た。
その内の一つは250万ドルの資本と共に開業した「デトロイトバイク」。
すでに700ドル以上の価格の自転車を1,000台以上販売。
そしてこれはまだまだ始まりに過ぎず、5年以内に、1年に5万台のペースで販売していく計画でいるそうだ。
もし成功すればデトロイトはアメリカの製造業で大きな躍進を遂げるだろう。
なぜデトロイトで多くの自転車メーカーが開業したかというと、多くの人が挙げる理由として、優れた熟練者の存在がある。
自動車業界での合理化の波以降、新しい職を求める職人が多く発生。
街が元々持っているもの作りのポテンシャルとその土地の職人、また引っ越してきた職人達のポジティブなもの作りのエネルギーが街の再建を促進させているという。
自転車ブーム到来か?
調査によると、デトロイト市内での出勤の際の交通手段として自転車をあげる人の数は10年前より50%も増えている。
そしてデトロイト産の自転車はアメリカの他の地域でも販売が拡大している。
このじわじわ起きている自転車ブームはなにも新しい資本によって生まれた訳ではなく、街の古い歴史としてゆかりのある自転車が、再び時代の流れと一致したからだと言う。
例えば、デトロイトには長いロードバイク用の道路があったり、昔の交通大臣が自転車好きであったため、最初に出来た道路を頑に変えなかったり、
アメリカ自動車産業で最初のモーターショーは自転車業者によってデトロイトで行われたりと、この街の歴史は車が登場する以前から自転車と深く関わってきた。
デトロイトの雑誌は「この街の歴史は4輪ではなく、2輪の自転車と昔から共にあり、これから先の未来もそれは変わらないだろう」と語っていた
という風に荒みつつあったデトロイトは自転車によって再生しようとしているようだ.
もしかしたら数年後、デトロイト=自転車というイメージが確立しているかも知れないと思った。
ではこのニュースを読んだ、外国人のコメントを一部紹介したいと思う。
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1500ユーロも自転車に使える??
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非常に興味深い話である。
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これは自転車交通のパイオニアで雇用を生む星になるだろう。
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まるでブレーメンの街みたいな現象だね。
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都市では自動車を減らして自動車道をつくる方がいいよね。
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面白い印象を得たよ!
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もしかして、作るのはデトロイトだけど部品は中国製とかって言う話??
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↑ 多くの自転車の部品はアジアから来ているのは事実だよね。製造はほとんど中国や台湾で行われているでしょう。
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ドイツも車より自転車が目立つ国!
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デトロイトでは確実にブームが起きているのだろう。
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デトロイトって怖いイメージあったけど、これで変わったわ。
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50000台の自転車を年間製造する?ダイナミックな話だな。
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ドイツはすでに車より自転車が多く製造されている国!
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デトロイトが第三世界から出て来るかどうかはこの救世主しだい?
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デトロイトはかつては製造業の心臓部だったというのに…
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これは社会の健康を促進する事ができる非常に良い機会だね。
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ユートピア!
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人材的な技術が街にあるというのは素晴らしい。このチャンスが物語っている。
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デトロイトが自転車中心になる?あんまり信じる事の出来ない話だな。
生まれ変わりへ
街がもともと持っていたもの作りのポテンシャルが新しい産業を生み出す事で、自然と復活に向かう、という素敵な話が実現しつつあるなんてすばらしい。
車から自転車の中心地へ生まれ変わるデトロイトを一度見てみたいなと思った。
デトロイトの様に、自転車を交通手段として使う都市がアメリカに増えていくとおもしろいな。車社会から自転車社会へかわるアメリカは見る事はこの先あり得るのだろうか?
【参考URL】http://www.spiegel.de/auto/aktuell/fahrrad-boom-in-detroit-zweiraeder-statt-autos-a-1018934.html
いいね~自転車!今すんごいクールなやつとかあるもんなぁ、めっちゃ高額なんだけどさ。車より環境に優しいし、維持にお金はかからないし、メリットは多いよね。一番困るのは悪天候のときかな…
良いことだとは思うけど、盗難が心配だね。俺が住んでる街は田舎町だからかなり治安はいい方だけど、それでも盗難は多い。特に高級な自転車はよく狙われる。タイヤをチェーンを繋いでてもチェーンを切られるか、タイヤを外してフレームだけ持っていかれる。
あとは駐輪場の確保と、車道とは完全に分離した安全な通路が整備されればそれなりに成功すると思う。
ソースは全米で最も自転車の保有率が高い街に住む俺。
一回ロードは価格破壊起こるべき。
貧富の差が激しく進行中で自動車維持できなくなった人が増えただけだろう
某自転車漫画で自転車の各パーツの性能はもっと上げられるのに
大会のレギュレーションで海外の町工場で製作可能レベルに落とされるって。
肥満解消にもってこいだしいいんでないの?
ただ、自転車に乗れるデブはアメリカではデブじゃないのかもな。
オランダのアムステルダムは日本と大差無いくらい自転車多かった。
デトロイト今年2月に乗り継ぎしたけど雪降っててえらい寒そうだったけど、貧乏で車から自転車に切り替えだとしたら冬は雪で乗れないんじゃない?
LEADERやMASHみたいなブランドが出てくりゃいいのにな
就業状況にもよるんでねーの?
俺なんかも自宅から15分圏内でロードが整備されてたら
自転車乗りたいもの
700ドルの自転車が5万台で、3500万ドル。1ドル120円とすると42億円。
産業の起爆剤としてはちょっと弱いかな?
エネルギー転換が始まってるのです
つまり脱石油社会
日本の某企業達はデトロイトを救ったらどうだい
君たちのせいでどうにかなっちゃったわけだし
車でもヤバい地域があるのに?
自転車?撃ってくれって、言ってるの?
あと、バスね。ジャンキー乗せないで。
乗客の安全は無視なわけ?
10
えぇと?アタマ弱いの?
プラザ合意は?関税障壁は?
バイクはメットしなくても乗れるのに、軽自動車は安全規準を満たしてないから駄目なんだって。
競争出来なかったアメが悪いんだけど?
トヨタは現地の人を雇ってるよ?アメのブランドは南米生産なんだけど?
よほど貢献してますけど?
無知ってコワイわねwww
W
だよねww
アメリカは右ハンドル作らない、小型車作らない、輸出の為の努力はしないww
日本は今まで無理難題の規制を努力してクリアしてきたのに、アメリカは規制緩めろ、軽自動車は廃止しろだの、おまえらのルールを変えろって姿勢だからそりゃダメになるww
ガソリンも安いから燃費なんて何にも考えてないしww