インターネットが発達して、手紙がメールになったり、ネットショッピングで買ったものがその日のうちに届くようになったりと、時代が進むにつれて、どんなことでもどんどんスピードアップしています。
キャッシングやカードローンも同様です。かつては、申し込みから利用開始まで何週間もかかっていたものですが、今では即日融資が可能な商品もたくさん存在します。今回は、そんなスピードキャッシングができる業者を、口コミとともにチェックしていきたいと思います。
とはいえ、誰でも即日融資できるわけではありません。スピードキャッシングをするために必要な対策もご紹介しますので、ぜひ読んでみてくださいね。
知っておこう!スピードキャッシングを成功させるために必要なこと!
世の中には、「即日融資可能!」という宣伝文句を冠したキャッシングやカードローン商品がたくさんあります。でも、その商品に申し込めば、いつでも誰でもその日のうちに融資が受けられるというわけではありません。
確実にその日のうちにスピーディーなキャッシングを利用するためには、いくつか気をつけるべき点があります。まずは、それを知っておきましょう。
業種によって異なるスピード感
カードローンやキャッシング商品を取り扱う業者には、以下の3つの業種があります。
業種 | 具体的な業者 | 特徴 |
---|---|---|
消費者金融系 | ・アコムなどの大手消費者金融 ・フクホーなどの中小消費者金融 |
・金利が高め ・総量規制の対象 ・融資スピードは大手なら速め |
信販系 | ・ライフカード、楽天カードなどの クレジットカード会社 |
・金利が高め ・総量規制の対象 ・海外キャッシングにも使える ・融資スピードは遅め |
銀行系 | ・みずほ銀行などの大手銀行 ・全国の地方銀行 ・全国の信用金庫などの地域密着型金融 |
・金利が低め ・総量規制の対象外 ・融資スピードは大手なら速め |
このように、業種によって3つの系統に分かれており、審査や融資までのスピードにも業種ごとの傾向があります。
上にもあるように、クレジットカード会社は一般的にスピードキャッシングが難しいです。クレジットカードやローン専用カード発行までに日数がかかる業者が多く、ということはキャッシング枠を利用できるようになるまでにも時間がかかるということです。
また、かつて銀行系は融資までに時間がかかると言われていましたが、大手銀行に限って言えば、現在は大手消費者金融と変わらないスピーディーさとなっています。しかし、信用金庫などの中小規模の金融機関では、2週間ほどもかかるところもありますのでご注意くださいね。
銀行系なら口座開設しておこう
大手銀行系カードローン会社であれば、ほとんどのところで即日融資ができるとお伝えしました。しかし中には、その銀行に口座を持っていることが即日融資の条件となる銀行カードローンもあるんです。
したがって、銀行系からキャッシングをする場合、あらかじめ口座開設だけでもしておくことをオススメします。
そうすれば、いざ困ったというときに慌てなくてすみますし、即日融資ができる可能性も高まります。
また、これは信販系でも同様です。つまり、あらかじめクレジットカードを作っておけば、すぐにATMやネットキャッシングなどでキャッシング枠を利用できる業者がほとんどです。
午前中に申し込みをしよう!
近年では、キャッシングの申し込みがインターネットから24時間365日可能だったりするため、つい忘れがちになるのですが、店舗窓口銀行なら15時までですし、大手消費者金融でも18時までというところが多いです。
申し込みがあった順に受付処理や審査を行い、それからカード発行や融資に関する処理を行っていると、いくらスピーディーになっているとはいえ、当日中に融資までできないことも当然あります。
審査をスムーズに!
急いでいるときにはスピードを売りにしている業者を選ぶことも必要ですが、もっとも大切なことは、審査をスムーズに終えられるような属性でいるということです。個人信用情報に問題があると審査に時間がかかってしまい、その分融資も遅れてしまうことになりかねないのです。
- 勤務先、雇用形態、年収、勤続年数
- 家族構成、居住形態、居住年数
- 固定電話や携帯電話の有無
- 借入件数・延滞・自己破産などの個人信用情報
ローンやクレジットカード審査はこれらの情報を基に行われ、属性が良い人はすぐに審査結果が出ます。逆に、延滞や多重債務など悪い情報がある「ブラック」と呼ばれる状況だと、審査落ちとなります。(⇒貸金業者でお金を借りる方法)
しかし、その中間のグレーな状況だと、源泉徴収票などの収入証明書の提出を求められるなど、審査に時間がかかってしまいます。この場合、可決となっても即日融資は難しくなってしまうこともあり得ます。
したがって、残高があるならきちんと期日通りに返済しておくなど、ご自身の状況を少しでもスムーズに審査が終わるようなものにしておくことが大切です。
スピードならプロミス!?少しでも早く利用するにはどうすればいい?
