２０歳未満は借入できない！？キャッシングの年齢制限

キャッシングを利用するためには、申込資格をクリアしなければなりません。借入先によって条件は異なりますが、申込の最低条件とは安定した収入があること、そして年齢制限です。

借入できる年齢は借入先によって異なり上限は60歳から70歳の間と幅がありますが、下限は満20歳以上、つまり成人であることが前提となります。

２０歳未満ではキャッシングの利用は難しい

一昔前はキャッシングはサラ金と呼ばれていました。サラ金とはサラリーマン金融の略ですが、以前は利用者の大半がサラリーマン、つまり中高年の男性だったわけです。しかし、現在ではずいぶん状況が変わりました。

現在ではキャッシングを利用する人の年齢層は幅広く、６０歳以上の高齢者もいますし、２０代の若者もいます。

気になるのは２０歳未満の未成年でも借入できるかどうかということです。最近では２０歳未満でも親元を離れて自立している人も大勢います。自立しているとどうしても光熱費、食費、家賃、交際費などいろいろなお金がかかりますが、若者の多くは学生やアルバイトなのでなかなか十分な収入を得ることが難しいのです。

家族に頼ることができるといいのですが、事情があって家族と離れて暮らしている人もいますし、家族に頼ることができない人もいます。そんなときに強い味方になってくれるのがキャッシングです。

しかし、キャッシングを利用したくても申込資格がなければ審査を受けることすらできません。はたして２０歳未満でもお金を借りることができるのでしょうか。

キャッシングの申込資格は安定した収入と年齢

キャッシング会社のほとんどが２０歳未満の未成年には貸付を行っていません。

なぜなら未成年には十分な責任能力、返済能力がないからです。

未成年は返済能力がないばかりか、借金の意味をきちんと理解していないこともあります。お金を借りたら必ず返さなければならないというルールすら分かっていない人もいるのです。

以前は未成年でも借入できるキャッシング会社もあったのですが、未成年にお金を貸した際に親が責任能力がないので契約は無効だと訴訟を起こした例があり、それ以降リスクを避けるために会社側も未成年への貸付に慎重になりました。

信用情報に問題があると、その後、家のローンを組んだり、クレジットカードを作ることができなくなります。若いうちはついつい安易な気持ちでお金を借りてしまいますが、本当にお金が必要になったときに不自由が生じることになるのです。

