「男同士の拳のぶつかり合い」こそボクシングの醍醐味です。ガチンコで殴り合い、フラフラになりながらも闘う姿はカッコいいものです。
しかし、お給料という面では「最も辛いスポーツなのに、最も恵まれないスポーツ」と言えるかもしれません。
そこで、知られざるボクシングのお給料の世界を紹介していきましょう。
基本的に月収はゼロ
たとえば、アマチュア時代に高校6冠などの超高成績を誇ったとしましょう。そこからプロに転向するわけですから、当然、ジムの期待だって大きくなります。また、複数のジムから勧誘が来ることも珍しくありません。
その場合は、「うちのジムで頑張ってほしい」という意味合いで月収(基本給)が出ることがあります。
しかし、そのような待遇を受けられるボクサーはほんの一握りなんですよ。ほとんどのボクサーは「基本給ゼロ」で練習をして、試合ごとに支給される僅かな「ファイトマネー」がお給料になるんですね。
そのファイトマネーですが、たとえばC級ボクサー(デビューほやほやのボクサー)の場合、1試合あたり10万円も出ません。そこから経費などを差し引き、ジムの取り分を計算すると、ハッキリ言って「無給で試合をする」ということも多々あるのです。
続いてB級ボクサー(6回戦など)になると、20万円~30万円ほどのファイトマネーが出ます。しかしジムの取り分があるため、ボクサーの手元には10万円が残れば良い方です。しかも年間で最大4試合ほどしか出来ないため、B級ボクサーの時点で年収100万円を超すのは超至難な技と言えるんですね…
そして日本ランカーやA級ボクサーになると、1試合あたり50万円ほどが出ます。でも年間で最大4試合ほどしか出来ないことを考えると、たとえ日本トップクラスになっても「バイトをしなければ生活できない…」という状況なんですね。まぁ大変!
では、日本チャンプの場合はどうでしょうか?この場合は100万円以上が出る場合もありますが、このクラスになると試合前に合宿などを行って試合に臨むことも多く、「試合をするまでの経費がかかる…」という側面があるのです。
したがって、たとえファイトマネーで100万円~200万円が出ても、結局、経費でほとんどが吹っ飛んでいくことになります。実際、「多くの日本チャンプはバイトをしている」というのが現実なんですよ。
日本を出れば…
では日本チャンプ以上での試合はどうでしょうか?まず東洋太平洋(OPBF)ですが、ランカー同士の試合でも50万円以上出れば良い方です。さらに外国人との試合も多くなるため、スパーリング相手をジムに招待したり、遠征費などで経費はバカ高です。
OPBFチャンプでも200万円~300万円が相場。やっぱりバイトをしているチャンプが多いんですよ…
まったく…
全然ダメじゃん!
ボクサーって、どんなバイトしてるの?
上記の通り、たとえ日本チャンプでも東洋太平洋チャンプでも、実際にはバイトをしながらチャンピオンベルトを抱えている人が多いのです。では、そんな可哀そうなチャンピオンの皆さんは、どんなバイトをしているのでしょうか?
一般的に、「体が強いから、お給料も良い肉体労働のお仕事?」と思ってしまいますよね?でも、土木などの肉体労働をしているボクサーはほとんどいません。怪我のリスクもありますし、そもそも練習で「クッタクタ」になってしまうんですよ。肉体労働とボクシングの練習を両立させるのは厳しいんですね…
そんなボクサーに人気のバイトと言えば「飲食店関係」です。まず、「夜の遅い時間でも働ける」ということが挙げられます。昼間はボクシングの練習をして、夕方に終わればそのままバイトに直行できる利点があるんですよ。
第二に、「どこにでもある仕事」という点があります。たとえば、「あなたでなければ出来ない仕事なんだ!」というポジションの場合、試合や遠征などでバイトを休むことが難しくなりますよね?その点、飲食関係ならシフトの変更に一定の融通が効き、辞めてもすぐに他の店に入れるのがボクサーに好まれるようです。
第三に、「メシ代が浮く」も好まれます。減量に入れば徹底した食事制限が設けられますが、それ以外に関しては、練習して消費したカロリー分をしっかりと補う必要があります。
でも、ボクサーにとって食費がかさむのは致命傷なんですな…。儲からないですから…。だからこそ、賄いで食費が浮く飲食関係のバイトが好まれるようです。
じゃあ世界戦は儲かるのか?
んん…、ここまでは努力の割にほとんど儲からないこと職業と言えますが、さすがに世界に出ればどうでしょうか?
まず世界前哨戦ですが、いわゆる世界ランカー同士の試合が多いですね。でも、それでも数百万円が一般的な相場だそうです。
しかし、たとえノンタイトル戦でも「お客が呼べる人気ボクサーとの試合」になれば話は別です。ボクシングも興業ですから、お客さんが多く入って放映権などが高く売れれば、ファイトマネーも格段に跳ね上がるのです。
なので、ノンタイトル戦でも「ゴールデンタイムのテレビで放送されるレベル」となれば1,000万円ほどが出るケースも珍しくありません。また、世界戦ともなれば1,000万円を超えることは多々あるんですね。
特に、ボクシングの本場であるラスベガスでメーンを張ると、それだけで億単位のお金が手に入るんだとか…
かの有名なフィリピンの小さなチャンプ、「マニー・パッキャオ」なんて、たった1試合で20億円ものファイトマネーが入ってきたんだとか…
に、にじゅ~おくえん…
たった1試合で…
八百長で上手にKOされるから、1億円おくれ!
ファイトマネーだけで語ってる時点で意味がわからない。
日本のボクサーが儲からないのはそのとおりだけど、
だからみんな家族や友人にチケット売ったり、
後援会に買ってもらったり、グッズ作って売ったりするんだよ。
人に知識を伝えるならもう少し調べたほうがいいよ。
それと八百長どうこうってギャグのつもりだろうけど、
偉大なボクサーの名前を出してそういう事を言うのはやめて。
血反吐吐くほど練習して命がけで戦ってる人に失礼だよ。
それな
しかもなんで個人でスパーの相手雇わないといけないんだよあほか
それな!マジ厳しい世界だよ。
マニーパッキャオが小さなチャンピオンってどういう意味ですか?
アジア人でスーパーウェルター級のチャンピオンになった人がどう小さいのでしょうか。不愉快極まりないのでもうボクシングの記事は書かないで下さい。
な
分かりやすかった!(;´Д`)ハァハァ
ムカつく。
元ボクサーより。
コメント欄イライラだな
お金にならないのは辛い_(:3」z)_
本当に世界チャンピオンにまでならない限り、他に仕事をしないと生活出来ないだよね。
保険も普通の保険には入れないしね。
厳しい世界なのは確かだ。