ここからは、業種ごとにスピードキャッシングが可能な金融会社をチェックしていきましょう。まずは、消費者金融系から「プロミス」をご紹介します。
プロミスのフリーキャッシング
まずは、プロミスのメイン商品であるフリーキャッシングの概要を見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
申し込み条件 | ・20歳以上69歳以下の人 ・本人に安定した収入のある人 |
必要書類 | ・運転免許証などの本人確認書類 (運転免許証がないときはパスポートか健康保険証) ・外国籍の人は在留カードか特別永住者証明書 (法令により、有効とみなされる期間内は外国人登録証明書を含む) ・借入総額によっては源泉徴収票などの所得証明書類 ・個人事業主の人は確定申告書の写し等 |
消費者金融としてはごく標準的な内容のフリーキャッシングとなっています。
プロミスでスピードキャッシングをするには
プロミスのフリーキャッシングにはいろいろな申し込み方法が用意されていますが、即日融資を希望する場合は、Webで申し込みから契約手続きまでを行うか、自動契約機にて申し込む必要があります。
自動契約機は可決ならばその場でカードが受け取れるので、その後すぐにキャッシングができます。
一方、Web申し込みで振り込み融資希望の場合、希望の金融機関を振込先として指定できます。ただし、振込先の金融機関について、プロミスが利用可能としている金融機関の中でも、さらに以下のような条件があります。
- 口座振替が利用可能な預金種別であること
- 指定した金融機関で本人確認が完了していること
多くの金融機関において利用可能なのですが、メガバンクの中でもりそな銀行はWeb完結に対応していないなどの制限もありますので、ご自身の希望金融機関がWeb完結に対応しているか、事前にご確認ください。(⇒スルガ銀行もネットバンキング?)
プロミスの口コミ
プロミスでその日のうちに借りたいと思っても、いくつかの条件を満たす必要があることをご理解いただけたでしょうか。では、ここで、実際にプロミスを利用した人たちの口コミをチェックしておきましょう。
- 対応が良かった
- 申し込みから1時間くらいで融資を受けることができた
- 限度額が期待したより少なかった
- 人によっては対応が悪い
- 審査が遅い
このように、人によって評判は様々ですが、おおむね好意的な口コミが多いです。とくに融資までのスピードに関しては、「早い」という声が多いです。審査結果の連絡までに時間がかかるという口コミもありますが、このような人は結局否決となるケースが多いようです。
プロミスに関しても、Web申し込みをして振込を希望するか、自動契約機でカードを受け取ることを選択すれば、即日融資が可能となります。
しかし、当然ながら早く融資するために審査を雑にしているということではありません。属性が良くない人は審査に時間がかかるばかりか、否決になってしまうおそれもあります。そんなことにならないよう、適切なクレジットヒストリーづくりを心がけましょう。
エポスカードは最短即日カード発行!クレカでキャッシングも利用可能
次にご紹介するのは、信販系のエポスカードです。信販系で即日融資が可能なところはとても少ないので、貴重なクレジットカード会社と言えますね。では、さっそくどんなふうなのか、その中身をのぞいてみましょう。
エポスカードのキャッシング枠
エポスカードはクレジットカードなので、キャッシング枠を利用したい場合もまずはクレジットカードの申込をする必要があります。
クレジットカードには年会費がかかるものもありまが、エポスカードは年会費永年無料なので、他の業者のカードローンと同じ感覚で申し込むことができますね。
エポスカードに付くキャッシング枠にはいくつかのコースがあり、各コースの内容は以下のようになっています。
コース | 利用可能枠 | 金利 |
---|---|---|
・標準コース ・新標準コース |
1万円~50万円 | 18.0% |
プランニングコース | 1万円~99万円 | 18.0% |
ローン専用カードと違ってクレジットカードのキャッシング枠という位置づけなので、キャッシングの内容的にはイマイチと言わざるを得ないでしょう。
しかし、日々のショッピングに使えるのはもちろん、海外キャッシングができたり、返済をリボルビング払いにできたりするメリットがあります。
ただし、未成年の人や専業主婦の人はエポスカードを作ることはできても、キャッシング枠は0円となります。パート・アルバイトの人は、安定収入があれば利用できる可能性はあります。会員向けサイト「エポスNet」にログインして、ご自分のキャッシング枠を確認しておきましょう。
エポスカードで即日融資を受ける方法
一般的に、クレジットカードは申し込みから1~2週間後に自宅などにカードが送られてきて、それから利用開始となることが多いですよね。
店頭受取りの際は、以下のものを持参のうえお出かけください。
- 審査結果通知メールの画面またはプリントアウトした紙
- 運転免許証などの本人確認書類
- 振替用口座のキャッシュカード
ただし、デザインカードは店頭受取りができないため、即日融資も不可能となっていますのでご注意ください。
エポスカードを手にしたら、以下の方法でキャッシングができます。
- ネットキャッシング(エポスNetへの登録が必要)
- 電話キャッシング
- エポスATM
- ゆうちょ銀行・セブン銀行など提携金融機関ATM
電話やネットキャッシングなら、平日9:00~14:29の間であれば最短数十秒という速さで振り込み融資が受けられます。
エポスカードのキャッシングに関する口コミ
クレジットカードのキャッシングとしては最速とも言えるエポスカードですが、口コミはどんなものがあるでしょうか?