未成年はキャッシングよりクレジットカード！

それでは未成年がお金を借りるのは絶対無理なのでしょうか？残念ながら、カードローンやキャッシングは未成年の借入は難しいと言わざるを得ません。

未成年におすすめしたいのは学生向けクレジットカードのキャッシングを利用することです。

クレジットカード会社が学生向けカードを積極的に取り扱うのには理由があります。

• 学生は親の保証があるので未回収のリスクがない
• 学生を取り込むことで社会人になっても引き続き利用してもらえる

クレジットカードなら審査も緩く、未成年でも親の同意があれば利用することができます。

また未成年でも既婚者の場合は、親の同意を必要としません。その場合は安定した収入がある配偶者の同意を求められる配偶者貸し付けとなります。

それでは、学生ならではのお得なクレジットカードをご紹介しましょう。

学生限定サービスが盛り沢山！学生向けクレジットカード

キャッシングでお金を借りるのは無理でも学生向けクレジットカードなどは作ることができます。

学生向けクレジットカードはキャッシング枠、ショッピング枠とも一般よりも低く抑えられているのが特徴です。

まずは人気の三井住友VISAデビュープラスカードを見てみましょう。

三井住友VISAデビュープラスカード

海外留学や卒業旅行にも使えて、ポイントがたまる三井住友VISAデビュープラスカードは最初に持つカードとして人気が高いです。

三井住友VISAデビュープラスカードの特徴を見てみましょう。

デビュープラスは初年度年会費無料、翌年も年一回の利用で無料となります。利用がない場合は、税抜き1250円＋税かかります。

また通常のカードの2倍のポイントが貯まります。利用合計額が1000円＝2ポイントですが、入会後3か月間は1000円＝5ポイント貯まります。

デビュープラスを利用して購入した商品が破損・盗難にあった場合、購入後90日間は最高100万円まで補償対象となります。

利用資格

• 満18歳〜25歳までの方（高校生は除く）

※ただし、研究生・聴講生・科目履修生・語学学校生・予備学校生・認可校以外の専門学校生の方は、不可。未成年の場合は親権者の同意が必要となります。

支払方法は、1回払い、2回払い、ボーナス一括払い、リボ払い、分割払いのいずれかになります。返済は月末締め翌月26日払いとなります。

欠点なしのクレジットカード！楽天カードアカデミー

学生向けクレジットカードの中で欠点がない！と人気急上昇なのが楽天カードアカデミーです。

アカデミーはクレジットカードと電子マネーとポイントカードが一体になったもので持っていて損はない一枚です。

アカデミーの特徴を見てみましょう。

楽天スーパーポイントが貯まる

アカデミーなら日々の買い物で楽天スーパーポイントが貯まります。ネットや街中でショッピングの際に、100円で1ポイント貯まります。

楽天アカデミーを利用すると、楽天市場でのお買い物100円ごとに4ポイント貯まります。

貯めたポイントはショッピングの支払いやマイルの交換に利用できます。

カード利用安心メール

ショッピングなどでカードを利用した場合、最短で翌日には利用メールがスマホやPCに届きます。

カードの盗難や不正使用に早期に対応することができるので安心ですね。

請求明細書をいつでもWEBチェックできる

WEB明細書に登録すれば、郵送よりも早く毎月の請求明細書が届きます。

住所や勤務先、請求書送付先、支払方法など現在の登録情報を確認や変更も行うことができます。

従来の紙による明細書の発行にはお金がかかりますので、WEB明細書の方がお得で便利です。

利用資格

• 高校生を除く18歳以上28歳以下の学生

※申し込みには親の同意が必要となります。親へ同意を確認するための電話連絡があります。

キャッシングもクレジットカードもだめ！そんなときは？

前述のとおり、クレジットカードを利用する場合は親の同意が必要となります。

なんらかの事情で親の同意を得られない場合、クレジットカードの申込は難しいかもしれません。その他に現金を得る方法としては、不用品を売ったり、日雇いバイトをするなどが挙げられます。

すぐにお金が必要な場合は日払いが可能なアルバイトを探すことができます。２０歳未満であっても体力があれば、ガテン系のバイトでそれなりの日給を得ることができます。長期間働くのはつらくてもとりあえず必要な金額を達成するまで頑張ってみてはどうでしょうか。

その他の年齢制限

キャッシングを利用する際の年齢制限案外厳しいことがわかりました。２０歳未満の未成年は責任能力、返済能力が乏しいとしてキャッシング借入資格を得ることは難しいのです。また同様に高齢者に対しても貸付は厳しくなっています。

キャッシングの利用資格を見てみると多くの場合６５歳までというのが一般的です。

一部の金融機関や信用金庫ですと６９歳や７０歳までという商品もあるのですが大変稀です。これは最近の不景気で生活が困窮している高齢者が増えているという背景もあります。

ちなみに利用資格はアコムは20歳～72歳、アイフルは満20歳以上69歳まで、SMBCモビットは20歳以上69歳以下となっています。

高齢者の場合、いつ病気で働けなくなったり、死亡したりするかわかりません。そうなると金融機関側としては返済してもらえずリスクを負うことになってしまいます。高齢者の場合、一度職を失うと再就職が難しくなります。

また過去には高齢者に貸付を行ったものの、痴ほう症など意志の確認が十分ではなかったとして契約の無効を家族が申し立てるケースもありました。そのような理由から高齢者に対して年齢制限が厳しくなっていったのです。
（⇒キャッシングの年齢制限についてもっと詳しく）

高齢者で生活が苦しいなどお金が必要な場合は、キャッシングよりも行政に相談した方がいいかもしれません。病気などで働くことができなければ、生活保護などの選択肢もあります。

【参考ページはこちら】
年金受給者でも借りられるキャッシングはある？