- すぐに振り込まれるので便利
- 少額(1,000円から千円単位)で借入できるので無駄がない
- クレジットカードの方のポイントがためられる
- 海外でもキャッシングできて助かった
- 金利が高い
このように、エポスカードのキャッシングはおおむね好評です。金利が高いのは信販系なのでやむを得ないですし、同系の他の業者と比較して特別高いというわけではありません。また、少ない単位で借りられるので、無駄な利息分を節約できるメリットもあります。
クレジットカード機能や海外キャッシング機能も欲しいという方、マルイをよく利用する方にはオススメです。
クレジットカードなので、キャッシング枠の内容的には特別優れてはいませんが、カードを何枚も持ちたくない方や、クレジット機能も欲しい方は、エポスカードも検討する価値があります。
三菱UFJ銀行「バンクイック」は土日祝でも即日融資が可能!
最後に、銀行系から、誰もが知るメガバンクの三菱UFJ銀行のカードローン、「バンクイック」をご紹介します。三菱UFJ銀行やバンクイックという商品名は知名度が高いですが、スピーディーなカードローンでもあることは意外に知られていないかもしれません。さっそく見ていきましょう。
バンクイックの商品概要
バンクイックの基本的な内容は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
限度額 | 10万円以上500万円以内(10万円単位) |
金利 | 1.8%~14.6% |
申し込み条件 | ・満20歳以上65歳未満の人 ・国内に居住する個人 (外国人の場合は永住許可を受けている人) ・本人に安定した収入のある人または 本人に収入がなく配偶者に収入のある人 ・保証会社(アコム㈱)の保証を受けられる人 |
必要書類 | ・運転免許証などの本人確認書類 ・源泉徴収票などの所得証明書類 (借入限度額200万円超を希望する場合) |
バンクイックは銀行系カードローンの中では、限度額が控えめと言えるかもしれません。しかし、その割には最低金利が非常にお得に設定されているのが魅力です。銀行系ですから配偶者に安定収入があれば専業主婦でも申し込めますし、多くの人にオススメのカードローン商品です。
バンクイックで一番早く融資を受けるには
テレビ窓口でカードを受け取るには、本人確認書類は運転免許証のみの対応となります。健康保険証やパスポートではカード受け取りができませんので、ご注意ください。また、勤務先に関する情報(社員数・住所・電話番号・利用者の入社年月日)、限度額によっては収入証明書も必要になります。
バンクイックの口コミ
カードローンの内容的にも融資までの速さとしても、かなり魅力的なバンクイックですが、実際に使ってみた人からの評判はどうでしょうか?
- 審査もカード発行も本当に早かった
- コンビニでもATM手数料が無料で助かる
- 金利がお得
- 提携金融機関が少ない
全体的にとても評価が高く、ネガティブな口コミも「使えるATMの種類が少ない」という程度で、内容やスピードに関しては満足している人が非常に多いようです。
銀行系カードローンをお考えの方は、バンクイックを第一候補にしてもよさそうですね。
低金利で非常に優れた内容のカードローンですから、急ぎのときは三菱UFJ銀行のテレビ窓口へ行けばいいことを覚えておくと、助かる日が来るかもしれませんね。勤務先の情報を、常に持ち歩いておけばなお安心です。
即日可能な業者は多数!スピードキャッシングには日頃の対策も大切!
キャッシングやカードローン業者には3業種ありますが、いずれも即日でスピードキャッシングが可能な業者は存在します。業種ごとに1社ずつご紹介しましたが、もちろんそれ以外にも即日融資対応の貸金業者はたくさんあります。
ただし、いくら即日可能な業者を選んで申し込んでも、時間帯が遅かったり、属性不良で審査に時間がかかったりしてしまうと、スピード融資は不可能となります。
確実に即日融資を受けるには、前もって準備しておくことが大切です。口座やクレジットカードを作っておいたり、クレジットヒストリーをきれいにしておいたりと、日々できることはいろいろあります。ぜひ、即日融資を実現してくださいね!
【参考ページはこちら】
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また、クレジットカードの支払日に残高不足で延滞してしまった等、ちょっとした理由でもカードローン審査の際に不利になり、時間がかかってしまうせいで即日融資ができないということにもつながりかねません。
困ったと思ったらすぐに申し込みや契約ができるよう、普段から状況を整えておきましょう!
ブラックなのにスピード融資が可能という業者もないことはないですが、それは闇金の可能性が高いので利用しないようにしましょう。最近は、主婦を狙う「ソフト闇金」も多いので、ご注意ください。
心配な人は、金融庁の貸金業者登録をチェックしてみましょう。正規業者の検索ができますよ。